「尖閣・竹島は日本固有の領土」「自衛隊から国防軍へ」「9条改正」と威勢だけはよかった安倍総理。
ここへ来て「ハト派発言」でネトウヨから非難轟々という。
そもそも壁に当たると精神的に参ってしまう性癖のある人が、同じ重責の立場に返り咲くのも妙な話だろう。
それだけ、自民党が大敗北から数年間、何の進歩もしなかった証しだろうという指摘は、的確かもしれない。
国民生活の小沢氏、未来の嘉田氏には、もはや期待できず。
維新の橋下氏も、変節が多すぎて信頼に堪えない。
橋下氏のいう臨機応変。
たしかに、状況に応じて対処するのは悪くはない。
が、あくまで方法論の一つにすぎない。
先ず、脱原発は単なる方法論ではなく、保守派の理念の1つであることを忘れてしまったために、民衆にそっぽを向かれてしまったことを知るべきだろう。
このことが、都心部で橋下人気が低迷した原因の一つになったともいわれる。
更には、それを補うために石原翁を担ぎ出したことが、都民の反感を買ったことも事実らしい。
みんなの渡辺氏は数少ない好漢議員の一人だが、無策の人というオチがある。
橋下氏の策は下策だが、渡辺氏の助言を入れれば上策の余地もある。
この二人を1:2の割合でコネるとちょうどいいリーダーができるかもしれない。
+ 参謀に古賀茂明、高橋洋一、岸博之と加えれば、まあまあの陣立てができる。
できれば「維新」という訳のわからない名称はやめたほうがいい。
そもそも「維新」という言葉は、中国の古書「詩経」の中の一節。
「周雖旧邦 其命維新(周は旧邦なりといえども、その命これ新たなり)」(wikiより)
かの変なおっさんにしか見えない西部邁元東大教授によれば。
維新とは「伝統を守りつつ変革を加える」という保守派が使う言葉。
橋下イズムにはそれがないと批判しているのも一理ある。
日本の伝統芸能「文楽切り捨て」などは愚の骨頂であると。
たしかに、橋下市長は「クラシック洋楽」は優遇するが、「文楽」は冷遇する態度を示していた。
しかし、そこには、洋楽に対する思い入れがあるわけではなく、文楽ファンよりクラシック洋楽ファンの方が、数が多い。つまり、票が取れると読んだからだろうという指摘もある。
その真意はともかくも。
いずれにしても庶民の眼からみると、橋下氏は策を持って策に溺れる危うさが目立つ。
渡辺氏と橋下氏が、局長・副局長で持ちつ持たれつの相互信頼を築ければ、民主をしのぐ一大政党ができるかも知れない。
安倍自民が続けばタイタニックの二の舞になるだろうね。
『官々愕々 官僚が嗤(わら)う「政権交代」
2013年01月05日(土) 古賀 茂明 古賀茂明「日本再生に挑む」
自民圧勝で終わった衆議院議員選挙。12党が乱立して熱い戦いが繰り広げられた。
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自民党では、総選挙大勝利の実績を背景に、当面は安倍総裁の主導権は揺るがない。潜在的には、党内改革派と守旧派の争いはあるが、7月の参議院選までは、今回の総選挙大勝利の構造を守ることで大同団結していくだろう。
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一方、議席激減の未来の党は解党さえ視野に入る。選挙のために小沢氏と組んだ嘉田氏と飯田氏が、小沢氏の勢力と袂を分かつ決断が出来なければ、ジリ貧傾向継続は不可避だ。
そんな中、みんなの党は、「ぶれない第三極」というイメージは確保したが、維新と石原氏の合流のあおりを受けて、期待されたほど議席は増えなかった。
こうした状況は、官僚には極めて好都合だ。おそらく、これまで検討していた官僚復権のプログラムをいっせいに繰り出してくるだろう。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 「振り出し」に戻った「政界再編すごろく」。同じ轍を踏まないためには、維新と未来が不純分子と決別し、みんなとともに新しいすごろくを始めてもらいたい。
『週刊現代』2013年1月5・12日号より
』(gendai.ismedia)
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/34402