おやおやという英語は、"Well, well, well !"という映画の字幕を思い出した。
そもそも田代検事が作成・提出した虚偽報告書。
この行為は、れっきとした犯罪にあたる。
ネットに流出した田代報告書には、田代検事の署名押印があるので、紛れもない有印公文書。
内容が虚偽であるので、虚偽公文書作成罪、同行使罪(刑法156条、同158条1項前段)に該当する。
刑法156条の条文には
「公務員がその職務に関し、行使の目的で虚偽の文書・・・・・を作成ししたとき、・・・3年以上10年以下の懲役」
とある。
公文書に対する社会の信頼を危うくする犯罪なので、ただの文書偽造よりも刑が重い。
そもそも検察審査会は、自分で捜査する機能がない。
その判断材料は、検察官が提出する資料、報告書。それに、新聞やTVの報道やウワサだけ。
連日、TVや新聞、雑誌がまっ黒、黒に近いグレーなどと報道する中、さにら有罪に導くウソの報告書が出されれば、「起訴相当」はほぼ確定的となる。
庶民にとっても実に危うい世の中となる。
今回の田代報告書事件は、公文書に対する社会の信頼を危うくしただけにとどまらない。
いわれなき嫌疑を他人にかぶせて、刑事事件の被告人とする危険を含んだ重大犯罪であることが考慮されてしかるべきだろう。
少なくともそういう可能性はあったといえる。
田代検事は、「記憶違い」としているが、故意があるかないかは、客観的に判断できる。
これに対し、法務省は、「意図的と断定できない」と、保身のための結論をだしている。
法務省内部の問題として、そこそこの処分で済まそうとする姿勢が見える。
あるいは、こういう甘々な処分を裏から見ると、法務省や検察庁が組織的に関与していた可能性も否定できないだろう。
そもそも法務省や検察庁に、ホントウに信頼回復の意思があるのかさえも疑わしくなる。
今のままでは、やがて霞が関に反抗的な態度をとった者は、だれでも総がかりで起訴される。
そんなナチズム以来の暗黒の司法システムが日本に温存されているとは。
ハシズムどころの騒ぎではないだろうね。
『陸山会事件、虚偽報告書作成の検事を停職へ 2012年06月20日03時15分 提供:読売新聞
陸山会事件の捜査報告書の虚偽記載問題で、法務省は、報告書の作成者で元東京地検特捜部の田代政弘検事(45)(現・法務総合研究所教官)を停職の懲戒処分とする方向で最終調整に入った。
報告書に事実と異なる記載をし、それが検察審査会に提出され、審査員に誤解を与えかねなかったことなどが処分の理由。
法相の判断を受け、近く発表する。
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しかし、石川被告の発言として「親分を守るためにウソをついたら選挙民を裏切ることになると(田代検事から)言われ、関与を認めた」などとする複数の記載が、石川被告が再聴取を隠しどりした録音記録にはない虚偽のものだった。
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その結果、田代検事が意図的に虚偽の記載をしたとは断定できないものの、実際の取り調べ内容との食い違いが大きく、検察の信用失墜につながったと判断した。 』(livedoor news)
http://news.livedoor.com/article/detail/6674475/