橋下市長ネタ2-橋下大阪市長の議論を揶揄しているかのような記事があったので突っついてみた。 | popo♪のブログ

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孔子も孫子も「治世救民」を天命として我欲のカケラもなかったそうです。「季布の一諾」が座右の銘として、孔子、孫子、老子、司馬懿に学んでいます。
ささやかながら幸運をお分けします。

以前、橋本大阪市長と反対派の学者さんたちの論争をTVでやっていた。

たしか、田原総一郎の『朝まで生テレビ』とかいう番組。


この番組は、DVDを借りてみたことがある。


アンチ橋下派の学者さんたちの中には、大学教授や女医さんがいたが、建設的な意見を誰も持っていない。

彼らは、揚げ足取りで、よってたかって非難のための非難をただ繰り返しているように見えた。


これでは、百人いても法廷闘争に馴れた橋下弁護士の相手にはならないだろう。

そういう印象だった。


それを揶揄するかのような記事が目に入った。

そこでその揶揄に突っ込みを入れてみた。


この三浦という先生は、論理学を専門とする大学教授とのこと。

橋下市長によれば、「学者さんは現実を知らない」という。


だとすれば、この三浦教授も現実を知らないということになる。


1.自然主義の誤謬という批判

「本が売れる・売れないという“自然的な事実”と、現実を知ってるか知らないかということは、別次元のことです。ところが、これを直結させて論じている。これは、論理学的には『自然主義の誤謬』と言います」(三浦教授)

とのこと。

 

確かに、その論理自体は、間違いとはいえないかも知れない。

※ただ、『自然主義の誤謬』というネーミングは、どうでもいいが。


しかし、この批判。

橋下市長の主張内容を的確に捉えていない気がする。


橋下市長は、「売れる本を書くには、現実を知り、分析をする必要がある」ということを言いたがったのだろう。

が、単に、表面的形式的にしか言葉を捉えていないと思われる。


この論理学の教授には、相手の言いたいことを的確に捉える現実的な経験が必要かも知れない。


2.通俗的イメージの濫用という批判

これもネーミングはどうでもいいが。


三浦教授は、「学者は、社会のことを知らない。橋下市長は、そういうイメージを山口教授に一方的に当てはめて自身の発言を補強している。」と批判している。


たしかに、橋本市長は、「学者は現実を知らない」という趣旨の発言をしている。


しかし、その意見は、橋下市長自身の経験から出した一般論。

山口教授の場合、そうが当てはまるかどうかは山口教授自身の言動にある。


「山口教授の苦虫を噛み潰した表情」。

山口教授自身が、自らそれを認めてしまっているのだろう。

つまり、イメージを当てはめたのは、橋本市長よりも先に山口教授自身ということになるのではないだろうか。


この点についても、三浦教授の分析は、外れているように見える。


結論としては、この記事の批判は、的確なものとはいいにくい気がする。


もしかすると、小学館は、アンチ橋下に傾いているのかも知れない。



『橋下氏が議論に強い理由の一つ 論理的でない突飛な発言にあり 2012.02.10 16:00  Newsポストセブン


 既成政党に対して国政への進出をちらつかせ、国会への影響力まで持ちつつある橋下徹大阪市長。テレビでは同氏に論戦を挑むコメンテーターたちをことごとく論破し、ネットで若者たちから絶賛(?)されている。橋下氏の“強さの源”はどこにあるのか。氏の戦略と論戦テクニックを、専門家たちが分析した。

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 三浦教授が注目したのは、『報ステ』の中で、作家の渡辺淳一氏が橋下氏にエールを送ったあとの山口教授とのやりとりだ。一部引用する――。

渡辺:しばらく(橋下氏に)やらせたいな。

橋下:ありがとうございます。問題がある時には現実を知っている渡辺さんのような方に批判を受けるのは大賛成なんですけどね、学者なんて何にも知らないのにね。

山口:小説家が現実を知ってるの?

橋下:知ってますよ、小説家なんて現実知らないと、そんなの売れる本書けないですよ。学者の本なんて全然売れないじゃないですか。

――山口教授の、苦虫を噛みつぶしたような表情……。

「本が売れる・売れないという“自然的な事実”と、現実を知ってるか知らないかということは、別次元のことです。ところが、これを直結させて論じている。これは、論理学的には『自然主義の誤謬』と言います」(三浦教授)

 このような論理的ではない突飛な発言に、論理で返すのは難しい。仮に山口教授が「学者の本は売れないが、現実は知っている」と反論しても説得力がないだろう。

「ここでは橋下氏は、論理学的に言う『通俗的イメージの濫用』もしています“学者は一般社会のことを知らない”というイメージを山口教授に一方的に当てはめて、自身の発言を補強しているわけです」(三浦教授)

“学者なんて……”というレッテルで攻められれば、相手はその「通俗的イメージ」そのものへの反証を含めて応じなければならない。テレビ討論でそんな時間はないから、やはり橋下氏の“強さ”が印象づけられることになる。 ※SAPIO2012年2月22日号 』(news-postseven)
http://www.news-postseven.com/archives/20120210_87081.html