下の記事によれば、過去に、原発の作業員が、ガンを発症して労災の認定を受けていたという。
しかも、10人中9人が、累積被ばく線量5mSv~100mSvだったらしい。
この記事が、事実だとすれば、100mSvまで安全という専門家たちや安全委員会、保安院、は、故意にこの事実を隠していたことになる。
東電と同じことをやっていたことになる。
おそらく原発の作業現場では、「安全だ」と言われて就業していたのだろう。
とすれば、この専門家たちや安全委員会、保安院は、不法行為の責任だけでなく、刑事責任を負ってもおかしくない。
ガンを発症すれば、死ぬ確率が高いのは、一般に知られている。
とすると、殺人の未必の故意も否定できないような気がする。
ここにあげられている被曝は、原発被害のごく一部。
その被害例をあげると枚挙に暇がない。
これらの事実が明らかになった後でもなお、脱原発を非難、嘲笑する人たちがいる。
これらの事態を放置しておくと、いずれ正常な法治国家が崩壊してしまうことになりかねない。
一部の財界人たちの利益のために、一般国民の生命身体を犠牲にするのは、太平洋戦争時の軍事政権のやり方に似ている。
今、法務省と検察庁は、一般国民の生命身体を守る機関あるいは、財界の利益を守る機関なのか。
かれらに義士の一分を期待していいのか。
正直なところ、確信がない。
『<原発作業員>被ばくでがん 労災10人 毎日新聞 7月26日(火)2時31分配信
◇9人は100ミリシーベルト以下
東京電力福島第1原発事故で収束作業にあたる作業員が緊急時の上限250ミリシーベルトを超えて被ばくするケースが相次いだが、過去にがんを発症して労災認定された原発作業員10人のうち9人は累積被ばく線量が100ミリシーベルト以下だった。遺族からは福島第1原発の作業員を案じる声が上がる。
厚生労働省によると、10人は作業中に浴びた放射線を原因として労災認定された。内訳は白血病6人、多発性骨髄腫2人、悪性リンパ腫2人。累積被ばく線量が最も高かった人は129.8ミリシーベルト、残り9人は100ミリシーベルト以下で、最も少ない人は約5ミリシーベルトだった。
◇50ミリの息子白血病死 母の怒り
中部電力浜岡原発の作業員だった嶋橋伸之さんは91年に白血病で亡くなった。
29歳だった。神奈川県横須賀市に住む母美智子さん(74)は、体重80キロだった嶋橋さんが50キロにやせ衰え、歯茎からの出血に苦しんでいた姿が忘れられない。
嶋橋さんは下請け会社で原子炉内計測器の保守点検をしており、累積被ばく線量は8年10カ月間で50.63ミリシーベルトだった。
死亡の半年後に戻ってきた放射線管理手帳は、赤字や印鑑で30カ所以上も被ばく線量などが訂正されていた。
白血病と診断された後も被ばくの可能性のある作業に従事可能なことを示す印が押され、入院中に安全教育を受けたことになっていた。安全管理のずさんさに怒りがわいた。
「福島の作業員は命を惜しまずやっているのでしょう。でも、国や電力会社は家族の心も考えてほしい。
『危ない』と聞いていれば伸之を原発になど行かせなかった」と美智子さん。
「何の落ち度もない労働者が亡くなるようなことはあってはならない。上限値はすぐに下げるべきだ」と訴える。
そもそも原発での被ばく労災が表面化することはまれだ。
市民団体「福島県双葉地区原発反対同盟」の石丸小四郎代表(68)は震災前、福島第1原発の作業員6人の被ばくによる労災申請を支援し4人が認定されたが、実名を公表したのは2人だけ。
「原発の恩恵を受けているとの思いがあり、狭い地域社会の中で補償支給を知られたくない人が多い」と指摘する。
がん以外の場合には認定自体に高いハードルがある。
福岡市の元溶接工、梅田隆亮(りゅうすけ)さん(76)は79年2~6月に中国電力島根原発(松江市)と日本原子力発電敦賀原発(福井県敦賀市)で働いた。
その後、突然鼻血が出るなどの症状が表れ、慢性的な倦怠(けんたい)感が続いた後、00年に心筋梗塞(こうそく)で倒れた。
被ばくが原因ではないかと疑念を深め、08年に労災申請したが、認められなかった。
累積被ばく線量は8.6ミリシーベルト。
再審査を請求している梅田さんは「原発労働者が事業者の都合にいいように扱われている。このままでは自分のようなケースがどんどん生まれてしまう」と懸念する。
被ばくによる労災認定に明確な基準があるのはがんでは白血病のみ。「年平均5ミリシーベルト以上の被ばく」と「被ばく後1年以上たってから発症」の2点。
他のがんは厚労省の検討会が判断する。【池田知広、関谷俊介、袴田貴行、西嶋正信】』(yahoo news)
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