ちょっと長いので、簡単に要約しておいた。
≪放射性物質が飛来した地理的な流れ≫
福島市→二本松市・郡山市→白川市・宇都宮市→柏市・松戸市・三郷市→東京都葛飾区→浅草→文京→新宿
ただ、『空気中の放射線は激減しましたので、マスクは要りません』とあるけれど。
都内の幹線道路のような場所では、車の往来で、常に砂やホコリを舞い上げることが少なくない。
なので、できるだけ外出時は、マスクをつけるのが良いような気もする。
≪子どもたちの注意点≫
1.子どもを地面に近づかせないこと。
例えば、地べたに寝っころがったり、地面を蹴ったりしないように言い聞かせる。
サッカーとか野球では、なかなか難しいかも知れないが。
2.風の強い日は、マスクをつけさせる。
3.雨あがりの水たまりで遊ばせない。
4.母乳の人は、マスクをつけて吸い込まないようにする。
『3つのホットスポット
放射線を発する元素を「ホットアトム」と言います.もう少し専門的に言うと、放射線を出した元素は、その直後は特別な状態にありますので、それを「ホット」と呼びます(学問的用語).
・・・・・・・・・・(中略)・・・・・
【被曝の下げ方】
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1) ビッグ・ホットスポットに入っている人たちは、「除染する」、「コンクリートの建物にいる時間を長くする」、「時々、日曜日などは日本海側に休みに行く」などが大切です.
2) ホットスポットの中にいる人で、サラリーマンは朝、出勤してホットスポットからのがれますが、家庭におられる人は、「できるだけ放射線の少ないところに買い物や遊びに行く」、「家の回りだけでも雑草を取り、土の表面を少し削り、掃除をする」などが良いでしょう.
3) ミニ・ホットスポットは地図を作り、特に危険な箇所には黄色い枠などをするのも良いかも知れません。これには自治体や地域のご協力がいるでしょう。表土を除いて校庭の放射線が10分の1になった郡山市の小学校でも、溝の舛のところは、私が測ったら10倍もありました。こんなところは黄色い枠でもしておくと、児童が気をつけるでしょう。
問題もいくつかあります。
ビッグ・ホットスポットのご家庭はある程度、掃除をしたら周囲に全体的に放射性物質があるので、線量が下がらなくなります.その後は、少しずつミニ・ホットスポットを見つけて除染すること、「法律では放射性物質を取り扱う責任は国にある」ということをことある毎に国に言うことでしょう。
ホットスポットにあたるところは、自治体や商店街が中心になって除染を進めることです。
「どこが汚染されているか判ったら客足が止まる」など大人の都合を優先せず、「被曝する子供達を少しでも少なくするために、大人が犠牲になる」ぐらいの気持ちになってほしいものです。
また、正確な測定値ではないとなどと、理屈をこねていると、その間に子供達が被曝します。少しいい加減でも実行が大切です.
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いずれにしても、放射性物質は「噴煙の灰」ですから、それが目に見える(本当は見えませんが)ようにお父さん、お母さんが感じることができれば、今後も状態が変わっていきますから、良いと思います.
なにしろ、郡山の小学校のように、「除染したら何分の1」、「溜め舛に近寄らなければ何分の1」になるのですから、積極的に考えて「被曝しない貯金」を増やしてください。
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空気中の放射線は激減しましたので、マスクは要りませんが、「かつて空気中にあった粒は、同じ量が地面に落ちているのですから、
1)子供を地面に近づかせないこと、
2)風の強い日は地面の放射性物質がまき散らされるのでマスクをする
3)雨の日は地面の粒が流れて水たまりに移動するので子供が水たまりで遊ぶのを注意する、
4)母乳の人は自分が吸い込むと赤ちゃんに行きますから、気を配ってください。放射線は注意をすれば怖がることもありません、
などが必要です。
(平成23年6月3日 午前8時 執筆)』(武田邦彦教授のブログ)
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