この入試問題がリアルタイムでネットに掲載されたことが、偽計業務妨害罪が成立のではと。
マスコミがこぞって言ってた。
けど、この掲載が成立要件-構成要件-に当てはまるかどうかが問題。
実際に、どうやって、短時間で、「打ち込み→送信→投稿→解答→受信→記述」ができるのか。
どう考えても、試験時間内に、この方法でカンニングするのは困難。
できるとすると、受験生が「問題をシャメ」→第三者に「送信」→第三者が「テキスト化して投稿」。
ここまでで試験時間切れ。
ところで、偽計業務妨害罪はどんなときに成立するんだろうか。
刑法233条によると、偽計業務妨害罪の行為は、「偽計を用いて」「人の業務を妨害した」とある。
まず、「偽計」とは「人をだます手段や方法」。
もちろん「偽計」にあたる行為は、業務妨害を目的としたものでなくてはならない。
本件では、問題を投稿した行為が、「偽計」行為にあたるとするには、かなり違和感を感じる。
次に、「人の業務を妨害した」行為とは、実際に妨害されたことは必要ではなく、妨害の危険がある行為であれば足りると判例は言っている。
本件では、入試の公正さを欠くことになった、あるいは危うくしたといえる行為であることが必要だろうね。
とすると、カンニングをした、あるいは混乱させた事実が証明されなければならない。
常識的に考えても、この記事にあるように、問題を投稿してカンニングするのは事実上ムリだろうね。
それよりも驚いたのは、大学側が、試験中の携帯電波対策を全く取っていなかったこと。
妨害電波を出すとか何か対策を採っているのかと思ったよ。
相も変わらず、大学はズサンな経営をしているんだね~。
これが最高教育機関の経営の実態なんだろうね。
※もっとも大学によっては、封筒を配布して入れさせるとか対策をとってるところもあるみたいで、それが普通の管理意識。TOEICのときも確か封筒を渡されて、携帯をしまった気がする。
大学管理のあり方が問われるね。思わぬところで赤っ恥てところかも。
『単独?複数?愉快犯? 書き写し困難、画像で送信…目的は投稿か 』(msn topics)