職業自立を応援する「なごや職業開拓校」の則武家 うどん (製造の販売店舗) | 安心・安全な食の未来を考え,有機農業支援・エコビジネス・ソーシャルビジネスを応援

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安心・安全な食の未来を考えるために、有機農業支援、オーガニック食品等の普及、環境をやさしいエコビジネス、社会貢献的な活動であるソーシャルビジネスを応援します。将来の子供たちのために、持続可能な社会システムの創造を目指していきたい。



●うどん店舗での店内作業、接客業務、企業内実習などを通して職業自立を図る訓練施設である「なごや職業開拓校」のうどん店です。坂口校長にお伺いをしました。

■始めた職業応援する場をつくるキッカケはなんでしょうか?

1996年より以前は、”企業で働けるのは一部のエリート障害者だけ”というのが常識でした。「行き場のない障害を持つ人を守る」ということが障害者施設の、そして当時の私自身のアイデンティティでもありました。

そんな時、アメリカ等で重度障害の人でも企業で働くことを実現する「援助付き就労」のムーブメントが紹介され、衝撃を受けたということが一つのきっかけでした。



もう一つは、うちの会で当時働いていた障害を持つAさんでした。彼はよく他人への暴力やサボタージュなど起こしてしまう方でした。


『他の施設は所詮単なる福祉施設、うちはどんな障害の人でも受け入れ、どこもやっていないような支援をやっている、何処よりも素晴らしい所だ』という自負(思いこみ)がありました。


ある事件でAさんがとうとう辞めざるを得ないとなった時も「うちでダメだったら何処もないだろう・・・」と思っていました。


しかし数ヵ月後、たまたま街で再会した際、彼の口から出たのは『○○会社で働いています!楽しいです!』という言葉でした。

しばらく何が起こったのか理解できずにいました。2,3日考えて気づいことは、
①「人によって合う場(仕事)、合わない場(仕事)は違う」
②「地域にも彼らを受け入れてくれる人や場がある」ということでした。


人それぞれの多様性を大切にすること、地域の可能性、そして何より自分自身の不勉強さを、Aさんに教えてもらったと今でも心から感謝しています。


■なぜ、うどん屋さんを選んだのですか?

ここでの作業の主な目的は、技能を磨くことではなく、その人の適性や強みを発見し、基本的な職業習慣を学んでいただくことです。


作業はあくまでも”手段”なので、何でも良かったのですが(笑)、「就職を目指す訓練だから、ここでの仕事が、より実践的で地域とつながりをもてる仕事にしよう!」ということにはこだわりました。



紆余曲折の末、うどん屋にたどり着いたのは、製麺機製造販売や店舗運営コンサルなど行ってみえた香川の社長さんとの出会いのご縁が大きかったです。


「うどん店業界はそばやラーメンに比べ旧態依然で遅れている。君たち素人でも工夫次第で勝負できる」等などいろいろな熱いアドバイスやご指導を頂きました。


余談ですが、店のコンセプトやメニューを考える段階で名古屋周辺のうどん屋さんをとにかく毎日回りました。1日6軒とかいう日もあって、今より体重が10kg近く多かったです・・・。




今でも、24席の客席がお昼で3回転ほど回ります。お客様が多い日は、利用者の皆も大変だけどうれしいようで、ありがたい限りです。


■今後、将来の展開は計画ありますか?

「スタッフが一番幸せでいられ、日本一の就労支援サービスを提供する事業所」づくり。

15年前と比べ、障害を持つ人の雇用は進みました。ハローワークからの就職件数も知的は2倍、精神においては7倍の伸びです。しかし全国の雇用施策対象者(18歳~64歳)360万人のうち、企業で働いている人は、わずか44万人、12%です。



就労支援の機関やサービスも増えましたが、「景気低迷の中、障害者雇用は難しい・・」と、及び腰のところや成果が出せず辞める所もあるようです。また、この業界、若い人が夢を持って入ってきても、なかなか定着できない現状があります。


今後は、従来の活動に加え、支援事業所の増設、自ら障害を持つ人を雇う会社づくり、経験を生かした他機関へのコンサル事業などもできたらいいな!とアイデアはつきません。


鍵は、それを進めていく組織システムとそれを支えるスタッフだと思っています。



現在のうちの組織は、40年近く障害者運動に取組んできた歴史や実績が邪魔をして、なかなか新たなことに挑戦していこうという雰囲気や文化に乏しい面があります。



あくまでも私の勝手な思いですが、まずは社内ベンチャー的に新規事業組織を立上げ、上記の目標への取り組みのスタートにしていければと考えます。



※なごや職業開拓校 坂口校長ありがとうございました。また、機会がありましたら、おいしいうどんを食べに行きかせていただきます。働いているスタッフの方達が、とっても楽しそうに働いている雰囲気が印象に残りました。




「なごや職業開拓校」の則武家 うどん

http://bit.ly/95tkp2