音楽について | えむちゃん

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私が、初めて買ってもらったレコード
ベートーヴェン交響曲第5番。指揮者、カラヤン。
確か、小学生高学年ごろだったかと思います。
母に欲しいなと、話したところ、直ぐに買いに連れていってくれました。とっても嬉しかったのを覚えています。
とはいえ、聴いてみたら第二楽章以下がどうも退屈な気がして、最後まで聴かず、放置してしまいました。
再び日の目をみるのは、10年前のこと。
当時、ベートーヴェンのピアノソナタが大好きになり、連日聴いていました。
ふと、ある日、交響曲第5番のレコードを持っていたのを思い出し、母に言って実家から送ってもらいました。
長い時を経ての再会。
いろんな意味で、感動のうちに聴き終わりました。
大好きな音楽と共にある生活って、本当に素晴らしい。いきいきするし、楽しい。
そんな事を実感しながら日々、過ごしていました。

ところが、ある日を境に、全く聴くことが出来なくなりました。
絶対的な拒否感。
私の願いを聞き入れて、理由も目的も聞かず、すぐにレコードを買いに連れていってくれた、私の最愛の人。
その人がなくなってしまったからです。
苦しみと悲しみ、喪失感と罪悪感が、音楽のイメージと重なり合い、一切聴くことができなくなりました。

とはいえ、時間そのものが持つ癒しの効果と、理性的にはその結びついたイメージは、特別な意味もないし、因果関係も無いのだと言い聞かせる事によって、また、結局のところは、ちょっとした偶然のきっかけによって、今では大好きなベートーヴェンを聴く事が出来るようになりました。
気がつけば、長い月日。

音楽の持つ力。
好きな音楽であれば、多大な癒しの効果があります。
音楽とは、音による芸術、音による時間の表現だそうです。
音楽を聴くということは、その場の具体的な空間の持つイメージ。
受け取る側の具体的な個人の持つ心の有り様、そして記憶。
これらのものと容易に結びついて、総合的に作り上げられるものかも知れません。