『このやろおぉぉぉぉーーー!!!!』
珍しく自分の心の中で悔しさと暴言の権化とも言える言葉が響き渡る。
全然交流する機会がなかったため、
忘れかけていたけど、意識していた女の子がいた。
そして、その子と初めて会った時から一年後に奇しくも再会。
連絡を取り合うようになってから、
『メールや連絡をくれて嬉しい。ありがとう^^』
みたいなことを言われたり。
偶然同じスクールに通うようになって、
その子と定期的に顔を合わせるようになったり。
その子が地方から引っ越してきたため、
その子と会いやすくなったり。
スクールでグループをくじ引きで決めることになったにも拘わらず、
その子とは同じグループになれるという確信があって、
結果的に本当に同じグループになったり。
二人でこれをやってくれと頼まれたり。
二人きりで会って宿題したり、近況報告したり。
○○ちゃんの誕生日は彰くんが主導になって、
サプライズで祝ってあげてと依頼されたり。
相手が相当忙しい中でも僕が誕生日プレゼントを
直接その子に渡せるように知人がお膳立てしてくれたり。
『青春だね!』、『意識しちゃう?』、『○○ちゃんに会いたいんでしょ?』と
遠回しに『好きなんだよね?』と諭されたり。
『彰くんは○○ちゃんのこと一番深く見てるから。』
というようなことを言われたり。
『彰くんと○○ちゃんなら、もう公認みたいなものじゃない?』と言われるなど。
最終的に両想いになるような伏線的な出来事が
生じていたのに、再会1周年記念日に告白したら・・・。
『ごめん、気持ちには応えられない。』
『私よりもっと想ってくれる人がいるよ。』と言われ、
『なぜだあぁぁぁぁーーー!!!!』
と、僕はのたうちまわった。
完
あっ、ちなみに、今はこんなこともやっています。
http://ameblo.jp/refrain-against/
https://its-a-wonderful-life.themedia.jp/
https://darkness-of-the-mind.themedia.jp
興味があれば、覗いてみて下さい。


