
1 VROOOM
2 CODA : MARINE 475
3 DINOSAUR
4 WALKING ON AIR
5 B' BOOM
6 THRAK
7 INNER GARDEN I
8 PEOPLE
9 RADIO I
10 ONE TIME
11 RADIO II
12 INNER GARDEN II
13 SEX SLEEP EAT DRINK DREAM
14 VROOOM VROOOM
15 VROOOM VROOOM : CODA
とても久しぶりのCD日記となってしまいました。
1994年秋に、キング・クリムゾンの再々結成の情報が流れました。今回紹介する『THARK』に先駆け、ミックス違いのミニアルバム『VROOOM』('94) を発表。その半年後に、本アルバムである、この『THARK』が発売されました。
クリムゾン復活ということで楽しみにしていたのを、私も覚えています。
結成時から数えて、スタジオ盤としては12作目。
一言で言うなら、1974年の『RED』における、“メタル・クリムゾン”の延長線上の内容。
しかし、この時のメンバーはギター2人、ベース2人、ドラム2人という、“ダブル・トリオ”編成。
まさに1990年代版“RED”とも言える、ハードな1からスタート。続く2までは、“ダブル・トリオ”による豪快さも伝わってきます。ちなみに“vroom”(正確な英単語しては‘o’は2つ)とは、車などの輸送機が速く動いた際の“ブ~~~ン!”といった大きな音の意です。タイトルと曲調が一致しているように思われます。
5では、ツイン・パーカッションのプレイも聴かれ、“ダブル・トリオ”ならではだと思います。
7~12は、組曲的な感じで繋がっていて、やや幻想的なポップスです。
13はファンキーなリズムの曲。ライブでも披露されています。
アルバムラストへ向けて、1のリプライズとして、再びハード路線になる14と15。14に至っては曲タイム2分あたりから、
'74年“RED”と同じ幻想的フレーズが、少しキーの高くなったもので登場。「おぉ~、あのフレーズが出てきたよ~」と感激と、少々ドキッとさせられるものがあり、鳥肌が立ちます。
私個人は、4が大好きです。メロトロンの音色も響く、幻想的、且つ叙情的な美しいバラード。もしPVを作るなら、白いワンピースを着た女神のような女性が裸足で、タイトルにあるように、空中を(ゆっくり)歩いている設定になるのでは? (←私だけの想像かもしれませんが・笑)そんな光景が思い浮かぶ綺麗な曲です。私は何回この曲を聴いても気持ちが癒されます。
アルバムの完成度は高い方だと思いますが、通しで聴くと、途中でダラけてしまう感も。
それと後年のアルバムと比べると、音の仕上がりがクリア過ぎる(?)気もします。
“ダブル・トリオ”の良さも伝わる曲もありますが、アルバム中盤はそれほど“熱い”ものではないので、あまり“ダブル・トリオ”ということで気張って聴くと、少々肩透かしを喰らうこともあるかもしれません。
私としては、“中の上” といったところです。
同年、このダブル・トリオ編成で来日を果たしました。私も東京公演に行き、“初クリムゾン鑑賞”となりました。初めてのプログレ・バンドのライブだったこともあり少々ライブへの“構え方”がわからなかったのですが、終わってからジワッと感動が込み上げてきたのを記憶しています。
[CD日記 '90洋楽編 # 12]
[2011年11月26日 渋谷 O-EASTにて]
去る11月26日、ALDIOUSのライブに行ってきました。
彼女達のライブに行くのは、今年で3回目なります。ん~、けっこう行きましたねぇ。(笑)
今回のライブは10月に発売された2ndアルバム『Determination』を引っ提げてのライブツアーでした。
会場は渋谷 O-EAST。彼女達曰く、「初めての大きな会場でのプレイ」だそうですが、スタンディングのライブハウスではありますが、やや大きめな会場。9月に行った横浜のライブハウスは本当に小さく、ステージの高さもなかったですから、それに比べれば、ミニ・ホールに感じてしまうかもしれません。
さて、9月のライブ参戦の時は何も見えず、ただ曲に乗っていただけ(?)だった私。今回の会場は大きめとは言えど、オール・スタンディングのライブハウスなので、「また乗りを重視しよう」という気概で行きました。
チケット整理番号150番台だった私は、会場に入ると意外にもスペースがあることに驚き。ラッキーなことに会場後方は一段高くなっており、その一段高くなっているスペースの最前列にセッティングされている仕切のバーの所が空いていたので、その場所をゲットしました。多少背の高い人が来ても一段高く見渡しに支障はないし、バーに寄りかかるような形で楽(?)に鑑賞できるので、小柄の私には一石二鳥でした。しかも見渡しも文句なし。しかし、開演までの約40分間はずっとそこにいなくてはいけませんでしたが…。
午後7時開演しました。
全体的には、これまでより切れのある、ストレートなHR/HMのライブなった印象。
やはり、2ndアルバムを出したことで、持ち曲数が増えたからでしょう。それまでライブではMCの時間がしっかり取られていて、彼女達の茶目っ気あるトークが聞けましたが、今回はMCはだいぶ抑えられて、次から次へと曲がプレイされる感じでした。
感動した点を2つ挙げましょう。
1つは、メタル・インストがプレイされたこと。(←並行して、VoのRamiのお色直しタイムなのですが)それぞれメンバーのソロプレイをフューチャーしたメタル・インストには、彼女達の成長を感じました。
2つ目。1stアルバム収録曲の‘Across’というバラード曲では、サポートメンバーによるピアノ一本(もしくはカラオケ?ピアノ演奏)と、VoのRami 1人によるステージとなるのですが、今回はベースのトキがピアノをプレイする形態で感動を呼びました。
これまでのライブと比べ本格的なライブとなり、彼女達が新たな一歩を踏み出したのを感じることができました。
あえて言うなら、今後はもう少し曲の間奏部を長めにプレイするなど“見せ場” が増えてくると、もっとエキサイトしたライブになるのではないかと思いました。
私個人は、3回目にしてやっとステージ全貌を見渡すことができ、落ち着いて見られる鑑賞となったので、感動がより増しました。
2ndアルバムの内容もよかったですし、ライブでも成長を感じることができ、今後の彼女達の活動が本当に楽しみです。
今回はおみやげ(?)に、キーホルダーと、ポスターを2本買いました。↓↓↓

ALDIOUSキーホルダーです。
[ライブレポ # 11]

1 …AND THE GODS MADE LOVE
2 HAVE YOU EVER BEEN (TO ELECTRIC LADYLAND)
3 CROSSTOWN TRAFFIC
4 VOODOO CHILE
5 LITTLE MISS STRANGE
6 LONG HOT SUMMER NIGHT
7 COME ON (LET THE GOOD TIMES ROLL)
8 GYPSY EYES
9 BURNING OF THE MIDNIGHT LAMP
10 RAINY DAY, DREAM AWAY
11 1983…(A MERMAN I SHOULD TURN TO BE)
12 MOON, TURN THE TIDES …GENTLY GENTLY AWAY
13 STILL RAINING, STILL DREAMING
14 HOUSE BURNING DOWN
15 ALL ALONG THE WATCHTOWER
16 VOODOO CHILD (SLIGHT RETURN)
ジミ・ヘンドリクスのという人は、生前に4枚のアルバムを発表。その3作目であり、また最高傑作とされるのが、このアルバムです。
HR、ブルーズ、ソウル、プログレありといった大変深いアルバム。曲により、ゲストミュージシャンにアル・クーパー、スティーブ・ウィンウッド、ブライアン・ジョーンズも参加。
全16曲。アナログ盤では2枚組(A面1~4、B面5~9、C面10~12、D面13~16)の構成。
5~9は、このアルバムの中ではコンパクトな(?)ロックが並び、10~12はプログレ、ラスト13~16は“まだ行けるぜ!”とばかりの余裕を感じるものがあります。
さて、ここからは私個人のこのアルバムへの印象、感想です。
ヴォリュームがあり、正直なところ、このアルバムを全体を通して聴いているのは、本当に数回。通して聴くと、かなり体力を消耗する感じがします。それだけ内容が深いのです。
その中で一番私が好きなのは、アナログ盤A面に相当する1~4です。“シュゥゥゥ~”という効果音を用いたイマジネーション曲の1から始まり、ソウル・バラードの2へ続きます。激しいギター・イントロが印象的なファンキーなロックの3。そして、スロー・ブルーズの4となります。この4が私は大好きです。
この4は、スロー・ブルーズですが、カラッとしたものではなく、ドロ~ンとした、濃い空気が漂う約14分の演奏。ちなみにオルガンは、トラフィックのスティーブ・ウィンウッドがプレイ。
特にラスト5分間が最高です。徐々にボルテージを上げ、エンディングへ向かう。激しく、熱く、生々しい音には、何度聴いても鳥肌が立ちます。
私は、このアルバムを物語っているのは1~4であり、もっと乱暴な言い方をすれば、この4が、『エレクトリック・レディランド』という“アルバム自身”だと思っています。
1~4を通して聴くと約21分。しかし、それ以上の時間を感じさせる濃い空気が漂っています。なので、“ながら聴き”はほとんどしません。しっかり、20分の時間を取り、“よしっ、聴くぞ!”という気概で臨みます。
そして、1から聴いて4が終わると、CDプレーヤーのストップボタンを押し、このアルバムの鑑賞は終わり…、というのが常です。「う~、聴いたなぁ~」という充実感が得られます。
…と、まぁ、 私のこの作品への印象、感想です。
さて、ジャケットに面白い話が。
現在は、ジャケ自体はアメリカ仕様のものに統一。実は発売当時、イギリス仕様は何人ものヌード姿の女性が佇む、いわゆる “ヌード・ジャケ” でした。当のジミはそのジャケを嫌っていたとか。 日本もイギリス仕様に準じ、ヌード・ジャケでした。
後年、CD1枚仕様となっていますが、初期CDでは2枚組仕様で発売されており、ジャケも何と、ヌード・ジャケが使用されていました。中古盤で見たことがあります。(価格もちょっと高価でした)
もちろん、ヌード・ジャケのLP盤も見たことがあります。コレクションで欲しいですが、やっぱり、ちょっと高価ですね。以前、3,000円で売れられたのを見たことがありますが、それが一番安価なものだったかもしれません。買っておけば、よかったかな。(笑)
ちなみに現行CDのブックレットの中に、見開きページで、ヌード・ジャケのフォト・セッションの写真が載せられています。卑猥なものではなく、圧倒される感があります。
[CD日記 '60洋楽編 # 28]

〈1973 イギリス〉
1 WOMAN FROM TOKYO
2 MARY LONG
3 SUPER TROUPER
4 SMOOTH DANCER
5 RAT BAT BLUE
6 PLACE IN LINE
7 OUR LADY
ミュージシャンのアルバム・ディスコグラフィーの中には、地味な扱いをされている作品があります。数多くアルバムを発表している場合は特にです。
しかし、そんな作品の中にも“なかなかいいアルバムだよね”と思わせるものがあったりもします。(←これは聴き手の主観で違ってきますが)
ディープ・パープルというバンドは、メンバーチェンジが何回もあったためか、アルバム数も多く、地味な扱いをされている作品の中には“実はなかなかのアルバムだよね”と思えるものがあると、私は思います。
さて、今回紹介するアルバムも、その1枚だと思います。
このアルバムは通算9作目。バンド・メンバーは、あの“Smoke On The Water”を歌った、通称‘黄金(最強)の第2期メンバー’。その第2期メンバーによるスタジオ盤4作品中、ラストの4作品目に当たるのが、この作品です。
ギターのリッチー・ブラックモアと、Voのイアン・ギランの確執もあり、バンドはギスギスな状態。
そんな中で作られたせいか、それまでの熱く、緊張感漂うHRではなく(もちろん、様式美HRでもなく)、良く言えばリラックスした、悪く言えば、“そこそこの”力で作り出した、といったような雰囲気漂うロック・アルバムです。
そういう点で、一般的な評価が低いようです。しかし、音がぶ厚く、しっかり地に足が着いている作品だと、私は思います。
1は、パープルにしてはポップスな曲。タイトルにもあるように“Tokyo”という言葉に、私達日本人は“あれ?”と思います。簡単に言えば、“東京から来た素敵な女性に惹かれている”、といった内容の曲。
ラテン調のヘヴィなリズムが印象的な5。ライブでプレイされれば、盛り上がる曲ではないかと思います。
スロー・ブルースに挑戦している6。ZEPやハンブル・パイがブルースをプレイするのとは違い、パープルの場合はスマートで、泥臭さが薄く、何か物足りないような気も…。
そして、叙情的なブルースの7。アルバムラストに相応しく、またこのあと脱退するイアン・ギランのお別れの曲のようにも聞こえ、心に染みてきます。私はこの曲が大好きで、パープルのベストソングの1曲に挙げてもいい思っています。
ちなみに、このアルバムのリマスター・デラックス・エディションでは、5や7の長尺版がボーナス・トラックに収録されています。
様式美HRを期待せず、ロックのアルバムとして聴けば、良い作品だと思います。
[CD日記 '70洋楽編 # 43]

1 STAR CYCLE
2 TOO MUCH TO LOSE
3 YOU NEVER KNOW
4 THE PUMP
5 EL BECKO
6 THE GOLDEN ROAD
7 SPACE BOOGIE
8 THE FINAL PEACE
ジェフ・ベックの(ライブ盤を除く)通算8作目 。インスト路線としては3作目。
前作『WIRED』、前々作『BLOW BY BLOW』と比べると、やや地味な感のある作品ですが、完成度は高いと思います。
ファンキーなインストの3。曲の終盤、ヘヴィなリズムの上を、ジェフのギターが暴れています。“暴れている”とは大袈裟までも、縦横無尽なギターが聴けます。この部分は何度聴いても、エキサイトします。
数多くのバンドのセッションに参加、最近ではTOTOのメンバーとして知られている、サイモン・フィリップスの凄まじいドラムも聴ける7。まさに疾走している曲でサイモンの高速ドラムに、ジェフのギターが駆け出す、エキサイティングな曲。
4、8といった大人しい、バラード曲もなかなかいいものです。8で聴けるギターのトーンは、近年、ジェフのギター・プレイの“十八番”的なトーン。この曲がそのスタート地点なのかもしれません。
音が少し引っ込んでいる感があり、おとなしい印象があるのがやや残念。もう少し迫力のある仕上がりにしていたら、また印象も変わっていたことでしょう。
しかし、1、3、4といった曲が、近年のライブでもプレイされることから、ジェフ自身のお気に入り曲なのでしょう。聞き逃せない作品であることには違いないと思います。
[ CD日記'80洋楽編 # 26 ]