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音楽が好きなんです

~音楽好きマロくんのCD日記や、あれこれ~

[Rie a.k.a. Suzaku Presents Legend of Messiah vol.16
                  2015年7月26日 四谷アウトブレイク にて]

ALDIOUSのライブから1週間後の7月26日、女性ギタリストRie a.k.a. Suzaku(以下:Rie)のライブに行ってきました。
彼女のライブに行くのは約2年振り。2年前(2013)の夏は“Rieの夏”と言っていいほど、ライブやイベントに足を運んだのですが、それからなかなか機会が合わず、今回となってしまいました。
場所は四谷アウトブレイク。初めて訪れるライブハウスでした。中に入ると、小規模のライブハウス。しかし反面、ステージとの距離から近くで見ることができるので、まさに生で体感できる会場です。

ここでちょっとウォッチング…。
◆ALDIOUSのライブと比べると、Rieのライブは(良い意味で)アングラが感じがします。
◆観客層もALDIOUSでは、(当然ですが)HM最高!な人達が比較的多め。Rieは元々HM系ギタリストですが、インスト等もプレイするからか、単にHM好きというより、“音楽好き”もしくは“ギタリストRieのプレイを堪能する”感の観客が多いような気がします。
◆ライブの内容で言えば、ALDIOUSはストレートなHR/HMを聴かせるステージ。RieはHMからインスト、曲によってはバックミュージシャンがテクを聴かせる…というように、かなり懐が深いステージかもしれません。
…2つを比べて、善し悪しを述べているのではありません。もちろん、ミュージシャンが変われば、ステージ内容、客層が違うのは当たり前です。
しかし1週違いで、HM志向のミュージシャンのステージに足を運んだので、比較するのも興味深いものがありました。

さて、ステージは19時にスタート。途中、休憩を挟んだ2部制のステージ。
曲目は基本的にインストと歌ものを交互にプレイ。歌ものでは3人の女性ヴォーカリストが歌うステージで、何曲かずつ、Voが変わって登場し、歌い上げるという設定に惹かれるものがありました。
第1部ステージではkeikoと、Rieのライブでは多数回Voを務めるmictim の2人を中心に持ち回りでVoナンバーを披露。
人々との縁や感謝の気持ちを歌ったバラードの“Chain of Emotion”には、涙が出そうなくらい感動しました。
この曲を歌ったkeikoというヴォーカリスト。普段は“Chance Keiko”とか“Keiko Chance”という名でR&Bを歌うシンガーなんだとか。ジャンルは違いますが違和感が無く、彼女のVoに惹かれました。
第2部ステージに登場したヴォーカリストのDia(ディア)。彼女のVoを特に楽しみにしていました。なぜなら、Rieのアルバムで数多くの曲を(もちろんライブでも)歌っているヴォーカリスト。大黒摩季系のパワフルVoで、是非ライブで聴いてみたいと思っていました。もちろん、生でもパワフルで、感激しました。
彼女が歌う、人と人が支え合っていくことの大切さを歌ったバラードの“Hand in hand with each other”は是非聴きたい曲でした。もちろん(?)今回プレイされ、本当に感動しました。
インストでは、各楽器のソロを聴かせてくれた“Last enemy”や、変拍子や曲展開のある“風神雷神”が特によかったです。主役のRieのギターもテクニックを含め、熱く響きました。
アンコールでは3人のVoが登場して、ロックな“Oblivion”を歌い上げ盛り上がり、ライブは終了しました。
第1部と第2部の間に休憩が入るも、その間は抽選会が実施されオーディエンスを飽きさせない構成。
トータルで3時間のステージ。とても密度のある熱いライブを、しかも目の前で楽しむことができました。

2年前もそうでしたが、小規模ライブハウスの良い点は、終演後、ミュージシャンの人達が観客スペースに登場し、そこでお話ができること。
Rieとkeikoは他の役割があったようで話ができなかったのですが、Diaとはお話しをさせてもらいました。
(ちょっと失礼ですが)男勝りな感じの人かなと思いきや、お話しすると、可愛らしさのある、チャーミングなお姉様という感じの人。
以前、ヴォーカル講師をしている噂を聞いたことがあったのですが、現在はHMバンド“ViruScarlet”(ここでは“Aira”という名で)でVoを務めているお話しも聞けました。そして握手もさせてもらい、感激しました。
もう少し会場に残ることも出来たのですが、東京郊外に住む私は帰宅時間の都合もあるので、熱いライブの感動、またDiaさんとお話を出来た感激を胸に、帰宅の途に就きました。


2年振りとなりましたが、Rieのライブは熱く、感動を呼びます。
またバックミュージシャンや、ヴォーカリストとの出会いという“副産物”があるのも幸せです。
現に2年前もライブに足を運び、他に出演していたミュージシャンと出会えて、私の音楽生活の幅が広がりました。今回のヴォーカリストkeiko、Diaも同様です。
今回も“一度に、二度おいしい”こととなった、Rieのライブ。また機会があれば、是非足を運びたいです。
11月にニューアルバムを発表の予定だとか。そちらも楽しみです。

会場で以下のCDを買いました。↓↓↓
    
         
(左)Rie a.k.a. Suzaku / Southern Wind(ライブ会場限定発売CD) 
(右)Chance Keiko (名義はChance)/ Precious Time

[ライブレポ # 28]

昨年(2014年)11月、ALDIOUSの前任ドラマーArutoが、結婚により引退しました。
同月にファンクラブ主催でのArutoラストライブが敢行され、彼女の涙の挨拶があり、そして我々ファンは彼女のこれからの幸せを祈りながら、第2期ALDIOUSは幕を閉じました。

近いうち、新ドラマーが加入するだろうと思いながらも、HR/HMを叩く“女性”ドラマーが上手く見つかるのか、という不安もありました。
12月と1月にはロックのライブイベントに代役ドラマーを立てて参加。しかし、それ以外は表立った活動はなく、4月を迎えました。

4月の中旬、嬉しい知らせが!
新ドラマーの加入、そして気持ちを新たに新レーベル、マネージメントを移籍しての再始動…、というものでした。
まずご挨拶とばかりに、5月の下旬に単独ライブイベントを敢行。残念ながら私は都合によりそちらへは行けなかったのですが、6月下旬に新生ALDIOUSの初ワンマンライブが決定。続けて、7月にもライブが決定。私はその2回のライブに行ってきました。


[2015年6月27日 表参道GROUND にて]

約7ヶ月振りに、彼女達にライブに行きました。
それに新ドラマーmarinaを迎えた、第3期ALDIOUSの実質的な初ライブなので、とても楽しみでした。
会場はお馴染みの表参道GROUND。これまで何回もライブやイベントをしているライブハウスで、彼女達にとってホームグランドのような所。まさに第3期ALDIOUSの初ライブに相応しい所です。
ソールドアウトが出るほどの大盛況。6ヶ月程表立った活動が無かった彼女達。私も含め、ファンは彼女達の音楽活動への飢餓感を抱いていたことを、会場から感じました。
18時30分にライブがスタート。私は彼女達のプレイを聴いて、何かこれまでと違うような音の質感を感じました。それは、新加入のmarinaのドラムの音。
前任のArutoのドラム音は“ダンッダンッ!”と響き渡る、耳をつんざくようなラウドな感じでした。
対してmarinaは、“ドンッドンッ!”と太く、重量感のあるドラム音。第1印象としてはHMというより、HR的なサウンドに聞こえました。
私は楽器については詳しくはありませんが、人によってドラムも違いがあるのだな、と再認識しました。
ライブ全体しては、ストレートなHR/HMサウンドを聴かせてくれました。しかしバラードが無く、ストレートではあるけれど、どこか小ざっぱりしたライブだったように思いました。
スタンディングで、個人的な視界良好度60~70%。まあまあでしょうか。もちろん、ギターのYoshi側で鑑賞しました。相変わらず、Yoshiさんて素敵です。(照)


[2015年7月19日 表参道GROUND にて]

それから約1ヶ月後のこの日、同じ会場にてライブが決定し、再び足を運びました。
ステージ終盤でよく披露される曲を、あえて始めの方でプレイしたり、また2年振りくらいにプレイされる曲があったりと、セットリストに工夫がされていました。その点6/27よりも奥の深いライブだったような気がします。
前回よりサウンドはHMっぱく響きましたが、“HMではあるけど、ヘヴィ・ロックな感のサウンド”が私の印象。これまた興味深いものです。
7月8日に発売された新曲トリプルA面の3曲もプレイ。中でも、アンコールでプレイした“Dearly”という曲。この曲、約6ヶ月間表立った活動が出来なかった時期、今後の不安を抱えた気持ちをVoのRenoが書いたのだとか。歌い終わった後のMCで涙を流すRenoに、こちらも胸が熱くなりました。
個人的な視界良好度80%。立った位置が良かったのかもしれません。それにしても、やっぱりYoshiさんは素敵です。(笑)
MCも面白く、中でも、ちょっと天然な(?)Yoshiの反応などがあり、Yoshiをホレ直したのを言うまでもありません。(笑)
ライブが終わり、何と物販コーナーにメンバーが何人か登場とのこと。ちょっと購入したいものがあったので“メンバーの誰かなぁ~”思い、順番待ちをしていたら、Yoshiとトキの2人!メンバーを間近で見るのは、本当に久しぶり。ましてや、私の愛するYoshiに会えるとはドキドキです。
物販のやりとりをYoshiとさせてもらい、握手もさせてもらいました。もう感激!
そしてトキの見送り。トキもすごく可愛い女性です。気さくに接してくれる彼女と握手し、一言二言お話をさせてもらいました。そして手を振って見送ってくれる彼女。私も彼女に手を振りながら会場をあとにしました。
物販コーナーでは予想外の感動を味わいました。ライブとその感動に浸りながら、帰宅の途に就きました。


私自身、これまでなかった“同じバンドで、1ヶ月以内に2回のライブ参戦”という経験をしました。
今回は私たちファンはもちろん、彼女達も特別な思いがありました。
先にも記しましたが、約6ヶ月間、ALDIOUSは表立った活動が出来ませんでした。そこにはもどかしさや、今後への不安があったことでしょう。(また特にインディーズのバンドは、ライブをやってナンボの側面もあるし…)
でも幸い、新曲も出し、ライブも敢行することができました。会場には私も含めたファンがたくさん待っていて、ライブという熱い時を過ごすことが出来ました。そのような感激から、VoのRenoも涙してしまったのでしょう。
トキも終演後のブログで、活動が再開できたこと、また自身のバンドとの縁、そしてファンとの縁に感謝していました。私もそのブログを読み、ジ~ンときました。
5年前に、某CD店のオンラインショップで知り、何気なくCDを買ったのがALDIOUSとの最初の出会い。それから今日まで至っています。
トキの言うように、私もALDIOUSとは縁があったのだと思います。そして、これから展開される第3期ALDIOUSの活動を見守っていきたいと思いました。

[ライブレポ # 27]



1)DON'T FADE AWAY
2)ALL IN THE NAME OF LOVE
3)RESTLESS HEART
4) TOO MANY TEARS
5)CRYING
6)STAY WITH ME
7)CAN'T GO ON
8) YOU'RE SO FINE
9) YOUR PRECIOUS LOVE
10) TAKE ME BACK AGAIN
11)WOMAN IN TROUBLE BLUES
12) ANYTHING YOU WANT ※
13) CAN'T STOP NOW ※
14) OI (INSTRUMENTAL) ※
※はボーナストラック

ホワイトスネイク(以下:WS)は、ディープ・パープルで3代目Voを務めたデイヴィッド・カバーデイルが結成し、1978年にデビュー。
1978~1982年まではブルーズHRバンドとして活動、1984~1989年まではHMバンドに転身し、1987年のアルバム『WHITESNAKE』では、収録曲にレッド・ツェッペリンに似た曲も収録され賛否を浴びるも、大ヒットしました。
実にWSはサウンド傾向を変えたり、メンバー・チェンジを繰り返し活動を続けてきましたが、“豪華な駄作”とも言われている、『SLIP OF THE TONGUE』(1989)で実質的な解散をしました。WSは“カバーデイルのバンド”なので、彼次第でバンド活動が決まってしまうのですが…。
カバーデイルは、1993年にはジミー・ペイジと組んだ『COVERDALE PAGE』(別記:CD日記 '90洋楽編 # 6)、(# 7)として活動。しかし、これも長くは続かず、1997年に8年振りのWS復活となったのが本作です。

彼のVoの持ち味は“ディープ・ヴォイス”と呼ばれる低いVoなのですが、HM期のWS以降、ギャンギャンとシャウトするVoスタイルに変更しました。そのことがCOVERDALE PAGE時代には、“元ZEPのロバート・プラントの真似”と揶揄されたりもしました。なので、少々大げさに言えば、あの“ディープ・ヴォイスはもう聴けないのか?”という気持ちを持つリスナーもいたようで、私もその1人でした。

そんな心配も吹き飛んだのが本作です。
1)からディープ・ヴォイスで歌い上げるバラードで、アルバムがスタート。彼には、このような曲を歌わせるといいんです。私の好きな1曲でもあります。
アルバムタイトル曲でもある、HRサウンドの3)では、前半はディープ・ヴォイスで、後半はシャウト・スタイルで歌っており、その強弱が良い味を出しているような気がします。
発売当初、ブルースの4)を前面にプロモーションをしていました(という記憶なのですが)。この曲、2000年に発表したソロ名義のアルバム『INTO THE LIGHT』でセルフ・カバーされています。私は綺麗で優しいアレンジがされている、後者のバージョンの方が好きです。セルフ・カバーするところを見ると、彼のお気に入りの1曲なのでしょう。
アルバム全体としては、ブルーズHR期に戻った感があります。当時、HM期にノックアウトされたリスナーからは、戸惑いがあったと聞きます。
どちらかと言えば、私はブルーズHRを歌うWSが好きなので、歓迎の方でした。
しかし正直なところ、本作は地味な部類に入り、傑作もしくは佳作とは言えないかもしれません。
実はWSの歴代の作品をある程度聴いています。私の中ではブルーズHR期は、今ひとつ深みのないものに響き、またギンギンギラギラした、ゴージャスなHM期も好きになれませんでした。私とWSは結局、ベスト盤止まりといったところです。
しかし、なぜかこのアルバムは手元に持っています。何か惹かれているんでしょうね。

個人的にこのアルバムには思い出があります。実は学生時代最後に買ったCDです。
ちょうど卒業式が終わり、数日後に発売され、買いに行ったのです。
社会人デビューまでの残り約1週間。「これから毎日仕事をするのかぁ~」と不安を抱えていました。そんな時期に買ったこのアルバムです。今でも、このアルバムを聴くと、その時の気持ちが甦ります。

[CD日記 '90洋楽編 # 22]



1)SOUL OF LOVE
2)OVERLOADED
3)HEART OF FIRE
4) SAVING GRACE
5)ALL I WANT IS YOU
6)CHASING SHADOWS
7)LOVE IS ALL I NEED
8) RIDE MY LOVE ※
9) NIGHTS LIKE THIS
10) SHADOW OF THE SUN
11)I LOST IT ALL
12) HOLDING BACK THE STORM
※は日本盤ボーナストラック

元FREE~BAD COMPANY、また2005~2009年まではQUEENと共に活動した、ブリティッシュ・ロックにおける名ヴォーカリストの1人でもある、ポール・ロジャースのオリジナル・ソロアルバムの2作目。純粋なソロアルバムとしては、1983年の『カット・ルース』以来、14年振りのアルバムとなります。
詳細は割愛しますが、1982年のBAD COMPANYからの脱退後、音楽活動があまりパッとしたものではありませんでした。
しかし1993年、名ギタリストをゲストに迎えた、マディ・ウォーターズのブルーズ・カバー・アルバム『マディ・ウォーター・ブルーズ』で再び脚光を浴びることになりました。

さすがに彼のアルバムとなると、王道(悪く言えば、無難)な作風で安心して聴けますが、ハード・ロック、ブルース、バラードとバリエーションに富んでいて楽しめます。
それと“24トラック・アナログでのライブ録り”という拘りによって製作されたアルバムです。確かに“仕上げ”はなされていると思いますが、バックメンバーも最小限で、ポールのVoの“生のライブ感”が伝わってくる所が多々あります。
オープニングの快活なロックの1)や、ヘヴィな2)でその気合いが伝わってきて、このアルバムに引き込まれます。
7)はゴズベル調の女性コーラスが彩りを添えている曲で、アルバム中盤で印象を付けます。
私が1番好きなのはバラードの5)です。まさに“俺はお前が好きだぁ~~~!”と熱く歌い上げている曲。「ほらぁ~、彼女が聴いたら泣いちゃうよぉ~。ズルイぞ!」とツッコミを入れたくなる、“ヴォーカリスト、ポール・ロジャース”の真骨頂といった曲で、泣けます。
実は私も、この曲を聴きながら好きな女性の顔を思い浮かべて、胸が熱くなってしまった経験があります(←本当の話です・笑)。みなさんもお試し(?)ください。本当にジ~ンときます。
トータルタイム約60分が長めに感じるのと、後半になると「あれ?前半にこんな雰囲気の曲があったような…」と思えることが、やや難といったところでしょうか。
あと、「僕は歌手。歌が好き。頑張って歌います!」というようなジャケットが地味ですかねぇ。ポール・ロジャースを知らない人は、ジャケを見て惹かれるかどうか…。

それにしても、昔から(FREE時代のややダミ声スタイルを除いて)、彼のVoの素晴らしさが変わらないのが凄いです。まさに“ミスター・ヴォーカリスト”です。それと日本でいうところの歌謡曲、演歌の心を持つヴォーカリストだと思います。
ちょっと真面目で、地味なアルバムかもしれませんが、彼のVoを堪能できる、良い作品だと思います。
ちなみに『1997 マロくん版レコード大賞』で、このアルバムが1位となっています。
私の中では、絶対に手放さないアルバム(俗に言う、無人島に持ってきたいアルバム)のリストに名を連ねている1枚です。

[CD日記 '90洋楽編 # 21]



〈1970 アメリカ〉

1) RIGHT OFF
2) YESTERNOW

[音楽コラム # 134]で書きましたが、マイルス・デイヴィスのアルバムを登場させたいと思います。

私が初めて買ったマイルスのアルバムです。
「2曲だけの収録!?」と思われるかもしれませんが、1曲が約25分前後。エレクトリック期の彼の曲は長いものが多いです。
別に25分の曲を一発録りしている訳ではなく、セッションをこなし、“素材”をレコーディング。そして、そのいくつかの“素材”をプロデューサーのテオ・マセロが編集し、アルバムとなる…。そういう課程を経ています。

どうもプログレ的な2)は未だにわからない曲なので(笑)、アグレッシブな1)を紹介します、悪しからず。
ミドルテンポな曲で、2分19秒からマイルスのトランペットが登場。リズムに乗り、時には高らかに、時には攻撃的なトランペットが聴けます。カッコイイの一言です。
この2分19秒から10分40秒まで溌剌としたプレイが聴け、そこから幻想的なパートが入り込み、元の曲調に戻る12分10秒まで彼のトランペットが主役のパートです。
15分あたりから、ハービー・ハンコック“ビビッ!”と鳴り響くソウルフルなオルガンもクールです。
さて、この曲で第2主役となっているのが、ギターのジョン・マクラフリン。彼はのちに、マハヴィシュヌ・オーケストラを結成。『BIRDS OF FIRE(邦題:火の鳥)』(1973)というヒット作を生み、またギター・インスト路線へ向かっていくこととなるジェフ・ベックへ影響を与えた人です。
オープニングから彼のカッティングが炸裂。また18分30秒あたりから登場する、通称“ジャック・ジョンソンのテーマ”は、17回“これでもか”とばかり同じギター・フレーズをプレイしていますが、それがすごくカッコイイです。マイルスも好きなフレーズだったようで、後年もプレイしたそうです。

エレクトリック期のアルバムの中で、一番ロック寄りで、ストレートな作品。
私もこのアルバムと出会うことで、マイルスを聴き進めていくこととなりました。

[CD日記 ジャズ・フュージョン編 # 1]