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音楽が好きなんです

~音楽好きマロくんのCD日記や、あれこれ~



ミュージシャン:Every Little Thing

  1)For the moment

  2)今でも…あなたが好きだから
  3)Face the change〈Album Mix〉
  4)Old Dreams (instrumental)
  5)モノクローム

  6)All along
  7)Hometown
  8) 出逢った頃のように
  9) Shapes Of Love
10) True colors

11) Time goes by 〈Orchestra Version〉


Every Little Thing(以下:ELT)の2ndアルバム。
ELTを初めて聴いたのは、友人の車の中でした。それは1stアルバムだったのですが、持田香織の温かみにある、優しい歌声と楽曲の良さに魅了されました。
このアルバムの1)が好きで、リアルタイムに買ったアルバムです。

ミックスやバージョン違いはあれど、1)、3)、8)、9)、11)はシングル曲。11曲中、5曲がシングルでの既発曲なので、準ベストアルバムっぱいところもあります。J-POPSのアルバムでは、それがお決まり(?)の構成要素ですが…。
とは言え、単にそれらを並べている訳では無く、アルバムオリジナル曲の配置の仕方も良く、とてもバランスの取れた、密度のあるポップスアルバムだと思います。
アルバムオリジナル曲では2)や6) あたりがいいですね。持田香織のVoの良さが活かされているような気がします。
アルバムのオープニングは、シングル曲の1)を挨拶変わりとし、次にオリジナル曲のバラード2)でアルバムの世界へ引き込む…。良い流れになっていると思います。

この時のELTは3人グループ。アルバムのプロデューサーでもあり、キーボードの五十嵐充(2000年に脱退)の“アルバムの収録時間は40分前後が程良い”という意の発言を、何かの記事で読んだことがあります。五十嵐氏はそれを考慮してか、このアルバムは約46分。時間の長さが程良く、内容と併せ、とても聴き心地(?)の良いアルバムになっています。
私はこの考えに賛同できます。昨今、多くのアルバムで散見される“収録時間は70分台は当たり前!(だって、たくさん収録できるし!)”傾向は、コンセプト作品やベスト盤以外では長過ぎると思います。もちろん現代はアナログ盤の時代ではないので、せいぜい50~60分が適当だろうと思います。

小室哲哉氏プロデュースのglobeに見られる、“女性Voと男性2人の3人組形態”。そのglobeと同じレーベルからELTも登場(両者曲調は違いますが)。後年同じグループ形態のday after tomorrowやgirl next doorも登場します。それが、このレーベルでの“鉄壁ポップス”となっていったような気もします。

今やELTもベテランの域に入るのではないでしょうか。
上記アルバムは、ELTの“快進撃期”の頂点のアルバムだったと思います。

[CD日記 1990年代邦楽編 # 6]



ミュージシャン:JIMMY PAGE, ROBERT PLANT

1)SHINING IN THE LIGHT
2)WHEN THE WORLD WAS YOUNG
3)UPON A GOLDEN HORSE
4) BLUE TRAIN
5)PLEASE READ THE LETTER
6)MOST HIGH
7)HEART IN YOUR HAND
8) WALKING INTO CLARKSDALE
9) BURNING UP
10) WHEN I WAS A CHILD
11) HOUSE OF LOVE
12) SONS OF FREEDOM
13) WHISKEY FROM THE GLASS


ジミー・ペイジとロバート・プラントで新作を出す…。と聞けば、それは期待をしちゃいます。ちょっと控えめに言っても、楽しみにしちゃいます。
何せ、1994年の『NO QUARTER』を聴けば、それがMTVの企画番組出演と言えど、ZEPの曲をプレイしたので、“今後、もし2人の新作が出たら…”と期待をしちゃうものです。

それが、このアルバム。
私にはどうしても、濃紺のジャケと相成って、全体的に“どよんっ”とした印象です。
プラントにZEP時代のハイトーンVoを求めてはいけませんが、彼のVoは控えめなスタイル。
ペイジのギターも、曲によっては単に掻き鳴らしているようにも聞こえます。
シンプルで、ややラウドな音像を狙ったのでしょうか?しかし、どこか空回りしています。
初めて聴いたときは、正直、「何がやりたいのかなぁ?」と思いました。
しかし最近思ったのですが、ZEPの『フィジカル・グラフィティ』収録の“SICK AGAIN”に、音の“空気感”が近いような気も。もちろんここではジョーンズや、ボーナムはいません。 あくまで“音の空気感が近い”ということです。

6)は彼らの好きなエスニック調のロック。
5)のような叙情的な曲や、ペイジのギターが火花散っているようなHRの9)はいいと思います。
中でも好きなのはバラードの10)です。ペイジのリヴァーヴのかかった浮遊するようなギターが印象的で、心染みる曲です。
あえてZEPに近い曲と言うなら、12)かも。イントロで「んっ!?」と思いますが、ペイジのギターがちょっとヨレている感もするし、曲も空回りしちゃっています。

このアルバムから遡ること5年前、ペイジはデイヴィッド・カバーデイルと『COVERDALE ・PAGE』を発表しました。賛否はありましたが、『COVERDALE ・PAGE』の方が硬質で、且つ奥の深いHR/HMのアルバムで良かったと思います。
1988年のペイジのソロアルバム『OUTRIDER』も聴いていますが、ZEPサウンドの再来では無いにしても、“ギタリスト・ジミー・ペイジ”を聴くことができ、この『WALKING INTO CLARKSDALE』と比べると、『OUTRIDER』の方がいいのかなと思えます。
旧友ロバート・プラントとアルバム制作をしてけれど、結果として、良い化学反応が起こらなかった…。この作品は残念なアルバムになってしまった感があります。

決して、このアルバムを否定している訳ではありません。
どこか好きなところがあり、現在もライブラリーに収まっております。
発売当時、仕事が忙しい期間で、それが落ち着いてからの楽しみとして買ったのです。4月の陽気の良い頃でした。
そのような事も含めて、私には思い出のあるアルバムです。

[CD日記 '90洋楽編 # 27]



1)LOOK AT YOURSELF
2)I WANNA BE FREE
3)JULY MORNING
4) TEARS IN MY EYES
5)SHADOWA OF GRIEF
6)WHAT SHOULD BE DONE
7)LOVE MACHINE

イギリスのHRバンド、ユーライア・ヒープの3rdアルバム。邦題タイトルは『対自核』。私はこれまでのところ、ユーライア・ヒープ(以下:ヒープ)にすごくハマッた訳では無いのですが、このアルバムは名盤でもあるので、取り挙げてみます。

(総じて)リズムは“ズンチャ、ズンチャ、ズンチャ、ズンチャ♪タイプのタテ乗りで、やや単調でもありますが、勢いのあるHRを聴けます。
リズムは重く、ケン・ヘンズレーのオルガンはビービーと響き、ミック・ボックスのギターがギリギリと鳴り、デイヴィッド・バイロンは張りのあるハイトーンVoで歌う…、とかなりラウドな音。単にヘヴィという訳では無く、勝手な造語ですが、“ラウド・ヘヴィHR ”です。
しかし、ヘヴィといっても泥臭いものではありません。クィーン程ではありませんが、演劇っぽい彩りがなされているからだと思います。
例えば“ア~⤴ ア~⤵♪”とか、“ドゥドゥ、ドゥドゥ~♪”や“ナナナナ、ナ~ナ、ナ~♪”といったようなスキャットを曲中で聞けるので、そこから演劇っぽい彩りに思えるのでしょう。
なので、同年代のレッド・ツェッペリン、ディープ・パープル、ブラック・サバスとは違ったHRサウンドです。

タイトル曲の1)は最高です。スタートからラウドなHRを聴かせてくれます。この曲のタイム4分~ラストまでの約1分間の後奏部ではムクムクと熱を帯び、高揚感を増すエキサイトなプレイが聴けます。私は何回聴いても、後奏部では全身の毛がそば立ちます。こういうどこか危ないエキサイトな演奏は、現代のHR/HMバンドには真似が出来ません。
3)のバラードも人気があるようですが、私はピアノを基調とした穏やかな6)が異彩を放っているような気がします。

ヒープはメンバーチェンジを繰り返しながらも、現役のバンド。でも全盛期は、5thアルバム『THE MAGICIAN'S BIRTHDAY』(1972)までと言われています。

現在、ヒープの国内盤CDがほとんどありません(以前もそうだったような?)。日本では、ヒープは2番手の認識なのでしょうか。
もう少し注目されてもいいでは、と思います。

[CD日記 '70洋楽編 # 58]


 

〈1997年 アメリカ〉

  1)NEW MILLENNIUM
  2)YOU NOT ME
  3)PERUVIAN SKIES
  4) HOLLOW YEARS
  5)BURNING MY SOUL
  6)HELL'S KITCHEN
  7)LINES IN THE STAND
  8) TAKE AWAY MY PAIN
  9) JUST LET ME BREATHE

10) ANNA LEE

11) TRIAL OF TEARS
   I - IT' RAINING
  II - DEEP IN HEAVEN
    III - THE WASTELAND

ドリーム・シアター(以下:DT)を初めて知ったのは、友人の車の中で聴いた時。
熱くテクニカルなプレイに、「良いバンドがいるなぁ」と思いました。

このアルバムは通算5作目(スタジオ盤では3作目)。
DTは、“プログレ・メタル”と言ったらいいでしょうか。演奏はテクニカル、曲調はドラマティック、それ故に長尺でもあります。
しかし、このアルバムはコンパクトな印象(平均して1曲6分はありますが…)。
5)や9)のようなHR/HM調の曲で“DT節”が聴けます。
それとDTの良い所は、バラードもプレイできるところ。Voのジェームス・ラブリエはハイトーンでHR/HMを歌えるのはもちろん、穏やかな声でバラードも歌いこなせる器用なヴォーカリスト。
8)、10)はサビでハイトーンVoで盛り上げるも、穏やかな曲調のバラード。熱い、テクニカルなプログレ・メタルが並ぶ中にこういうバラードが入っていると、すごく染みるものがあります。 私はDTのバラード曲が大好きです。

“プログレ・メタル”という、ドラマティック且つ長尺な “DT節” を、多少作風は違えど、彼らの各アルバムで聴くことが出来ます。
なので、作品それぞれが安定した内容で“王道路線”にも聞こえ、大ハズレが無い…。それがDTのアルバムの特色だと思います。
しかし悪く言えば、どれも同じに聞える感も。そう思える人が多い(?)のか、中古CD店でDTのアルバムがたくさん並んでいるのを見かけます。

上記アルバムは巷では「それ程でもない…」という評価を目にしたことがあります。しかし私は、染みるものがあって一番好きなアルバムです。
彼らの音楽スタイルを確立した2ndアルバム『IMAGE AND WORDS』(1992)が一番という声が多いですが、私にはそのアルバムは普通の“DT節”に聞こえ、可も無く不可も無くの印象。
そこから見えるのは、多少作風は違えど、

 

“ どれも安定した内容で、鉄壁なDT節のアルバム ”

 

であって、その作品が聴き手それぞれにとって、

 

“ 心を掴むもの、心に染みるもの ”

 

を少しでも多く含有したアルバムであるかどうか?、という点で、DTのアルバムが評価されていくのだと思います。
この事は、どのミュージシャンと聴き手の間にも当てはまることかもしれません。でも、DTの毎回の作品がある程度の質が維持されている(であろう)からこそ、それが彼らの持つ特異性なのかもしれません。

ちょっと理屈をごねましたが、別にDTを悪く言っているのではありません。むしろ希有な存在のバンドで、好きなバンドの1つです。
是非これからも、作品の質の維持を続けてもらいたいです。

[CD日記 '90洋楽編 # 26]



  1)SHINE ON

  2)SOUR GRAIN
  3)79TH AND SUNSET (RECORDED BY ANDREW JONES)
  4) STONE COLD FEVER

  5)ROLLIN' STONE
  6)A SONG FOR JENNY
  7)THE LIGHT
  8) BIG GEORGE
  9) STRANGE DAYS
10) RED NECK JUMP

ハンブル・パイの4thアルバム。
元ハードのピーター・フランプトン、元スモール・フェイゼズのスティーブ・マリオットを中心に、1969年に結成されたハンブル・パイ(以下:パイ)。
メンバーのラインナップからスーパー・バンドに見られたようですが、なかなかパッせず。
方向性が見出せたのが、この4thアルバムになります。
すみません、私自身1stは聴いたことあるのですが、2ndと3rdは未聴。なので本当の感想は言えませんが、1stはブルーズ、2ndはアコースティックが強く、3rdは“1st+ 2nd÷2”の作風であると、音楽誌等で読んでおります。
4th以降の彼らアルバムを聴いているので、このアルバムがハンブル・パイというバンドの方向性を見出した第1歩となったのは、わかるような気がします。

1972年の『SMOKIN'』のような“濃厚で、重量級”といったものではなく、全体の印象としては、風通しの良い軽快なロックアルバムといった感じでしょうか。
その中でも、後のパイを表すような骨太なロックの4)が最高です。初めて聴いたとき、イントロの厚いギターに「おっ!」となり、マリオットのVoが入ると「よっしゃっ!」という気持ちになりました。
私は6)も好き。この曲、アコースティック調で始まり、終盤でゴズベル調に盛り上がります。そこが感動を呼びます。
ピーター・フランプトンのキャッチーなロック志向と、スティーブ・マリオットのブルーズ、ソウル、R&B調のロック志向の違いが、このアルバムを通して感じられます。
このことが後に、フランプトンの脱退、そしてマリオットを中心としたラインナップで『SMOKIN'』という名作も生まれ、ハンブル・パイはソウル、R&Bを根ざしたロックバンドとなっていくのです。

[CD日記 '70洋楽編 # 57]