選考基準
◆1970~1979年発表のアルバム。
◆ロック系のアルバム(プログレ、ポップス系等は除く)。
◆1人のアーティスト(もしくは1つのバンド)で1枚選考。
◆ライブ盤、ベスト盤は除く。
以上の基準で、2021年8月現在、私のラックに収まっている作品から選考。
選考は、あくまでも私の主観です。
取り上げたアルバムで、以前CD日記で登場しているものは、リンクで見られます。
第6位 LED ZEPPELIN 『PRESENCE』(1976)

大御所バンドのZEPです。(通称名)『IV』か『PRESENCE』か迷ったのですが、単純に“ ハード&ヘヴィ ”ということであれば、この『PRESENCE』でしょう。
ややドライな感もありますが、ペイジのジャリッとしたギターを中心に、鉛のような重さがあります。
彼らが解散しなければ、これをもう少し発展したサウンドを聴くことが出来たかと思うと、残念。
第7位 AEROSMITH 『ROCKS』(1976)

ベテラン老舗バンドのエアロスミス。多数のアルバムがありますが、このアルバムは気迫とヘヴィさを併存しているアルバム。ブリティッシュHRの薫りも漂います。彼らのアルバムで、このタイプのサウンドが聴けるのはこれだけだと思います。
私が初めて聴いたエアロスミスはこのアルバムで、とても印象深いものとなり、他にこれを超えるものが無く、寂しい気もします。
第8位 BUDGIE 『IN FOR THE KILL!』(1974)

イギリスのトリオバンドの4thアルバム。グリグリ、ゴリゴリした強力なギター・リフを中心に、重量級の曲が聴けます。初めて彼らを聴いたときは、シビれましたねぇ。
ただVoが弱い(線の細いロバート・プラントにも聞こえる?)のと、どこか突き抜けるものが無く、聴き疲れる感もあります。それ故に、(悪意で無く)B級扱いになってしまうのでしょうか。
とは言え、メタリカが彼らの曲をカバーしたり、後年のHRバンドへ影響も与えているようです。もう少し評価されても良いのかもしれません。
第9位 URIAH HEEP 『LOOK AT YOURSELF』(1971)

オルガンがビービーが鳴り、ヘヴィさを出しています。アルバムタイトル曲が特に顕著。この曲の後奏部が大好きです。今回の20選の中でオルガンが強めなのは、このアルバムだけになりますね。
第10位 THE WHO 『WHO'S NEXT』(1971)

THE WHOは、元々はHRバンドではないですが、1970年の『LIVE AT LEEDS』では豪快なHRを展開。メンバーのピート・タウンゼントは、ライブの迫力をスタジオ盤で再現することを模索した、という話もあります。それが実を結んだのが本作でしょうか。
ピートのギターがザク~ンと鳴り響き、ヘヴィさを醸し出しています。キース・ムーンのドラムはトントンッと力強く、それぞれの曲の核となっていますが、とても心地良く響いているような気がします。
このアルバムの時はTHE WHOはHRバンドとなっていますが、これ以降はちょっと軽めな(?)サウンドとなっていきます。
[マロくん選 '70年代ハード&ヘヴィ20 # 4]
選考基準
◆1970~1979年発表のアルバム。
◆ロック系のアルバム(プログレ、ポップス系等は除く)。
◆1人のアーティスト(もしくは1つのバンド)で1枚選考。
◆ライブ盤、ベスト盤は除く。
以上の基準で、2021年8月現在、私のラックに収まっている作品から選考。
選考は、あくまでも私の主観です。
取り上げたアルバムで、以前CD日記で登場しているものは、リンクで見られます。
第11位 ARMAGEDDON 『ARMAGEDDON』(1975)

元ヤードバーズのキース・レルフのHRバンド。レルフのVoは頑張ってはいるけど、正直HRを歌うにはちょっと力不足。しかし、そう思わせない(?)ようなドスンとくる気迫のあるHRサウンドは抜群。また展開を含む曲が多く、隠れた名盤だと思います。ただ聴いていて途中、満腹感が出ちゃいます。
第12位 STRAY DOG 『STRAY DOG』(1973)

EL&Pのグレッグ・レイクがプロデュースした、トリオバンドの1st。私はリイシューされた際、タワレコで試聴したのですが、ヘヴィでややノイジーなHRにシビれした記憶があります(とは言え、その時はお財布の都合で買わなかった・笑)。
メンバー編成からアメリカのバンドに括られるようですが、ベースのうねりを聴けるあたりは、ブリティッシュHRの薫りが漂うアルバムです。
第13位 THREE MAN ARMY 『THREE MAN ARMY TWO』(1974)

ガーヴィッツ兄弟率いるトリオバンドの3rdにして、最終作。彼らの1stも十分候補なのですが、こちらの方がハード&ヘヴィ、そしてストレートさが強いので挙げました。
ガツンッとくるHRが並びます。ファストな曲から、叙情的なブルーズまで、聴き応え十分なアルバムです。
第14位 ROBIN TROWER 『LONG MISTY DAYS』(1976)

ジミヘン・フォロワーのロビンですが、そんなに極端なジミのまねごとをしている訳では無く、サウンドは普通のHRの範疇。プログレっぽい曲もありますが、ブルーズをベースにしたHRを展開。中でも、熱い‘ Caledonia ’は何回聴いても、エキサイトします。
第15位 BLUE ÖYSTER CULT 『BLUE ÖYSTER CULT』(1972)

初めて聴いたときは、評判よりもあまりハードには感じなかった。少しポップス感も含有しているような気もします。しかし聴き込むと、ジャケットにあるようなモノトーンで、見上げれば闇が広がっている…そんな不思議な世界に身を置いた気持ちになります。音の仕上がりが少しモコッとしているのも効果を上げています。
[マロくん選 '70年代ハード&ヘヴィ20 # 3]
選考基準
◆1970~1979年発表のアルバム。
◆ロック系のアルバム(プログレ、ポップス系等は除く)。
◆1人のアーティスト(1つのバンド)で1枚選考。
◆ライブ盤、ベスト盤は除く。
以上の基準で、2021年8月現在、私のラックに収まっている作品から選考。
選考は、あくまでも私の主観です。
取り上げたアルバムで、以前CD日記で登場しているものは、リンクで見られます。
第16位 CACTUS 『CACTUS』(1970)

ティム・ボカートのベースはブンブン、カーマイン・アピスのドラムはタカタカ、パタパタ、バシバシ、ドンドンと、この2人がヘヴィさの核となっているのは言うまでもありません。もちろんギター、Voもやかまし系。ただ音の仕上がりに締まりが無いのがイマイチ。まぁ、そこが味となっているのですが。
第17位 ATLANTIS 『ATLANTIS』(1972)

女性Vo擁する、ドイツのHRバンドの1st。ブラック・サバスなどのが所属した、ヴァーティゴ・レーベルからデビュー。彼女がハスキーVoでもあり、ソウルフルなHRを展開。今ひとつ突き抜けない感もありますが、生々しいヘヴィさを聴くことが出来ます。曲展開のある10分近くの‘ Living At The End Of Time ’は良い曲です。私はこの曲で彼女たちをチェックしました。
第18位 DAVID BOWIE 『ALADDIN SANE』(1973)

「え、デイヴィッド・ボウイ?」と思われるでしょうが、彼がロックをやっていたグラム・ロック時代から選考。ミック・ロンソンの分厚いギターを聴けます。全曲がHR系では無いですが、全体的に意外とヘヴィな音。ボウイの甲高いVoと、その当時の容姿とが相成って、ちょっとギラギラッとした感じもありますけどね。
第19位 BAD COMPANY 『BAD COMPANY』(1974)

このサウンドの厚みは、正統派ブリティッシュHRと言われます。とは言え、熱くはなく、どこかゆったりした雰囲気があります。ブルーズ・ベースの1曲目‘ Can't Get Enough ’は名曲です。
第20位 TED NUGENT 『FREE FOR ALL』(1976)

ギンギン、ガリガリ、グリグリ、とテッドのギターがヘヴィさを醸し出し、ワイルドさ、また重心のあるHR。ゲストVoは明るめで、そのせいか、全体的には明るくカラッとした雰囲気も感じます。
[マロくん選 '70年代ハード&ヘヴィ20 # 2]
2019春まで住んでいた自宅の近所には、十分事足りる本屋さんがあったのですが、 現在の住まいの近所には本屋さんはあるけど、ちょっと物足りない(それに方角もちょっと不便)。
加えて、以前は通勤途中で立ち寄れる書店もあったが、今の通勤ルートではない(極端な途中下車をしなくてはならない)。
そのせいか、音楽誌のチェックが上手くいっていません。
先日も、ちょっと栄えている(?)隣町へ出向いた際、大型書店に入り「あれ、この雑誌ノーチェックだった…」と気づかされる始末。
さて、その音楽誌ですが『レコード・コレクターズ』2021年8月号。特集は“ '70年代ハード&ヘヴィ100 ”。ライターからのアンケートを集計し、100枚を挙げるもの。
ジャンルからして、私にはドンピシャな特集。
100枚を見てみると、「うん、納得!」、「この作品も対象に挙げられるんだぁ」、「わかるけど、このバンドはあまり好みでないなぁ」、「へぇ、ちょっと聴いてみたい」、「また聴き直してみようかな」などと、ワクワクした気持ちで拝読しました。
それから思ったのが、私は素人の音楽好きですが、自分が選んだらどうなるかな、とラックをチェックしてみました。そして20作品余りが挙がりました。
ということで、全くの個人の主観ですが『マロくん選 '70年代ハード&ヘヴィ20』と題して、何回かに分けて、次回からアップしていきたいと思います。
[マロくん選 '70年代ハード&ヘヴィ20 # 1]

〈DISC 1〉
1) WEDNESDAY MILES
~ 1 Directiones
~ 2 Bitches Brew
~ 3 The Mask
~ 4 It's About That Time
~ 5 Bitches Brew / The Theme
2) THURSDAY MILES
~ 6 Directiones
~ 7 The Mask
~ 8 It's About That Time
〈DISC 2〉
3) FRIDAY MILES
~ 1 It's About That Time
~ 2 I Fall In Love Easily
~ 3 Sanctuary
~ 4 Bitches Brew / The Theme
4) SATURDAY MILES
~ 5 It's About That Time
~ 6 I Fall In Love Easily
~ 7 Sanctuary
~ 8 Bitches Brew
~ 9 Willie Nelson / The Theme
※以上は、輸入盤CDブックレットの表記に準ずる。
オリジナル(並びに旧規格CD)は1)~4)での、4曲表記(全4曲のチャプター)。
現行CDは、それぞれの公演のメドレーパートごとに、チャプターが付けられている。
1969~1974年のいわゆる‘ エレクトリック・マイルス期 ’での公式ライブ盤は、マイルスの生前発表されたもので、7枚。
マイルス・デイヴィスのガイド本『マイルスを聴け!』の著者、故・中山康樹氏は同著の中で、「マイルスの一番カッコイイ時…」の音源だと述べ、絶賛しているのが、このライブ盤。
私はこのライブ盤のCDを初めて聴いたとき、まだ『マイルスを聴け!』を読んだことは無く、むしろ何の情報も無く聴いたのですが、確かにシビれました!中山氏のレビューに十分賛同できますね。
簡単に言うと、ロック寄りのサウンドを追求し始めたマイルスを、レコード会社がロックファンにアピールさせる企画を立てました。それが、当時ロックの殿堂と言わていたライブハウス‘ フィルモア・イースト ’(ニューヨーク)と、‘ フィルモア・ウエスト ’(サンフランシスコ)で公演を行うというもの。フィルモアと言えば、クリームや、グレイトフル・デッド、アル・クーパーなど数々のロック・ミュージシャンがそこで公演し、またその模様を収録したライブ盤を私達は聴くことが出来ます。伝説のライブハウスなのです。(ライブハウスとはいえ、日本でいうなら小ホールクラスに近い規模だったようです)
このアルバムはフィルモア・イーストでの、1970年6月17(水)、18(木)、19(金)、20日(土)の4日間の公演を収録したもの。それぞれの曜日を取って、タイトルを付けています。
それぞれの曜日において、上記の通りメドレーではありますが、普通に考える “ このまま次の曲へ行きま~す! ” といったメドレーとは違い、アレンジや即興等があるので、これはこれで準新曲のようにも聞こえます。
サウンドは俗に言うジャズのそれでは無く、切れのある、熱いロック(プログレ)。1)は、スタートからいきなり緊張感漂い、ドキドキワクワクさせられます。
マイルスは切れのあるトランペットをかましてくれますが、ずっと吹きっぱなしではなく、キース・ジャレットとチック・コリア(2021年2月9日お亡くなりになりました。合掌。)のキーボードが暴れるパートもあり、これもまた危険な薫りを漂わせています。
4日間の中で、特に金曜日の3)が最高の演奏とされ、個人的には3)の「~ 4 Bitches Brew / The Theme」の、タイムが4分から4分25秒あたりのトランペットの鳴りが大好きで、シビれます。
このライブ盤を初めて聴いたときは、日常でもトランペットの鳴りが頭の中で響いていたのを記憶しています(笑)。
それぞれの公演は約25分前後で収録されていますが、実は編集されたもので、ノーカットでは50分近い演奏。
4日間のノーカット盤BOXが、2014年にオフィシャル・ブートレッグで発売されました。
それ以前は(現在も?)、高音質ブート盤で聴くことが出来ました。初めてブート盤で聴いた時は、50分近いステージに驚いたものです。
このライブ盤は編集がなされていますが、これはこれで楽しめる外せないライブ盤で、そこはプロデューサーのテオ・マセロの手腕が発揮されたのでしょう。
併せてノーカット盤を聴くと、「あ、この部分はこのココで登場するんだぁ!」と、深く聴くこともできます。
あと意外なのは、これらステージがシンガーソングライターであるローラ・ニーロの前座ステージであったこと。(しかし中山康樹氏によれば、これはマイルスが第1部、ローラが第2部ステージといった「2部構成のライブ」と見るのが妥当で、ローラはマイルスとの2部構成のステージに歓迎だった…と述べている)
第1部でこんなに熱いものを聴かせれたら、第2部ステージではもうヘトヘトになっちゃいそうです。
エレクトリック・マイルスの熱いプレイが聴ける、カッコイイライブ盤です。
[CD日記 ジャズ・フュージョン編 # 3]