選考基準
◆1980~1989年発表のアルバム。
◆ロック系のアルバム(プログレ、ポップス系等は除く)。
◆1人のアーティスト(もしくは1つのバンド)で1枚選考。
◆ライブ盤、ベスト盤は除く。
以上の基準で、2021年8月現在、私のラックに収まっている作品から選考。
選考は、あくまでも私の主観です。
取り上げたアルバムで、以前CD日記で登場しているものは、リンクで見られます。
第1位 GUNS N' ROSES 『APPETITE FOR DESTRUCTION』(1987)

'80年代のバンド(しかも新人)で、'80年代型のガツンと純粋なハード&ヘヴィなサウンドを聴かせてくれたのはガンズ・アンド・ローゼズでしょう。(誌面でも1位でした)
サウンドの源流はローリング・ストーンズで、近いところだとエアロスミスの影響が強いでしょうか。
アクセル・ローズのクセのあるハイトーンVoに好みが分かれますが、スラッシュを中心としたザク~ンとしたギターが鳴り響く、ストレートなヘヴィHR。
サウンド、バンド共に'80年代のキラキラ(クリア)感に強く染まっていないことから、多くの人々に受け入れられたのだと思います。
このアルバムの印象を強く残し過ぎたのと、この後、意外にアルバム枚数を出さない活動が裏目に出たのか、迷走する大物バンドとなってしまったのが残念。
第2位 BLACK SABBTH 『BORN AGAIN』(1983)

オジー・オズボーンが脱退、ロニー・ジェームズ・ディオを迎えた『HEAVEN AND HELL』(1980)が傑作とされますが、『HEAVEN …』は元来のオカルト志向のHRバンドが純粋なHR/HMバンドへと変貌を遂げた感じで(すでにオジー在籍時後半はオカルトさは薄れていたけど)、正直私にはピンとこなかった。
この『BORN AGAIN』は、(元)ディープ・パープルのイアン・ギランを迎えたことに賛否があります。まぁ、全盛のギランの喉ではないけど、しっかり歌っています。‘ Disturbing The Priest ’の終盤では、後のデーモン小暮のような笑い声を上げていたりもします。
サウンドは、元々のオカルトさを1980年代に合わせ再現した感じ。制作中のアクシデントによりザラついた音ですが、それがよりヘヴィさを醸し出しています。まさに魔界から鳴り響く邪悪なHR/HM。加えてジャケットもコワいです。(共に「いかにも!」ですが・笑)
ブラック・サバスであってブラック・サバスでない(?)、次作『SEVENTH STAR』(1986)も'80年代ハード&ヘヴィの候補に挙げてよい作品だと思っています。
第3位 DIO 『HOLY DIVER』(1983)

このアルバム、だいぶ前所有していたのですが、あまり聴かないので手放しました。
しかし聴き直してみたくなり、実はこの8月に中古でデジリマ盤をリーズナブルな価格で見つけ購入。そしてラックに収まったことで第3位へランクイン。
張りと伸びのあるロニー・ジェームズ・ディオのVoと、まさに鋼の太いサウンド(‘ 分厚い ’より、‘ 太い ’という言葉が合う)。キラキラしたサウンド・プロデュースが主体となる'80年代に、確固たるHR/HMサウンドを示したことに拍手ですね。
反面、単にそれだけでちょっと退屈にも(私には)聞こえます。
[マロくん選 '80年代ハード&ヘヴィ6作品 # 3]
選考基準
◆1980~1989年発表のアルバム。
◆ロック系のアルバム(プログレ、ポップス系等は除く)。
◆1人のアーティスト(もしくは1つのバンド)で1枚選考。
◆ライブ盤、ベスト盤は除く。
以上の基準で、2021年8月現在、私のラックに収まっている作品から選考。
選考は、あくまでも私の主観です。
取り上げたアルバムで、以前CD日記で登場しているものは、リンクで見られます。
第4位 JUDAS PRIEST 『BRITISH STEEL』(1980)

ジューダス・プリースト(以下: JP)は悩みました。
確かにヘヴィであるけど、“ 鋭さ ”の方が上回っている気がします。それ故に、'70年代版では作品を挙げず。
デビューから少々地味な(?)存在で、サウンドを模索しながら作品を重ねていった感があります。そして'80年代に入り、俗に言う“ ヘヴィメタル ”サウンドを開花、確立させました。という訳で、'80年代版ではJPを選びました。
前作『KILLING MACHINE』(1978)からHMサウンドと言われますが、私はこの『BRITISH STEEL』から本格的にHMバンドへ移行したような気がします。
次作『SCREAMING FOR VENGEAVNE』(1982)や、『DEFENDERS OF THE FAITH』(1984)も十分候補かもしれません。しかしこれら2作は、先に述べた“ 鋭さ ”の方が上回っていて、光沢のある音質。
『BRITISH STEEL』はストレートながらも、どこかブリティッシュHRの重さ(暗さ、泥臭さ)が少し残っているような気がして、重量感を醸し出しています。1曲目‘ Rapid Fire ’の程良い疾走感が心地良く響き、私はシビれます。
第5位 KISS 『CREATURES OF THE NIGHT』(1982)

KISSも'70年代版では挙げませんでした。全盛のメイク時代を聴いてますが、容姿の印象に反して、意外にポップス性のあるHR。
1980年代以降のKISSは、HM色が強くなっていく印象。そしてバンドもノー・メイク・スタイルになっていきます。
このアルバム、デビューからのメイク時代としてラストの作品。この時代の録音のせいか、ギターはギンギン、ドラムの音はガツン、ガツン!と、かなりラウドな音。それもあってか(?)、内容もそれまでと違い鬼気迫るHR/HMを聴かせてくれます。初めて聴いたとき、「おっ、KISS気合い入っているねぇ」と思いました。
ジャケットもカッコいいです。
第6位 VAN HALEN 『FAIR WARNING』(1981)

自分の中でハード&ヘヴィと呼ぶには少し違和感があり、ヴァン・ヘイレン(以下: VH)も'70年代版では挙げませんでした。
しかし彼らの1980年代の躍進ぶりから、'80年代版では選考に挙げなくてはなりません。
そうすると挙げられるのが、やはり『1984』(1984)となるのでしょう。こちらは楽曲は良いですが、シンセが導入され、ちょっと洗練された感があります。
純粋にハード&ヘヴィというなら、この『FAIR WARNING』だと思います。
デイヴィッド・リー・ロスのVoの第1期VHの中で、ちょっと重量感の増したサウンドに思えます。やや泥臭くもあるけど、グイグイと押してくるHRが聴けます。大げさに言えば、第1期VHの中で、ヘヴィメタル(に近い)な作品だと思います。私は1~3曲目までが特に引き込まれます。
[マロくん選 '80年代ハード&ヘヴィ6作品 # 2]
8月上旬、[マロくん選 '70年代ハード&ヘヴィ20]の特集をアップしました。
『レコード・コレクターズ』2021年9月号の特集は“ '80年代ハード&ヘヴィ100 ”。前回同様それに併せ、私も1980年代のハード&ヘヴィを選びました。
しかし困りました。それに相当する作品をあまり所有していないのです。なので今回は6作品となってしまいました。
作品数は少ないですが、何回かに分けて、次回からアップしていきたいと思います。
[マロくん選 '80年代ハード&ヘヴィ6作品 # 1]
当初は、10枚を選ぶつもりでした。しかし選び出すと、「あ、これが入らなかった、あれも入らなかった…」となり、結果20枚選び出しました。
レコード・コレクターズの方ではレインボー、クィーン、KISS、ヴァン・ヘイレンが挙がっていました。
私もそれぞれ好きなバンドです。しかし私が選ぶ際、彼らの作品を“ ハード&ヘヴィ ”として候補に挙げるとなると、違和感がありました。
レインボー、クィーンは“ ハード&ヘヴィ ”ではあるけれど、それだけに括られない演劇性があります。
KISSは“ ハード&ヘヴィ ”と呼ぶには、カラッとしていて、ポップスの要素も含んだHRに(私には)聞こえます。
ヴァン・ヘイレンも、エディのギターはヘヴィだけど、サウンド全体としては重量感はそれ程でもないかと。
ということで、これらのバンドは挙げませんでした。
私の持つ“ ハード&ヘヴィ ”感は、総じて「重量級」と「野性味」(←“ ハード&ヘヴィ ”だから、当たり前なんですが・笑)のある作品であると、改めて気づかされました。
誌面で選出されたアルバム、私が選んだアルバム。…これらを読んだ皆さんが共感できるもの、違うなぁと思うもの、また「ほぅ、それを挙げるかぁ」と思うものがあるかもしれません。
私も改めて勉強になり、また奥深く楽しいなぁと思えました。またまた音楽生活の深みにハマりそうです。
レコード・コレクターズの次号は、'80年代ハード&ヘヴィの予定だとか。
私の場合、'80年代は枚数が少ないですね(でも1位候補は決まりそうな…) 。誌面を通して、また勉強になるかもしれません。
このブログでも'80年代版も出来ればアップしたいと思います。
[マロくん選 '70年代ハード&ヘヴィ20 # 6]
選考基準
◆1970~1979年発表のアルバム。
◆ロック系のアルバム(プログレ、ポップス系等は除く)。
◆1人のアーティスト(もしくは1つのバンド)で1枚選考。
◆ライブ盤、ベスト盤は除く。
以上の基準で、2021年8月現在、私のラックに収まっている作品から選考。
選考は、あくまでも私の主観です。
取り上げたアルバムで、以前CD日記で登場しているものは、リンクで見られます。
第1位 MOUNTAIN 『CLIMBING!』(1970)

私の中で“ ハード&ヘヴィ ”といったら、このアルバム。初めて聴いた時、巨大な岩がゴロゴロと地響きを立てながら転がってくる様を想像しました。
レズリー・ウェストのVoは吠えるようであり、またギターは豪快ではあるも、繊細な部分も聴けます。またベースのフェリックス・パパラルディはクリームのプロデュースをしていたこともあり、その経験、手腕がこのアルバムで発揮されたのでしょう。
それにしても、1曲目“ Mississippi Queen ”何回聴いてもシビれる、永遠のハード&ヘヴィな1曲だと思います。
第2位 HUMBLE PIE 『SMOKIN'』(1972)

驚異的なソウルフルVoのスティーブ・マリオットを擁するハンブル・パイ。ここでは、それまでの骨太なHRサウンドに加え、ドタン、ズンズンとくるヘヴィさを強く出ています。やや地味ながらも、しっかり熱量は持っているこのアルバムの特有な雰囲気も私は大好きです。アルバムラストに並ぶ2曲、‘ I Wonder ’と‘ Sweet Peace And Time ’を聴くと、私は万歳をしちゃいます(笑)。
第3位 GRAND FUNK RAILROAD 『CLOSEER TO HOME』(1970)

本当は彼らの2ndを挙げるつもりでしたが、私の認識ミスで2ndは1969年の発売。ということで、この3rdを挙げました。
彼らは演奏が上手い方ではなく、荒削りで力ずくのHR。ベースがブンブン鳴っていることがまさにヘヴィですねぇ。
そんな彼らも後年は洗練されたHRに。このアルバムは荒削りHR期の最後のアルバムかもしれません。
第4位 BLACK SABBTH 『BLACK SABBTH』(1970)

エフェクトの掛かったトニー・アイオミのヘヴィなギターを中心に、オジー・オズボーンの(上手い方ではなけど)ヴォーカルがオカルトっぽさっを出している、暗く、重いHR。全編を漂う独特な雰囲気は何なのでしょうか。ある意味、奇跡で出来上がったアルバム。極端なことを言えば、アルバムタイトル曲に“ ハード&ヘヴィ ”が凝縮されています。
第5位 DEEP PURPLE 『IN ROCK』(1970)

こちらも大御所ディープ・パープル。楽曲では他のアルバムに譲りますが、単純にパープルの“ ハード&ヘヴィ ”といったら、このアルバムではないでしょうか。
バリバリ、ガリガリとした音質(曲によっては音割れも?)で、全編噛みついてきそうな気迫が伝わってきます。ただ終盤になると、ちょっと投げやりな所も感じますが。
[マロくん選 '70年代ハード&ヘヴィ20 # 5]