電車に乗るとき、必ずストレスを感じる。
電車特有のバリアがあるから。
車椅子で電車に乗るとき、電車とホームとの
隙間・段差を埋めるため、スロープ板を敷く。
スロープ板自体が嫌というわけではない。
嫌なのは乗る電車やドアを選べないこと、
気が変わっても降りる駅を変更できないこと、イチイチ誰かの厄介にならなければならないこと、それが永遠に続くこと。
乗る駅でスロープ板が必要なように、降りる駅でも必要になる。そうなると駅間で駅員の手配を行わなければならない。
でも、必要なのは物理的なバリアフリー環境。駅員に何の用もない。
もちろん、こっちの都合で言ってるだけなことは重々承知している。
だが・・・、最近この傾向が崩れてきた。
東京駅13:00発、下田行き「スーパービュー踊り子」。
全席指定なので乗車券の他に指定席特急券を買って乗る。
スーパービューというだけあって、座席が高い場所にあるハイデッカー車。客室はデッキから階段を登ったところにある。
で、車椅子席はというと、多目的室という個室。
デッキと同じレベルにあるのでスーパーなビュー
ではない。
一般に、多目的室は授乳や具合が悪くなった乗客の
ために、新幹線や多くの特急に装備されている。
鉄道会社や車掌によって運用はまちまちだが、車椅子ユーザーだからという理由で無条件に使用できる訳ではない。
だがハイデッカーのこの列車は特殊で、車掌によると、多目的室はほぼ車椅子専用として運用されているとのこと。
授乳室も別途設置されているらしい。
旅をしていて出会う些細な発見。
実は、こういう発見によって好奇心が刺激されてゆく。
そして、別の電車はどうなのか知りたくなる。
そこが醍醐味。
いやいや、ちょっと待てよ。
冷静に考えれば、問題は何一つ解決していないではないか。
好奇心で蓋をして、論点をボカしてるだけではないか。
でもって、
東京-横浜の乗車券は¥450、指定席特急券は¥1,240。
電車ストレスから脱却するためのコスト、このまま際限なく費やし続けていいものだろうか。
