語彙を増やす方法 | Ploum ploum un deux trois

Ploum ploum un deux trois

3歳からシニアまで。広島市南区の英会話教室
イングリッシュスクールココロを
運営しています。
http://www.es-cocoro.com

みなさん、こんにちはニコニコ

今日も雨です!だって梅雨ですものね滝汗

この時期、よく見かけるのは、「梅を漬けました!」というSNSの投稿と雨です!なるほど~音符

 

 さてさて、英語の語彙を増やすのに苦労している人は多いと思います。いつも、「覚えられない・・・えーん」と嘆いている方は沢山いらっしゃると思います。

 

 私は、単語を覚えるのに、どうやって覚えたかというと・・・

一度も単語帳や、単語を覚えるための参考書を使ったことがありません。一度もと言うと、ウソですね、すみません。

中学生の時は、なんとかと言う単語帳を1冊暗記しました。

でも、それだけですね、人生で。

 

 私は、自分の語彙が増えたのは、耳から聞いた言葉です。

「聞く」と結構色々覚えられます。というか、聞いたことある~と記憶に残ると思います。

普段の生活でも、聞いたことって何となく覚えている事ってありませんか。見たり、読んだりしたことは忘れるのに、聞いたことは頭の片隅に残っている。。。◯◯さんに~と言われた!言われたことって、忘れたくても、逆に忘れられなかったりニヤニヤ

 

 と言うわけで、英語の単語は、

私は、聞いて覚えてきました

それから、この「聞く」ことで単語を覚えることの効率の良さをもう2つ紹介します。

 

まず、1つ目。

 英語は、日本語に比べると、「話し言葉」と「書き言葉」の差が大きくありません。「~である」という客観的に表す言葉を発明したのは、明治の文豪ですが、このように「書く」ための言葉が日本語にはたくさんあります。

英語には、このような差があまりないので、「聞いて」頭に残った単語は、読む語彙にも直結します。しかも、綴りは、26文字のアルファベットですから、基本ルールさえ知っていれば、聞いて知っている単語は、見ればわかります。つまり、「話し言葉」は「書き言葉」にも含まれますから、「聞く」「読む」という技術を両方一度に身に付けることになります。

 

2つ目。

 聞く言葉の種類の数と、読む言葉の種類の数は、圧倒的に「読む」方が多いです。聞く言葉の種類は、読む言葉の種類の1/10くらいです。つまり、20000語を知っている人は、だいたい、2000語くらいで話しています。

「話し言葉」は、数が少ないので、同じ言葉が繰り返し、別の場面で出てくる頻度も当然、上がります。その上、「聞く」という行動は、何かをしながらとか、洋画を見ていてふっと聞こえた言葉と字幕が一致していたとか、構えず気楽に出会えるのが、「話し言葉」の魅力でもあります。

 

こんな風に、「聞く」という手段を使うと、効率よく、しかも、記憶に残りやすく、語彙を身に付けることができます。

 

 もっと、根本的な語彙力を付ける過程について話すと・・・

私たちは、どうやって言葉を身に付けてきたでしょうか。赤ちゃんの時、何かを覚えようと読みましたか?

それは、自分の家族から話しかけられることにより、最初の語彙を身に付け、次に、同年代のお友達から、幼稚園の先生から話しかけられるようになり、理解し、そして、自分で話すようになってきました。

これが、語彙力を身に付ける工程です。アメリカの実際にあったプログラムによると、親子の話しが多い、例え、赤ちゃんの我が子にも、きちんと会話を投げかけていた家庭の子供と、会話をする機会が持てない家庭の子供では、語彙力の差は3000語だったそうです。

 

 では、「読む」のはどんな時でしたでしょうか。おそらく、何か関心があるものを「知りたい」とか「読みたい」と思って読むでのはないでしょうか。また、「読む」のが嫌いで、普段、ほとんど読まないという人もいらっしゃると思います。

ところが、全く聞かないとい生活というのは、健常人には、非常に困難です。社会の一人として生きている限り、誰かの話に耳を傾け、理解し、その内容を受けて、返事をする・・・

その繰り返しが、日常です。

 

 語彙力とは、以外にも、自分で身に付ける前に、人から与えられていたのです。

 

 このように、語彙力アップのための手段として、「聞く」とは、

とても、効率が良く身に付けられる可能性の高い手段だと言えそうです。

 

 私自身、英語のレッスンでは、繰り返し、違う場面で、同じ表現を使うようにしています。なぜなら、生徒さんがいつのまにか、覚えるからです。そうすると、しばらくすると、生徒さんは、その言葉を自然に使われています。私は、生徒さんがその新しい言葉を使い始めると、安心して、次の新しい表現を、また、繰り返し、違う場面で使って、生徒さんに何度も聞かせます。

こうして、生徒さんの語彙力を自然に持ち上げてきました。

そして、私のこの指導が実現するのは、私が実現したのではなく、生徒さんの聞くという素直な姿勢が実現しています。

 

 「聞く」という作業を、自分の勉強の中に取入れることを、強く勧めたいと思います。