こちら、広島は気持ちの良い秋晴れです。幸先よい週のスタート。
今週も元気で行きましょう
さて、前回のコメント欄のKateさんが「日本語の方が繊細だと思います。」と言われてます。
そこで、日本語の「繊細さ」について、書いてみたいと思います。
Kateさんとは、英語の事や、英語で仕事をする事など、色んな事を話した事があります。
Kateさんのお仕事振りから、Kateさんのインターナショナルな感性と日本人らしさを感じる事ができる
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「繊細さ」と一口で言っても、色んなき基準があると思うので、
書きやすくするために、一つ「繊細さ」の基準を設定したいと思います。
言葉の意味を理解するために、私はよく対義語を見てみます。
「繊細」を見てみますと、
「繊細」⇔「図太い」
「繊細」⇔「がさつ」
というのを見つけました。
「がさつ」は人の振る舞いに使われる形容詞ですから、「図太い」を採用したいと思います。
図太い:大胆で、ちょっとやそっとでは、びくともしない様子
繊細⇔図太い で、日本語と英語を見てみましょう。
元々、英語は、純血ではなくhybridなものです。
英辞郎によると、hybridは次の通りです。
hybrid
- 雑種{ざっしゅ}、混血{こんけつ}、交配種{こうはいしゅ}、ハイブリッド、掛け合わせ
- 合成物{ごうせいぶつ}、混成物{こんせいぶつ}
- 混種語{こんしゅご}、混成語{こんせい ご}
- ハイブリッドカー◆電機モーターとガソリンエンジンの両方を適宜使う省エネ車のこと
イギリスとその他の国との間に侵略が繰り返されたり、貿易が始まり、ヨーロッパ内外の色々な国籍が出会うようになると、その度に、英語は、姿を変貌させてきました。
例えば、candyですが、これはもともとヒンドゥー語です。そう言われてみれば、インドっぽい音ですよね。ご存じの通り、イギリスはインドへ進出していきましたし、今でも、インドでも英語が公用語ですね。
tion、sion, ssionで終わる単語は、100%フランス語です。
televisionは、フランス語では「テレビジオ~ン」と発音して、綴りは全く同じです。
フランスのイギリス付近にブルターニュという地方がありますが、綴りはBretagneと書き、
ブリトン人がアングロサクソンに追われて逃げてきたとされています。
ブリトン人については、こちらをご参考ください。
Wikipediaより。★
イギリスは、Bretain「ブリテン」と言いますよね。
ここにも、イギリスの形跡が見えます。
例を挙げるときりがないのですが、要するに色々なところで、英語は雑草のように、与えられた環境に対応しながら生き延びてきたのです。
つまり、英語は「図太い」のです。
その点、日本語は、ずーっと日本だけにありますから、純血と言えるかもしれません。
文字は、中国からの拝借なので、全然純血ではありませんが、明治より前の日本語は、
とりあえず、純血という事になるのではないでしょうか。
そう考えると、色んな環境に対応していない、「繊細な」言語と言えるかもしれません。
結論は、
環境に耐えうる「図太さ」という観点から、
日本語は、英語より繊細だと言えるのではないかと思います。