【ログラインー何が(1)、何をして(2)、どうなる話(3幕)】
無罪だと主張するレナードに法廷で弁護してほしいと助けを求められた敏腕弁護士ロバーツが、法廷でレナードに不利な発言(彼は10時には未亡人宅にいた)をする者達の発言にいちゃもんをつけて交わしていき、最後にクリスティーネが10時10分に帰ってきていると嘘の証言をしていたと陪審員にアピールすることで、レナードが無罪になった話。

【プロット・ポイント1(第1幕の幕引き)】
ロバートの紹介
●3 レナードが依頼しにくる。
【ミッドポイントとその時間】
レナードとクリスティーネから事件当時のことを聞き出す。
●法廷開始
不利になる。
【プロット・ポイント2(第2幕の幕引き)】
● レナードの無罪を証明する手紙を謎の女性より手に入れる
レナードは無罪

【主人公の外的ゴール(目的)】
レナードの無実を法廷で証明する。

【動機(目的を求めた理由)】
仕事。正義感。好奇心。

【主人公の内的ゴール(成長)】
なし?

【どんでん返し(転)観客は嘘に騙されたと知ると悦びを感じる】
以下に記入。

【敵(障害の壁)と敵のゴール(目的)※壁が大きい程面白い】
無罪を立証するのに証拠が全く無い状況

【メンター(指導・教育するキャラ)&メンターのゴール】
なし

【この物語の非日常】
無実だと主張するレナードがロバーツに助けを求めてくる。

【オチ(意外な結末がよい)】
以下どんでん返しに記入。

【恋愛とその結果】
クリスティーネとレナード。レナードと未亡人。レナードとナンパした女

【舞台(時代と場所)】
法廷。家兼法律事務所。

【冒頭で惹きつける為のアイデア】
なし

【主人公の設定・キャラ】
敏腕弁護士ロバーツ

【目的の動機(強い程面白い)】
無罪なロバーツを無実にする。

【冒頭はどんな始まり?】
ロバーツが家に帰る平凡な場面

【この脚本が、何について語っているのか?(テーマ)】
法廷での裁判のゆくえ。

【内的葛藤】
体が弱って医者から止められているので仕事をしない選択肢と、好奇心と正義感よりする選択肢。
謎の女性からの誘いを受ける選択肢と、受けない選択肢。

【外的葛藤】
レナードが9時半に家に戻ってきたと立証するのに必要な証拠が無い。
妻の立証は役に立たない。

【逆箱・あらすじ(主人公が目的を達成するために通過する関門を、抜き出していくという形式で)】
2 ロバーツ病院から家に戻る
3 ロバーツが看護婦に安静にするように仕事するなと怒られる。
4 未亡人を殺したと容疑をかけられたレナードが依頼にくる。
5 レナードと未亡人の出会いの回想
6 仲間弁護士のブローガンがやってくる。
7 容疑者の妻のクリスティーネがやってきて、話をする。法律的に本当の妻ではないと話す。
8 ロバーツはレナードの面会に行き、クリスティーネを証人に出さないと話す。
9 法廷。ロバーツがやってくる。
10-法廷で使用人がレナードの声を聞いた。レナードが殺人時刻にいたと証言。耳が遠いお婆ちゃんだと、ロバーツは言う。
11-法廷でクリスティーネが前の旦那の名前でやってきて、夫に不利な発言をする。
12-法廷で検察側はレナードにとって不利な発言ばかりだと言って家に変える。
13-レナードの無罪を立証する強力な手紙の証拠をもらう。
14-手紙の内容は、クリスティーネの証言が嘘だという内容だった。
15-レナードが無罪だと言われるが、どんでん返しの連続がまとまってやってくる

~どんでん返し~
クリスティーネがレナードを愛していないと思ったら、実は愛していた。
レナードがクリスティーネを愛していると思ったら、実は愛していなかった。
レナードは無実だと思ったら、実は有罪だった。
クリスティーネが悪者だと思ったら、実は良い者だった。
レナードが良い者だと思ったら、実は悪者だった。
お婆ちゃんの証言は嘘だと思ったら、実は本当だった。


コメント

これは面白い!!

ラストに騙された~~やられた~~って思ったが、それが最高に心地よい快感に感じた。

あとで調べたら、この作品はアガサ・クリスティが原作の話だった。

さすが、アガサ!

だてに世界中に名前を知らしめているわけじゃない。

自分もこんなどんでん返しを作れるようになりたいと思った。

結局、犯人はレナードで、殺人の動機は金銭。

被害者はレナードの愛人。

作品を複雑にする為に、犯人になりそうな人を他にも登場させて、クリスティーネを怪しくさせた。っで、最後のラストシーンにドーンと全てを判明さえる形式。

この新本格推理というものの形式は文句無く何年後でも通用するエンターテイメントだなっと思う。

【ログラインー何が(1)、何をして(2)、どうなる話(3幕)】
二人の男女の肖像画を描いたゴヤが、イネスを牢から助けることに協力したが失敗しイネスの子供に会わせようとするが失敗し、イネスを犯して子供を孕ませたロレンソが処刑されるところを見届けた話

【プロット・ポイント1(第1幕の幕引き)】
ただ平凡に生きているゴヤのモデルのイネスの紹介。異端尋問の強化を主張するゴヤのモデルのロレンソの紹介
● 5.6 イネスが居酒屋でブタを食べなかった理由で異端審問所に連れていかれる。
【ミッドポイント】
イネスが牢に閉じ込められたトラブルに対して、ロレンソを通してイネスを救出するように対応。
●15年後になった点
イネスが解放されて子供を捜しているというイベントに対してゴヤはその対応
【プロット・ポイント2(第2幕の幕引き)】
● 25 ロレンソが捕まる
ロレンソが処刑される。

【主人公の外的ゴール(目的)】
イネスを助ける事。

【動機(目的を求めた理由)】
知り合いのイネスが困っているから。

【主人公の内的ゴール(成長)】
人助けが嫌いなゴヤが、イネスを助けたいと思った

【どんでん返し(転)観客は嘘に騙されたと知ると悦びを感じる】
なし。

【敵(障害の壁)と敵のゴール(目的)※壁が大きい程面白い】
教会の掟。異端尋問したものを殺すこと。

【メンター(指導・教育するキャラ)&メンターのゴール】
ゴヤ自身?

【この物語の非日常】
ゴヤ側にとっては①モデルの一人が牢屋に入れられて、モデルのもう一人が指名手配を受けた。②牢やにいたイネスが15年ぶりに戻ってきた。

【オチ(意外な結末がよい)】
精神崩壊したイネスが自分を逮捕して犯して子供を作らさせたロレンソの手を握って去る。

【恋愛とその結果】
精神が崩壊したイネスがロレンソを愛していた。

【舞台(時代と場所)】
ゴヤのアトリエ。お城の中。酒場。ロレンソの部屋。イネスの家。拷問部屋。

【冒頭で惹きつける為のアイデア】
なし。

【主人公の設定・キャラ】
宮廷画家のゴヤ

【目的の動機(強い程面白い)】
ゴヤの目的は前半はイネスを牢屋から出す手助けをすること。後半は牢屋の中で生まれたロレンソとの子供を捜してあげること。
ロレンソの目的は前半は異教徒を探して尋問にかけること。後半はイネスの娘を安全なアメリカに移送すること。
イネスの目的は前半は無い(牢屋から出て家族に会うこと?)。後半は娘に会うこと。

【冒頭はどんな始まり?】
ロレンソが拷問を積極的に行うべきだと主張している。

【この脚本が、何について語っているのか?(テーマ)】
ゴヤ目線でのロレンソとイネスの愛について?いや、ロレンソはイネスを愛しているか謎だから、何について語っているのか不明。となると何についての脚本家……テーマはないことになる。

【内的葛藤】
ゴヤがイネスを助ける選択肢と助けない選択肢
ロレンソがイネスを助ける選択肢と助けない選択肢
【外的葛藤】
ゴヤがイネスにアリシアを会わせようとするが会わせられず。
イネスを牢屋から出そうとするが、規則によって出せず。


【逆箱・あらすじ(主人公が目的を達成するために通過する関門を、抜き出していくという形式で)】
1 ゴヤは絵を描く
2 ゴヤはイネスの絵を描く
3 ゴヤは王妃の絵を描く
4 ロレンソが異教徒狩りの説明
5 イネスが異端審問の場所に来るように言われる。
6 イネスが拷問を受ける。
7 ゴヤが版画を作る。ロレンソにイネスを助けるように打診。
8 ロレンソがイネスに会いに行く。
9 ロレンソがイネスの親に食事に招かれる
10-ロレンソがイネスの親に拷問にかけられて、猿であるとサインする。
11-ロレンソが娘を返すように教皇に交渉するが拒否される
12-ロレンソの例のサインが表に出され、ロレンソ追われ身になる
13-王妃の絵が完成して見せるが、王妃は不機嫌になる。
14-15年後 スペインが解放される。
15-教皇がロレンソに逮捕される。
16-解放されたイネスがゴヤの家を訪ねてくる
17-ゴヤはイネスの子供を捜す
18-ゴヤはイネスの子供をロレンソに話す。
19-ロレンソが逮捕された教皇にアリシアの行方をきく
20-ゴヤ、イネスとロレンソの娘のアリシアが情婦になっているのを見つける。
21-アリシアがロレンソに会うがアリシア誤解して逃げる
22-ゴヤ、病院にイネスを引き取りにくる
23-ゴヤが情婦の館にくるがロレンソの部下達にアリシアを連れていかれる
24-ゴヤはロレンソになぜ移送命令をしたことを尋ねる。ロレンソ王が逃げたと聞いて、どこかに向かう。
25-アリシアは兵の襲撃を受けるが将校に取り入る。ロレンソつかまる。
26-教皇がロレンソを裁く
27-ロレンソが処刑される
28-処刑されたロレンソの手を握って女が歩いていきエンド。

コメント
非常に評価が高い作品だったが、これ。つまらない。

もしノンフィクションじゃなくて、フィクションって宣伝で出されたら地に落ちるほどの評価を受けていたことだろう。
つまり、実話だったって目線でみると、なるほど!名作だ!と思うが、作り話の脚本だとみると、なんだこのクソつまらない話は!!金返せとなってしまうでしょうね。
というのも。主人公の目的が全くないので、ゴールが分からない。それが、この話をつまらなくしてて致命的。

あったとしても、主人公の目的を達成させたいという動機が弱い。


この映画の唯一の救いは、ヒロインであるイネスがとてもとても可哀想な境遇だった点。

このイネスをみた観客はこのキャラ……イネスに同情をしてしまう。イネスの身の上を心配して、この先、どんな境遇になるのか気になってしまう。

観客にキャラの身の上を心配させることは、つまり映画に【関心を持たせること】である。

関心を持たせることは、その先の展開をみるのにお金と大事な時間を投資してもいいかなって気持ちにさせることに繋がる。

観客が可哀想だと思った人間が、最後に幸せを掴んだ瞬間、観客のそれまでの緊張しつつ成り行きを見守っていた気持ちが緩んで、カタルシスを感じることに繋がる。この映画はそれを成し遂げていて、それが唯一のこの映画の評価を高めて成功させた理由じゃないのかな。

主人公;ひきこもりの男性
犯人;被害者の会(主人公の殺人によって身内を奪われた人達)
犯行の動機:主人公が身内を殺したのが明らかだったが、罪に問われなかった主人公へ復讐したかったから。

【ログラインー何が(1)、何をして(2)、どうなる話(3幕)】
過去に4つの殺人事件があった。その時に無実の罪で留置所で拷問にも似た取調べを受けていた主人公が、辛い取調べから開放されたいが為に形式上の自白するが、法廷に来た聴衆の中に真犯人がいると主張(殺人事件にあった遺族が本命の殺人をカモフラージュする為に残りの3つを犯した)して罪を認めず、しかし主人公の母親が証人として証言台に登場し、全ての犯罪は私がしたと嘘を言い出したことに腹を立てた主人公が、自らの口から3つの殺人は自分が快楽の為にやったと自白する話。また主人公が捕えられていた留置所や裁判所は実は遺族達に用意されたレプリカ(偽物)であった。


【プロット・ポイント1(第1幕の幕引き)】
主人公の紹介。状況の説明。
●主人公逮捕(実は遺族の会により)
【ミッドポイントとその時間】
主人公は取調べをされる。
●自白する。
法廷で無実を主張。
【プロット・ポイント2(第2幕の幕引き)】
●母親が証人として出てくる。
主人公が罪を自白する。


【主人公の外的ゴール(目的)】
無実を証明して留置所から出ること。
【主人公の内的ゴール(成長)】
なし。

【どんでん返し(転)】
実はこの話の舞台である留置所&法廷は実は作り物で、裁判官などは主人公に被害者達が自ら裁く為に雇った役者だった。
【敵(障害の壁)&敵のゴール(目的)※壁が大きい程面白い】
主人公に拷問にも似た取調べを行って自白を求める警官。
【この物語の非日常】
主人公が無実の罪で逮捕されて留置所にいれられた。(実は無実ではなかったが……)
【オチ(意外な結末)】
実は主人公はストレス解消の為にランダムで選んだ3人を快楽で殺していた。また、主人公は警察に逮捕されていたと思ったら、実は被害者達に誘拐されていた。
【恋愛】
なし
【時代】
現代
【場所】
偽留置所(牢屋・取調室)。偽法廷。母の事務所。インター。
【主人公の設定・キャラ】
無実の罪で逮捕された主人公
【目的の動機(強い程面白い)】
無実を晴らすこと。
【冒頭はどんな始まり?】
刑事に取り調べをされているシーン。
【この脚本が、何について語っているのか?(テーマ)】
主人公は果たして、無罪を勝ち取れるか。


コメント
アガサクリスティのオリエント急行殺人事件をモチーフにしているのだろう。
「犯人は全員」というオチだった。
しかしまさか、あの結末には驚かされた。

看守、裁判員、裁判所が全て主人公を騙す為だけに作られ、集められていたものだったとは。
世間が罪を犯した犯罪者を裁かないなら、我々で裁判をして裁いてやろう!というものがこの話の根幹なのでしょう。



観客を驚かせるということは、すなわち、カタルシスを感じさせるということ。

人はカタルシスを感じたとき、すごくいい気持ちになる。

カタルシスを感じさせるには、


①驚かせる。

②主人公の辛い境遇を見せて、それに共感させることで一時的にストレスを与えるが、最後にハッピーエンドを見せることで読者・観客も主人公と共に感じていたストレスを解消させる。


それらの時にカタルシスは感じさせれるんでしょうね。


そして、読者・観客はそのカタルシスを感じるって体験をさせてくれた同じ作者の次の本を購入したくなる。次の映画をみたくなる。

ミステリー小説ならば、①の驚きは必ずいれないといけないんだなって思った。



この本で驚いた時を列挙すると、
・実は主人公は無実ではなくて実際に殺人をしていたと知った時
・実は主人公は警察に逮捕されていたのではなくて、被害者たちに誘拐されて、本当の留置所や裁判所にいると勘違いさせられていたと知った時。
・実は実子が誘拐されて身代金を犯人に渡そうと四苦八苦していた女性は主人公の母親だと知った時。

・主人公の母親が何度も何度も身代金を届けようとするが、いつも失敗させられていたのは、被害の人達に、身内を奪われる苦しみを味わってもらいたかったからと知った時。
・主人公の母親が子供の三回の殺人を隠す為に、過去実際に主人公が警察に取り調べをされている間に、カモフラーシュとしての同一者とみせかけた第四の殺人を犯していたと知った点(このおかげで、取調べ中だった主人公がこの連続殺人の犯人ではないとのアリバイができて、留置所から出られた)


内的葛藤
体力が限界なとき、取調べを受けてる最中、隣の牢の囚人や父親から自白を勧められる。……厳しい取調べから逃げる為に罪を犯していたと嘘でも自白するか、仮釈放されるまで体力の限界に耐えつつ無実といい続けるかの選択肢。


外的葛藤
主人公の部屋から第一から第三の殺人で使われた目印の入ったトランプが出てきた。
取調べ中に主人公の体調が何度も気を失う程に悪くなり、仮釈放されるまで無実と言い続けれそうになかった。