海と山、時々きもの -89ページ目

海と山、時々きもの

ダイビング記録+きもの試行錯誤の覚書。…だったはずなのに最近は山歩きの記録簿と化しつつある。
23年秋から山のない国に滞在中のため山歩き頻度は低下中。

竺仙の浴衣が好き過ぎる。特に奥州小紋。
初めて奥州小紋を見たときの衝撃は忘れられない。。。見る度に欲しくなる。
 
奥州小紋はネットでも百貨店などの実店舗でも値段変わらないし、絶対に当てて買った方がいい。
今持っているのは三越で買ったものだけど、反物を見ていいな、と思ったものは全然自分には似合わず(顔色がくすんだ)、一目見て全然心惹かれなかったものが一番似合った。
それがこちら。

しかし一目惚れて買ったものの、あまりに「浴衣浴衣」していることに気づいた。。。
絶対に半衿つけて着るし、半幅帯も小春太鼓風に結んで浴衣度を下げようとしているんだけど、それでも。。。
 
完全に自分勝手な個人の好みだけど、自分が浴衣で電車乗ったりすることに非常に心細さを覚える性質なので、この浴衣も一目惚れて買った割にはあまり出番なかった。。。それはあまりにももったいない。
というわけで今年は、「この奥州小紋の浴衣度をさらに下げよう」と思って、紗の博多帯を買ってみた。
 
さらに、物は試しで、浴衣自体も浴衣度を低いものを買ってみよう、と思って購入したのがこちら。

千鳥の綿紅梅。
いわゆる「竺仙の千鳥」という柄ではないけど、面白くて気に入った。

これともう一つ「破れ傘」の間ですごく迷い、柄自体は破れ傘のほうが似合っている気もしたけど、浴衣度のより低さを求めてこちらにしてみた。
 
うん、浴衣度は低い。
 
全身で並べてみるとよくわかる(奥州小紋の方の着付けがひどいことになっているのは目を瞑って載せる)。
奥州小紋はほんと「浴衣」だ。もう少し細かい柄付のものを選べばまた違ったんだろうけど。
帯はどちらも竺仙の半幅帯で、浴衣度を下げるために小春太鼓っぽく結んでいる
(帯揚げを使ってないので、小春太鼓ではない。。。結び方わからない)
綿紅梅のほうで帯が折れてるのは、どうやっても捻じれが元に戻せなかったのでいっそ折ってしまおう、と思ったという苦肉の策。
半幅帯、難しい。。。
 
久しぶりに半幅帯を締めて見て、帯揚げや帯枕を使わないとだいぶ涼しさが違うなぁ、と思ったけど、半幅帯がうまく結べないのもあって、お太鼓のほうが安心感はある。。。
奥州小紋はほんとに気に入っているので、浴衣度がどこまで下がるのか、こんどお稽古の時に博多献上を締めてみようと思う。
 

ずーっと根付が欲しいと思っていろいろと探していたけど、ようやく、これぞ、と思うものを見つけたので購入。

 

南天のトンボ玉の根付。

 

最近ほんとに仕事がしんどいので、初めて「欲しい」と思った根付が厄除けというか「難を転じる」意味合いのものというのはちょうどよいかも、と思う。

着任してから終電じゃなかったのが2,3日しかない、ってどういうことだろう。。。

精神的にもつらいけど何よりほんと体がつらくて、昨日は文字通り一日中寝てたというか起き上がれなかった。

頭が痛すぎて吐きそうで、全くものが食べられなかったし。。。今朝もまだ頭痛くて、お茶の稽古に行くのやめようかと思ったくらい。

 

難を転じて欲しい。。。

 

今回利用したのはCreemaというウェブサイト。

こんなのあるんだな。。。知らなかった。

 

大きさもわからなかったし、実物を手に取れないというのはやや不安があったけど、それほど高いものでもないし、思い切って購入。

写真からはわからなかった、制作過程でできる筋(?)のようなものがあったのがちょっと意外だったけど、それ以外は満点。

ほんとに美しくて、購入してからずっと掌に載せて転がしている。

 

南天なんだから本来は冬、12月~2月くらいにつければ一番いいのかも。

でも、お守りとしてつけるのであれば、季節問わずつけてもいいのかなぁと思う。

ちょっと暑すぎてなかなか着物を着る気になれないけど、この根付を着けるために頑張って着ようかな。。。

 

 

 

フランス語の試験や転職活動に注力しようと思ってしばらくお休みしていたお茶の稽古。

久しぶりに再開。いつの間にか風炉になってた。

 

夏は綿かポリしか着ないと決めてるので、ポリのやっすい着物。

帯は銀座きもの〇木で買った中古の帯。

帯の胴部分に結構目立つシミがあってすごく安かった。

 

この帯、本来は先日買った竺仙の綿紅梅に合わせるつもりで買ったんだけど、どうにも合わず。

何なんだろうな。。。色も模様もいいんだけど。。。

(千鳥の柄の綿紅梅なので、「波に千鳥」をやりたかった)

しかし竺仙の綿紅梅にはいまいちだったものの、この着物にはかなり馴染んでいる気がするので、もうこっち用にしよう、と思う。

帯締めと帯揚げがミスマッチな気がするけど、新たに購入しようという気力があんまり起きない。。。

洋服でもそうだけど、早く傷む夏物にお金かけたくない。。。

 

今日は帰りに三越に扇子を見に行った。

 

この扇子、大学生の時に買ったものなので、かれこれ15年ほど経つ。

秋草の柄といい、黒の地色といい、端っこ(なんていうのかわからない)が塗りなことといい桜の花のワンポイントといい、ものすんごい気に入っていて、古くなったから別のを買ったりもしたんだけど、結局これに落ち着いている、という。。。

それくらい気に入っている扇子。

 

しかしさすがに限界。

帯に差したときの折り目部分の白さが目立つこと目立つこと。。。

 

驚きの白さ。

 

で、いいのないかなぁ、と探していたんだけど、普通の売り場では気に入るものがなく、「匠の技」展でようやくこれぞ、というものを見つけた。

柄は秋草(私秋草の柄が好きなのかもしれない。。。)

そんなに派手でない。端っこ(なんていうのか。。)が塗りでないことだけが唯一の残念に思うところだけど、それ以外は完璧。

色もいい。

 

店主さんによれば、「張替えや修理も出来ますよ」とのことなのでそれも安心。

何気なく、「普通何年くらいで張替えるものなんですか」と訊くと、「よく使う方なら3年くらい」と。

 

。。。すごい、耐用年数を大幅にオーバー。

 

そりゃさすがに替えたほうがいいよね。。。

 

。。。と思うものの、あまりにも気に入っているので、普段着の着物の時なら、この白くなっちゃった扇子で行こうかなぁ、と未練がましく考えていたりする。

 

 

インド出張前は、(滞在中、絶対にインドのものは口にしない)と固く誓ってカップ麺やらをいろいろ買い込んで出発した。
 
インド滞在中にものを食べるのが嫌だったので、最初は支社の人達との食事会にもいかないつもりだった。
でも会議の合間に、インド支社のフレンドリーなおばさんから「なんでご飯に来ないの?ぜひきて!ちょっとでもいいから。ミシュランの星付きレストランを予約したのよ」と何度も何度も言われ、さすがにここまで繰り返し誘ってもらって断ると角が立つな、と思ったのと「ミシュラン星付き」という言葉に心が揺れて、結局行くことに。
 
結果、行って良かった。
インド料理って近所のカレー屋のイメージしかなかったけど、それだけじゃないんだな、と。
(まぁ普通に考えれば、日本料理だってsushiばかりじゃないんだから、インド料理だってカレーやサモサだけじゃないのは当たり前か)
 
私の中の「インド料理」の概念を覆してくれたインド料理だった。
食事中に写真を撮るの大嫌いなんだけど、あまりに感動したのでこれは思わず記録しておこうと思って、周りの支社の人達に断ったうえで記録。
 
レストランの内装。
 
 
メニュー。ベジタリアンとノンベジタリアンに分かれてるのがインドっぽい。

 
これは、インド支社の人曰く、どこかの郷土料理(名前忘れた)をアレンジした前菜。
オリジナルのはもっと大きいらしく、中のスープをこの殻(?)に流し込んで食べるのが正式とのこと。
 
ベルギー支社の、最初は「飛行機の時間があるから食事会は行かない」、と言っていた人も結局きており、最後は皆に「もう乗り遅れるから行け!」と言われるまで食べてた。
 
イタリア支社の人も、「これを食べただけでもインドに来たかいがあったよ」と言っていた(半分はお世辞にしろイタリア人にそう言わせるなんてすごいと思う)。
 
スイス本社の、役員に対してしか笑顔を見せない、と評判のおっちゃんも、最初は仏頂面(横に座ったのが私をはじめぺーぺーばかりだからと思う)だったけど、最後めっちゃ笑顔になっていたのは、この料理とインド支社の人のホスピタリティのおかげではないかと思う。
 
皆めっちゃ笑顔だったのが印象的。
正直、これくらいのクォリティの料理は日本でもパリでも食べられるけど(アメリカやドイツやスイスは知らない)、たぶん私をはじめ支社の人達みんなにとって、「インド料理」のイメージを大幅に覆す洗練度とおいしさだったんだと思う。
 
おみや。
 
中身はちょっとあれだったけど。。。
 
 
今回の会議をもって、私は異動でプロジェクトから降りることになって、そもそもこのプロジェクト好きでもなんでもなかったので最初はラッキーくらいにしか思ってなかったけど、帰国後挨拶のメールを送ったらいろんな人がメールをくれてちょっとしんみりした。

特に、会議の合間に「こんな異動望んでなかった」、ってぽろっと漏らしてしまったのをアメリカ支社の人が覚えてくれてて、長いメールをくれたのが心にしみた。
「数字ではなく人を相手にする仕事に必要なのはopen-mindedでいること。君はこの異動にhappyじゃないようだけど、チャンスだと考えて、これを機会に、君が許容しがたいと思っている制度を変えればいい」って部分が特に。
 
先週は異動して最初の一週間だったけど、日中ろくに洗面所に行く暇もないくらいばたばたして気づいたら終電、を毎日繰り返して既に正直心身ともに疲れた(どっちかっていうと心)。
 
一応覚悟してきたつもりだけど、「どうして私はこの年でこんなことをやらされてるんだろう」「そこまで何か悪いことをしただろうか」「私は何で今こんな思いをしてるんだろう」「やめろってことだろうか」と思考が延々ネガティブ方向にループしている。
道を歩いているときに突然理由なく涙がこみあげてきて自分でも制御できないような、数年ぶりのレベルで精神状態がぼろぼろだなぁ、と思うんだけど、そのたびにこの人のメールや、他の支社の人達がくれたメールを思い出して、とりあえず何とか凌いでいる。
 

「ちり煙霧」なんて天気表示、初めてみた。

 

ものすんごく行きたくなかったインド出張より生還。

恐れていたお腹は無事だった。

出張前日、母から久しぶりに電話があって何かと思ったら、

 

「もしあなたに何かあったら会社を訴えるってお父さんが言ってるから」

 

父怖い。

 

でも私も正直、インドに女一人で出張とか、行きたくなかったしものすごく怖かった。

出張終日前に、日本人旅行者がタクシーで襲われたとかいう記事を妹が送ってきたばかりだったし。

 

申し訳ないが、インドって女一人で歩いたりした日には〇犯罪に巻き込まれるイメージしかなかった。

 

でもそれって、日本で電車に乗れば必ず〇漢に合う、と言いたてるようなものだったのかも。

 

空港からホテルまでは送迎頼んでたし、ホテルから出るときは常にバスで他の支社の人間と集団行動だったこともあって、何にも怖いことはなかった。

…当たり前か。

 

ホテルの中や、出張中、インド支社の人に連れてってもらったミシュランの星付きレストランは、外国人ばかりかと思いきやインド人もたくさんで、そこだけ見てるとほんとに裕福なきらきらした世界だったけど、一方で、バスの中から見える街にはストリートチルドレンとか路上にテントみたいなの張って生活してる人達とかたくさんいて、貧富の差の激しさを覗き見た思いがする。

 

これはホテルの窓から見える景色。

 

ホテルに入る時、ガードマンがたっていたけど、車の後ろのみならず、ボンネットまで開けて調べられたのには驚いた。

ホテルに入る時は、ゲストの我々まで、荷物は全てX線検査装置みたいなのを通すように言われ、身体検査の装置もくぐらされたし。

レストランの入っていたホテルもそうだけど、どこもものすごい厳重な警備。

 

これは何を警戒してるんだろう。。。身体検査があるってことは強盗ではなくてテロかな。。

確かに昔何度かテロのニュースはあったように思うけど。。。

まぁしかし、一外国人の私なんかが言うのもあれだけど、こんだけ貧富の差が激しかったら、不満が溜まらないほうがおかしいのかもしれない、と思うくらいの格差のある国だった。

フランスも相当貧富の差が激しい、と思ったけど、インドは比じゃないレベル。。。特に目に見える範囲での差がすごい。