海と山、時々きもの -88ページ目

海と山、時々きもの

ダイビング記録+きもの試行錯誤の覚書。…だったはずなのに最近は山歩きの記録簿と化しつつある。
23年秋から山のない国に滞在中のため山歩き頻度は低下中。

最近、数か月ぶりに会った人3人に3人とも開口一番、「痩せた?」と言われた。

 

痩せたっていうか、やつれたよね。たぶん。不本意ながら。

 

原因は120%仕事。

去年から、クレージーな前任者が無差別絨毯爆撃してぼこぼこになった焼け野原をお花畑にしろ、みたいな指令を受けている。

まぁそういう指令なら、(転職する能力もない)サラリーマンなんでやりますけど、やるしかないんだけど、そんな無茶ぶりするならせめてまともな道具を持たせて欲しいんですけどね。。。ショベルカーとか贅沢は言わないからさ。。。せめて金属製のスコップ。

なのに全く使えない折れたプラスチック製スコップしか持たされていない、みたいな状況。

 

精神的にかなり抉られて、一時期は数年ぶりの体調不良に見舞われた。

 

で、前置きが長くなったけど、登山に嵌った。

ストレスが臨界点突破しそう→ダイビングに行きたい→でも有休なんかとれない→じゃあどこでもいい自然がいい、人のいないところに行きたい…で、登山。

去年の9月から12月初までは毎週末山に行くくらいドはまりした。

2月頃からはちょっと体調不良で休んでいたけど、GW明けからまた登り始めている。

 

好きな山の記録はまたおいおいつけていくとして、昨日は日帰りで瑞牆山に行ってきたのでその記録。

 

瑞牆山は昨日が初めてだけど、思い出深い山だ。

何が思い出深いかっていうと、去年の夏、金峰山に連れて行ってもらって、私の中では「金峰山死の行軍」とラベリングしてるくらい苦しい思いをした、その金峰山の隣だから。

みずがき山荘から出発して大弛に下るルートだったんだけど、途中の富士見平でガイドさんが「こっちに行けば瑞牆山ですよ」と言ったのが記憶に残ってた。

 

山荘に泊まる勇気はないのでまた日帰りで行きたい、しかし金峰山日帰りは私の脚力では無理だというのが前回身に染みた、なので今回はそれよりは楽そうな瑞牆山にしてみよう、と。

 

と、意気込んで昨日の朝、あずさ1号で韮崎まで行ったけど、着いたらバス停は長蛇の列(バス会社の人曰く100人はいる、とのこと)で、8時50分発の始発に乗れない、という誤算。

 

結局みずがき山荘初は11時過ぎ。出だしからつまずく。

富士見平までの道、ブログやヤマレコ等では「登り始めはなだらか」とあったはずなんだけど、(これがなだらかか。皆、すごいね。。。)と、しょっぱなから息切れしながら登る。

去年もそういえば最初から結構ぜえはあ言いながら登ったわ。。。と途中で思い出しながら。

ツアーの中で私がたぶん2番目くらいに若かったのに、私が一番遅かった。

この日も、あとから来た人にさくさく抜かされ、自分の体力のなさをかみしめる。

 

でも、これを見たときは疲れが吹き飛んだ。

これから登る瑞牆山。

写真では伝わらないけど、実際は目の前にばーんと岩が迫ってくるようなド迫力。

前回は雨と霧で全くこれが見られなかった。。。

 

富士見平まで40分程度。

去年来たときは雨で視界ゼロ、テントは1つしかなかったけど、この日はカラフルなテントが花畑のようになってた。

休憩せずにそのまま瑞牆山へスタート。

ここからは未知の領域。

いったん川まで降りるんだけど、結構なガレ場+(私にとっては)急坂で、帰りはこれを登り返すのか、と暗澹たる気持ちになる。

 

川を渡ったところで桃太郎岩。写真で想像していたのよりはるかに大きくてちょっと感動した。

横のはしごと比べてもらうと、少しはサイズ感が伝わるだろうか。

岩を過ぎたあたりで団体さんによる渋滞に出くわす。

後ろのトレランの人は「今日はもういいわ」と捨て台詞を吐いて引き返していったけど、私はこれくらい遅い(失礼)ペースが有難い。。。

帰りのバス(最終16:30)がやや気になったけど、まぁ自然体で行こう、と決めた。

 

ここからは、私のようなど素人には「…これ、登山道?え?え、道どこ?」みたいな場所がたまに現れる。

鎖場や、岩に手をかけて登ったりするところがあり、結構運動にはなった。

 

結局途中で団体さんが横にどいてくれたので、抜かして、13時20分頃にゴール。

山頂は大賑わいだった。

 

この人は知り合いではなく赤の他人。。

見ず知らずの人を入れるのどうかと思った…というか人を入れずに撮りたかったんだけど、なかなかどく気配がないので、申し訳ないけど、そのまま撮ってしまった(怖くて長時間たっていられないので)。

 

残念ながら富士は見えなかったけど、素晴らしい眺望だった。八ヶ岳やアルプスが見られて、近さにちょっと感動した。

人気があるのもうなずける。

 

しかし、まぁ下から見た時点でお察しって感じではあったんだけど、岩の連なりみたいなものなので、足場がなんていうか、心もとない。

高所恐怖症の身には怖い。

この写真撮るのも足がぷるぷるした(ちなみにお尻をついたまま後ずさって撮ったけど、手もぷるぷるした)

 

ちょっとバランス崩したら、ころころ、ぽとん、と行くわ。

怖い怖い。

 

というわけで山頂滞在時間は20分程で早々に切り上げて下山開始。

 

下山も結構混んだけど、なんとか予定より一本早い15時20分のバスに滑り込むことができた。

 

下山時のバスは8名。行きはあんなにいた人達はどこに行ったんだろう。。。山小屋に泊まるのか。それとも早いバスで帰ったのか。。

帰りのバスでもあずさでも爆睡し、東京の自宅に20時前に帰着。

 

瑞牆山。

合計5時間弱で降りてこられるし、岩登り的な場所や大好きな鎖場もある。

「瑞牆山だけだと物足りない」と書いている人達もいたけど、私のような軟弱者にとっては十分すぎるくらいアスレチックな山だった。

 

なんでこんなにマンタが好きなのかわからないけど、海の生き物の中で一番好き。

なので今回ツアーのガイドさんに言われたことはちょっと衝撃的だった。

 

Moofushi Rock1本目でマンタを堪能しまくって上がって幸せに浸っていたところガイドさん曰く、

「マンタの角は普段はふわっと丸いんです。でも、マンタが警戒モードに入ると、ドリルみたいにとがるんですよ」

 

え。。。

 

と、衝撃を受け今回の写真を見返してみた。

 

ドリル。

 

めっちゃドリル。

 

とてもドリル。

 

これはちょっと「ふわっと」モード。でも巻き始めてる。

 

これも。

 

えええ、と再度衝撃を受ける。

 

帰宅して過去の写真を見返してみたけど、

 

2年前のパラオ。

 

3年前のモルディブ。

ええええ。。。ほぼドリル。。。

(モルディブの3枚目はカメラもってマンタの正面に突き進んでいく非常識ダイバーその②)

 

でも、よく考えてみたら、それも仕方ないっていうか、当然か。

マンタにしたらのんびり風呂に入ろうと思って風呂場に行ったら数十人の他人がカメラもって待ち構えてた、みたいな状況だからな。。。

 

 

GWには2年ぶりのモルディブへ。

今回は前回とは別のクルーズ。

やはりクルーズは快適。。。と言いたいところだけど、海況が悪かったのか、船が小さかったのか、部屋が悪かったのか、恐ろしいほどの船酔いに悩まされた。

船で過ごしたのは丸6日だけど、最初の3日間はずっと一人リバース祭り。

一度なんて、朝部屋でリバースした後、ドーニでポイントまで行き、タンクまで背負って準備完了となったところで「うっぷ」となり、死に物狂いでBCD外してフィン履いたまま船尾までダッシュしリバース。(そしてそのあと潜った)

 

・・・というくらい体調不良だった。

透明度も悪かった。

そのせいか、前回ほど元気いっぱいで楽しむことはできなかったけど、まぁ、いいや。。。私はこれが見られたら他はもうなんでも。

今回のマンタ、今まで見たことない行動だった。

普通はクリーニングステーションでくるくる上下に回ると思う。。。というか私が今まで見てきたマンタは皆そうだったけど、今回のマンタたちはクリーニングステーションに来た後、しばらく静止。旋回してまた飛び立っていった。

勿論マンタ待ちなんで岩にへばりついてるんだけど、何回か私の横でずっと止まっている人達もいて、何しているのかすごく謎だった。

 

しばらく横で空中静止していた人その1.

その2.その1の人よりしっぽ(?)が短い。

 

自分の名誉のために言っておくと、私はずっと岩に同化する勢いでへばりついていたので、これはマンタが私の横を通り過ぎた時に撮ったもの。

 

・・・と書くのは、今回もだけど、中層に浮上してマンタと並走してGoProで写真撮ってる非常識ダイバーがいたため。

 

この人。黄色いタンクなのでうちのツアーの人ではない。。。

 

この黄色いタンク集団はこれ以外にもちょっと衝撃だったので、記事を改めて書く。

 

まぁいいや、何でも。。。こんなにマンタ見られただけで私はもう満足です。

マンタを横目で眺めつつのタコ。

モルディブでタコ見たのは初めて。

 

仕事の時の私のような目をしている。

 

GW直前に友人の結婚式に参列した。

この年になると友人も殆ど結婚してしまっているので、式に出るのはかなり久しぶり。

 

もう袖を通す機会もないかもしれない、と思って母から貰った付下げを着ることにした。

半衿、重ね衿、帯締め、帯揚げは自己調達。

付下げをもらうときに、朱色の帯揚げ、帯締めを一緒に譲ってもらったんだけど、若々し過ぎてさすがにこの歳ではきつい。

なので、新緑のイメージで緑。

ド派手だなー。。。でもこれだけド派手なもの、着られるのはせいぜい30代が最後だろうと思って。

これで道を歩くのはさすがに憚られたので、道行を。

以前買った着尺と羽裏。

羽織にするつもりだったけど、結局この生地は羽織よりは道行が向いているかも、と思い道行にしてみた。

 

祖母が母の嫁入り支度に用意したというこの付下げ、すごく好きだった。私自身は何回着たかな。。。4回くらい?

母が若い頃に一度、妹も一度着ているので、皆合わせてまだ10回も着ていない。。。もったいない。

妹はまだもう少し着られるかな。

姪っ子が大きくなったら着てくれるだろうか。

 

 

天気に恵まれない夏だったなぁと思う。

先日は一大決心で2000m級の山に登ったというのにこの眺望。

 

透明度ゼロの海を愛せないのと同様に眺望ゼロの山はちょっと。。。まぁ修行にはなった。

 

先日、竺仙の浴衣の浴衣度を下げるために紗の博多献上を試してみよう、と書いた。

 

紗の博多献上は普通過ぎて、と思っていろいろ見たものの、結局、「普通過ぎる」博多帯を買うことになった。

 

帯揚げは今持っているものはさすがに合わなさすぎるので、帯を買った時にお店の人に、

「竺仙の奥州小紋にこの帯を締めたいんです。合う帯揚げはありますか?」

と聞いて選んでもらったのがこちら。

 

この帯揚げ、ほんとに素晴らしい選択だったと思う。この青が竺仙の奥州小紋の青によく合う。

あと、この白の麻の葉文様の側を頑張って出せば、波に千鳥の綿紅梅にも合う。という優れもの。

 

残念ながら青があんまり見えていないけど、ほんとにこの柄の青と合う。。。店員さん素晴らしい。

(帯留めがさかさまになっていることに写真を撮った後気づいた。)

 

改めてこの前の麻の半幅帯と比べてみると、かなり浴衣度が緩和されているというかきちんと度(?)があがっている気がする。。。

 

あと、お太鼓締めてるとやっぱ安心する。。。

 

なんだろうこの安心感。。。

同じ浴衣っぽい奥州小紋を着ているというのに、半幅帯で電車乗っているときは非常に心細かったんだけど、それに比べて博多帯の時はなんかすごく安心感があった。。。

 

縞の綿の着物に半幅帯を粋に結んでいる人を時々見かけて、ああかっこいいなぁあんな風に着てみたい、と思ったりはするんだけど。。。

浴衣だからだろうか。「浴衣=ジャージみたいなもの」だと思う自分の中の偏見が邪魔をするんだろうか。。。

謎。。。

 

しかしとりあえず、博多は安心感がありかつ便利だということがよくわかった。

半幅帯に比べると暑いけど、芯入れないからか普通の帯に比べるとましだし。

 

波に千鳥に博多を締めたバージョン。。。。ほんとこのグリコな(一粒で二度おいしい)帯揚げ素晴らしい。

ていうか選んでくれた店員さんの慧眼素晴らしい。

 

8月末に波に千鳥もどうなの、銀杏柄の奥州小紋のほうがいいか、とも一瞬思ったけど、目的地に合わせてみた。

 

水なので「波に千鳥」。

暑いけど、着物をいろいろ考えるのが楽しい夏だった。