海と山、時々きもの -82ページ目

海と山、時々きもの

ダイビング記録+きもの試行錯誤の覚書。…だったはずなのに最近は山歩きの記録簿と化しつつある。
23年秋から山のない国に滞在中のため山歩き頻度は低下中。

*追記* 樹氷、樹氷、と書いていたけど、どうやらこれは「霧氷」。ずっとこれのことを「樹氷」というのだと思い込んでいた。
 
昨日は雪で今日は晴れ。気温は高度1500mで−5度・・・という予報。
 
 
これは・・・と期待に胸膨らませて今朝は4時に起きて始発に乗り渋沢の駅で降りたら、
恐らく同じように期待に胸膨らませたのであろう登山者が大量に電車から吐き出されて吃驚した。
先週の倍はいる。
 
先週はぎりぎり6時48分のバスに乗り込めたけど、今朝はすごい列で全く乗れる気配もなく。
でもすぐに増便が来て、先週とあまり変わらない時間に出発することができた。
増便も満員御礼。
 
大倉が近づくと白くなった山々が見えて思わず顔がにやけてしまい、1人にまにましているアブナイ人に思われたかな、と周りを見たら周りの人も皆にまにましていた。
 
ほんと、先週の倍っていうか4倍くらい人いる気がする。
登山道も人が鈴なり。
でも景色がきれいなので苦にならない。

うっすらしていた雪がだんだん深くなる。
 
「きれいすぎて足が進まない」と言っている人がいたけど、うーんわかる。
木の上に積もった雪がさらさら落ちてくるのも美しい。
 
 
最初は何もつけず、堀山の家でチェーンスパイクを装着した。でももう少し後でもよかったかもしれない。
 
花立山荘から見る富士は先週より雪深くなっている。
 
花立前の階段当たりから木の雪もなくなってきて、天気もいいし、これは山頂付近はもうだめかな、と諦めてた。
それならそれでいいかな、とも。白い美しい山と青空を見られただけでもう満足していたし。
 
花立山荘からはぐっと雪も深くなるので、足元に注意しつつ鍋割山の分岐を過ぎ、頂上への最後の階段をひいはあ言いながら登り始めて、ふと、顔をあげたらこの景色。
思わず、うわあ、と声をあげてしまった。
美しい。
 

これが見たかった。樹氷。初めて見た。
木の上に雪が積もっている、というのとは違う(それもそれで好きだけど)。
木が凍ってる。

初の樹氷、想像以上に美しくて、疲れも全て吹っ飛びただただ嬉しかった。
真っ白な世界と青がこんなに美しいとは。
 
樹氷を撮りまくりお腹いっぱいになった後は、余韻に浸りつつ頂上でまったりと30分程すごし下山。
帰り道、堀山の家までの坂は雪溶け水が流れて小川のようになってた。
 
登りのタイムは写真を撮りまくった割には先週とあまり変わらない2時間40分。
雪が積もってて段差があまりなくなってるはずだから、ほんとはもっと早く上がらなきゃいけないのかな。。。
再来週の雪山登山に向けてガイドさんに「多くの人がばてるからとにかく脚力を鍛えるように」と言われている。
一応この大倉尾根をコースタイム内で登れるくらいの脚力はあると思うけど。。、大丈夫かな。。。不安だ。頑張ろう。
今回思ったのは、ランギロアはよく言えば手付かず、悪く言うと何もない、ということ。
ホテルの種類にも表れてると思う。
いろいろ見てたけど、おそらく「ホテル」と呼べるのは2つしかない。高級なキアオラ(元星野リゾート)と中級のマイタイランギロア。
後は全部ペンション。
 
今回我々が泊まったのはマイタイのガーデンバンガロータイプ。

ちなみに1人利用だと+8万円程かかる。中級なのに。。。
今回私は運よく知人と都合があったけど、私はこの1人部屋追加料金システムが好きではないので、そんなものに8万円も払わなければいけないのだったらタヒチを諦めていたかもしれない。
なお、キアオラだと+10万円以上した模様。
 
今回のマイタイ滞在について覚書。
①設備・サービス
キアオラには泊まってないからわからないけど、私はマイタイは十分快適で清潔だと思った。
ちゃんとシャワー温水出るし、部屋は清潔だし、エアコン効くし。
ドライヤーがいまいち不調で、最終日に黒煙を上げだしたのには笑ってしまったけど、まぁ、そんなの海外あるあるだろう。
あと、コンシェルジュ(というかスタッフ?)のAlanがフランス領と思えないフレンドリーさかつ丁寧さだった。
割と無茶な要望にも常に笑顔を絶やさずきちんと対応しようとしてて、タヒチはチップ不用と聞いていたけど彼には何かお礼をしたいと思ったくらい。
Alan以外のスタッフもとてもフレンドリー。基本的にタヒチ人はとてもおとなしくてフレンドリーに見えた。
 
②部屋
我々は今回、ガーデンバンガローに泊まった。
ビーチバンガローは目の前に美しい海が見られていいかもしれないけど、日中殆どダイビングに出かけている我々にとってはあんまり関係ない。

なのでガーデン(の方がちょっと安い)で十分。
ただしガーデンバンガローは、ジャングル(?)にある部屋の宿命かもしれないけど、夜に結構周囲で虫の声がする。
私は音に鈍感な方なので虫の声なんかは全然どうでもよかったんだけど、明け方にホテルで放し飼いにされてる鶏さんが我々のバンガローの真横か真ん前で高らかに雄たけびをあげた(しかもそれが5分くらい続いた)時はさすがに起きた。
但し鶏は常に移動しているので、朝に鬨の声で起きるかはロシアンルーレットみたいなものかもしれない(我々は一晩だけヒットした模様)。

②レストラン
レストランからみえる海。窓側の席がお薦め。
ホテルのレストランの食事は・・・普通かな。パニーニはおいしかった。Magret de canardはさすがフランスで普通においしい。
滞在数日目に知り合ったアメリカ人夫婦のかしましい婦の方が、「ここのレストランの食事はterribleよ。ほんとterribleよ」と憤然と訴えてきたけど、アメリカ人にdisられる程の味ではなかった。

― ちなみにディナーの待ち時間にこの夫婦に話しかけられ我々のダイビングの話になり何を見たか問われたので「いるかをたくさん」と答えたら、「ディナーでオーダーしちゃだめよ」とウィンクされた。
 そういうところがね、ほんと嫌いだわ。。。。
 
しかし問題は、「高い」。我々は今回ほぼレストランで食事したけど、4.5日の滞在での食事代(朝と、ガラ・ディナーはついてるのでそれ以外)は一人当たり2万円強になった。
ちなみにマイタイの周りには歩いて行ける距離にレストランが数軒あるけど、今回は年末年始、という時期が悪かったのか、我々が行こうとしたときにはほぼしまってた。

③買い物
マイタイの隣にスーパーがあるので、ここで食糧を買うことはできる。クロワッサンとか、時節柄、ガレットデロワなんかも売ってた。さすがフランス領。
我々は今回ほぼレストランで食べたけど、私は基本的に3食ともがっつり食べるようなことはないので、毎回毎回レストランに行くことが日がたつにつれてだんだんストレスになってきた。
1人だとスーパーでカップ麺やクロワッサン買ってそれで済ませてたと思う。
 
お土産物的な意味では、歩いていける距離に黒真珠のショップがある(今回は行かなかった)。
私はゴーギャンズパール、というガイドブックにも載っていたところに行ってみたけど、ここは無料で送迎してくれる。
但し、送迎バスだと他の客の買い物が終わるまでは帰れないので、ホテルの自転車を借りていくのも手かもしれない。
ゴーギャンズパールは高いので、自分用にはいいかもしれないけど、ばらまき用のお土産には全く向かない。
一応せっかくだし、と思って150ユーロ(それでもC級)の黒真珠をペンダントに加工してもらった(加工代35ユーロ)けど、
帰りのランギロア空港のショップで20ユーロでもっと趣味に合うものを見つけて切ない気持ちに陥った。
まぁ、全体的にランギロアはあんまり物がないので、ばら撒き用のお土産は帰りのパペーテの空港で買うのが一番いいかもしれない。。。
こんなこと言うとランギロアの人に悪いんだけど。。。
 
 
昨年の登り納めは塔ノ岳で今年の登り初めも塔ノ岳。
ただし今日はいつものヤビツ→塔ノ岳→大倉ではなく、大倉尾根往復。

塔ノ岳はたぶん20回近く行っているけど、大倉尾根を登るのはこれが初めて。
いつも大倉尾根を降りるときにすれ違う人達の魂が半分抜け出たような顔を見つつ(こんな階段地獄を登るなんて、私は絶対ないな)と思ってた。
今日はやむにやまれぬ事情で登ったけど、たぶん魂が3分の2くらい抜けていたと思う。
去年の登り納めは12月22日で山に登るのはそれ以来。しかもその間、ランギロアで、潜る→食べる→寝る→潜る→食べる→寝る、というのを延々繰り返していたのでかなり脂肪がいい感じになっている。
堀山の家までは割とさくさくっと行けた気がするけど、そこからがかなりきつかった。
大倉尾根は下りでいつも使っているから大体の距離感がわかってると思っていたけど、最後の方は(これ花立の下の階段だよね?)(もうこれが頂上直下の階段だよね?)と思い込んでは裏切られて絶望する、というのを繰り返した。
素晴らしい快晴で、登り始めてから1時間くらいたったころから左に美しい白い富士がちらちら顔を出していたのが救い。
そういえば、どーんどーん、という大砲のような音が響いていたけど、富士の方で自衛隊の演習でもあったんだろうか?
ちょっと樹氷を期待していたけど、気温が高かったからか全く気配もなし。
ただ花立過ぎてしばらくしたあたりから足元は冠雪してた。
 
2時間40分程で頂上到着。
久しぶりの山にしては頑張った方だと思いたい。
しかし結構足幅小幅でジグザグ歩きで登ったりしたので、次はもうちょっと負荷をかけて直登してみるか。。。途中で足が死ぬかな。。
 
頂上はこの景色。標高差1200mの階段地獄を魂飛ばしながら登ったかいがあったわ。

フリースの上にレインウェアを着込んで完全防寒態勢をしいてから30分くらいぼうっと富士山を見ていた。
ちなみに去年の登り納めはこれ。花立を過ぎたあたりで撮ったもので、この日は頂上は一面の霧で展望なしだった。

今日は先日買ったテルモスの山専用ボトルを初投入。

寒いとプリモスでお湯沸かしている間も冷えるので、さっと注げる水筒は便利だな、と思った。
冷えている所ではあったかい飲み物が嬉しく、調子乗って2杯もジンジャーミルクティを飲んだら帰り道、花立山荘を過ぎたあたりでお花を摘みに行きたくなり、見晴らし茶屋(のトイレ)を待ち望むあまり木々の合間に青色の屋根を幻視するほどのクライシスに陥った。
飲むのは一杯までにしておこう。。。
 
初の大倉尾根、簡単にヤビツ峠と比較してみる。
【アクセス】
・断然大倉尾根。ヤビツ峠はピーク時には、7時44分のバスに乗るために7時前に着く電車で行っても人が20人くらい並んでたりする(まぁ臨時は出るけど)。 しかもそこから40分くらい乗るから座れないとつらい。
 でも大倉尾根は、今日はたまたまかもしれないけど、6時44分に渋沢について6時48分のバスに乗れた(さすがに激混みで座れなかったけど)。 48分のを逃しても次のは7時2分とすぐだし、しかも15分くらいしか乗らないからたってても全く苦ではない。最悪タクシーで行っても大した金額にはならない。
 
【展望】
・個人的にはヤビツ峠に軍配。ヤビツ峠は30分登れは富士が見えて、そこから塔ノ岳の頂上までほぼ、富士を見ながら歩くことができる。
 一方の大倉尾根は1時間くらい登らないと富士が見えない。
 
【ルートの面白さ】
・断然ヤビツ峠だと思う。ちっちゃい鎖場が幾つもあって面白い。大倉尾根はひたすら登って登って登る。
年末年始は気温差+30度の国で久々にダイビング。
 
ランギロアにしよう、と思ったのは「野生のイルカをダイビングで見たい」という軽い気持ちから。
殆ど下調べもしなかった(そして後からそれを後悔することになった)。
 
ランギロア=イルカのイメージ通り、10本潜ったうちの6本でイルカを見られた。
 
一日目、振り返ったらこんなに近くにイルカがいた。
あっという間に通り過ぎて夢中でカメラのシャッターを押すしかできなかった。
2日目のイルカの群れは結構遊んでくれた。
 
ガイドさんにしっぽを触られるとくるんとひっくり返り
 
犬かな?と思うほど、皆に撫でられている間おとなしくしてた。

結構塩対応ですぐに去っていったイルカたちもいたけど、こうやって近くまで来てくれる子達もいて、満喫できた気がする。

 
私は知らなかったけど、ティプタ・パスは激流で有名らしく、激流ゆえの大物(タイガーとかグレートハンマーヘッドとか)目当てに来ている人達もいた様子。
私はタイガーなんぞに水中で出会った日にはショック死するかロケット急浮上する自信があるし、激流が好きではないので、ひたすらそんな出会いがないことを祈りつつ潜っていた。
そのおかげ(?)か、他のグループがタイガーやハンマーを見る中で私のグループははっきりと目視したことはなかったんだけど、
3日目の最後、パスを流している間にガイドさんが遠くを指さすので見たら、すごい大きなサメが去っていくのが見えて、これがうわさのタイガーかと思って驚いたんだけど、上がった後にガイドさん曰く、「あれはteenage hammerheadだよ」と。
 
言われてみれば、拡大すると目のあたりにハンマーみを感じなくもない。

ハンマーヘッドってteenagerでもあんなデカいんだ。。。じゃああれが成体になったらどうなるんだろう。。。
成体しかも群れをなしてる神子元とか与那国とか絶対潜れないわ。無理だわ。水の中で倒れる自信がある。

ランギロアでイルカの次に多く見たのがナポレオン。
特にこの個体。比較対象がないとただの魚にしか見えないのが残念だけど、思わず二度見してしまったほどの巨体で、たぶん布団くらいのサイズはあったと思う。

上の写真の個体より2倍は大きかった。ナポレオンってあんなに成長するものなんだな、とちょっと慄く。

他にも、リーフの棚にべったりとよく張り付いていた魚の群れとか(ちょっと怖い)
見た瞬間山村暮鳥の「いちめんのなのはな」が頭に浮かんだいちめんのさかなの群れとか。

それにこっそり混じろうとするハリセンボンとか。
びっくりするくらいのバラクーダの群れとか。
カラフルな珊瑚&魚sとか。
10本だったけどランギロアの海を満喫した。
 
 
このちょっと紫がかった青、きれいだったな。
どこの海にもそれぞれの色があって、潜るたびに美しいと思う。
仕立て直した母の大島、もう一つの方を10月に初卸。
 
当初は、せっかく秋だから秋の帯を、と思ったけど、合わせてみるといまいち合わない。。。
 
志ま亀の帯とは合う。しかしすっごいクラシック。。

特に人と会う予定もない、仕立屋さんに行って、帰りにデパートでもぶらぶらしようかな、くらいの日だったので、このコーデはやりすぎな気がする。。。
 
うん、普段着として着るならこれくらいが「ちょうど」な気がする。
 

この前の単衣の大島の時も思ったけど、数十年前の大島を着るの、結構難しいな。。。
着物に流行はない、と言いたいけど、やっぱり数十年前と今とでは全然違う気がする。色使いとか柄とか。。。
数十年前の着物にクラシックな帯を合わせたときの昭和感は半端ない。
下手すると江戸くらいまで遡りそう。
(たぶん黄八丈の帯合わせたらめっちゃ合うと思うけど、江戸の町娘感もすごくなりそうな気がする)
 
かといって、最初の帯みたいに現代っぽいものだと合わないし。。。
紅型の帯とか一番無難そうな気がするけど、それだけというのもちょっと寂しいしな。。。
 
せっかくの母からもらった大島なので、いろいろと試行錯誤して、しっくりくる組み合わせを見つけていきたい。