海と山、時々きもの -74ページ目

海と山、時々きもの

ダイビング記録+きもの試行錯誤の覚書。…だったはずなのに最近は山歩きの記録簿と化しつつある。
23年秋から山のない国に滞在中のため山歩き頻度は低下中。

アフタヌーンティ、というかハイティ。

金曜によく行くイタリアンで後輩とご飯したら、オーナーさんが「明日からまた暇になりそうです」という。
時短は協力するかしないか選べるのかと思っていたけど、オーナーさん曰く「やはり周りの目があるし、こういうのが入ると予約も結構キャンセルが入るので」と。
実際、既に予約も結構キャンセルが入ったそう。
「12月は書き入れ時なのでつらいです」と言っていて、実際、珍しく少し疲れた様子に見えた。
普段はこういうことも言わないのに。

つらいなぁ。
1人で行ったって店の売り上げ貢献にはたかが知れてるけど、でも頑張って行こう。

土曜日はパレスホテルでハイティの予定だったので、久しぶりに着物を引っ張り出した。
以前、「スーパークラシック」と思った、母の大島に志ま亀の帯。

すっきりさせたかったので、帯締めは卵色から白のグラデーション。
寂しいかな、と一瞬危惧したけど、意外にこれくらいシンプルなほうが帯を邪魔しなくてよい気がした。

帯揚げをどうしようかな、と色々悩む。




うーん。。。なんかどれも合うような気もする。
唯一、薄緑のだけちょっと合わない?なんでだろ。

まぁどれも合うなら秋っぽくしようかな、と思って結局これに。
お太鼓の部分は菊の部分を多めに出してみた。


大島の柄が鹿、帯が菊、で秋の組み合わせとしてはうまく行ったのではと勝手に満足。

11月末に菊の帯ってどうなんだろ、と思わなくもないけど。
まぁいい。。。着物なんて基本、人の慶事弔事でない限り自分が楽しく好きなものを着ればそれでいいと思ってる。
 

上に羽織を羽織ってさらにストール巻いて完成。


いやーしかしスーパー昭和な感じ。

ほんとはパレスホテルにこの組み合わせはちょっと重いかな、とも思った。
この組み合わせが最適なのは、アフタヌーンティなら椿山荘のル・ジャルダン。パレスホテルやシャングリラには少し重目。。
フレンチならロオジエやジョエル・ロブションには良い。カンテサンスには少し重い。

要するに、着物+帯で「どしーん」とした感じになるので、お店も「どしーん」としたところの方が合う。
と思う。個人的な感想だけど。

まぁ、でもせっかくだし好きな着物を着よう、と思った。

河鍋暁斎の下絵展を見学。


猫のポーズがなんか見たことあるな、と思ったら、この前買った猫の帯のポーズに似てるかもしれない。

このおみ足が。


などと思いつつパレスホテルでいざハイティー。

結構なボリュームでお腹がはちきれそうになりながらも完食し満喫した。


2回くらいしか来たことないけど、プリヴェの雰囲気もここから見えるこの景色も好きだ。

猫の帯を買ってしまった。


猫様の下僕ではあるけれども、猫の帯を締めることはないだろうな、と思っていた。
何故なら、ハクセキレイみたいな小鳥は写実的でも着物や帯の柄として重くならない(と思う)けど、猫や犬は写実的だとなんとなく重い。
かといってデフォルメされたかわいらしい柄はアラフォーにはきつい。
いや、アラフォーだから、というのは言い訳で、年をとっても吉永小百合みたいな楚々とした美人が可愛いアニメみたいな猫の帯を締めても許されると思うけど、私のような野ゴリラがそれをやると許されない気がする。

ちょっと私にはハードル高いんじゃないか。。。と思ってた。

それでも、この帯は買ってしまった。


一目見た時にうちの子達を思い出してちょっと泣いてしまった。
何故似ていると思ったかは自分でも不明。
特に顔立ちが似ている訳ではないんだけどな。。。

ただ、靴下猫であるところは弟の方に似ている。
顔の模様は少しお兄ちゃんに似ている。

似ていると思いたいだけかもしれない。
絶対忘れないと思ったのに、年々、鳴き声の記憶も朧気になってきて、罪悪感から似ている所のある子を探したいだけかもしれない。

…ともやもやしながらうちの子達を思い出したものの、さすがにこんなかわいらしい帯を武闘派ゴリラが締めてもな、他の可愛い人に使ってもらった方が帯も本望だろう、と思って一度はあきらめた。

でも、先日見たときにまだショップにおいてあったのをみて、意を決して購入。

何にあわせようかな、と思っていたけど、今日久しぶりに街に出る用事があったので、これまた久しぶりの上田紬に合わせてみることにした。
上田紬、去年は着なかった気がするから2年ぶりかな。裾さばきがあまりよくないのでちょっと仕立てを直したいと思っているんだけど、お気に入りの着物の一つ。

ついでに先日購入した菊の帯留めもつけたかったので、三分紐と合わせるべく色々と帯揚げを考えた。


うーん。。。薄緑はなんか薄味だなぁ。。。なんか帯と着物の間にもう一色欲しい。
青色の帯揚げがなんかいい感じな気もするけど、でもそうすると三分紐の色と合わない気がする。
強い色同士でぶつかるからかな?

白の三分紐があればいいのかもだけど、薄ピンクのしかない。
これはいまいち。。。


というわけで結局、この組み合わせに落ち着いた。
同系色で合わせるのは、あんまり好きではないんだけど、無難かな。。。


この着物と帯の組み合わせに青の帯揚げとかしてみたいけどな。。。しかしそうすると帯締めは何色がいいんだろう。
こういう場合は、あんまり冒険せずに同系色の薄目の色(水色とか?)にしておいたほうがいいんだろうか。。。

締めてみると、そこまで目立たず、デフォルメ猫帯をしてるイタイ人、みたいな大事故にはならなかった気がする。
前からみるとこれだし。


お太鼓を見る度に涙腺にじわっと来るけど見る度に可愛いと思う。
例え外に締めていけなくなったとしても、一生傍においておくつもり。

久しぶりに晴れたので、金峰山以来の山歩きに出かけた。
目的地は、半年ぶりの塔ノ岳。ヤビツ峠から登って大倉尾根を降りる。

6時40分に秦野に着いたらバス乗り場には既に10mくらいの列が出来ていたので、少し迷った末にタクシーを使った。ヤビツ峠まで料金5300円。
ヤマレコをみると前日の土曜日は鎖場で渋滞が発生するほどの混雑ぶりだったそうなので、できるだけそういうのは避けたい。

出費は痛いけど、ゆっくり準備してスタートして誰もいない道路を歩けるのは良い。
この2週間、仕事ですごく嫌な気持ちになることが多発したので、すかっと抜けた青空の下を、1人歩くのは気持ちがよかった。気持ちが良いというか心が鎮まる。
今まで仕事で人から刺されたり出しぬかれたりすることがあまりなかったというか幸いそういうものには縁がなかったので、社内政治力が試されるとしんどい。いらいらする。
…みたいなどろどろした感情が、誰もいない林道を1人ぽくぽくと歩いていると、すーっと抜けていって頭が空っぽになる。


久しぶりの山だったけど、二の塔まではそこまでばてずに登れた。ような気がする。


もう秋だなぁ。


三の塔までは富士もきれいに見えた。雪はまだ少し。

紅葉は。。どうなんだろうこれは。もう終わりかけ?

 

くすんだ感じの紅葉が多くて、もう終わりかけているのかそれとも今年はこういうものなのか、よくわからず。


タクったおかげか、渋滞とは無縁で、頂上到着。
3時間15分。いつもより少し遅いような気もするから、やっぱり体がなまっているのかな。。。


頂上からの富士は御覧の通り。この左の雲がとれるかな、と思ってしばらく待ってみたけれども、駄目だった。
まぁでもそんな日もあるよね。これはこれで良い。


大倉尾根を下山する途中の紅葉。こちらの方が明るいような気がする。


この日最大の収穫はこの鹿親子(夫婦?)。塔ノ岳で鹿を見るのは2回目かもしれない。



 

自分含め結構な数の人が周囲にいたけど、全く気にせずひたすらもぐもぐしていた。


下山途中の紅葉はまだまだかな。。。


一部にはきれいに色づいている木もあった。


帰りの大倉バス停では予備のバスが待機していたので、紅葉時期の塔ノ岳はやはり盛況なのかもしれない。

登山靴じゃなくて、普通の靴の方。

*以下、くたびれた画像満載なので注意。



職場からの帰り、さて帰るか、と通勤靴に履き替えて立ち上がって2,3歩歩いたところで、足元に違和感。

明るいところでよく見たら、なんか左がおかしい。。。

 

まさか、と思ってよくよく見てみたら…


あーこれはあかんやつですわー。。。

一番出番の多かった通勤靴、ご臨終。

さすがにつま先をぱかぱかさせて電車に乗る勇気はなかったので、タクって帰った。
というか今朝私これで電車乗ってたのかな。。。ちょっと考えたくない。。。

靴底がはがれた、というのは人生初の経験で、気に入っていた靴だけにちょっとショックだった。
まぁ修理はできそうだけど。。。というかするつもり満々だけど。

この靴を買ってどれくらいになるだろう。
パンとワインの国に駐在していたときに買ったので、たぶんもう5、6年になると思う。

それまで私のこのブランドに対するイメージは「ブリッ子みたいな靴」(ごめんなさい×100)で、興味もなかった。
だけど、妹からの頼まれ物を見るためだったか、何かの時にボンマルシェの近くの路面店に入ったときに何となく目についたのがこの靴。

リボン靴まみれのふわっふわした店の中で(ごめんなさい×50)この靴はとてもシンプルに見えて、ヒールも太く低く履きやすそうに思えた。
欧州だと日本の2分の1くらいの値段だし、お試しのつもりで1足購入し、それからヘビロテしている。
というか気を付けているつもりでもついついヘビロテしてしまう。
それくらい履きやすかった。

お店で試着したときに、歩きやすそうかな、と思っても、歩いているうちに足が痛くなったり歩きにくかったり、あるいは何となく似合わない気がしていつの間にか履かなくなってしまう靴が多い中で、この靴は「気づくと足を入れている靴」だった。
ここ2,3年の秋冬の通勤はこの靴と後2足くらいしか履いていない気がするけど、中でもこの靴の出番が一番多い。

こまめにすべり止めを張り替えたり、磨いたりしてもらってたおかげか、そこまで型崩れもせず割とよく持ったほうだと思うんだけど、最近手入れをさぼってしかも雨の日に履いたりしてたからかな。。。

調べたらパンプスの寿命は2,3年らしいし、少しへたってきている気がしなくもないし、ほんとはもう買い替え時なのかもしれない。。。
でもここまでデザインと履きやすさを両立した靴にはそうそう出会えないと思うので、捨てがたい。。。なんとか延命したい。

捨てがたい靴といえば、休日靴で1足、ほんとは捨てるべきだけど割と無理な延命治療をして持ち続けている靴がある。
それがこれ。



HESCHUNGのおっちゃん靴。
これもパンの国にいたときに出会ったもので、これは一目惚れだった。
レースみたいなカットとこの優しいベージュ色を見かけた瞬間衝撃的な恋に落ち、即試着&お買い上げしてしまった。

しかし本来もうワンサイズ上げて買うべきところを無理してぴったりのサイズを買ったせいか、足幅の大きい右から型崩れしていき、日本に帰ってきた年だったと思うけど、ついに右足の小指にあたる部分が破れてしまった。
本当はそこで泣く泣く捨てるべきだったんだろうけど、あまりにも好き過ぎて諦めきれなくて、靴の修理やさんを2軒廻って、1軒目には「無理」と断られたものの2軒目に「工場に出して修理できるか確認してもらいます」と引き受けてもらえた。
で、修理した結果がこれ。


履くとこの縫い目と裏からの当て布は殆ど目立たない。
喜び勇んで履き続けていたら、その1年後ついに左も破れてしまったので同じお店に修理に出し。。。そして結果がこれ。


…並べてみるとよくわかるけど、微妙に左は目立つ。糸の色のせいかもしれない。


同じお店に出したのに結果がこれだけ違うのはもしかすると、右のほうはお店経由で工場に出してもらって、左はこの店舗の人が修理してくれたものだからかもしれない。

履けばそんな目立たないよね、と思いつつ実はまだ左を修理してから履いたことはないんだけど、ほんとにこのオッちゃん靴は気に入っているので、もしあまりにも左の靴ゆえに履くのを躊躇してしまうようであれば、お店の人にごめんなさいしつつ、左も工場に出してもらおうかと思う。。

改めてこうやって見て見るとHeschung靴のほうは私のデカ足に酷使されて型崩れしてるし。。。ほんとはもうどちらも捨てるべきなのかもしれないけれど。。。この歳になると、靴に限らず心底好きだと思えるモノにはなかなか出会えないので、なんとかもう少し長持ちさせたい。

至仏山の記事の時に書いたけど、私にとって金峰山は「もう山なんて二度と登らない」と思ってしまった山だ。

今思えばその頃殆ど山に登っていなかった(筑波山と御岳山に続いて3回目の登山)自分には無謀な挑戦だった。
以前何度か書いた気がするけど、雨で全く景色が見えず、途中から膝と頭が耐えがたい程痛くなり、私のせいでパーティ全体の時間が大幅に遅れ、最後はヘッデンつけて雨の中下山する羽目になり、「苦しい」と「もう嫌だ」と思った記憶しか残っていない。

でもきっと金峰山は素敵な山のはず。負の記憶だけ残っているのが嫌で、いつかそれを塗り替えたい、と思っていた。

本当は完璧に上書きするために、前回と同じルート、電車とバスを乗り継いで瑞牆山荘から登り、大弛に降りるルート、をやりたかったんだけど、大弛峠から塩山行のバスは16時が最終。

韮崎から始発のバスに乗れば10時過ぎには瑞牆山荘につくけど、以前瑞牆山に登ろうとした時は、大混雑で始発のバスに乗れなかった。
今は紅葉時期だし混雑する可能性はかなりありそう。。。もし2番目のバスになった場合、身支度時間も考えると登山開始が11時になる。
山と高原地図だと山頂まで約4時間。大垂水まで2時間。

…絶対無理。

というか始発のバスに乗っても大丈夫か怪しい。
となると瑞牆山荘前泊しか手段はないんだけど、そうすると2日必要だから、仕事のこと考えると少し厳しい。

悶々と考えた末に、前回のルートは諦め、今回はアルペン号を利用して廻り目平から登り瑞牆山荘へ降りることにした。

廻り目平から登るレコはあまりないけど、燧ヶ岳の時の反省を踏まえて複数じっくり読み込む。

山と高原地図もなめるように見た。よし、変なところはなさそう。

アルペン号は6時過ぎに廻り目平に着く。コースタイムは登り3時間30分、瑞牆山荘までの下りは3時間ちょい。
瑞牆山荘発のバスの最終は16時30分なので、身支度してゆるゆる登って山頂でごろごろする時間はたっぷりありそう。
ただしこの日の天気予報はごらんのとおり昼頃から雲が増える予報なので、「ゆるゆる」と言いつつもできれば早いうちには山頂についておきたい。


この日のアルペン号は殆どの人は毛木平で降りてしまって、廻り目平まで残っていたのは私を含めて4組くらいだった。
しかもそのうち1組はクライミングに来たような雰囲気だったので、実質的に金峰山組は3人。
本当に、廻り目平からのルートは人少ないんだな。。。


ということを実感しつつ、朝6時半、登山スタート。
グローブがないと手がかじかむほどの寒さで、フリースとソフトシェルは持ってきているとはいえ、ベースレイヤーを夏用のぺらぺらのシャツ一枚にしたことを少し後悔した。

登山開始、と言いつつも、このルートの最初の1時間20分は林道歩き。


去年雲取山に登ったときは最初の3時間のコンクリートの林道歩きで右脚の付け根の軟骨(?)に大ダメージを食らったけど、ここの林道は歩きやすい。
石ころがガラガラしている所もあるけど、落ちた杉の葉(?)がクッションみたいになっている所もある。

そして何よりすぐ左手に川が流れていて、水好きとしてはこの林道歩きは最高に癒される。


これは去年外岩登り講習を受けた岩。懐かしい。
後から調べたけど、「フェニックスの大岩」という人気の岩だそう。
この日も朝7時前だというのに2組くらいが既にとりつこうとしていた。


フェニックスの大岩を過ぎてもまだまだ歩く。


川はずっと林道の傍を流れているんだけど、途中少し開けて川原に出られるようになっているところがあって、水の流れを満喫した。


この雲を見ると秋が来たなぁと思う。


水の色がほんとに美しい。

 

石ころだらけで歩きにくいところも一部あったけれども、全体的に非常に歩きやすい林道だった。
何よりすぐ横の渓流の青と音に癒される。。。


何故このルートにこんなに人がいないんだろう。。。この林道で2組追い抜き、この後の山道で1人追い抜いて(そして再び追い抜かれた)、金峰山小屋の手前で1人すれ違った以外は、誰とも会わなかった。

林道の終点。


金峰山と八丁平の分岐を示す標識が立っているんだけど、そのすぐ横にちょっと、写真に写したら別のものも写りこみそうな廃車が置いてあったので写真に撮れず。。。
あの廃車はなんなんだ。。。

終点で川を渡って山道に入っていくんだけど、真新しい橋がかけてあって感謝。


橋を渡ったところにある標識からようやく山道スタート。


ここからの道もほんとなんていうか。。。歩きやすくて、私のようなヘタレには登りやすい道だった。
登り一辺倒ではなく、随所随所に平な道が結構出てくる。


少し、白駒池辺りの風景を彷彿とさせる。


そんなに悪路という悪路がない。


眩しい感じのキノコなどを撮りつつ、誰もいない道を静かに登っていく。楽しい。


登りやすいなぁ、と思いながら登ってたけど、この辺りで例によってまた気分が悪くなり始めた。

 

しかも朝ストッパー飲んだのにお腹痛いし。。。
この日はそこまで暑いという感じではなくあんまり汗もかいていなかったんだけど、なんか冷や汗っぽいのが出てくるし、吐き気もする。

ほんとこれ、何なんだろうな。。。
この日のバスは前席との間隔も広くてめちゃめちゃ快適だったんだけどやっぱり眠れなかったので、コンディションが悪いんだろうか。
悶々としつつ、少し開けたところでザックおいて休憩。

休憩している間に、登山口で追い抜いたテン泊装備のソロの女性に追い抜かれて、この後再びこの女性を見ることはなかった。
私より年上に見えるけど、足取りも軽々としていて、ストックもついていない。羨ましい。あんな体力が欲しい。
私だって定期的に山には登っているのにな。。。登り方が悪いのかな。。。それとも日々のスクワットとかやっぱりしたほうがいいのかな。。。今週忙しくて全体的に睡眠時間が足りてないせい?

10分程休んでいたら気分もましになったので、再出発。
少し暑くなってきていたので、ソフトシェルは脱いでベースレイヤー1枚になった。
樹林帯で風もないのでこれくらいでちょうどいい。

基本的に樹林帯なんだけど、時々ちらっと山が見える。
なんかあれが頂上っぽいんだけど、あそこまで行くのか。。。気が遠くなりそう。


山と高原地図に「中間点の標識」って書いてあったけどこれかな。。。この後、写真には撮らなかったけど、2400mの標識もあった。


山頂に近づくにつれ、紅葉がちらほら見えてくる。


あ、そうなのね。ありがとう。


まだかな、まだかな、と思いつつ木々の間に青い壁がちらっと見えてきたら、


金峰山小屋、到着。登山口から1時間40分。一応コースタイム内で安心した。


で、ほっとして休憩がてらトイレをお借りしようと小屋の向いにあるベンチにザックを下そうと振り返った瞬間目に飛び込んできたのが、これ。


驚きのあまり思わず、「うおおおおお」と雄たけびを上げてしまった。

他に人がいなくてよかった。「うおお」って。。。野武士の襲撃か。

しかしなんだこの景色。すごい。。。ほんとすごい。。。としばし茫然。
ここまでずっと樹林帯で全く景色とか見られなかったから、この突然の絶景のインパクトがすごい。

もしやあれは瑞牆山かな。


休憩後に山頂までの道を登り始めたけど、ここから山頂までは基本ごろごろ石を登っていく感じ。


ほんと、後ろの景色が素晴らし過ぎて足が進まない(疲れて進まないのをごまかしている訳では。。。。)。


 

あれたぶん八が岳じゃないかな。。。地図の方角的に。
あの平たいのが横岳で真ん中が赤岳じゃない???


山頂側も山頂側で景色すごい。
だってこれだもの。。。


山頂付近は紅葉が始まっているらしいのも、テンションがあがる。

 

あれたぶん五丈石だな。
前回の金峰山で、あれだけ記憶にある(というか他すべてガスで見えなかった)。


眼下には金峰山小屋。
はあほんと。。。ほんと素晴らしい。


いよいよ山頂が近くなってきて、五丈石にだれか登っているのも見える。


ごろごろ石を登り切ったらいきなり山頂。


金峰山荘前を出発してから3時間13分。


ついにリベンジした。。。やった。。。金峰山やった。。。
周りにはこんな景色が広がっていたのか。。。



富士山もこんな素敵に近くに見えるのか。。。。



金峰山、最高だな。

あの山行の記憶が残っているのがすごく嫌だったから、こんなに素敵な金峰山に出会えてほんとに感無量。

この日はそこまで気温も低くなく、風のあたらない岩陰にいけばソフトシェルだけでも平気だったので、40分程、富士を真正面に陣取ってごろごろした。
ほんとはコッヘルでお湯沸かして甘いお茶でも飲もうかと思ってたけど、お腹の調子が引き続きいまいちだったのと食欲がなかったので、お昼はスキップ。

あー最高だな。。。手前になんか変なの写り込んでるけど。


名残惜しいけど、14時30分のバスが満席になったりしたら嫌なので、40分くらいで休憩終了。
五丈石には登らず、手前のお社にお参りだけして、山頂を後にした。
金峰山の神様、最高に美しい景色をくれて、有難うございます。胸がいっぱいです。

この日の金峰山は結構な人出だった。小学校低学年くらいの子を連れた家族連れもちらほら。
大弛からかな、と思ったけど、瑞牆山荘へ下山中にすれ違った家族連れもいた。。。小学生で瑞牆ルートから上るなんてすごいなぁ。。。

下山ルートもほんと美しいわ。。。


振り返って五丈石。さよなら金峰山。また来ます。

 

富士山をみるとカメラを構えてしまう病にかかっているかも。
前回全く何にも見えなかった千代の吹上も下までよく見えた。


帰りの瑞牆ルートは、「こんなところ通ったかなぁ?」と思い出しつつの下山となった。
結構な悪路だなぁ。。。へばっている人達も随所で見かけたし。。。
「山頂はまだですよね?」と聞かれて、その気持ちすごくわかるよ、と肩をたたきたい気持ちになった(叩かなかったけど)。


少しすると緩やかな道もあったりするけど。。。記憶にないな。


大日岩も記憶にないな。。。


ここは記憶にある。大日小屋。


何故記憶にあるかというと、ツアーの時ここでガイドさんが「この避難小屋は大丈夫です、僕調べたんですけど出ません」と爽やかな笑顔で言ったから。
その時山登り知識がほぼゼロだった私は「何が出るんだろう」とうっすら嫌な予感を感じつつも、帰ってグーグル先生に「避難小屋、出る」で聞いてしまい、さらに出てきたあれやこれやをじっくり読み込んでしまい、結果、その夜は電気をつけたまま眠る羽目になった。
という、ある意味思い出深いポイント。

 

大日小屋を通り過ぎて、そろそろ足が疲れたなぁと思い始めた頃に、富士見平到着。
富士見平は大賑わいだった。


というか、全体的に瑞牆山荘から金峰山荘へのルートはかなりの人が登ってきている印象。大弛からはもっと多いのかな。。。。
そして廻り目平ルートはなんであんなに人少ないんだろう。。。あんなに素敵なのに。

 

下山途中に見えた瑞牆山は残念ながら雲の中。


そういえば富士見平手前でテン泊装備で重い溜息を吐いてる若者とすれ違った時に思わず「すぐそこが富士見平ですよ」と励ますつもりで「すぐそこが瑞牆山荘ですよ」と言ってしまった。
頭がぼけてたんですね。。。ごめんね若者。出発地点に戻ってきたのかと絶望しなかったか心配。

と最後はちょっと後悔しつつ瑞牆山荘到着。久しぶり瑞牆山荘。


山行時間合計7時間。ああ素敵な山行だった。。。


バスの時間までには1時間弱あったので、装備を外した後は、瑞牆山荘の喫茶でお茶を楽しむ。
ほんとはお昼など食べようと思っていたんだけど、ちょっと引き続き食欲がなかった。。。
店員さん(山荘のご主人?)、ごめんなさい。。すごく感じ良い人だった。


それにしても素晴らしい山行だったな。。。何度も反芻してしまう。
廻り目平からのルート、いいな。。。
林道は渓流の音を聞きながらの散歩みたいなものだし、登山道も平坦な道がたくさんあってきつくないし、金峰山小屋からの絶景を見ながらの最後の一登りは最高だし。。
紅葉が始まっている山頂付近の風景も素晴らしかった。

一度目は酷い思い出だったけど、あれがあったから今回の素敵な山行がいっそう心に染みた。
金峰山小屋も素敵らしいので、今度は泊りで来たい。

 

帰りのバスから見えた景色。山はほんとに美しい。