海と山、時々きもの -56ページ目

海と山、時々きもの

ダイビング記録+きもの試行錯誤の覚書。…だったはずなのに最近は山歩きの記録簿と化しつつある。
23年秋から山のない国に滞在中のため山歩き頻度は低下中。

24日は有休をとって白毛門に登ってきた。
またしても松ノ木沢の頭までだったけど。
 
先週会社で同期に24日に休み取って山に登ると言ったら「クリスマスイヴにwww」と爆笑されて、そうかクリスマスイヴだったか、と気づく。
 
しかしもはやクリスマスイヴに心躍らせる年齢でもないしな。。。
晴れるか晴れないか。。。それが問題だ。。。
 
というわけで一日7回(朝2回、昼2回、業後に3回)くらいWindyをチェックしてたけど、どうも当初行こうと思っていた鳳凰三山は天気悪そう。。。
 
24日に南御室小屋まっで登って、25日に鳳凰三山(せめて地蔵岳以外)登って降りてこようと思ってた。
しかし24日の天気はいいものの、25日の天気が。。。
朝はまぁ晴れそうではあるけど、風速が。。。
風速20m越えで雪って、それって吹雪では??
 
風向きもいまいち。
 
見たところめちゃめちゃ向かい風っぽいけど、これ風速20m越えの向かい風で雪が吹き付けるなか、稜線歩くのか。歩けるのかそれ?
 
這って進めるような所ならいいんだけど…あと正直、風速20m越えを体感してみたい、という気もちょっとするんだけど…一歩も進めず稜線出た途端撤退とかだと悲しいな。。。
 
だってすぐ近場ならまだしも、鳳凰三山行くには、韮崎まで行って、そこから夜叉神峠までタクって(8000円くらいらしい)、さらに夜叉神峠から5時間もかけてテント担ぎあげることになる。。。
これで稜線歩けませんでした、ってなったら結構悲しい。
 
鳳凰三山に行きたい(冬のテント泊したい)、という思いでぎりぎりまで迷ったけど、しょせんは軟弱なチキンハート野郎なので、結局諦めて目的地を変えた。
 
関東と信州の山が軒並み雪や爆風予報のなかで奇跡の晴天無風予報の谷川岳方面。
白毛門。
 
水木は雪なので人は入らなさそうだ。
とすると金曜日は新雪・ノートレースの白毛門を楽しめるかもしれない。
レコを読んでると先週末はラッセル祭りだった様子。
金曜日は平日で登山者少なそうだし、うまく行けば1人ラッセル祭を開催できるかもしれない。。。
 
新雪は不安だけど、ラッセルというのも一度してみたくて、白毛門に行くと決めてからは、まっ○んさんの動画のラッセルを見まくり、どきどきしながら金曜日を迎えた。
 
今回は越後湯沢まで行き、そこからローカル電車で土合駅まで引き返してみた。
バスで上毛高原から行くのとあまり時間は変わらないけど、駅で降りて即着替えたり準備できるのがいいかな、と思って。。。
 
なるほど、土合駅のホームってこうなってるんだな。。。
 
駅で降りたのは私だけ。
あんまりバス着と時間変わらない気もしつつ、まぁ30分くらい早められたような気もする。
 
登山者も少なそうだし、これは白毛門私が一番乗り、という事はあり得るかもしれない、とどきどきしながら支度をして9時に出発し、白毛門の登山口へ。
 
入口に新しい足跡を発見した時は、残念なようなほっとしたような複雑な気持ちだった。。。
 
後から判明したけど、これは私より後に水上方面から土合に電車で着いた若者の足跡。
なので私がもたもた準備せずにもう少し早く出発していれば、新雪に足跡を付けながら登れていたのかもしれない。
まぁどうせすぐ抜かされていただろうけど。。。
なんせこの人は、水上から土合に来てあの有名な超長い階段を上がり、その足ですぐ様ここから出発し、さらに序盤にちら、と樹林帯で先行する姿が見えた後はその後松ノ木沢の頭まで一切姿が見えなかったので。。。
 
レコで見たときはもう冬景色に見えたけど、序盤のこの橋を見て、ああまだまだ冬の初めなんだな、と思った。今年の2月に比べてまだ全然雪の量が少ない。
 
天気予報を見て、ドライナミックメッシュ(+腹巻)+ナントカマグリアで来てたけど、予想以上に暑い。
序盤からポカリの消費が進む。
 
谷川岳方面は最初結構雲が厚いようだったけど、
 
すぐに御覧の晴天になった。最高。
 
先行者さんは樹林帯の途中からアイゼンを付けているようだったけど、微妙に岩や木の根が露出している所が多くて、尾根に上がるまでは何もつけずに登った(ただし結構滑るところもあった)。
 
これは下山時に撮ったものだけど、まだまだこうやって岩や木の根が露出している。
まだ雪が薄いものだから、うっかり足置くと木の根の隙間にずぼっと足を突っ込んだりして登りにくい事この上ない。。
いや、言い訳ではないけど。。。言い訳かな。
 
途中、雪の下に氷がある箇所を通ったりするようになってアイゼン装着。
久しぶりのアイゼン。テンションあがる。
 
尾根の上に上がり切ってしまうと、積雪量が増した。結構沈む。
 
しかし尾根の上にあがって思ったけど、積雪量がまだまだ少ないような気がした。
 
記憶違いだったら申し訳ないけど、2月は尾根の上にいったんあがってしまったら、ほぼ尾根の上を歩いたような気がする。
でも今回、まだ雪がそんなにないので尾根の上を歩けず、斜面をトラバースしなければならないようなところが3か所くらいあった。
 
こことか、たぶん2月は上を歩いた気がするんだよね。。。(記憶違いだったらごめんなさい)。
 
ここもそう。上は2月の写真だけど、下はたぶん同じ個所を、今回トラバースした斜面から尾根に復帰して振り返って撮った所。
尾根上を歩けるほどの積雪量がない。
 
…しかしこうやってみるとわかるけど、2月は殆ど何にもない上(下には木の枝しかない)を歩いてたんだな。。。こわ。
 
斜面をトラバースする箇所(雪多い)と木と木の間を進む箇所(雪少ない)が交互に出てきてめちゃめちゃ歩き辛い。
 
ついにワカンに換える。先行者の足跡を見ても、ここら辺でワカンに換えている様子。
 
雪は膝くらいまでで、雪用オーバーパンツはやりすぎだったかもしれない。
 
トレースを自分でつけられなくて残念、という気持ちもありつつ、この先行者の迷いないトレースみてると、自分にこれはできなかっただろうな、とも思った。
 
もし私だったらビビりまくってトレースがあっちこっち行っていただろう。
 
先行者に比べて私はだいぶ楽させてもらってるはずなのに、頑張っても頑張っても全然進まない。。。
 
松ノ木沢ノ頭、こんなに遠かったっけ。。。前回は2時間50分でついてたのに、今回は3時間たってもまだこんな手前。。。
最後、3分置きくらいに休憩しつつ、何度もyamapの地図見てしまった。。。
 
振り返って急登を眺めたところ。
 
坂の途中でぜえはあしてたら、上がり切ったところに、このトレースをつけてくれた若者の姿が見えた。
「山頂まで行きますか?行くようだったらもう少しトレースつけておきますけど」との申し出。
 
神か。
 
しかしせっかくのお申し出申し訳ないが、もう軟弱アラフォーは気力体力が限界です。
 
登り始める前は、今日は最悪ヘッデン下山でもいいから、14時まで行けるところまで行こう、と思ってた。
でも13時前にして既にへろへろ(例によってまた頭も痛い)なので、もう無理。。。
 
若者は松ノ木沢ノ頭の少し先まで行ってたけど、もう時間がかかり過ぎているので引き返そうと思ってる、と。
トレース有難うございます、とお礼をお伝えしたけど、いやほんと、有難うございます。
新雪を踏みたいとか分不相応な妄想をしてすみません。
もし私が先頭だったら松ノ木沢ノ頭にすらたどり着けなかった可能性大。
 
松ノ木沢の頭から白毛門をみる。
若者はあのトレースの所まで行ったんだな。。。話をしたところによると、水上から電車で来たらしいけど、あの階段上がってこの速度であそこまで。。。ほんとすごいわ。
私はもう一歩も動きたくない。
 
土合橋から3時間20分。
ここを今日の山頂とする。

 
誰もいない松ノ木沢の頭。
晴天無風、気温はプラス(たぶん)。
最高だ。
ワカンのつけ方激しく失敗してるけどご愛嬌ってことで。。。
 
ほんと、白毛門からみる谷川岳方面すばらしい。
 
この前縦走してようやくわかったけど、たぶん左からトマ、オキ、で間の平な所が一ノ倉沢(の上)、で中央右のぽこっと盛り上がったところが一ノ倉岳なんじゃなかろうか。
ようやくわかったとか言っておきながら違ってたら恥ずかしいけど。
 
また来たいな。。。また来よう。
 
前日に気づいたけど、たぶん前日に越後湯沢で前泊して、始発の電車で土合に来たら7時に登山開始することができるので、そしたらぎりぎり日帰り行ける気がする。。
しかしこの急登を日帰りするの結構悲しいので、テント泊もありかな。。。
(そうすると今度はこの急登をテント泊装備で登れるのか、という新たな問題が発生するけど。。。)
テント泊なら、笠ヶ岳まで行ってみたいかもしれない。。。夢は膨らむ。
 
1時間程松ノ木沢の頭でごろごろした後、13時半前に下山開始。
 
写真じゃ伝わらないけど、改めて本当に急登だなぁとしみじみ思いながら降りる。
 
ワカンだと降り方を気を付けないとずるずるする。
急いでも仕方ないので、動物の足跡を探したり、雪だるまもどきを作ったりしながら降りた。
 
これはたぶん兎の足跡?後ろのがしっぽの跡だと思うとかわいい。
 
いびつな雪だるま。
 
途中氷が出てくる所でアイゼンに替えた。
 
しかし、もふもふの雪が薄くのってる下に岩や木の根、という状態はアイゼンだとどうにも歩き辛く、最後はチェーンスパイクにした。
 
ここら辺、最後の斜面の所は何もなくて良いと思う。
 
この時点で15時前なのに、既に山の向こうに日が沈もうとしている。
すぐには暗くならないだろうし、この辺りまで帰ってくれば危険個所はないけど、やっぱりヘッデンつけながらの下山、と言うのは避けたいな、と思った。
 
15時過ぎに下山して土合駅でお手洗いを借り、荷物を詰め替える。
土合橋駅から16時過ぎのバスに乗ったら、座席が全部埋まるくらいの登山者が乗ってた。平日だというのに。。。さすが谷川岳。
 
今日は登山はこれで終わりだけど、楽しい予定を入れたので、湯檜曽温泉街で1人下車。
 
湯檜曽温泉の林屋旅館。
ここはデフォルトで部屋食である、というのを山ブログで読んで以前一度泊まったんだけど、とても良かったので再訪。
 
川側の部屋にしたので、部屋にいると川の音がBGMになる。ほんと最高。
(これは翌朝の写真)。
 
今回の夕食。
 
クリスマスイヴだからなのか?デザートにスノーマンがついてた。
 
大変おいしく頂いたけど、正直、こういう旅館の食事って量がきつい。。。
メインは少し残してしまった。デザートは・・・死に物狂いで食べた。
 
朝食。
こちらはあんまり量が多くなくて有難い(それでもちょっと残してしまった。。。)
 
他にも宿泊客はいたようだけど、一度も会わず。
1人で温泉を満喫した。
 
これを書いてる今現在、全く膝下が筋肉痛になっていないのは、ここの温泉につかりながらぐりぐりマッサージしたせいな気がする。
膝上は触らなかったせいか今日めっちゃ痛いけど。。。後同じく放置した腕も痛いけど。
 
前回より相当時間かかった上に結局また登頂できてないけど、一応登山筋肉は少しは鍛えられただろうか。。。
年初にまた雪山スパルタ教室行こうと思っているので、それまで筋肉を維持できたらいいな。。。
 
25日は雪の予報で、湯檜曽温泉街の辺りは晴れてたけど、谷川岳方面を見ると御覧の通りだった。
やはり24日に登ってよかった。
2021年も何事もなく山遊びを満喫できた。山の神様、有難うございます。

週末の雪山用に、モンベルでジオラインのウェストウォーマーを注文した。

いまさらながら、なんとなく雪山でお腹こわしがちな気がしており、それってお腹の保温が足りてないのだろうか、と思ったので。

 

「ウェストウォーマー」というとなんか恰好よさげだけど要するに腹巻である。

今日帰宅後、宅配ボックスに入っていたのを開封して試着してみた。

 

うん、どう見ても腹巻。

 

と思いつつ、ふと昔の母とのやり取りを思い出した。

 

あんまりアレなことを書くのは憚られる(でも書く)けど、昔からガサツなもので、若い頃、靴下や下着は擦り切れて穴が開いても気にせず使ってた。

「別に外から見えなければいいよね」という発想。

それに対して母は度々苦言を呈していたけれど、ある時「いい加減捨てなさい」「もったいないじゃん。外から見えないし」というお決まりのやり取りをやった後に母が、

 

「でもあなた、もし交通事故にあったら病院に運ばれて皆にその穴の開いた奴見られるのよ」

 

という一言を追加したことで、はっと目が覚めた。

 

そうか。。。その考えはなかった。

「別に誰も見ないしいいじゃん」と思ってた。

 

でも確かに母は正しい。

今のこの私が車に轢かれて病院に運ばれて、手術すべく服を取っ払われたら、擦り切れてボロボロになったアレやコレが人目に触れてしまう訳か。

 

それは恥ずか死ねる。

 

以降、悔い改めて、もったいない精神を押し殺して、「もう無理だな」って早めに思って捨てるようにしている。

 

・・・ということを何故ウェストウォーマーを片手に思い出したかというと、今週末の自分の恰好に思い至ったからだ。

 

モンベルの腹巻をどの段階で巻くかと言えば、お腹に直巻きはしないだろうから、おそらく一番下のベースレイヤーの上に巻くんだろう。

 

そして今週末行こうと思っている山はそこそこ暖かい(予想最高気温+3℃)ので、私は真冬以外定番のミレーのドライナミックメッシュを一番下に着ようと思っている。

山を登る人ならたぶん誰でも知ってる、着るだけで平成初期のビジュアル系バンドみたいになれる、アミアミのアレ。

登山帰りに温泉に寄る時に周りの目が気になってしまうアレ。

・・・つまり、もしかしなくても今週末の私のベースレイヤーは

 

ミレーのドライナミックメッシュ(黒)+腹巻(黒)

 

になってしまうのか。

 

まぁ普通に上にはモンチュラのナントカマグリアを着るから見た目は普通だと思うけど、仮に私が遭難して数か月後に雪の下から掘り出されたら、検視のために服をちょん切った警察の人達に、アミアミ下着+腹巻、という恰好を見られる訳か。

 

それは死んでも死にきれない。

 

今週末はいつも以上に気をつけて登ろう。。。

最近ひょんなことから服部文祥さんという人のyoutubeを見て、この人の「山旅」動画にドはまりしてしまった。

ご本人が上げたものは一気見してしまい、今はちくちくとFielderという媒体があげている動画を辿っている。

 

その服部さんが最近のインタビュー記事で「体が動くのは40歳くらいまで」という他の人の言葉を引用しているのを読んで、ああ、やっぱりなぁ、と、わかってはいたけど残念な気持ちとともに納得した。

この前谷川岳登ったときにも思ったけど、やっぱり数年で恐ろしい程に体力は落ちる。

 

いや、私のような山に登る以外は筋トレすらしないぐうたらが「年とともに体力落ちるよね、納得」なんて言ったら、山登るためにストイックに鍛えてる人達に失礼なのわかってるけど。。。

まだ今の年齢なら鍛えたらもう少し登れるのかもしれないけど。。。

 

でもいろんな人の動画を見て、ここも行ってみたい、ここも楽しそう、とわくわくするにつけても後悔するのは、「でも私の体力と技術では難しいのでは」ということ。

 

先日の七ツ石小屋のテント場ではいろんな人達がいたけど、1組、高校の山岳部かなと思うような10人くらいの若者の団体がいた。

お揃いの服、お揃いのザックで昼過ぎに小屋に到着し、私が雲取山方面に散歩して戻ってきた頃には大きなテントを2つ張って中で楽しそうにがやがやしていた。

山岳部らしく、到着するなり先輩が何か言うのを地図やノートを広げて後輩たちがメモったりしていたけど、食事後、ミーティングを始めたのがなんとなく聞こえてきた。

リーダーと思しき先輩が「今日はこの前と比べてここが良かった、ここはもっとこうすればよかった」と優しくFBしているのを、微笑ましく聞きつつも、内心羨ま死にそうになった。

 

ああ、この子達はこれから一体幾つの山に登れるんだろう。。。

こんな若いうちからきちんと山歩きを習って、体力だってこれから伸び盛りで、きっとどこにだって行けるだろう。

この子達には無限の可能性がある。。。

それに引き換え私はもう体力は下り坂だ。今日だって雲取山途中リタイアするくらいヘタレているのに。

samayaのテントなんか買ってしまったけど、それが必要になるくらいの山に、果たして何回行けるのだろうか。

なんで私はもっと早くに山歩きの楽しさに目覚めなかったんだろう。。

 

と楽しそうな高校生達の声を聞きながらテントの中でちょっぴりしんみりしていた。

 

いや、最初にダイビングに嵌ったことを後悔している訳ではけしてないんだけど。。

 

30代も後半になって山に嵌ってしまったのがつくづく悔しい。

もっと早くにきちんと山を知りたかった。

 

でも一方で、私の人生において今だからこそこんなに嵌っているんだろうなという事もわかっている。

20代の頃に何かの拍子で山に登ることがあったとしても、これ程までに嵌っていたかは怪しい。

 

人生はなかなかうまくいかないものだ。。。

 

七ツ石小屋のテント場には以前に一度、来たことがある。

2年程前だったと思うけど、三条の湯に泊って翌日雲取山に登り、帰りに鴨沢へ降りたときに途中で七ツ石小屋で休憩した。

その時のうっすらした記憶ではこぢんまりしたテント場のイメージだったけど、やはり改めてみても小さい。

 

予約してるから、張れない、ということはないだろうけど、やはり張ってから雲取山まで行こう。と思って昼食をとりながら13時まで待機。

お目当ての猫様は、最初は斜面の下の方で日向ぼっこしていたけど、しばらくして上に上がってきて、撫でる間もなく悠々と人の間をすり抜けてまたどこかへ行ってしまった。The・猫、という感じ。

せめて写真を撮ろうとしたけど、この日は去ってゆくお尻しか撮れなかったのでさすがに掲載は自粛。

 

13時ちょっとすぎにテント張っていいですよ、の声がかかって、張り終えて小屋を出発したのが13時30分。

雲取山まで往復3時間として、だいぶ微妙な時間だな、とは出発時に思った。

 

アタックザックにヘッデン入れているものの、この日はうっかりコンタクトを忘れてしまったので、暗くなるとだいぶ足元が覚束なくなるだろう。

雲取山までの巻き道、結構細かったような記憶があるので、あんまり暗いなか歩きたくはない。

 

巻き道は最初は何もなしで歩いてたけど、途中で滑りそうな感じの雪道になったので、チェーンスパイクを装着。

 

 

そんなにきつい傾斜の道でもないのに息が切れる。

 

割とへろへろしながら七ツ石山に向かう道との分岐に到達。

ここからの雲取山に向けては左に富士を見ながらの稜線歩きで

とても素敵だ。

 

しかしそれにしても息が切れる。

1分に1回くらい止まりながらへろへろと歩いていたけど、ダンシングツリーを過ぎてしばらくのところ、この登り返しを見て足が止まってしまった。

 

(相変わらず斜めってる)

 

こうやってみると何でもない平らな稜線に見えるけど。。。っていうか実際にほぼ平らに近い稜線なんだろうけど、この時の私にはV字に見えた。

 

3分くらい前に開いたばかりのyamapの地図を取り出して眺める。当たり前だけど殆ど進んでない。

頂上まではここからだと往復2時間弱くらいかかるだろう。かなりへろへろだからもっとかかるかも。そして今は14時半ちょっと前。

行って帰ってきてあの巻き道を通る時には16時半・・・。

 

…やめるか。

 

という訳で軟弱な私の今日の山頂、ここに決定。

 

この時間になるとあんまり人も通らなくて、しばらくゆっくり富士山を眺めた後に、来た道を引き返した。

途中でせっかくだからと思って巻き道を使わず七ツ石山に寄ったりしながら15時過ぎにテント場に帰還。

 

テントは所狭しと張られていて、トイレの前や、小屋の前にもテントがあった。

七ツ石山の人気すごい。

 

猫にまた会うことを期待して時々テントの外に出てみたりしたけど、この日は全く姿を見かけず、ちょっと残念な気持ちで就寝。

 

翌朝もテントを畳みつつ猫の姿を探したけど影も形もなく、やや残念な気持ちで出発しようとしたら、水場の向い側に可愛い招き猫を発見した。

 

神か。。。

 

 

嬉しさのあまりなでくりまわしてしまったけど、後から映像みたらちょっとうっとうしかった気もする。

ごめんなさい。。。

 

昨日は特に思わなかったけど、近くでみるとなくなったうちの子(お兄ちゃん)に似てる。

顔も違うし体格も全然違う。でもこうやって座ってる姿をみると、黒白のハチワレの所とか、結構似ている。


永遠に撫でていたかったけど、邪魔をしてもいけないので、後ろ髪引かれる思いで離れた。

 

小屋の人にお礼言いがてら「可愛いですね。名前は何というんですか」ときいたら「でーんとしてるから、『でん』くんです」とのこと。

何それ可愛い。

 

「うちの子にちょっと似てます」と言うつもりのなかったことをぽろっと言ってしまって、しかも言ってる途中で涙が出そうになって慌てて失礼した。

 

問われもしないのに自分語りして泣きそうになるとか何それどんなメンヘラ。

我ながらひくわ。

 

あなた疲れてるのよ・・・、と自分に言い聞かせつつ鴨沢を下る。

猫様を撫で繰り回したことによるエネルギーのおかげか、1時間半で到着した。

 

幸先悪いスタートだったけど、最後に猫に会え(て撫でくり回すことが出来)たことによって最高の山行になった。

・・・テント背負って行って良かったよ。

 

もう一つの目的「トレーニング」という意味ではやや不安は残ったけど、自分の今の体力が大体わかった、という意味ではよかった。

今の私ではテント泊装備では3時間が限界ぎりぎりなんだろうな。

これを過ぎるとたぶんコースタイム通りには歩けなくなる。。

来週行こうと思ってる所はテント場まで5時間かかる、しかも最初から雪道らしいのでちょっと不安。。。

7時間かけるつもりで登山口9時スタートにするか。

 

 

 

 

 

 

 

 

奥多摩駅を8時35分発のバスに乗ろうと思っていたら10分程前に臨時が出た。

 

バスが発車する際にもちょっとひと悶着あった。

並んでいた登山客の女性がバス会社の女の人の案内が悪いから乗り損ねたと怒り出し、バス会社の人も一歩も引かず、女性同士の言い合いが繰り広げられ。。。そこに遠慮がちにフォローしようとする運転手さんが入るも女性客の怒り収まらず。。。

 

なんだろ、厄日かな。

 

何故こうも次から次へとよくないことが起こるのか。

何があったかわからないので如何ともしがたかったけど、微妙な心境でバスに揺られながら9時過ぎに鴨沢到着。

バスは満員だったけど、皆手前で降りて、ここで降りたのは10人もいなかったと思う。

この後、増発も含め2台のバスが来た。

 

朝の転がり落ちた酔っ払い(仮)といい、ひたすら怒り続ける女性客といい、今日はなんか幸先不安になるな、と微妙な心境のまま朝食を齧り、ストレッチし、9時20分頃、出発。

 

GoProは迷った末、ザックの肩のベルトにつけることにした。

自撮り棒につけて魔法少女のステッキみたいに翳して歩くのもなんとなく気が引けたし、かといってタケコプターみたいに頭上につけるのも嫌だ。

 

しかし歩いている途中でふと、どんな見た目になっているのだろう、と携帯で自撮りしてみて、後悔した。

 

魔法少女のステッキやタケコプタースタイルの方が100倍ましだったかもしれない。

 

 

通報されても文句は言えない不審者っぷり。

 

いや、GoProのせいだけじゃないのはわかってる。

 

そもそもの恰好が不審者だよね、知ってる。

 

どこか忘れたけど北アルプスで「完全防備ですね」って軽装の若者に鼻で笑われたことあるからな。

そんなシャレオツな野球帽(というのだろうか?)にサングラスのULスタイルで後からシミに泣いても遅いんだからな、と心の中で負け惜しみを言っておいた。

 

・・・と思ってたけどここにGoProを付け加えたときの不審者っぷり、我ながら半端ない。

 

と思いながら撮影スタート。

操作方法は一応家で予習してきた。

横のボタンをぴっとやってスイッチオン、上のボタンをぴっとやって撮影開始。

撮影終了するときは上のボタン、スイッチオフは横のボタンを長押し。。。

 

・・・まぁさすがにこれで撮影に失敗することはあるまい。

 

・・・と思ってたけど、テント場について画像を見て、唸ってしまった。

 

 

めっちゃ画像が斜めってる。

 

 

視界の左端に余計なものが写り込んでる。

 

 

余計なものが視界の中央に進出してきてる。

 

・・・というわけで残念ながら今回の山行は写真なし。

 

一応保険で自分の携帯でも何度か写真撮ってみたけど、途中からこんな具合で↓おかしくなってしまったので携帯の写真もほぼなし。

 

一応、出発してから2時間程は久々のテント泊荷物にもかかわらず快調に歩けた気がするけど、2時間を過ぎてからがくっと速度が落ち、結局七ツ石小屋についたのは出発から3時間ちょいの12時半。

色々朝から微妙な心境になっていたせいか、疲労困憊していたせいか、もう雲取山は半分くらい諦めつつ、とりあえずテントを張ろう、と13時まで昼食休憩することにした。