坂を転げ落ちるように山にはまっていく代わりに自分の生活の中で失われたものの1つに「金曜日の飲み会」がある。
昔は金曜日の飲み会はとても好きだった。
そもそもが人とお酒を飲むのが好きだ。
「酒は薬」と嘯く父の遺伝子を見事に引き継いで、お酒は割と強い(記憶は失われがちだが)。
お酒を愛するというよりはお酒を飲みながら人とわいわいやる時間が好きなので、2人にしろ複数にしろ飲み会という場が好きだ。
次の日を気にせず永遠に飲み続けられる金曜日の飲み会は、昔はとても好きだった。
同じように永遠に飲み続けるのが好きな先輩がいて、子分の1人としてしょっちゅう先輩やその他子分の皆様と一緒にわいわいと飲み、朝方タクって帰るような素敵に不健康な生活をずっと続けていた。
でも山にはまってから、金曜日に飲み会はおろか予定を入れたくなくなった。
そうして引き続き子分を全員召集して金曜の夜を飲み明かしたい先輩と、金曜にどこにも行きたくない子分その1の攻防が始まった。
「今度の金曜日空いてる?」「山に行くので無理です。不参加でお願いします。」のやり取りを5回くらい繰り返した後、半ギレの先輩が、早めスタート早め引き上げを提案してくれたので、これだけ言ってくれているのにこれ以上断るのもなと思ってずるずると部分参加してきたけど、本音をいうとそれでも行きたくない。
金曜日はとりあえず最速で家に帰って寝たい。
金曜日に召集がかかると、自分のせいで招集時間まで考慮してもらって申し訳ないという気持ちの一方で、行きたくないのに、というイライラが募り、そしてそんな自分の自分勝手さと「何があっても金曜日は行きません」と言えない優柔不断さにイライラする、という負のループに陥る。
コロナが広がり始めて飲み会が消滅したのでそういう葛藤とも久しく無縁だったけど、去年の年末、先輩から久しぶりに招集がかかり、今度先輩が子分を全員召集してエライ人を接待する会が企画されている(勿論金曜に)。
もやもやとしていたなかで「マンボー」のニュースを見て私が思ったのは、「あ、これできっと会が中止になるな」だった。
・・・自分のせいで開始時間も終了時間も相当考慮してもらっているというのに、先輩が楽しみに企画した久しぶりの会だというのに、ほんと私のような薄情な奴は一遍豆腐の角に頭ぶつけて○んだほうがいい、と我ながら思う。
(お店にも申し訳ない)
先輩、わがままでごめんなさい。
先輩のことはちょっとというかだいぶクセがあるなと思っているけどそこもひっくるめて好きです。尊敬しています。
先輩達と飲む時間も本当に好きなんです。
こんな社交性∞ゼロのやさぐれたイエティにいつも声をかけて頂いて、ほんとにありがたく思っています。
・・・でも金曜日の飲み会は嫌なんです。
金曜(と土曜と日曜)以外ならいつでも馳せ参じるので、どうか金曜日の飲み会メンツから私を除外してください。。。















