海と山、時々きもの -49ページ目

海と山、時々きもの

ダイビング記録+きもの試行錯誤の覚書。…だったはずなのに最近は山歩きの記録簿と化しつつある。
23年秋から山のない国に滞在中のため山歩き頻度は低下中。

今週末は久しぶりに両日とも山に行かない週末だった。

仕事が忙しかったのもあったし、毎週末登り続けてさすがにちょっと疲れた。
昨日は10時間くらいこんこんと寝て、家から一歩も出ずにごろごろとしていた。
日記を見返すと去年も年明けから狂ったように毎週末山に登り続けて大体この辺りで息切れしていたので、これくらいが自分の体力の限界なのかもしれない。

昨日youtubeでひたすら山動画を漁っていたら、ZABARDASTというドキュメンタリーを発見した。

最初はよくある山行動画かなと思って見始めた。
何しろ映像はアイスアックス刺しながら雪と氷の壁を登る所から始まるので。
この氷の壁(ビアチェラヒ・タワー)とその後の雪原(氷河)の映像はほんとに美しい。

その後映像はすぐに少し時間を遡って8人の若者がイスラマバードからスカルドゥへバスで向かうシーンから始まる。
スカルドゥでの装備の点検シーンで、
 

「寝袋、マット、スキン、スノーボーダー用のバインディング…

というのを聞いて一瞬「?」となったけど、その時はスルー。

スカルドゥからはアスコーリへ向かいポーターと合流する。
そこで淡々と入るナレーションで初めて、彼らの今回の山行予定がわかる。

彼らはアスコーリから途中でポーターと別れ、氷河を150㎞、円を描くように巡る。
目的は氷河の端っこにあるビアチェラヒ・タワーというサメの背びれそのまんまの形をした山というかほぼ垂直の雪壁に登ること。

スノーボード/スキーでそこを滑り降りるために。

「ビアチェラヒ・タワー。トーマスが図書館にあった本に載ってたのを見つけた山。誰も滑ったことはない。トーマスはそれ以来、そこをスノーボードで滑ることを夢見ている」

トーマス…おまえなんてクレイジーな野郎なんだ。。。

「彼は友達のザックが同じことを考えていることを知ってこの遠征を組んだ」

ザック、おまえもか。

「そして僕たちは今ここにいる」

クレイジーな野郎+6人。
(うち4人は登山ガイド(2人)+カメラマン(2人)っぽいのでほんとの意味でのクレイジー野郎は+2人かもしれない)。

フランス(+アメリカ?)からはるばるイスラマバードまで飛び、そこから35時間バスに揺られてスカルドゥへ、スカルドゥから谷に転げ落ちそうな細い道をジープに揺られてアスコーリまで、そこから途中でポーターとわかれ自分達で1人約50㎞の荷物を背負って150㎞延々と氷河をめぐる。

氷河の端っこの垂直の山を滑り降りるためだけに。

クレイジーだ。。。

実際にはビアチェライ・タワーの前後で他の山を滑り降りたりしてるんだけど、それも結構えげつない傾斜でクレイジー。。。

私は高所恐怖症だし運動神経が死んでるのでスキーもスノボも出来ないけど、すんごい傾斜の雪の斜面を奇声をあげながら滑り降りる若者達を見ているとこっちも頭の片隅からドーパミンがぴゅーっと出ていくようなわくわくを味わった。

 


でも結局、この旅の発起人であるトーマスはビアチェライ・タワーに登っていく途中で1人だけ撤退する。


トーマス(泣)。


映像は終始淡々と進んでいくので撤退した後のトーマスを執拗に追ったりしないけど、3年越しの夢を諦めたトーマスの気持ちを思うと「(泣)」しかない。

往路でビアチェラヒ・タワーが見えてくるにつれてあんなにテンション爆発しまくっていたのに。。。


しかしトーマスの無念はさておき、素晴らしい映像だった。

最後の月明りの下氷河を降りていくところとかほんとに美しい。

海外の山に登りたいと思ったことはない。
怖いしたぶん登れない。2000mの山でもひいこらいってるのに4000mとか絶対無理。死ぬ。

それに日本の中で登りたい山がまだまだあるし。

でもこういう切り立った岩稜に囲まれた大雪原って海外に行かないとみられない景色だろう。

氷河トレッキングとかあったら行ってみたいな。。。とちょっと思ってしまった。
それくらい美しい、「ZABARDAST(wonderful)」な映像群だった。

 

松本でバスターミナル目の前のホテルに前泊して、7時50分発の始発のバスに乗った。
平日だけど明らかに中の湯で降りるんだな、と思われる格好の4名(含む自分)が乗車。


本日の予報は曇り時々雪。でも翌日土曜日は素晴らしい晴天が約束されている。


絶対明日は最高の景色が見られるに違いない、とわくわくしながら中の湯着。
沢渡から乗ってきた1人併せて、計5名全員がここで降りた。

バス停の前がすんごいきれいだった。


天気予報見て思っていたよりも天気が良い。


バス停から釜トンネルまでは少し歩く。


色々写真を撮ったりトイレ(トンネル前の売店裏に仮設が設置してある)に行って身支度していたりするうちにあっという間に1人になってしまって、しまった、と思った。

忘れてたけど、今日の私にとっての核心部ここだった。
釜トンネル。



真っ暗でヘッデン必須という釜トンネル。

東京都チキンハート選手権で優勝できる自信があるくらいチキンっぷりに定評ある自分にとって、ここをどう乗り越えるかが初日の問題だったのに。。。

…やってしまった。他の4人がいる間にこそこそ後をつけて出発すべきだった。

…しかしもうどうしようもない。
行くしかない。
大丈夫大丈夫。

と思ってとりあえずヘッデンのスイッチをオンにし、頭の中身をオフにして出発した。
もう「」。とりあえず「」。

心頭滅却すれば火もまた涼し。

数十mも行くと辺りはヘッデンのランプのほんのりした光以外は一寸先は闇状態になった。

とりあえず「」。

意外とこれは行けるかもしれない。。。と思い始めて数分後、真っ暗な進路方向で、赤い光が点滅しているのが見えてきた。

いつもの私だったらきっと口から心臓が飛び出ていた。

 

でもこの時は「無」なので普通に歩けた。

まぁ宇宙猫みたいな顔になってたかもしれないけど。

近づいてわかったけど、どうやら、天井についている赤い非常灯(帰りにわかったけど信号機)が一定の間隔で点滅している。

もう映画だったら完璧に「出る」5秒前の奴。

エイリアン/ホラー映画で、いきなり謎に電源が落ちて、確認しに行ったら真っ暗な中で赤い非常灯が点滅している。。。よくありそうなシーン。

この辺りで「」がいっそう深まって今なら悟りも開けそうな気がした。


宇宙猫状態のまま非常灯ゾーンを通過したら再び真っ暗闇ゾーンに突入した。
自分の足音しか聞こえない真っ暗闇を「無」のまま歩き続けること…どれくらいたっただろう。
中間地点に電気が煌々とついている場所があって、そこからは、ぽつぽつとだけど灯がついていて一気に気が抜けた。

自分の携帯の画像フォルダをみると、さっきの入り口の写真の次がこの写真↓。

 

960m近く「無」だったんだと思う。

出口が見えた時ちょっとテンションあがった。


日の光万歳。

ここからが2つ目のトンネル。

 

この日だけなのか、いつもなのか、このトンネルは等間隔で電気がついていたのでヘッデンは不要だった。
他のレコでもこっちの2つ目のトンネルはヘッデン不要と書いているのが多い気がするので、これが通常運転なのかもしれない。
ライト最高だな。。。と思いつつ上高地の端っこ着。


確かに曇りだけど予報対比で天気は良い気がする。


砂防事務所へ折れる場所は目印の看板が埋もれていたらどうしようと思ったけど、すぐにわかってほっとした。


トレースもきちんとあるし、


なんならテントもあって吃驚した。

 

中の人はいない様子。
登っているのかな、と思ったけど、結局このテントの主に会うことはなく、私が下山したときには撤収されていたので、前日に霞沢岳に登ってこの日は上高地散策とかだったのかもしれない。

西尾根の取りつきはフィックスロープか鉄塔が目印、というのを事前に調べていたけど、目印を探す必要は全くないくらいしっかりトレースがついてた。


トレースの先、木立の間に、目印の一つである「鉄塔」がみえるのを確認。
もう一つの目印である「フィックスロープ」は結局どこなのかわからなかった。


これが目印の鉄塔。
フィックスロープよりこれを目指して登っていったほうがわかりやすい気はする。


うっすら白い山が見えてテンション上げながら登山スタート。


古いトレースでしっかり道が出来ていて、その上に新しいトレースがついている。


風が強い所は消えているところもあるけど、でもとりあえず尾根沿いに登っていけばよい、と読んだから、迷うようなことはなさそうだ。

 

一応、yamapで先人の軌跡もダウンロードさせて頂いているので安心感はある。


思ったより天気がよくて、嬉しくてわくわくしながら登っていた。

 

最初は大変歩きやすい。


たまに深い落とし穴があるけど。


景色も大変良いので、ぜえはあしつつもテンションはあがる一方。


誰ともすれ違わず、誰にも抜かされなかった。


自分でも不思議なんだけど、前に茶臼岳ー朝日岳に行った時はその山域で最後の1人になることが怖かったような気もするんだけど、この日は全然怖くなかった。
1人だとか1人じゃないとかそんなことすら考えず、ひたすら楽しく幸せに登っていた。

この岩は、参照したレコでは左巻き、と見たけど、この日はトレースが右についてて、私も右に巻いた。


 

こういう岩が何か所出てきたけど、最初以外は全部左に巻いたような気がする。。。でも過去のレコは全部左だったりするし、きっと雪の付き方によっても違ってくるんだろう。
私なんかは、(こっちにトレースついているからこっちかな)と登っているけど、最初に判断してトレースを付ける人はほんとすごいと思う。

…それにしてもめっちゃ天気良いじゃん。なんだこれ。

 


ここもテントを張れそうと思ったけど、まだまだ時間もあるので先に行くことにする。

 

景色最高だし。



この日はテント張るだけだなので、スーパースローペースで登った。それでもぜえはあとしていたけど。
結構な急登で、ストックで登ったけど、部分的には手をついて登るような所もあった。
それはまぁいいとして、辟易したのは、登るにつれて結構狭い木立の間をすり抜けたり倒木の下を這いつくばって抜けたりするような場所が出てきて、そのたびにテン泊重装備のザックが引っかかること。

危ないと思うところはテント場までは特になかったけど、こういう荷物の引っかかりに地味に体力を削られた。

 

*3/8日追記*

7日、ここを下山中に1800m地点で滑落して亡くなった方がいたそうなので、「危ないと思う所は特になかった」というのは、私が危険に気づいていなかっただけの可能性がある。

下調べではテントを張れそうな箇所は1900mから2100mの間に点在する、と読んでいたけど、私がこの日選んだのは1920地点。


ザックが置いてある辺り。


ザックを置いて少し上まで登ってみたけど、結構な急登っぽかったので、1920m地点を今日のお宿とすることにして設営を開始する。

幸い以前にも誰かが設営したようだ。


ここで、プチトラブルが発生。

 

ピッケル兼ショベルをショベルとして使うために刃の部分を取っ手に換装しようとしたんだけど、凍ってしまったのか、外れない。
この黒い部分を指で押すと、刀の目釘の役割をしている銀色の所が外れて刃が抜ける仕組みになっているんだけど、うんともすんとも言わなかった。。。

仕方ないので、刃の部分にオーバーグローブを巻き付けて作業したけど、ウェアを破かないかひやひやした。

ちなみに、アレな話で申し訳ないけど、整地しようと少し掘ったらトイレの痕跡が出てきてげんなりした。
速攻埋め立て直してさらに雪かぶせて踏み固めまくった上に、グラウンドシートはできるだけ離れたところに敷いた。

自分の記憶も抹消した。


…エマージェンシーだったのかもしれないけど、せめてもうちょっと離れた所で。。。いや、まぁもういいんですけど。

とりあえず、

これから霞沢岳西尾根の1920m地点にテントを張る方、トイレの痕跡があってもそれは私ではありませんのでご了承下さい。

ということは自分の名誉のために(みみちいけど)主張しておく。

グラウンドシートの上にテント本体を置いた所。


samayaのテント、フランスっぽいなぁと思ったのは、仕舞い方。

 

samayaのテントは、よく山雑誌で紹介されているような、「端と端を合わせて、あごを使って半分に折って、更に端と端を…∞」みたいな丁寧な畳み方をしない。
samayaの「テント設営チュートリアル動画」をみると、仕舞うときは、まるで親の仇のようにがしがしと端から雑にテントを収納袋に突っ込んで行き、ぎゅうぎゅうに押し固めてはい終了(つまりシュラフみたいな収納の仕方)。

…それでこそおフランス。ザ・適当王国。

 

その代わり取り出すと↑みたいな可哀想な見た目になるけど。

 

ペグは、一応割りばしも持ってきていたけど、付属のプラスチックのペグを使ってみた。

おもちゃみたい。

 

一応刺さるけど、この日予報では風は割と強かったので念のためガイラインは1か所だけ、木に巻き付けた上でペグを打った。



samayaのテント、いいな、と思ったのは両側に収納の網がついているところ。

 

天井にもついていて、これは便利。


ダイニーマのいい所は軽い所の他に光が通る所かも、と少し思った。
フロアだけじゃなくて側面も下の方はダイニーマなので日中はテント内は明るい。

 

テントを設営完了。


今見返して気づいたけど、天井部分の短いポールを通すの忘れてるな、私。

でも別に不自由はなかった。


 

時間がありあまっていたので、紅茶を飲んだ後は、風避けのブロックを積み上げようとショベルで壁作成にいそしむ。
崩れまくる新雪と格闘していたら、上から人1人が降りてきて吃驚した。人が登ってるかも、ということを完璧に忘れていた。

下の青いテントの方ですか、と聞いたら違い、日帰りで登って降りてきたとのこと。すごすぎる。
朝は吹雪で雪も深いし景色見えないし修行かと思った、7時間もかかった、と苦笑されていた。
それでも頂上まで行ったのがほんとすごいと思うし、おかげ様でトレースがあったから私はここまでたどり着けた。
ほんと有難うございます。

明日は絶対天気がいいからモルゲンが見られるように5時くらいに出発すると良いよ、とアドバイスをもらい、わくわくが高まった。
もうどう考えたって最高の天気だし、今日はこれから人なんてきっと登ってこないだろうから、明日5時に出発すれば一番乗りで山頂に行けるかもしれない。素晴らしい景色を独り占めできるかもしれない。

この日、嬉しかったのは、最初の遠見尾根でのテン泊の時と違い、1人であることが全く怖くなかったこと。暗くなっても全然普通に外を散歩できた。

最初のテン泊の時はどきどきしながらヘッデンを抱きしめて眠ったのに、この日は邪魔だったので天井の網棚に置いて寝袋に入ったくらい何にも思わなかった。

朝、宇宙猫状態で釜トンネルを歩いたのが嘘のようだ。。。あれは何だったんだ。。


雪から水を作って6時くらいにご飯を食べて、携帯で妹に写真を送ったり(docomoは電波が入った)、明日の天気をチェックしたりしてから、就寝。
寝る前に見た空は一面天の川かと思うような満天の星空だった。

天気予報も最高だ。


明日は頂上から最高の景色が眺められるに違いない…と期待しながら寝袋に入る。


…その後一睡もできないなんて、想像すらしなかった。

飲み友の先輩(非ハイカー)と久しぶりに会って飲んでたら「今年の目標は?」と聞かれたので、

 

「冬の五竜と蓮華岳に登りたい。あとこの前霞沢岳っていう山を敗退したのでそれをリベンジしたいです」

 

と言ったら、「山しかないの?」と笑われた。

 

山しかないよ。

 

すみません意識低くて。

でも仕事なんかもうどうでもいいし。

たまにちょっと楽しいと思うこともあるし部下に良い経験させたいと思うことも一瞬あったりするけど、会社が嫌い過ぎる。

会社への恨み深すぎてもう1mmだって余計に働きたくない。会社のためになりそうな知識なんか得たくない。

山で死んでも海で死んでも本望だけど、死ぬ時は会社を道連れにしてやりたいと結構本気で思っている程には会社が嫌い。

 

・・・というのはさておき、山以外でなんか目標あるかな。。。

 

割と色々もうやりたいことはやった気がするけど、強いていうなら「ダイビング中に鯨に会うこと」かな。

ダイビングでセノーテに行きたい、海の中でイルカに会いたい、という願いはもう達成した。

後は、ダイビング中に鯨に会ってみたい。

ホエールウォッチングとかじゃなくて。海の中で目の前で泳ぐ鯨を見てみたい。

youtubeでmooreaでのダイビング中に鯨に会う動画を見て以来、あんな出会いを果たすのが夢だ。

土曜に霞沢岳を敗退したこと、下山して3日目にもかかわらずショックが未だ尾を引いている。

1月にも爆風で根石から天狗に行くの諦めてるし、この前も雪と風で赤岳を諦めてる。
でも多少残念だったような気もするけど、こんなに引きずってはいない。
違いはたぶん、天狗岳・赤岳の時は、天気がもう無理だな、と思ったし前に登ったことがあったからだと思う。
霞沢は今回初めてだった。

すんごい楽しみにしてて天気は最高だった。

なのに自分の体調がおかしくなって登れなかった。
だからこんなに悔しいんだと思う。

とりあえず色々反省点もある山行だったので、記録をつけておく。
まず計画と準備。

今回霞沢岳西尾根を選んだのは、ナイフリッジ歩きが出来ること、人によっては「懸垂下降が必要」と書いてる急な岩稜の登下降が出来ること、そして人があんまりいなさそうなことが理由。
阿弥陀岳北稜を登って以来薄々気づいていたけど、私はちょっとだけぞくぞくするような雪山が好きなんだと思う。
やっぱり珍走屋集団の素質があるのかもしれない。
阿弥陀岳一般道や甲斐駒の核心部の時のようなバックステップの下降とか大好物。

計画は、木曜に松本で前泊、金曜に松本―高山線の始発バスで中の湯まで行き、霞沢岳の1900m地点~2000m地点に点在するという幕営適地まで上がりテント泊。
快晴微風予報である土曜日に霞沢岳山頂まで行って、テント撤収して下山。

松本までバスで帰りそこからあずさで帰京、というもの。

雪山テント泊は2回目で、前回の遠見尾根は残雪期だったから、厳冬期のテント泊は初めてといえる。
家でこの装備を揃えている時はウキウキだった。…今となっては悲しい思い出だけど。

 

今回装備で一番苦労したのは、右端にいるこのデカい人。

 

SamayaのAssault 2 8k

買ってしまった。

豚に真珠なのは自分が一番よくわかってるから、人のいるところでは恥ずかしくて使えないテントになるだろうけど。

というのはさておき、どんだけデカいかというと、元々デカい私の手と比較してもあんまり意味はないのでエアライズと比較してみるとこれ。

上がエアライズ(の本体)。


ザックに横にして入らないんだけど。。。
公式ウェブサイトの写真みたいに小さくできない。。。難しい。。。

悶々と悩んだ末に、圧縮用のバッグ(?)を使うことを思いついた。
で、圧縮した結果、なんとかエアライズ並みの大きさに圧縮することに成功。


いくらシュラフのように適当に詰め込んでいいとはいえ、さすがにサマヤのテントが苦しそうだ。。。

まぁでもとりあえずパッキングは出来た。


ほんとは懸垂下降用にハーネスやPASなどのグッズも持っていこうかと思ってた。
懸垂下降、まだ実践で試したことはないので試したくてうずうずしていた。
霞沢岳に行くと決めてからはPASも買って家で何回か練習もした。

でも直近のレコを見るとクライムダウンしている人も結構いるようだし、あと、上のパッキングしたザックをを背負った瞬間、速攻これ以上は無理だと悟った。

…背骨が軋むというか背筋が軋む程重いんですが。。。

遠見尾根登ったときこれと同じ装備を背負ったと思うんだけどこんなに重かったっけ。。。
私、これを背負って1時間近く噂の急登を登れるんだろうか。
これにさらにロープとか追加するのマジで無理。
 

最近TAKEMOVIEさんの動画好きでよく見るけど1人でテント+あれだけの登攀用具抱えて歩けるってすごいな、と尊敬の念を新たにした。

木曜日、仕事終わりにこの装備を背負ってラッシュアワーのメトロに乗る勇気がちょっと出なかったので新宿までタクってしまった。
基本的に図太いのに変なところでチキンなこの性格なんとかしたい。

新宿も勿論ラッシュアワーなので、なんというか、人里に迷い込んだゴリラのような気持ちで逃げるようにして中央線特急のホームに向かった。
松本まで夜行バスもあるのを先日発見してなかなか魅力的に思えたけど、あずさにして正解だったと思う。
夜行バスなんかで行った日にはたぶん一睡もできずに釜トンネルの途中で行き倒れていただろう。

大抵のことは一晩寝ると忘れる鳥頭だけど、昨日霞沢岳に登れなかったことは一晩寝て起きたら昨日以上に心にずどんと来ていた。

 

トレースもばっちりついてて何にもしんどくなかったのに。

登るなら昨日は快晴微風、絶好のコンディションだったはずなのに。

なんで気分悪くなってしまったんだろう。

もっと休めば行けたんじゃないのか。

黒斑山の時だってしばらく休んだら回復して行けたのに。

せめてナイフリッジと核心部の岩稜は越えたかった。

そのために霞沢岳を選んだのに。

登った人達が羨ましい。10人以上はいた。

あの人達はきっと絶景を堪能できたんだろう。

羨ましい。

悔しい。

諦めるのが早かったんじゃないのか。時間はたくさんあったのに。

なんであの時もう無理だと思ってしまったんだろう。

根性なしめ。

諦めるんじゃなかった。

何のために有休とってあそこまでテントを担ぎ上げたのか。

絶好のチャンスを棒に振ってしまった。。。etc.

 

布団の中でどんどん悲しくなってきたので、今日は一日引きこもる予定だったのを変更して気分転換に外に出ることにした。

 

そうだ、筋肉量測ってみよう

 

年末にすんごい体重増えてて(去年+5キロ)衝撃を受けたけど、年始から結構登っているし、ちょっとは筋肉に変換されてたりしないかな。。。

 

考えてみれば結構年明けから登ってる気がする。

 

1/7-8   赤岳鉱泉で講習、大同心稜ー硫黄岳

1/16    黒斑山

1/22-23  甲斐駒ヶ岳

1/29       前白根山

2/5-6   赤岳(敗退)

2/12    茶臼岳

2/19    谷川岳西黒尾根

2/25-26  霞沢岳西尾根(敗退)

 

まぁ全てが筋肉をフルに使うハード登山と言うわけじゃないけど。。。

少しはマッチョになってないかな。。。なっているといいな。。。

発想が2年前から進化していない気もするけど。。。まぁいいや。

筋肉量増えてなくてもさすがに年末よりは少しは体重戻ってるだろう。

 

えっちらおっちらと池袋に行ってカラダステーションで体成分を測定してもらった結果がこれ。

 

体重はとりあえず少しは戻っているようで安心したけど、これ服の重さ1キロで測ってるって言ってたからな。。。そんなに着込んではないので、実際の体重はもう少し重いはず。

というのはわかっているけど、嬉しかったのは、骨格筋量が結構増えていたこと。

ほんの少しだけど「筋肉型スリム」に近づいた。万歳。

 

よく見たら人型も2年前はこれだったのに

 

今回ちょっとムキムキになってる。

 

ウケる。

 

と思って1人ウケてたけど、ふと気づいてしまった。

 

筋肉量がいくら増えたって事実として登れてないんだから意味ないじゃん。

 

・・・。

 

・・・なんで昨日諦めてしまったんだろう。

ほんと馬鹿だ。。。