海と山、時々きもの -46ページ目

海と山、時々きもの

ダイビング記録+きもの試行錯誤の覚書。…だったはずなのに最近は山歩きの記録簿と化しつつある。
23年秋から山のない国に滞在中のため山歩き頻度は低下中。

この前、7.8mmのロープの重さに日和って6.5mmのロープを買ったと書いた。

しかし本当に使うか、私のような奴が使っていいものか、未だに迷っている。

 

そして今日、ロープ買ったときに頂いた店員さんの名刺を見返してふと、気づいた。

なんと。。。山岳ガイド資格をお持ちでいらっしゃる。

 

うーん。。。ますます迷う。

 

6.5mmのロープを懸垂下降に使うのは、沢をやるようなベテランの、山岳ガイド資格持っている店員さんには許されるだろう。

だって山を知り尽くして、懸垂下降する場所の危険と安全がきちんと判断できてその上での6.5mmという選択なのだから。

 

しかし私のような、基本トレースのあるとこしか歩いたことないような雪山3年生(かつ懸垂下降は夏に実地講習で一回だけ)が初めて行く場所で規格外のロープで懸垂下降なんて許されるのだろうか。

私はきちんとリスクを認識できているだろうか。絶対できてないよね。

 

・・・無謀&邪道とはこういうことを言うのでは?

 

基礎をすっ飛ばしていきなり応用に入ることはとても躊躇する。。。山の装備は特に、基礎を省くと一歩事故に近づくようで怖い。

いや、軽さに流れて6.5mmを買ってしまったおまえがいうな、というのは自覚しているけど。

 

稽古だって最初素振りから始めるじゃないか。。。

今私がやろうとしているのは、制定の3本目までしか習っていないピヨピヨが、残りの9本をすっ飛ばして古流をやろうとするようなものでは?

 

古流を教わっていいのは制定12本全部できるようになった人間だけだよ(少なくともうちの大学では)。

6.5mmのロープを使っていいのも7.8mmのロープを担げるようになった人間だけなのでは?

 

うーんうーん。。。迷う。。。とりあえずまずテント泊+7.8mmロープ×50mで大倉尾根を軽々駆け上がれるようになってからロープのいるところに挑戦すべきなのだろうか。。。でもそんな日は来るのだろうか(反語)

 

 

膝水事件の衝撃で頭の中から吹っ飛んでいたけど、パリで最高にテンションがぶちあがった日の記憶その②。

 

L'hôpital Cochinの裏庭の階段を降りて、最初の部屋でパリの採掘の歴史を勉強し、いよいよ地下に降りていく。

 

ここは大戦時にドイツの爆撃を避けるために使われていた、とのこと。

 

 

入って5分も経ってなかったとおもうけど既にテンション高すぎて変な笑いがもれる。

 

見づらいんだけど遥か向こうに人影。

ところどころにこうやって「在りし日の採石場」を再現してるんだけど、人形がどう見てもそこら辺の商店街のやっすいマネキン人形(バービー人形の男の子の奴みたいな)で、ミスマッチさにちょっとウケた。

 

マネキン人形その2(その左手は一体?)。

 

カタコンベ?たぶん説明はあったんだろうけど、私のフランス語力では何にも聞き取れなかったんだろう。何もメモが残ってない。

 

 

もっと後ろまで引っ張るかと思ったら、しょっぱなから見たかったLa fontaine des Capucines。

自分の目が悪いこともあって、最初本当に水があるのかわからなかった。

(パリにいる間にだいぶ視力が悪化した)

 

ガイドさんに揺らしてもらって初めて水のあるのがわかる。地下水らしい。

 

これも何か説明してたんだけど私のフランス語力では(以下略)。

 

この天井のヒビをひょろっとした石柱(積んだだけ)で支えてるところが怖い。この上のアパートには住みたくない。

 

昔はこうやって採掘してましたよ、の図。

 

さっき商店街のやっすいマネキンとか思ってしまったけど、この採掘場は確か全部ボランティアで民間の団体さんが保全活動してくれていたはず。だからこんな殆どただみたいな料金で貴重な遺跡を見せてもらえることを感謝こそすれ、やすい云々という無礼千万な感想を抱く権利は私にはない。すみません。

そして改めてほんとに感謝。楽し過ぎてどうしたらいいかわからない。

 

こういうきれいになっているところもあれば、

 

途中で採掘諦めました、みたいなところもある。

 

深いところの地層ほど、密に詰まっててきれいなので、高級な建物に使われた(と言っていた気がする)。

確かに上の方は穴ぼこだらけ。

 

たまに貝の化石があったりしてわくわくが止まらない。

 

この保全の会のメンバーになったらこういうところで集会できるのかな。。。

 

採掘場は、さっきみたいな道+こういう広場+道+広場、で構成されている。

採石場の地上の入り口を潰して街を拡張していったものの、しばらくして「これ、地下やばいんじゃね?」ということに気づき(今更?)、地下の検査官みたいなものが任命されて、穴を掘って採石場を探していった、とのこと。

 

45は区画。GはGillaumeという検査官の名前の頭文字、1777は検査した年とのこと。

 

この7Rは「Revolution=フランス革命」後7年、という意味(と言っていたような以下略)。

 

ところどころにある「puits」は採掘穴の名残。

 

puitsを下から見上げたところ。

 

しかしそれにしても広い。楽しい。

パリの下がこんなになってたなんて。

下水道迷路の下にさらにこんな迷路が広がってるなんて。

テンションが爆発して宇宙の旅に出たまま、帰ってこない。

 

ここら辺でインディ・ジョーンズのBGMが頭の中に流れ始める。

 

ところどころの謎の彫刻とか。

これはまだわかるけど、

 

このUMA何だ?楽し過ぎる。

 

もうインディ・ジョーンズだわ。。。

 

これとかもさ。。。

 

で、この短いトンネルの中を歩いていたときに、突然先頭のガイドさんが立ち止まった。

何かな、と思ってたら。。。

 

突然ガイドさんの懐中電灯(この通路の唯一の光源)を消される。

 

「ね?真っ暗でしょ云々。。。」と言っていたけど、生粋のチキンハートにとっては心臓止まるかと思った。

最後尾になんかいるんじゃなかった。

 

通路から出て後ろを振り返ったところ。やっぱインディジョーンズ

 

ここも頭上が怖すぎる。

 

この一面に石を積み上げているのは、検査官が「ここ、やばくない??」と思って補強をした跡らしい。

石柱+一面石ってことはめっちゃやばいってことなのかな。。。あまり長居はしたくない。

 

これはめっちゃウケた標識。「Val de Grace(病院)の野菜畑の下」。なんじゃそりゃ。

 

2時間弱のツアー、あっという間だった。

 

びっしり直線で書かれているところが通路で、赤は補強した箇所とのこと。

すごく歩いた気がするけど、今日歩いたところはパリの地下に広がる採石場のほんの一画らしい。

 

はぁ。。。。浪漫だわ。この汚いパリの地下にこんな素敵な空間が網の目のように広がっているとか浪漫だわ。。。とふわふわした気持ちでツアー終了。

 

写真とメモ転記しながら今回改めて思い返してみたけど、この日はほんと楽しかったな。。。

Paris Souterrain見てると他にもわくわくするところが幾つもあって、自分にとっては、パリは地上より地下のほうが魅力的な街だ。

 

…などと言いつつ、古酒をオークションで落としまくったり、パリ中のチョコレート屋とケーキ屋を巡ったり、ミシュランの星付きを色々試したりしていたので、今思い返せば地上も十分楽しんでましたね、はい。。。

文句ばかり言うのは悪い癖だ。。。

 

蓮華岳丸石尾根を登りたい、とずっと思っているけど、一つ足りていないものがあるのは自覚していた。

 

いや、ルーファイ能力とか体力とか根性とか勇気とか体力とか体力とか色々足りていないものがあるのは自覚しているけど、そういうのはさておき、物理的に足りていないものが一つあった。

 

それは懸垂下降用のロープ。

 

懸垂下降の講習のときに一通りの用具は揃えたけど、ロープ本体は持っていなかった。

 

この前敗退した霞沢岳も、人によっては核心部で懸垂下降が必要って書いてあるレコもある。

でも、「ロープ使う人とバックステップで降りる人が半々」と書いてあるレコもあって、実際にレコの半分くらいはロープ使っていない様子(勿論雪の状態にもよると思うけど)。

色々見た限りこれはバックステップでいけそうだ、と思ったのでこの前はロープは準備しなかった。

 

しかし蓮華岳丸石尾根は、レコがそもそも少ないうえに、その少ないレコでも下りは針の木雪渓から降りたりしているものもあって丸石尾根下りの記録はさらに少ない。そしてそのさらに少ない限られたレコでは、発見できた限りで皆核心部で懸垂下降している。

というかまっつんさんのようなすごい人が懸垂下降するくらいなのだから私みたいなピヨピヨのヘタレチキンは絶対に懸垂したほうがいいだろう。

 

で、問題は何mのロープがあればいいのかわからないことだ。。。核心部の岩場は30m程というレコも見たけど、50mだと足りないとか40mで2ピッチで登ったとかいう記録があるので、足場がはっきりしたところからはっきりした所までは50mちょいあるってことなのだろうか。。。

そして登りと懸垂下降は違うと思うので、40m2ピッチで登るような所だったら懸垂(50÷2=25m)だと4回くらい懸垂やり直さなきゃいけないってこと???写真を見る限りそんなに支点とれるところなさそうなんだけど。。。

 

50mのロープ買っておこうかな。。。しかし50mのロープって私に持てるのだろうか。30mにする?でも30mだと丸石尾根で役に立つのか。

あと、将来源次郎尾根とかも行ってみたいけど、源次郎の懸垂箇所は皆50mロープが必要って書いてある(テラスまで。下まで行くのであったらもう少し長いのが必要らしい)

 

うーん。。。迷う。。。

 

と迷いながら今日、お店に行ってロープ売り場の前で眺めてみた。

 

50mロープ・・・めっちゃ重そうだけど。。。

 

店員さんにお願いして7.8mmの50mロープを持たしてもらったら、思わず「おもっっ」と声が出てしまった。

 

これで幾らなのか聞いたら、2㎏だという。

 

Oh...

 

2㎏、2㎏かぁ。。。

 

ていうかキロ数とか関係なくて、要はテント泊装備にこの重さをプラスして蓮華岳登れるのか、ってことですよ。。。

 

・・・無理じゃない??

 

と早くもヘタレつつ、「もっと軽いのないですか?」と聞いてみた。

 

しかし、規格を満たしたロープはこれしかないという。。。6mmとかもっと細いロープもあるにはあるけど、それは懸垂下降用ではないそうだ。

 

なら、長さをケチるか。。。。と思ったけど、店員さんの「よく使うのは50m。30mとかだとぶっちゃけ殆ど役に立たない」という言葉をきいてその気持ちは萎んだ。

 

・・・うーん。。。と思って駄目元で、「この細いロープでは懸垂下降は無理ですかね?」と聞いてみた。

すると店員さん曰く、実際に自分も沢で懸垂下降で使ったりする。しかしメーカーは禁止しているし、安全は保障できない、と。

他の欠点も色々教えてもらった。

 

なるほど。。。

 

しばらく悶々と迷った。

手に持っただけで、「おもっっ」と思った2㎏のロープを気合で担ぐか。

安全を犠牲にして、三分の二の重量になる細いロープで行くか。

 

迷いに迷った。

 

・・・結果、自己責任で、私は安全を犠牲にすることにした。

 

 

安全を犠牲にする、という言い方は正しくないかもしれない。

重いロープをかついでばてばてになるリスクと、細いロープに体重を預けるリスクのうち、後者を取った。

 

店員さんは沢をやるようなプロだし体重も私より結構軽そうに見えたので、店員さんが出来るからといって私もできると思うのは身の程知らずなのかもしれない。

でも、実際にこれで降りている人がいるのであれば、私はこれで降りられる可能性に賭けてみよう、と思った。

 

ダイニーマなので熱に弱い。勢いつけて降りたりするようなのは駄目だ。

いきなり破断するようなことにはならないと思うから、ゆっくりと降りること、下降器との摩擦に気を付けよう、と思った。

 

あと、店員さん曰く、細いので絡まりやすい。

ロープダウンするよりも、繰り出しながら降りる方がいいかもしれない、とのことだった。

繰り出しながらのロープダウンか。。。実際に行くまでに、家で色々と練習してみよう。

 

 

赤岳ー権現岳の縦走に思いを馳せながら、権現岳の頂上の窪みでアンパンを齧る。


 

先行のお二人は少し離れた所で休憩していたようで、山頂を5分ばかり独占して休憩した後、帰路につくことにした。
殆どすれ違ったりするスペースのない山頂なので、人が来るとまずい。


帰路。登り返しのことさえ考えなければ素敵な景色だけど。。。


誰か私をあそこまで飛ばしてくれないかな、とあほなことを考えつつ降りかけて、吃驚した。
もしや・・・


君の名は・・・

 

カモシカさま!!!


自分の写真の腕がなさ過ぎてこんな黒点しか撮れなかったのが悲しい。実物は100倍可愛かった。

突然だけど私はカモシカが好きだ。
「カモシカ」、という響きがまずいい。
あと、見た目もいい。
なんか、鹿よりもちょっと野性的な感じがする。もののけ姫の主人公が乗ってそう。
鹿に乗るのはちょっと気が引ける(折れそう)けど、カモシカに乗るのはちょっと憧れる。
毛もふわふわしてるし。

しかし、こんなに憧れているにもかかわらず、カモシカにお目にかかったのは、以前谷川岳のロープウェイの中から一瞬見えた時だけ。
もう何十回と通っている塔ノ岳にも生息しているらしいけど、影すら見たことはなかった。

それがいきなりこんな至近距離で出会えて、もうこの瞬間私の疲れはふっとびテンションは爆発した。


初めての生カモシカ様はじーっとこちらを見てからそそくさと通り過ぎて急斜面を下って行った。

かっこいい。。。

 

カモシカに出会えた余韻冷めやらぬままに下って登って下ってまた登って三ツ頭帰着。

一番左の権現岳から降りてきたと考えるとやっぱ結構な距離だよ。。。道中が見切れてるけど。

 

山頂からの景色も素敵だけど、当たり前だけど山頂に立つと権現岳は見えないので、私は個人的には三ツ頭からの権現岳も入れた八が岳sの絵が好きだ。

 

 

途中、誰かが盛大に嵌った跡。



この日は幸いにも雪は固く、一度も踏み抜いたりはしなかったけど、前日までに結構ずぼずぼといった跡が随所にあった。

 

天気は少し残念ではあった。windyの予報だともうちょっと晴れても良さそうなものだけど。。。

 

この三ツ頭から前三ツ頭までの間の景色も素敵だ。

左の方にテントの跡が幾つかあった。

風が凄い時は怖そうな気もするけど、こんなところに泊まったら最高の景色が楽しめるだろうな。



前三ツ頭でこの素晴らしい景色にさよならする。


・・・で、さよならしようと思って、気づいてしまったので、私は一言書いておきたい。

 

前三ツ頭の展望場所のど真ん中で雉撃った人、ちょっと顔貸してもらっていいですか?

体育館裏まで。

 

いや、雉撃つのは仕方ないと思うんですよ。

人間だもの。

 

しかし、せめてもうちょっと登山道から離れたところで撃ってくれないだろうか???

何もこの最高の景色を満喫できるちょっと開けた場所のど真ん中で雉撃たなくてもよくない?????

ちょっと数m後ろに離れたところに樹林帯あるじゃん。

 

と、やや残念な気持ちを抱えつつ前三ツ頭から下ってたら、再び気づいてしまった。

 

もしや・・・

 

君の名は。。。

 

カモシカさまっっっ



 

 

 

 

私のこの写真の下手さ、もはや一種の才能では??

 

こんだけ撮ってるのにカモシカを正面から撮った写真が1枚もないってどういうこと???

 

・・・ということには帰ってきてから気づいたけど、この時はもう大興奮でひたすら携帯を構えまくっていた。

 

人に慣れているのか、さっきのカモシカよりも警戒感薄め。

私がぱしゃぱしゃやってるのを見ようともせずにひたすら低木の蕾(?)をむしゃむしゃしていた。

 

ゆっくり5分以上、カモシカ様の食事風景をストーキングした後、再び下山開始。

 

うーん。。。もうお腹いっぱい。

 

権現岳なんとか登れたし、生まれて初めて生カモシカに出会えたし(しかも2頭も!)、言うことない。。。

 

大満足して14時前、登山口着。

 

天女山の頂上から電話してタクシーをお願いしていたんだけどちょうど降りたタイミングでタクシーが到着したので、そのまま甲斐大泉駅に向かう。

17時台のあずさを取っていたので甲斐大泉駅で早いのに替えてもらおうかな、と思ってたんだけど、下調べ不足で甲斐大泉駅は祝日は無人駅だった。。。

 

諦めて、今日の〆に考えていたこの場所へ向かう。

パノラマの湯。

 

甲斐大泉駅から徒歩3分、という公共交通機関ユーザーに大変優しい温泉。

露天は目の前に富士山が見えて、幾らでも入っていられそうだった。。。

パノラマの湯にじっくりつかったおかげか、今のところ筋肉痛にもなっていない。

 

温泉でさっぱりしたあと小淵沢に帰り、あずさに乗って今回の登山終了。

 

久しぶりだったけど、なんとか登れたこと、膝が特に痛くもならなかったことに心底ほっとした。

良かった。。。普通に登れるじゃないか。。。ちょっと心配し過ぎた。

もうあっという間に残雪期だけど、まだまだ雪のあるうちに色々行ってみたい。。。

朝6時前に天女山の前に到着したとき、車は数台止まってた。
本日の天気は素晴らしい快晴のはず。できれば三ツ頭までは行って八が岳sの姿を拝みたい。

 

ちなみにこれは今回小淵沢の駅の掲示板で見つけた「八が岳」の解説。


「富士山よりも高かった八が岳が、富士山の神に叩かれた結果、8つの峰が誕生したといわれる―」

富士山の神様、心狭くない??


八が岳の由来に思いを馳せつつ、半月板が削れた左膝を抱えて果たして自分はどこまで行くことができるのか、どきどきしながらスタート。


最初はなだらかな道。


…だというのに、登り始めて速攻、左膝が痛くて絶望した。
見様見まねで両ひざテーピングしてきたんだけどな。。。駄目だったか。


景色も良い。ただ膝の痛みが気になる。
我慢できないほどの痛みじゃないけど。しくしく痛い、という感じ。

これは天女山リタイヤもありだろうか。。。

 

あっという間に空が見え、

 

天女山に着く。


windyの予報から想像していたのよりもちょっと。。。というかかなり雲が多い。まぁそれも素敵なんだけど。

 

左手には素敵な山が見える。。。あれは。。。なんだっけ。。。

 

後ろのあれは。。。富士山?


さて、最悪ここでもリタイヤかと思ってたけど、左膝は痛いものの痛みがひどくなるというわけでもなさそうだったし、奥の手、「サポーター」を使用して登山続行することにする。


サポーターで駄目だったら禁じ手、「ロキソニンをキメる」をやろうと思ったけど、サポーターしてしばらくしたら痛みがどっかに行った。
ちょっと驚き。

うーん。。。あれが前三ツ頭かな。。。とおい。。。


 

そして君の名は。。。甲斐駒?

 

天の河原を過ぎて暫くして雪が出てくる。
そして雪が出てきてしばらくしてから急登開始。
急登の登りはじめでチェーンスパイクを装着した。
登りこんなところからアイゼン装着してたら私のようなヘタレは坂の途中で行倒れる自信があるので。。。


例によってすぐにぜえはあとなり、そして後ろの景色を振り返って自分をごまかす。きれいだ。。。(疲れた)


雪もいっぱいあるし。。。(疲れた)


この辺りの急登はこの日の雪の状態だと登りはチェーンスパイクでも行けたけど、もっと雪が固かったり凍ったりしてたらアイゼンのほうがいいんだろうなと思った。
何か所かずるっとなって、下山時はアイゼンにしよう、と心に誓う。

レコでよく見るこの看板が出てくる頃にはもうへろへろのばてばてだった。
「もう少しで前三ツ頭が見える」


…見えても絶望しかないんですが。。。


あんなに遠いところまで行ってもまだ山頂まで2時間弱あるんだな、っていう絶望。。。


横のきれいな山(甲斐駒?)を見て心を落ち着けて。。。


後ろの富士山を見てちょっと癒される。。。


あ、何とか前三ツ頭の予感。。。

 

ついた。。。

 

この広い稜線は綺麗だった。

 


。。。綺麗だったものの、あまりにもへろへろばてばて過ぎて、ここから三ツ頭まで写真一枚もなし。
前三ツ頭から三ツ頭まで、yamapのコースタイムだと35分だけど、5歩歩いては休憩してるような私のようなヘタレ野郎がそんな時間で行けるはずもなく、50分くらいはかかったのじゃなかろうか?


ようやく着いた…これが見たかったんだよ。

 

その割には全然美しく撮れてないんだけど、実物は100倍美しかった。私いつもこの言い訳ばかりしてるけど。

さて、ここから先に行くかは結構迷った。

もうばってばてである。今すぐそこに倒れ伏したいくらい。
そして見る限り、権現岳まではいったん大きく下ってから登り返さなきゃいけない。
それってつまり帰りも同じこと(当たり前)。
個人的に登り返しって一番心折るんだよな。。。ほんとやだ。。。てかもう半分心折れかけ。

 

後、膝も心配だ。

サポーター様のおかげか、今のところ左膝は沈黙している。

でもこのアップダウンを繰り返して山頂まで行ってさらにはこの後激急登を下るにあたって膝が何を言い出すかわからない。

ちょっと怖い。

まぁ最悪、今日はロキソニン様をいつもの倍量(6錠×2)持ってきてるので、何かあってもロキソニン様の力を借りつつ降りる所存ではあるけど。。。

もうこのきれいな眺め見ながらお昼食べてのんびりするのでいいじゃん風も強くないし、という悪魔のささやきが聞こえた。

が、権現岳のこのルート来る機会なんてそうはないだろうし。
…ほんとは積雪期権現ー赤岳縦走やってみたいと思ってたけど、そんな甘い夢は先ほどあの急登を登ってる時にそこら辺に捨てた。
あの急登をもう一度、今度はテント背負って登るとかマジ無理です死にます(心が)。

…というわけでこれが初めてにして最後の権現岳天女山ルートになるかもしれないので、まぁちょっと、行けるところまで行ってみようか、と思って進んでみることにした。
いったん大きく降りて、ひいこら言いながらまた登り返す。


…そしてここで再び「もう引き返そうかな」と心がぽっきり逝きかけた。


…ここからまた降りてまた登り返すの?
登り返し2回あったの?騙されたよ。。。(きちんと見てないだけ)

ほんともう登り返しとか無理なんだけど。

と折れかけた心を抱えつつ、惰性で歩みを進める。


つらい。。。

あんまり景色見る余裕もなかったけど、この辺りでチェンスパ&ストックからアイゼン&ピッケルに替えた。
例によって片手ストック、片手ピッケル。
ストックがないともう一歩だって動けない。。。

ぜえはあしつつ、核心部はさてどんな感じかな、とわくわくしながら通ったけど、たぶん連休中の登山者とこの日の先行者の皆様のおかげで高速道路のようなトレースがついていたので危険な所は特になかった。。。
これは帰りに撮った核心部。


出発から5時間弱、権現岳到着。


ヘタレチキン野郎の3週間ぶり登山にしては頑張ったよ。。。お疲れ私。


とりあえず疲れた。。。めっちゃ疲れた。
でもそれはまぁいつものことだし、膝が今んとこ痛かったり違和感あったりしないのが。。。何よりほっとした。
下山するまでが登山なので安心するには早いけど。。。登る途中で膝痛くなってリタイヤとかだったらたぶん絶望で1週間は寝込んでたからとりあえずは良かった。。。

もうへろんへろんだけど、後ろの八が岳sがきれいだ。


やっぱり八が岳好きだなぁ。


しかし厳冬期に権現岳ー赤岳縦走して何なら硫黄岳まで行ってみたいとか思ってた過去の自分を張り飛ばしたい。
ここからあの赤岳までの距離(と登りっぷり)を見て御覧、と。
日帰り軽装でここに来るだけでこんなにばててる自分がテント泊装備で赤岳越えられる訳がないだろう、と。
遭難必至。



…逆ルート(赤→権現)ならまだいけるかもしれない、とはちょっと思ったりするけど。