4月1日、業後に家にいったん取って返してUltimate60をピックアップして松本へ向かう。
翌朝、始発の大糸線で松本から信濃大町に向かいながらも、自分にほんとに丸石尾根が登れるのかは悶々と考えた。
直近の丸石尾根のレコは見当たらない。
雪がどんな状態かわからない。
初めての懸垂下降実践が1人で丸石尾根ってどうよ。
しかも膝がこんな状態で。
針の木雪渓のほうに降りれば懸垂は必要ないようだけど、3日前に針の木雪渓を登った人のレコを見るとデブリだらけで戦慄した。
このパーティは1泊2日で黒部横断とかするような強者達なのでこんなところでも安全に登れるだろう。
でも私のように雪を読む力がない若葉マークはこんな所は降りられない。
丸石尾根をピストン、すなわち懸垂で核心部を降りるしかない。
天気予報的にも山頂まで行くのは厳しい気がするし、もし岸壁を目の前にして少しでも怖いと思ったら絶対に登らないようにしよう。
と改めて思いながら7時2分、信濃大町着。
日向高原行のバスは7時5分発なので、マッハでバス停に向かった。
が、今思えば無理にバスに乗らずにタクるべきだった。
バス停に向かう途中で見たらこの時間既にタクシーは何台か常駐しているようだったし、帰りに日向高原のゲート前までタクシー呼んで扇沢駅まで向かったけどそれでも5000円弱。絶対タクシーにすべきだった。
・・・ということをこの時は知る由もないので、無事にバスに乗れたことにほっとしていた。
乗客は私1人。
天気がよくて、どきどきするけどわくわくもする。
この時期の終点である日向高原前で降りる。
誰もいない。
ここで左膝にサポーターを装着してストックを取り出し、扇沢方面にひたすら歩く。
ここで私はフォントを大にして言いたい。
これがめちゃめちゃ遠かった。
事前にGoogleマップで調べたら日向高原前から扇沢駅までは2時間13分と書いていたけど、そんな時間では着かなかった。
まず、日向高原のバス停からゲート前まで40分近くかかった。
これは帰りに撮ったゲート。
もうここに来た時点で相当ばてていたのに、ここからさらに歩くことにげんなりする。
扇沢までは幾つかこういう半トンネル=スノーシェッドを超える。
チキンゆえに、事前にGoogleのストリートビューで扇沢までのトンネルがすべてこのスノーシェッドなのは確認済。
なので心穏やかにトンネル内を進む。
光が入るって最高だわ。こうやって心穏やかにトンネル内で写真も撮れる。
(釜トンネルの時は怖くて真っ暗闇での写真なんか撮れなかった)
2つ目のスノーシェッドを過ぎた辺りだったと思うけど、後ろから車の音が聞こえて吃驚したら、10台くらいの車列が通り過ぎていった。大型の観光バス、中型のバン型タクシー、その後ろに工事車両。
最後に雪かきの車。
バスやタクシーは試運転っぽかった。土曜日にまで試運転するんだな、と感動。
この日も日曜日もずっと除雪している工事の音が聞こえていた。
ありがとうございます。
この後はひたすらきれいに除雪された道を歩いていくんだけど、テント泊+ロープ入りザックを背負ってのこの坂道に地味に体力を削られた。
あと、行きは写真撮る気力なかったけど、なんか道の両側のいたるところに猿がいた。
これは帰りに撮った猿軍団。
最初に猿軍団を見たときは、え、このまま進んでいったら私カツアゲされたりしない??と思ったけど、ここの猿は臆病なのか、私が進むと山のほうに逃げていった。
が、さすがに食べ物を出して休憩するのは躊躇したし、後、そこら中猿の落とし物だらけだったので、安易にザックを下して休憩することができなかった。
それもばてた要因かもしれない。
ようやく扇沢駅に近くなってきた時、柏原新道入口に自転車が止めてあるのが見えた。
その手があったかー。。。。
自転車の方が断然いいな。。。
まぁ公共交通機関ユーザーかつテント泊装備の人間には無理なんだけど。。。
この人は日帰り装備なのかな。。。羨ましい。。。
この自転車以外は登山者もしくは登山者の名残っぽいものは何にも見なかった。
1人でひいひい言いながら頑張って歩いて、10時過ぎくらいに扇沢駅着。
7時半前にバス停を出発したので、2時間40分程かかった。
正直、もうこの時点でへろっへろだった。
選択を間違えた。。。なんでバスを選んだんだ。
たった40分、されど40分。
もしもう一度行くなら、私は絶対、信濃大町からゲート前までタクる。
信濃大町前には大きなホテルがあったから、前泊でホテルに宿泊して、翌日5時半にはタクシーを呼ぶ。
そしたら6時にはゲート前から出発できるから、8時には扇沢に着くだろう。
そこでいったん大休憩して8時半に出発したら、そしたら私のようなヘタレ野郎でも休み休み、なんとか初日に2200m付近の幕営適地にたどり着ける気がする。
あるいは、赤岳のように、初日は扇沢入りして、丸石尾根の取りつきでテントを張るだけにする。
で、次の日夜明けとともに出発して、身軽に頂上を目指す。
夕方までに降りてこられれば、後は車道を降りるだけだし、疲れたならもう一泊したって別にいい。
来年行くなら、絶対どっちかにする。
そしていずれにせよ、信濃大町から絶対タクる(2回目)。

























