海と山、時々きもの -38ページ目

海と山、時々きもの

ダイビング記録+きもの試行錯誤の覚書。…だったはずなのに最近は山歩きの記録簿と化しつつある。
23年秋から山のない国に滞在中のため山歩き頻度は低下中。

今週は会津駒の記録でもゆっくり書こうと思っていたけど、ついにやつにかかってしまった。

なんかようやく起きてパソコン打ってもしんどくないようになったので、書くか迷ったけど、記録をつけておく。

 

 【発症まで】

月曜の朝までは、ほんと、何の予兆もなかった。

当たり前だけど週末会津駒行くときも、自宅での検温もバスに乗るときの検温も平熱(36.5)だったし、他の予兆もなし。

まぁだからこそ行った訳だけど。。。

いつも通りへろんへろんとはいえ、普通に会津駒往復して帰ってくることができる体力もあった。

ー バスはダブルシートにしてたし一人だし登ってるときも常時フェイスカバーしてたんで、他の皆様ご安心ください…といっていいのかわからないけど。

 

【発症1日目】

月曜の朝、なんか寝苦しくて朝の4時頃目覚めたときに喉が痛いな、と思った。

クーラーかけすぎたか、と思ったけど、頑丈さに定評のあるゴリラがそんな喉が痛くなることなんてここ数年なかったので、嫌な予感がした。熱を測ったけどこの時点では36.5.だるいような気がしたけど、ちょうどこの時生理のタイミングだったのでそのだるさかな、とも思った。というか思いたかった。

 

嫌な予感が振り切れずに悶々と寝返りを打つ。何度か咳払いをしていたせいか、たまに咳が出るようになった。

お盆の帰省用に買っていた抗原検査キットの事を考える。

あれを使うしかない。今すぐ使いたい。

しかしうちの会社は抗原検査やPCRを受ける際には、「受けます」という会社への事前連絡必須(曰く、感染が判明したらすぐに公表できるように準備するため)。「受けて陽性でした」の事後連絡は一番怒られる奴だ。

上司が出勤するであろう9時まで、検査するのは待たなきゃいけない。

めんどくさい。

 

布団の中でごろごろ転がりながら、東京都の発熱外来センター(?)の番号を検索する。

今まで自分がかかるとも思わなかったからこういうの全然調べてこなかった。。。

自分の住んでる区の診療機関リストなるものの存在も初めて知った。

薬も何を飲んだらいいんだろうと思っていろいろネットを見たあと、起きて引き出しに眠っている薬たちをあさってみた。

使えそうなのは常備しているロキソニンプレミアム。

あと、昔扁桃腺炎にかかったときに処方してもらったトランサミン250㎎。

まぁ最悪医者にかかれなくてもロキソニンあれば何とかなるかな、と思う。

 

動き回ったせいなのか8時頃にもう一度熱を測ったら37度に上がっていた。とりあえずロキソニンを飲む。

なんかもう、これは確実にコロナになった、と第6感が告げている。。。

別に10日間会社行けなくなるのはいい。

最近ほんと会社行くの苦痛だったし。山で全治数か月の怪我したら合法的に会社休めるのにな、と考えたりするくらい行きたくなかった。

でもいろいろ行動制限がめんどうくさい。

10日間も引きこもってたら筋肉も落ちそう。

と悶々としているうちに気づいたらうとうとしてしまい危うく無断欠勤するところだった。

 

上司に「抗原検査受けます」と断りの電話を入れ、抗原検査キットを広げる。

手順は簡単で特に迷うところはない。

検体溶液をカセットに垂らす。説明書では15分待つ、と書いてあったけど、垂らして数秒で最初の線(測定ライン)が浮き出てきた。ちょっと遅れて2つ目の線(コントロールライン)も出現。

 

うーんついになってしまった。。。

 

上司に陽性であった旨報告する。

うちの会社は陽性になったら外部に公表されるのはもちろん内部でも「〇〇部署で陽性者が出ました。行動履歴に問題はありませんでした」みたいに晒上げられるので面倒くさい。

まぁ別にいいけど。。。どっちみち出社率ほぼ100%を維持するうちの会社で10日も出勤しなかったら何があったかなんてばればれである。

今週末は会津駒を登った。

私が山に登ってみたいなと思ったのは、先輩が見せてくれた紅葉の会津駒の写真がめちゃめちゃきれいだったからなので、その時から憧れの山ではある。


ほんとは紅葉時期に行ってみたかったけど、今週末、見つけられた限りでは晴れの山が会津駒しかなかったので。。

当初はこれくらい良い予報だった。。



結局天気予報は悪化し、一時はこのまえの鳥海山みたいなことになったし、相変わらずのヘロヘロ登山だったけど、でも行ってよかった。。。



帰りの鳥海ブルーライナーはねむの丘(道の駅)までを予約していた。

 

行きと同じ運転手さんで、帰りも乗客は私一人だけだったので、色々と話をしながら向かう。

最後まで気を遣ってくれて、ねむの丘ではタクシーを降りた後、空いているお店があるか中まで見に来てくれた。

有難うございます。。。

 

物産館は17時00時点ではしまっているお店の方が多かったけど、1件だけ、五時半までやっているというお店で岩ガキを買う。

1200円の象潟産のと、1000円の。。。どこ産だっけ。すみません、忘れました。。。

 

そして剥いてもらった結果、もうどれがどれだけわからなくなるという。。。

たぶん手前のが象潟産だった気がするけど。。。わからん。

どれもおいしかったし結果オーライ、ってことで。

 

こんなにおいしい岩ガキがあるのに、お酒を売っているところが見当たらなかったのがちょっと残念。。。

ワインと一緒にいきたかった。もしくは秋田の地酒。

 

岩ガキを一瞬で食べつくした後、さてこれからどうしようかと考える。

現在時刻は17時半前。東京行きの夜行バス22時20分までには5時間近くある。

 

ねむの丘のお風呂は21時まで(最終受付20時半)。

物産館は18時30分、レストランは19時には閉まってしまう。

 

当初は、物産館を見て→レストランで秋田の地酒を堪能し→お風呂を堪能してから駅に向かう。

 

というのを考えていた。

しかしお酒飲んでから温泉入るのって駄目だった気もするし、岩ガキ3つのおかげか全然おなかすいてないし、本日の日の入りは19時6分らしいから、どうせならお風呂で日の入り見るのもいいな、と思い、

 

物産館→お風呂→近くのガストでごはん+時間つぶし→駅

 

にすることにした。

 

物産館ではバター餅やら味噌やらいろいろ買いこんだけど、一番の収穫はこれ。

 

かわええ。。。

 

一目ぼれだった。

猫様の下僕をも虜にする秋田犬ピラミッドのかわいさ。

 

このトートバッグ、「one for akitaプロジェクト」というタグがついていて、売り上げの一部は秋田犬の保護・保存に使われるという。

秋田犬って今少ないのかな?あんまりよく知らないけど。。。

でもかわいいいぬさん達の役に立てれば本望、と思いつつ購入。

 

物産館も早々に見終わってしまったので、展望台や建物周辺を少し散歩してみる。

 

展望台で象潟の歴史を見たんだけど、結構面白かった。

象潟って「潟」の字が入っているなと思ったんだけど、昔は潟湖で、そこにたくさんの島が浮かんでいたから「九十九島」との名前でも呼ばれているらしい。江戸時代に地震で土地が隆起したから今の形になったそうだ。

へえボタン30回くらいおしたい気分。

展望台からみると水田の中に小高い丘がいくつもあるようにみえる九十九島。

 

九十九島がなぜできたかというと、2500年前に鳥海山の山体が崩壊し(噴火?)岩雪崩が起きてこの海際まで土砂が達したときに小さな島がいくつもできたとのこと。

へえボタン50回くらいおしたい気分。

 

この頃には天候もすっかり回復して鳥海山のてっぺん?も良く見えた。

ちょっと切ないけど。。。

あそこから土砂が雪崩れてきてこの地を埋め立てたってすごいスケール。

 

鳥海山の噴火の歴史をみてると、1800年代は結構噴火していたようだけど、それ以降大きな噴火はしていなくて、直近では昭和49年に「山頂より噴煙と泥流あり」という記載があるのが確認できた。

 

鳥海山は一応活火山ではあるらしいけど、また活性化することはあるのだろうか。。。

と鳥海山に思いを馳せながら日本海を眺める。

 

夕日がきれいだ。

 

これは素晴らしい日の入りが拝めるに違いない、と思い、まだちょっと早いけどお風呂に向かう。

お風呂は時間制限がある券と一日券の二つあった。

私は長くは入れないので、時間制限(確か1時間半だった気がする)ある奴でいいかな。。。

 

登山者で激こみか、と思ってたけどそんなことは全くなく、地元の人だらけだった。

大きな荷物を預けるところはなく、「かご使ってもらっていいですよ」と受付の人にいってもらったので、普通にザックを棚のなかに置いた。。。

 

この前の日光男体山の前泊でお風呂につかりすぎてちょっとグロッキーになった反省を踏まえ、基本、浸かる時間は5分くらいにし、シャワーを3回くらい浴びたり椅子に座ったりすることで何とか日の入りの19時6分までお風呂に滞在することに成功した。

 

当たり前ながら写真はないんだけど、この展望風呂の一面のガラス張りの窓から見た、まっすぐな水平線に沈んでいく夕日が最高に美しかった。

 

ここのおふろからの夕日、私はもうありとあらゆる人に薦めたい。

 

次に鳥海山に登りに来る時も、やっぱりこれが見たいからエクスプレス鳥海号にしよう、と固く心に誓った。

 

鳥海山にも登れたし、岩ガキも食べられたし、美しい夕日が見られたし、もう思い残すことはない。。。。

と思いながら風呂から上がり、ガストで時間をつぶした後、駅に向かう。

 

お風呂に入ったときに、左腕にぎょっとするくらいの広範囲に内出血ができているのがわかった。

上腕の4分の1くらいの面積。

これ、1週間たつ今も左腕に残ってて、治りかけで赤黒くなってきているので気持ち悪さが3割増しくらいになっており、いろんな人にぎょっとされる。

まぁでも、これも鳥海山のよき重い出。。。

 

10時20分、時間通りに来たエクスプレス号の運転手さんに「鳥海山登ってきたんですか?どうでしたか?」と聞かれる。

 

頂上では何にも見えなかったけど、でも下の方は花畑天国だったし、久々のこの頭の中が「しんどい」「きれい」だけになる感覚が最高だったし、すごいすっころび方をして左腕にすごいあざができたけどそれもまた良し、だし、岩ガキおいしかったし展望風呂は最高オブ最高だったし、もうとりあえずすべてが最高だった(とは答えていないが)。

 

超快適なエクスプレス号ですこんと寝落ちて、私の秋田旅、終了。

 

にかほのパンフレットをもらったけど、山だけじゃなくていろいろきれいな所もあるようだったので、今度は鳥海まりもを見に行こうかな。。。

また行きます、秋田。

 

御室小屋の休憩室で山小屋のありがたみをかみしめながらお昼を食べた。

外は結構寒い程だったけど、休憩小屋の中はあったかい。

風にも雨にも悩まされないってほんと素晴らしい、としみじみ思う。

 

しかしいつまでも休憩しているわけにもいかない。

4時間かかると聞いていて、もう少し早くいけるだろうと思ってたけど、久しぶりの登山のせいか結構コースタイムぎりぎり。

 

視界はこれだったけど、出発することにする。

レインパンツは履いてきたけど、横殴りの雨が全然収まらないので、レインジャケットも装備。

 

千蛇谷からはストックついてきたけど、この先は岩々ゾーンと聞いていたのでストックはしまった。

雨に濡れた岩々が滑りやすくて、このあたりで脛を強打する(帰ってきてみたらほんのりえぐれてた)。

 

ここからはほんと岩々していて、植生ががらっと変わるので面白い。

晴れていたらどんなに面白い景色が見られたんだろう、と思って少し残念。

 

私が登り始めるときちょうど下山してきていたおじさまに念のため、「上に行ったら雲がとれて眺望広がってたりしませんよね?」と聞いたら笑われた。

「いえ、上はもっと風と雨がすごいです」と。

 

OK.覚悟完了。

 

だいぶテンションは落ちたけど、せっかくここまで来たのだから頂上は踏んでおきたい。

私はピークハンターではないと思ってたけど、こういう「せっかく来たのだから」という思考回路になるあたり、頂上に対する執着があるのだろうか。。

 

一度登り切った後、いったん大きく下る。

さっきすれ違ったおじさまが「登り切った、と思ったら20mくらい下らされて心が折れました」と教えてくれて心の準備ができていたので心は折れなかった。

 

写真ではわからないけど結構急な下り坂でちょっと楽しい。

 

風と雨と疲労のせいかたまにふらついたりしてて、ここから先は写真撮れなかったけど、頂上まではそんなにかからなかった。

 

頂上着。

 

眺めは。。。まぁ知ってた。

 

ここまで出発から5時間。

雨がふきつけるなか長居しても仕方ないので、さっそく外輪方面に下ることにする。

この地図の右のほうにいきたい。

 

外輪山方面と思われる矢印を目指して降りようとしたら、さっき御室小屋で私より前に出発した登山者の人が登ってくる。

「外輪山方面から来られたんですか?」と聞いたら、「いや、七高山まで行こうとしたけど道しるべがなくなって途中で引き返してきました」と。

 

ええ。。。

 

結構メジャーなルートなのにそんなに道が悪いのか?と思いながら、目印を見失わないように岩を下った。

が、途中で見事、私も道を見失った。

 

見失ったというか。。。

 

岩を下るところまでは良かった。

しかし、岩を下りきったところに雪渓があって、雪渓を渡ろうとしたんだけど、yamapの地図と見比べてみると現在位置が地図上の登山道からずれている。一つ上の地図の赤い線からだいぶ内側に入り込んでしまっている。

 

岩についた目印を頼りに降りてきたんだからこっちでいいよな、おかしいな、と思いつつも、雪渓の先は数m先は真っ白で何にも視界がないので、仕方なく、yamapを見ながら赤い線との合流地点まで引き返した。

そのまま地図をみつつ、赤い線の方に下ろうとしたけど、雪渓との合流地点で再び足が止まってしまった。

足跡が全然ない。

こっちで正しいのだろうか。

雪渓には誰もいないし、何しろほんとに数m先が真っ白なので、何にも見えない。

 

これが正しい道じゃなくて雪渓上をさまようようなことになったら?

さまよう時間はあんまり残されていない。

帰り3時間かかるとして、もう12時半すぎてるし、結構ぎりだ。

 

外輪山の方から帰りたい。登山届にそう書いたし。

あと、景色がとてもきれいらしいし。

午後は天気が回復する予報だから外輪山を歩くころには晴れているかもしれない。

あと、ここから頂上まで登り返すのがもう結構きつい。

 

でもこの先がもし正しい道じゃなかったらどんな危険があるかわからない。

この真っ白な中、ひとりでシュルンドに落ちたりしたら?

 

と「行きたい。でも」と少しだけ悶々と悩んだ後、結局、諦めた。

 

どうせヘタレチキンだから。

怖いことは無理。

 

帰ってきて軌跡を見たら雪渓の手前でコーヒーマークついてるけど、実際は飲み物なんか飲む余裕もなくうろうろとさまよってまよっていた。

 

ひいひい言いながら頂上まで登り返して、頂上が見えた瞬間ちょっとほっとした。

視界がない中で、「知ってる」道を見つけることがこんなにうれしいとは。。。

 

「こわい」と少しでも思ったせいか、どっと疲れが出た。

御室小屋までたどり着いて、ストック出して千蛇谷を下っていく途中ずっと、もうへろへろだった。

視界ないし、雨すごいし。。。

 

写真も、ようやく青空が見えるようになってテンションあがって撮ったこれと、

 

これだけ。

 

この上の方が外輪山のはずなんだけど、この白さじゃ外輪山ルートを行っててもたぶん何にも見えなかっただろう。

 

だからこれで正解なんだ、と自分に言い聞かせながら下る。

千蛇谷の入り口、来る時に「これを登りで使いたくない」と思った急坂を瀕死になりながら登り返す。

 

それで持てる気力のすべてを使い果たしたのか、そのあと、御浜小屋に行く途中の木道で、すごいド派手なこけ方をした。

雨の木道はやばいとわかっていたので、そろりと足を出したんだけど、足がつるんと滑ってどーんと尻餅をつき、そのままスライディングし、一回転して木道から落ちた。

 

コントみたいな滑り方だった。

結構痛かったんだけど、あろうことか前から団体さんが来ていて、今のコントを見られた、という精神的な死の方が大きかった。

 

見られた、見られた、と思いながらとぼとぼ帰る途中。

 

 

行きより天気は悪化している気がする。

 

賽の河原少し手前も足元の登山道が小さな川のようになっていた。

 

それでも足を引きずる思いで下っていると、天気が少しよくなってきて励まされる思いがする。

 

最後は谷にかかるガスを眺めて終了。

 

麓着は16時ころで、16時20分のブルーライナーまではほんとぎりぎりだった。

久しぶりの登山で体力がほんと落ちていたのが大きいと思う。

まぁ、もともとヘタレなのもあるけど。。。

 

後半の景色は残念だったし、フルで雨装備しての濡れながらの登山(最後靴の中はぐっちゃぐちゃだった)はたぶん初めての金峰山以来だけど、前半はほんと天国みたいな景色だったし、なんか、やりきった、という充実感があった。

 

鳥海山、また花の季節に行きたい。今度は天気がめっちゃいい時に。

この日の天気が良くないのはわかっていた。
天気予報はころころ変わっていたけど、当日の朝の予報はこれ。
ちなみにてんくらはBとC。
 
雷が怖いけど、7時半くらいに出発すれば12時には頂上につくだろうし、それからさっさか下ってくれば途中で雷除けのために道中2か所ある小屋のどちらかの軒先で停滞したとしても帰りの16時20分発のブルーライナーには余裕で間に合うだろう。
とそんな楽観的なことを思っていた。
 
ブルーライナーは私一人だけだったので運転手さんといろいろ話をした。
結構聞き取れないところもあったけど。。。すみません。
「象潟はユウシャがおすすめ」「え?ゆうしゃ?」というやり取りを何度か繰り返してようやく「夕日」だとわかった。
 
知ってます知ってます。
夕日と岩ガキを堪能できるよう、往復鳥海エクスプレスにした部分もちょっとある。
というような話をする。
 
方言は全然ちがうんだけど、運転手さんと話をしていて田舎の祖父母を思い出して懐かしくなった。
 
そういえば運転手さんの語尾がときどき「にゃー」になってたように思うんだけどこれは秋田の方言なんだろうか?
そんな、猫好きのハートを打ち抜くかわいい方言ある??
 
お客が私一人だけだったせいだと思うけど、鳥海ブルーラインの途中で景色がきれいに見えるところで停まってくれたりすごく優しい運転手さんだった。
 
途中停まってくれたところから撮った、たぶんあれが鳥海山。あまりの天気の悪さにこれが山頂の見納めかな、と覚悟する。
 
まぁ別に良い。。。
天気が悪いのは覚悟してる。
山頂で視界ゼロであっても道中はさすがに少しは景色が見えるだろう、道中ちょっとでも海が見えたら、そして写真でみる雄大な草原の中を歩いていけたらそれでよい、と思って来たから。
 
7時過ぎに鉾立着。この時間の駐車場は登山客だらけだった。少し後にあるぺん号が到着したのも見えた。
 
山荘のトイレをお借りし、身支度して、登山カード出して、7時10分過ぎ、いざ出発。
 
最初の展望台までは舗装してあるこんな道が続く。
 
最初は時間も余裕だろうと思っていたので登山道脇の植物なんかを無駄に撮ったりしながらゆっくり行く。
 
海が見えるのほんとテンションあがる。
 
今から行く先はこんな天気だけど
 
鳥海山の山頂もうこんなかんじだけど。。。
 
でも振り返るとこの景色なので、ほんとテンションあがる。。。
 
テンション上がるがままに、これとおんなじような写真を50枚くらい撮りながらてくてくと無心に歩いた。
 
序盤は結構周りでアブがぶんぶんしていたけど、同じくらいトンボも飛んでたので気にならなかった。
 
風力発電の風車が見える。
 
以前、後輩ちゃんが能代の風力発電が見たいというので秋田を旅行したことがあったので、あのあたりがそうかな、と思ったけど、帰ってきて地図みたら能代は写真に見える男鹿半島を挟んで反対側だった。秋田、ひろい。。。
 
こんな感じのなだらかな道をひたすら登っていく。
 
血の池。。。
 
 
ではなく雪渓につけた目印が流れた後。
 
一応チェンスパ持ってきてたけどここはチェンスパやストックはなくてもいけた。
あと、仮に滑っても大事にはならないと思う。
 
雪渓を超えてしばらくしたら賽の河原到着。ここで休憩している人が結構いた。
 
川も流れていて素敵なところだったけど、天気が心配なのでとりあえずそのまま上を目指す。
 
ここから、こういう花がぽつぽつと出てきてお花畑ロードが始まる。
 
はあ最高。。。
 
花の名前はほとんどわからないけど、「とりあえずきれいな花がわーっといっぱい咲いてた」、という小学生並みの感想を書き記しておく。
 
 
 
海をバックにしたお花畑、最高。
 
これと同じような写真があと50枚くらいある。ほんと我ながら写真が下手。
「わー」と思ったら後先考えずに撮るので、気づいたら同じような写真で携帯の画像フォルダが埋まってしまう。
 
出発から1時間40分後くらいに、御浜小屋、着。
この日はポカリ2本をもって上がっていたけど、結構汗だくだったので念のためここでアクエリアスを購入した。
 
ここから千蛇谷までの分岐がこの日一番花畑率が高かった。
 
ここから振り返っての御浜小屋+海の景色最高。
 
前方はこれだけど。。。
 
御浜小屋の裏手に上がったとたん、風がびゅんびゅんふきつけてくるようになった。
ただ雨はまだ降ってなかったので、私はこの後御室小屋までは上はモンチュラのナントカマグリアで行けた。
 
そういえば小屋周辺に咲いてたこの花が可愛らしかった。全然名前わかんないけど。。。
 
これも。
 
こういうのも。
 
お花畑を歩きながら雲の中を目指す。
 
頂上からの展望は難しいかなぁと思ったけど、でも例え眺望ゼロだったとしてもここまでの道が最高だったのでもう満足だった。
来てよかった、と100回くらい思った。
 
だんだん天気の怪しさが増してきてるけど。
 
でもほんと来てよかった。
しんどくてぜえはあするけど、頭の中が「しんどい」と「きれい」だけになる山歩きはやっぱり好きだ。
 
 
千蛇谷と外輪山の分岐ではどちらに行くか少し迷った。登山届は千蛇谷を登りで使い、外輪山を下りで使うように書いた。
外輪山ルートの眺めが最高だというレコを見たので、下りで使って景色を満喫しよう(登りではそんな余裕ない)という魂胆。
しかし天気が崩れるなら先に外輪山ルートで登っておいたほうがいいだろうか。。。。
・・・と迷ったけど、やっぱり登山届に書いてないことはしないほうがいいよな、と思い直し、千蛇谷に向かう。
分岐からのこの下りを見て、やっぱりこれは下りで使うに限るな、と思った。これを登り返したくはない。
 
千蛇谷。雪渓まで降りてチェンスパを装着+ストックを出す。
 
そしてせっかくチェンスパ履いたんだから、しばらくは雪渓沿いに上がってみよう、と思って雪渓沿いを上がり始めたものの、途中の落石の多さとガスりっぷりにビビッて早々に登山道に復帰した。
だって足元に落石に潰されたと思しきトンボやカナブンのご遺体があったよ。。。
トンボすら逃げられない落石、どんくさい私が逃げられるはずもない。
 
雪渓の上部の方で右側にトラバースし少し上に上がって再び登山道に復帰する。
このあたりからもう視界はこんな感じ。
 
 
ガスっているのは谷だから、と思いたかったけど上に行くほどガスが濃くなる気がする。。。
 
登りがしんどすぎるのと視界ゼロで気力を奪われるのとでへろへろになりながら、最後に雪渓をトラバースして一登りすると、目の前に突如として御室小屋が出現した。
 
写真ではわからないけど、ここまで上がったとたん風と雨が横殴りに吹き付けてきた。
結構へろへろだったのと、今山頂に行っても何にも見えないだろうな、と思ったので、風雨が弱まる一縷の望みにかけて、御室小屋に休憩料300円を払って休憩室を使わせてもらうことにする。
 
雨風にさらされてから休憩室に入ると山小屋のありがたみがよくわかった。。。
あったかい。。。濡れない。。。最高。。。
山小屋のありがたみをかみしめながら畳の上でお昼ご飯をゆっくり食べて前半戦、終了。
 
この後はひたすらデスロードだった。
 
最高だった前半戦の記録。