海と山、時々きもの -35ページ目

海と山、時々きもの

ダイビング記録+きもの試行錯誤の覚書。…だったはずなのに最近は山歩きの記録簿と化しつつある。
23年秋から山のない国に滞在中のため山歩き頻度は低下中。

涸沢で自分の体力に絶望してから、真面目に鍛えようと思った。

そして鍛えるにあたり、とりあえず現在の自分の体を把握すべく、先日、久しぶりに池袋のカラダステーションに行ってみたら、結構衝撃的な結果が出た。

 

まず、体脂肪とBMI。

 

今年の2月時点ではこれだった。

 

BMIはそんなに変わっていないものの、体脂肪率がどーんと増えている。

せっかく、ちょっと「筋肉型」に近づけたと思って喜んでいたのに。。。

 

今回から測定表の形式が変わって、過去の体重や体脂肪率を時系列でみられるようになったんだけど、それで見ると一層よくわかる。

 

体重(上段)は前回2月とほぼ変わってないけど、筋肉量(中段)が激落ちし、体脂肪率(下段)が爆増している。

そしてその結果、

 

体脂肪率と筋肉量が登山を始める前のレベルに戻っている。

 

そりゃ前穂北尾根の五六のコルにすらたどり着けないはずだわ。。。

 

と悲しい思いで眺めていたけど、ふと、こうやってみると、自分の登山への嵌りっぷりと筋肉量(及び体脂肪率)が比例していて面白いな、と思った。

 

…ので、改めて山へ転げ落ちた歴史を振り返ってみた。

 

①山登るなんて狂気の沙汰、と思っていた頃。

 

 仕事はそれなりにストレスはあったものの、その次の部署に比べたら放牧された牛並みの低ストレスだった頃。

 自分のリフレッシュ方法はダイビングであり、わざわざしんどい思いして山登る人とかちょっと頭おかしい(ごめんなさい)、と思っていた。

 仲の良い先輩に誘われて筑波山と陣馬ー高尾に登ったものの、特に好きとは思えないでいた。

 

 この後、先輩に薦められるがままに8月に金峰山のツアーに参加するも、まったくついていくことが出来ず二度と山なんか登らない、と決意。

 …したものの、なぜか9月に至仏山に登り、それがあまりにもよすぎて、その後同じような山を求めて八甲田山にも登った。

 

 

②初期:逃避先を山に見出し始めた頃。

 

 2018年夏に部署を異動しストレス度が大気圏を突破。

 ストレスと忙しさで食事量が減り体重が激落ちする。

 

 ストレス発散先を探す中、2018年秋に登った至仏山と八甲田山が忘れられず、山を登り始める。

 近場の御岳山や塔ノ岳に加えて、2019年6月に八甲田山、瑞牆山を登り、7月に再び八甲田山、そして北アルプスを登ってみたくて燕岳に挑戦する。

 

③中期:坂を転げ落ちる勢いで山に嵌り始めた頃。

 

 2019年の7月に燕岳を登ってから、ジェットコースターのような勢いで山沼に転げ落ちた。

 8月には烏帽子岳で日帰り卒業を決意し、その翌々週にはテント泊で大天井岳を登り、さらには薬師岳で初の山小屋泊も経験した。9月にはロープクライミングの講習を試し、テント泊で五竜ー唐松を行き岩場の楽しさに味を占め、西黒尾根から谷川岳を登り、10月には西穂高にも登った。

 坂を転げ落ちるがままに雪山もやってみたくて、2020年1月には赤岳の講習を受け、自分一人でも幸い登れたことによって味を占める。この冬、谷川岳にも登り、天狗岳ー硫黄岳にも登り、唐松岳にも登った。

 さすがにこれだけ登ったおかげか筋肉量が結構増えた。

 

④末期:山を中心に生活が回る。

 

 …そして、週末に登れる山を探して一日数回Windyをチェックしたり、土日に(山以外の)予定を入れたくなくなったり、金曜日の飲み会を渋って先輩にキレられたりするようになる現在の生活に至る、と。

 仕事は割とストレスだけど、もうあんまり関係なくなった。

 筋肉量は今年の春頃がMaxだったような気がする。

 

 

自分の山への愛(あるいは狂気)の結果の筋肉量がたったの1か月で消えてしまったのがほんと悲しい。。。

もう仕事とかどうでもいいから、とりあえず山を登れるように体を鍛えよう。

 

 

 

 

例によって越後湯沢のホテルではあんまり寝られなかった。

9時前に寝たのに1時前に目が覚め、そして5時過ぎまで寝られず布団の中でごろごろしていた。

わくわくしてもいたけど、どきどきもしていた。

久しぶりの登山、しかもこの前のは体力不足により10万かけて涸沢往復しただけに終わるという情けない結果、今日もまた途中で引き返すようなことになったら嫌だな、と。

 

そういうのが「迷い」として判断に影響したのかもしれない。

 

朝は素晴らしい天気予報だった。

 

気温はそんなに高くない。

私の恰好は、夏用のナントカマグリア+夏用スポーツタイツ+ヴァーティゴライトで、軽装。なのでそんなに汗をかくようなことにはならないはず。

 

だから、天気が良いとはいえそんなに水がいることもないだろう、と思った。

…この時、涸沢行くときに同じことを思って行ったら夏のような暑さで激暑だったことを完璧忘れていた。

 

私が用意した水分は、500mlのポカリ1本と500mlの山専ボトルのお湯。

さすがにそれだけだとまずいな、と思って朝、駅でもう一本水分を足そうとしたけど、その時に(あまり荷物重いとへばるよな)というチキンな考えが頭に浮かび、何をとち狂ったか500mlではなく250mlのイオンウォーター1本しか追加しなかった。

つまりこの日の私の水分計1.25ℓ。

 

「トレーニング」どこいった。

 

歩荷のつもりで600mlのペットボトル2本くらいザックに追加しとくべきだった。

ほんと失敗したと思う。

トレーニングとか言ってたくせに、こういうところがダメなんだよ。。

この判断がこの日の行動距離を制限してしまった。

 

 

…ということをその時は知る由もなく、6時12分越後湯沢駅始発の電車で土合駅に到着。

冬と違って結構人がいた。

駅舎は工事している様子。

 

雲一つない晴天で、うっきうきだった。

 

雪がないときに来る白毛門の登山口はなんだか新鮮だった。

車が結構止まっていて意外だったけど、道中すれ違ったり追い越されたりしたのは20人もいなかった気がする。

やっぱり白毛門にしてよかった。

 

橋、夏はこんなになってるんだなぁ。

 

冬はこれ。

 

橋板が意外とぼろ…古めかしい、ということも初めて知った。

 

橋の先はこうなっていたのか。。。

 

頭の中で冬の画像フォルダをめくりながら登る。

 

なるほどなぁ。

 

 

冬はこれ。

 

一応この日はトレーニング、と思っていたので(水分ケチったけど)、ストックはつかわずにゆっくりゆっくり登った。

 

まぁ、しかし去年の12月登ったときのこれ↓を見てなんとなく想像してはいたけど、ほんとすごい登りにくい急登だった。

 

急登

 

急登

 

ひたすら急登。。。

 

そして緑豊かなおかげか、季節のおかげか、谷川岳では一回も見たことなかった蛇を2回(うち1匹は結構デカめのマムシ)見かけて、口から心臓がちょっと飛び出しかけた。

あと、カナヘビちゃん&トカゲちゃん達を結構みかけた。

トカゲは好きなんだけど蛇はどっきりする。なんだろう。。。

 

やっと谷川岳が見えてほっとする。

 

でもまたすぐに樹林帯に入ってしまった。。。

 

たまに視界が開けるんだけど、松ノ木沢の頭までは、結構、ミドリミドリしていた気がする。

 

そして緑緑している=風が通らない、なので、もうこの頃には滝汗だった。

ポカリはどんどん減っていき、危機を感じてポカリに水筒のお湯を足しながら登った。

 

アツアツのペットボトルをホルダーに刺しながら、この暑いのにお湯をもってくるという狂気の判断をした昨日の自分を呪った。

でもそれよりももっと、今朝(荷物重いとへばるよな)と思って水分をケチった自分を呪った。

 

今水不足によりへばってるんだがどうしてくれるんだ朝の自分。

 

というかこの水分量で山頂にいけるんだろうか。

ポカリのお湯は全部足してしまった。

この500mlペットボトルを飲み終わったら後はもう250mlの小さいイオンウォーターしかない。

 

秋の雲がきれい…だけど水分が心配。

 

初秋のナナカマドも素敵…だけど水分が心配。

 

これはしいたけだろうか。…水分が心配。

 

ようやくちょっと視界が抜けてきたけど、この頃にはもうへろへろだった。

 

なんとかストックはまだ使ってないけど、へろへろ。

 

へろへろのへろになりながら松ノ木沢の頭に到着。

こっからの景色はきれいだなぁほんと。

 

谷川岳方面。

 

白毛門の山頂方面。ほんときれい。

 

しかしきれいだなぁ、と思う一方で、水分に対する心配が頭の結構な部分を占めていた。

節約したおかげか、まだお湯割りポカリが500mlペットボトルの2/3くらいは残ってる。

ここから登り1時間で行けるはずだけど、この水分量で行ってこられるだろうか。。

 

迷ったけど、せっかく来たのだし、と思って山頂を目指すことにした。

ただし、もしこのお湯割りペットボトルが残り1/3になったらその時点で引き返そうときめた。

 

近いようで遠い山頂。

ここから先を行くのは初めてなのでテンションは若干あがった。

 

なんとか「ストックなし縛り」は守りつつ、よたよたと登ってたら、だんだん近づいてきた。

 

ザレ場で、うぇ、と思ったけどこれはそんなにすごくなかった。

 

ただこの後の岩場鎖場が結構だった。。。もう写真撮る気力も残ってなかったけど。

難しいとか危険とかではなくて単純に疲れる。。。

 

あれが山頂じゃなかったら泣く。

 

ここまで来てようやく、笠が岳方面が見えてちょっと感動した。

 

素敵だ。。。こっちはこんな風になってたのか。

ちょっと思ったより遠くて急坂で絶望したけど。

 

秋だなぁ。。。

 

ようやく、山頂着。

 

初めまして、白毛門の山頂。ようやくここまで来られた。。。

 

 

こっちに行ったら笠が岳。

 

めっちゃ心惹かれる。。。

 

でも今回はやめておくことにした。

まぁへろへろなのもあったけど、一番の理由は水分の残量。

 

時間はまだ10時だしお湯割りポカリはまだ半分弱あるので行けなくもなさそうな気もしたけど、笠が岳までの道が思ってたよりも結構な坂に見えて、これで水分を消費しそうな気がして怖かった。

 

…というわけでこの日はここでゆっくり休んで帰ることにした。

殆どの人がそのまま笠が岳を目指していたのがほんとにすごい、と思ったけど。。。

せっかくの機会で少し残念でもあったし、水分をケチってさえいなければ、と少し後悔もしたけど、とりあえず当初の目標であった白毛門までは来られたので満足。

 

お昼を食べようかと思ったけど、ワッフルを口に入れた瞬間、口の中の水分が吸着されてからっからになり、飲みこめなくて難儀した。

 

30分くらいごろごろしていただろうか。

だいぶ体力も回復したところで下山開始。

 

さよなら馬蹄形縦走ブラザーズ。また改めて登りに来ます。

 

全体として岩や根っこの急な斜度のところが多いのと、疲れていたのとで帰りはそんなにスピードが出せず、結局行きと同じ3時間くらいかかった。

 

13時過ぎには下山完了。

帰りは谷川岳ロープウェイまで歩いて上毛高原行のバスに乗った。

入り口の自販機で買ったこれをほぼ一気飲み。

登山後の炭酸ってなんでこんなにおいしいんだ。。。

 

飲み終わったとたん爆睡して次におきたら上毛高原だったくらい疲れていた。

 

でも満足。

 

トレーニングといったくせに水分ケチり、その結果笠が岳をもったいないことしてしまったかな、という後悔は少しあるけど、でも当初登ろうと思っていた白毛門山頂までは行けたので。。。

 

今週は仕事で久しぶりに頭に血が上るくらい腹が立つ一週間だったけど、でも日曜日の楽しかった記憶を掘り出しながら書いていたら、ちょっと心が落ち着いた気がする。

ありがとう、白毛門。

今日は初めて無積雪期の白毛門に行き、初めて山頂まで行ってみた。

 

三連休、最終日だけ何とか天気が回復しそうだったので、トレーニングのために塔ノ岳でも行こうかなと思ったけど、あいにく雨っぽかったので、雨が降らずかつちょっとトレーニングになりそうな山を探した結果、白毛門に行くことにした。

 

直前だけど越後湯沢の宿が取れたので、土曜日から前泊で向かうことにした。

無積雪期の白毛門は3時間とちょっとで行けるらしいので、日曜日のみの日帰りできなくもなさそうだったけど、月曜仕事だし、久しぶりの登山(この前の涸沢はノーカウント)で疲れるにきまってるので、さっさと行ってさっさと帰ってこようかな、と。

 

土曜日は時間の余裕があるので、17時前に越後湯沢入りし、以前から試してみたかった越後の名物のへぎそばを試すことにした。

 

金曜日の深酒でグロッキーだったけど、まずはちょっと食べてみたかったカニ味噌豆腐。。。おいしかった。

 

本来の「へぎそば」は残念ながら2人前からなので、普通のせいろ蕎麦と舞茸天をオーダー。

ただ、せいろそばもへぎそばと同じ蕎麦のはず。。。口コミでそう書いてあった気がする。

 

舞茸好きと揚げ物好きにはたまらない舞茸天。

 

しかしやっぱり前日の深酒がたたって、そば2口目くらいから胸がつかえる感じになってしまい、蕎麦は死に物狂いで完食したものの、天ぷらをちょっと残してしまった。。。お店の人ごめんなさい。

でもおいしかったです(後、蕎麦湯で生き返りました。肝臓が)

 

この前泊まった猫のいるホテルが空いていなかったので、今回は違うホテルを選んだけど、ここの温泉がとてもよかった。

結構広いお風呂でちょうどよい湯加減の半露天がついており、しかも時間が早かったせいかお風呂がほぼ貸し切り、という。。。

長湯すると疲れるのでそこそこで切り上げてしまったけど、今度は登山後に泊まってゆっくり温泉を楽しむのもいいなぁ。。。

 

蕎麦で腹ごしらえした後に駅の中のぽんしゅ館で(温泉に支障ない程度に)飲んだくれて、温泉に浸かり、次の日は蔵見学+再び飲んだくれて、新幹線で爆睡しながら帰る。。最高か。

 

冬に行くときのお楽しみにしておこう。

 

 

先週あほみたいな理由で涸沢からとぼとぼ帰ってきてからしばらくは沈んでいたけど、だんだん復活してくるにつれ、何が悪かったのか色々考えている。

 

反省点の一番は、体力不足、準備不足、ということにつきる。

もともとゴミカスレベルの心肺機能しか持ち合わせていないのに、コロナでさらに退化してしまった。

しかもその状態で、コースタイムから少しでも遅れたらアウトになる可能性が高い、時間制限の面でリスキーなツアーに参加した。

 

反省点の二番目は、ガイドツアーだから、という甘えがあったこと。

危険なことにはならないだろう、とりあえずついていけばいいだろう、という甘えがあった。

幾らガイドさんがついたって歩く速度や体力はどうにもならないにも関わらず。

 

その点をめちゃめちゃ反省しつつ、色々と思ったこともあって、自分の今後の山の登り方についてここ数日うんうんと考えていた。

 

結果、とりあえず今の時点では、こうしよう、と思っていることがある。

 

①もうガイド「ツアー」には二度と参加しない

 

「講習会」には参加すると思う。「講習会+実践山行」にも参加するかもしれない。

でも「ツアー」には二度と参加しない。

 

以前の金峰山でそう思ったはずなのに、どうしてまた今回ツアーに参加してしまったりしたんだろう、と今も後悔している。

どう頑張っても私の心肺機能はゴミカスなので、人より早くばてるし遅いし、人に迷惑をかける。

そして私は性格が自己中なので、人を待たせている、私のせいで人に迷惑をかけている、と思うと最初は焦り、そしてだんだんと焦らねばならないことにいらいらしてくる。

全然楽しくない。

お金を払ってそんな思いをするのはもう嫌だ。

だからツアーにはもう参加しない。

 

基本的に一人で好きなペースで好きなように登りたい。

 

②どうしても行きたい場所があったらプライベートガイドを雇う

 

基本的に一人で自分の力量で登れるところを登ろうと思うけど、でもどうしても行ってみたいところで自分の力量で不安な時は、プライベート、すなわちマンツーマンでガイドさんをお願いしようと思う。

お金を払って人に気を遣ってしんどい思いばかりになるくらいなら、払うお金が2倍になってもいいからその心配をしないで良いようになりたい。

 

例えば私は来年とても赤木沢に行きたい。今年のヤマケイの8月号で目にして以来、とても行きたくてたまらない。

沢登りの講習、受けられるものなら受けて、できれば一人でいきたいけど、もし間に合わなさそうだと思ったら、プライベートのガイドをお願いして行こうと思う。

 

③次に前穂に挑戦する時は北尾根から一人で行く

 

一人だけ引き返していくとき、戻った上高地でガイドさん達を発見したとき、本当に自分の体力のゴミカスさが悔しかった。

だから次に前穂北尾根に挑戦するときは一人で行く。

 

そのために今度は万全の体力づくりをしていこうと思うし、あまり好きでなくて手が出なかったクライミングの講習も受けようと思う。

この前はコース要領で「3級程度の岩登りが必要」と読んだけど、3級程度が何なのかもわかっていなかった(今もわかっていない)。

今度はきちんと講習受けて「3級の岩」が登れるようになってから行こう。

それで失敗して落ちて死んでも別にそれでいい。回収のお手数をおかけする人には申し訳ないけど。

 

だから今年とか来年とか早急にリベンジを試みるのではなくて、きちんと自分で準備ができて、他に登りたい所も登り切って、もう別に北尾根で落ちて死んでもいいかな、と思うようになったらまた北尾根に行こうと思う。

 

それまで前穂には登らない。

ほんとは、せめて前穂の頂上からの景色だけでもリベンジしようかなと思って、昨日、前穂を岳沢から登るべくさわやか信州号を予約してたけど、結局キャンセルした。

たぶん前穂に登っても北尾根から登ってきてる人を見たら悔しくて泣いてしまうと思うので。

前穂に登る時は北尾根から登りたいし、一人で登りたい。

 

④体力作りと岩登りの講習を受ける

 

昨日は前穂を諦めた代わりに走った。

ランニング、どれくらい心肺機能の向上に効果あるのかわからないけど、とりあえず続けようと思う。

忙しい時期や会議がある時期はどうしても無理になるけど、できるだけ、週3は走るようにしたい。

 

後は、クライミングの講習を受けようと思う。

ほんと好きじゃないというか向いてないというか興味ないけど。。。

どうせ休みとるなら岩にへばりつくのではなくて山を歩きたいと思ってしまう根っからのハイカー気質だけど。。。

でも冬の教室での先生曰く、山登りは体重移動なので、クライミングをやることで山登りは登りやすくなる、とのことだった。

正直今まであんまり信じていなくて今もあんまり信じられないんだけど(ごめんなさい)、とりあえずやらずにいるよりは、やってから効果あるかないか判断しようと思う。

 

…ということをこの1週間くらい考えていた。

 

とりあえず④のランニングがどれくらい効果あるのか、しばらく続けた後できれば雪が降る前に、以前色んな事情で挫折した甲斐駒黒戸尾根から鳳凰三山縦走を試してみようかと思う。

 

 

2日目は結局あんまり寝られず2時過ぎに準備を始めた。

驚いたのは、それくらいの時間から準備を始める人が結構いたこと。

涸沢小屋を出て振り返ったら山頂をめざすヘッドランプの列があちこちにあって、みんなたぶん山頂でご来光を見ようとしているんだな、と思われた。

 

テン場は結構明かりのついているテントも多かったけど、そこを抜けると辺りはヘッドランプの明かり以外は何にもない真っ暗闇だった。夜中の明るい月はもう沈んでしまったらしい。

 

これは前日撮った写真で、青がこの日通ったルート。

 

遠目にはただのザレ場に見えるけど近づくとかなりのガレ場。

これは明るくなって撮ったもの。

 

石の大きさはこんな感じ。

 

これをヘッドランプの明かりのみで登っていくのが、思ったよりものすごく消耗した。

これは帰りに撮ったもの。

開始10分で息切れし始めた。

きちんと足を置かないと、足元で石が崩れる。ストックを岩の間に挟んだりして何回かこけた。

ダブルストックを注意されたけど、これをストック使わなかったら私はたぶん登れない、と思った。

 

というか使っていてもみるみるうちにばてていき、最初はガイドさんともう一人のお客さんの間にいたけどもう一人のお客さんに前に行って頂き、それでもどんどん引き離されて焦り始めた。

焦るけどばててるのと、なんかふらふらするのとで全然速く進めない。

ふらふらするのが、昨日殆ど寝られなかったせいなのか、それとも揺れるヘッドランプの明かりのみでバランスの悪い岩場を登ろうとしてるから平衡感覚がおかしくなっているからかなのかわからない。

 

時計を見るともう1時間経とうとしているけど、まだコルには着く気配がない。

 

ガイドさんは、五六のコルまで1時間でいければ上出来、1時間半ならまぁ普通、と言ってた。

でも後30分でコルに着く自信がない。

今日の総行程時間は13時間の予定。出発は3時半頃だったので、上高地帰着予定は16時半。

もし1時間遅れたら最終のバスに乗れない。

それよりさらに遅れたら最終タクシーさえ逃してしまい今日中に上高地から出られない。

それは他の二人の予定を大幅に狂わすだろうし、私も翌日午前休だけじゃ済まなくなる。

 

進んでも進んでも足もとの悪いガレ場でだんだん息切れしすぎて胃の辺りも痛くなってきて、このまま進んでいいんだろうか、と迷いはじめた。

 

ここで帰るとかありえない。なんのために来たんだ、まだ何にもしてない、という思いと、コルまで行ってハーネスをつけてしまったらもう戻れないし、このままだと私が足を引っ張って3人とも今日中に上高地から出られなくなるのでは、という恐怖でぐるぐるした。

 

行きたい、でも早く決断しなければ、いやでも行きたい、とぐるぐるしながら必死に足を動かしていたら、ようやくガレ場が終わりかけたところに出た。

で、見上げたら、頭の先はるか向こうまでザレザレの急斜面が続いていて、2人がどんどんと先へ行くのが見えて、もう駄目だ、と思った。

同じペースではいけないし、私のペースに合わせてもらってたら予定時間内にコルまで行けない。

 

ガイドさんを呼び止めて、このままだと予定時間にコルに着けないし上高地に帰れないと思うので私はここで引き返します、と言った。

ガイドさんは、気を遣って「とりあえずコルまで頑張れませんか?」と言ってくれたけど、この時ほんとにへろへろで余裕なかった私は「頑張れるけどじゃあ2時間かかってもいいんですか?」と叫びそうになった。

…何様だ私。

 

幸い、実際には、「ほんとに無理だと思うのでここで失礼します、ここでお支払いさせてください」、と言っただけだったけど。

ガイドさんは少し迷っていたようだけど、ここからだったら迷いようがないし明るくなってから降りるので絶対大丈夫です、と何回か言ったら、「上高地に着いたら連絡下さい」と言って結局受け入れてくれた。

 

お礼とお詫びを言って別れたけど、真っ暗な中一人で岩の墓場に座っているのもあんまりいい気持ちではなかったので、とりあえずゆっくりとでもいいので降りることにした。

 

さっきまではるか下のほうにいた後続のパーティが2組、あっという間に登ってきてそのまま登っていく。

それを横目に一人降りていくのが本当に情けなくて惨めで、羨ましくてちょっと泣きそうになった。

 

目の前には奥穂や北穂に向けて上がっていくヘッドランプの列が見えた。

 

そしてしばらくゆっくり降りてから振り返ったら、コルまでの最後のザレ場を上がっていくヘッドランプがいくつも見えた。

 

ああ私もあそこに行きたかったなぁ、と思ったら涙腺が一部決壊して、泣いてしまった。

 

人に迷惑をかける前に引き返してきて正解だったんだ、という考えと、いや、もうちょっと頑張ればよかったのでは、何で自分から引き返すなんて言い出したりしたんだ、という考えがぐるぐる頭を巡ってひとしきり泣いた。

 

しばらく凹んだ後に気を取り直してまた降り始めた。だんだんと夜明けが近づいてきてきれいなのがまた泣けた。

 

真っ暗な中でよくわからないまま、yamapのGPSの軌跡を頼りに進む。

結構行きとずれてしまっているけど、このログ機能ほんと便利だと実感する。

 

休憩しつつゆっくり降りていたらどんどん夜が明けて、悔しいくらいの快晴の朝になった。

悔しいくらいの、というか「悔しい」しかない。

 

 

しばらく足元に注意しつつぼんやり下っていてふと顔をあげたら、いつの間にかきれいなモルゲンロートになってた。

 

ほぼ反射で写真と動画を撮ってから、ああ、登りたかったなぁ、と改めて思った。

7月からずっとこれを楽しみにしてた。

今頃他の人達は楽しい稜線歩きだろうなぁ、五六のコルについてからが楽しいのだと言っていた、今頃そこからこの景色を眺めているんだろう。

なのに私は何でこんな日陰の谷底にいるんだろう、と思ったら、なんか突然涙腺が爆発して、いい年して子供のように大泣きしてしまった。

 

誰もいなくてよかった。

 

しかしずっと凹んで座り込んでいてもらちが明かないので、降りることにする。

さようなら涸沢。

 

しばらくして涸沢ヒュッテまで降りてきたのが6時前。

この頃には少し落ち着いて、しばらく休憩してから、昨日あんまり撮る余裕のなかった道中の写真などを撮りつつ降りる。

秋の気配のナナカマドとか。

 

 

まだ6時半過ぎだけど、結構な人が涸沢から下り始めていた。

上高地まで6時間弱かかるし当然と言えば当然か。

 

8時半頃、横尾まで帰ってきて、休憩がてら電波を入れたら、ガイドさんからの「今どちらにいますか?」という心配メッセージが来ていて申し訳なくなった。

携帯を触る余裕がある、ということは、3,4のコルに着いたのだろうか。

 

そして横尾を過ぎてふと見上げたらこれが目に入ってしまった。

たぶん奥のが前穂。

ああ今頃他の2人はあそこにいるのかな、この晴天でさぞ景色は良いだろうな、と思ったら再び涙腺が大爆発した。

…これが前穂じゃなかったらお笑いだけど。

 

ぼとぼと泣きながらうつむいて歩いていたので、すれ違った人達の挨拶を幾つかスルーしてしまった気もする。

この日横尾ー徳澤でしょぼくれたゴリラに無視された、と思った人がいたらすみません。

もう余裕がなさ過ぎて見えていなかっただけです。

 

空気の抜けた風船みたいな状態で歩いていたのでほんとに疲れて徳澤で長めの休憩をとった。

で、ついでにバスの変更(最終バスをキャンセルし→1時の渋谷行さわやか信州号を予約)のためにまた電波を入れたら、ガイドさんからの「今岳沢です」というメッセージが入っていて、頭が「???」になった。

 

え、すいません今10時過ぎですけど。。。

涸沢から前穂山頂まで6時間だから、登頂って早くても9時半では?10時に岳沢ってどういうこと??

 

…というかそんな時間で行けるのであれば私あのままついていけばよかったのでは?

いや、私がいないからこそそのスピードで行けたのだろうとはわかっているけど…わかっているけど、でも、じゃあ私のせいで3時間くらい遅れることになったとしても別に上高地の最終便に余裕で間に合ったのでは??

 

頭の中が???になったまま12時過ぎに上高地に戻ってきて、約束通りガイドさんに「上高地に戻りました」とメッセージを入れてバス停に行こうとしたら、こじゃれたカフェの前で、もう一人のツアーのお客さんが立ってて、目を疑った。横にガイドさんも立っている。

 

聞けば、なんと7時半(出発から4時間)には山頂に立ち、10時前には岳沢につきお茶をし、そこから下って来たらしい。

 

…もう、茫然。

 

ガイドさんに、何か飲んでいきますか、と聞かれ、たぶんそのために二人とも疲れてるのにカフェの前で私を待っていてくれたのだろうな、とわかってはいたのに、器の小さい私は「バスの時間があるので」と断ってしまった(半分事実ではあるが)。

小さい。。。ほんと小さいな。

でも、いい年して泣くほど悔しくて情けなくて悲しい思いをして自分が諦めたものを楽々手に入れた人達が羨ましすぎてとても一緒ににこにこ話を聞く気になれなかった。

 

私が悪い、私の力量と準備不足なんだからだれかを羨むのは間違っているとわかっている。

大人なら、ほんとは笑顔で二人をお祝いして「前穂の頂上の景色どうでしたか?」と聞くべきなんだともわかっている。

でも器の小さい私は、そんな質問をして万が一前穂の写真とか見せられた日には再び涙腺が大爆発すると思ったので。。。

 

お二人とも本当にごめんなさい。そしてお気遣い有難うございます。

 

…という悲しい週末の記録だった。

悲しいというか恥ずかしいというか。

何かものすごいアクシデントがあって北尾根を諦めたわけではなく単に体力不足による時間切れ、という。。。あまりにもお粗末。

 

あんまりにも酷い敗退の仕方をしたせいか、家に帰っても、そして昨日出勤してもふとすると涙が出そうで、ちょっとしばらく立ち直れそうにない。。。