海と山、時々きもの -26ページ目

海と山、時々きもの

ダイビング記録+きもの試行錯誤の覚書。…だったはずなのに最近は山歩きの記録簿と化しつつある。
23年秋から山のない国に滞在中のため山歩き頻度は低下中。

 
先週末の山行2日目。
タイトル通り、ほぼ腹痛の話しかしていないので、苦手な人はスルーで。
 
 
一日目は8時に就寝し、23時頃一度起きたものの、その後は4時頃までノンストップで寝られた。
やっぱり、横になって足を延ばして寝られるって最高。
体力の回復度がだいぶ違う。
 
5時頃に電気がついたので、起きて身支度した。
部屋が良かったのか、それとも天気の問題なのか、今回は前回と違ってあまり寒さを感じず身支度することが出来た。
 
朝食は5時半からで、昨日携帯のコードをお借りした神と少し話をする。
神は今日は風がそんなにすごくなければ北横岳まで行くとのこと。羨ましい。
 
私のこの日の計画は、これ↓。
 
7:00 根石岳山荘出発
8:00 天狗岳
9:10 黒百合ヒュッテ
11:30 渋の湯
 
前日時点では天気予報は最高の部類だった。風もそんなに強くない。
 
渋の湯からは最悪タクシー呼んでもいいと思ってたけど、できれば11時半過ぎのバスに乗りたい。
今の時期バスは渋の湯の1㎞手前までしか行かないようだから、余裕もって少し早めに出発したいな、と思ってた。
 
…そうやって急いだのがよくなかったのかもしれない。
 
朝食食べ終えて歯を磨いてトイレに行ってストッパーを飲んで、6時半、出発。
 
山荘を出たら沈んでいく満月が見えてそれがとてもきれいだった。
 
昨日と違って赤岳阿弥陀岳方面もめちゃめちゃクリアに見える。
 
相変わらずぜえはあしながらも、そんなにへたれることなく15分程で根石岳到着。
 
ここから天狗岳を見るのは久しぶりだ。
 
思ったより近いし風もすごくないし、まぁ普通にいけるかな、と思ったけど、ここで一つ問題発生。
 
お腹がめっちゃ痛い。
 
ごはん食べて1時間で出発はさすがに急ぎ過ぎたか。。。
でもストッパー飲んだのにな、と思って念のためここでもう一錠ストッパー摂取。
 
お腹に振動を与えないようにめちゃめちゃゆっくりゆっくり歩く。
しかし、収まったかな、と思ったらしばらくしてまたおなかが。。。の繰り返し。
 
めちゃめちゃ景色きれいじゃん、と気を紛らわせるために写真を撮ってみるも。。。
 
すぐにまたお腹が痛くなって立ち止まる、の繰り返し。
天狗岳の直下に来る頃には結構やばくなってて、3分に1回は立ち止まってしゃがんでいた気がする。
 
この日快晴の天狗岳直下で蹲踞の姿勢でうずくまっている不審者を見た方、それは腹痛に耐えてた私です。
 
携帯トイレは持ってる。
しかし問題は、360℃視界良好なこの辺りで身を隠して携帯トイレを広げられる場所がないってことなんだよ。。。
 
とりあえず天狗岳を超えて樹林帯に降りるまで我慢するしかない。
 
天気はこんなにいいのに、私の頭の中はもう「やばいやばいやばいやばい」でいっぱいになってた。
 
とりあえずなんとか7時すぎに天狗岳着。しかし早く降りたい。
 
きれいなんだけど、もうこの時の私は樹林帯までの遠さに絶望の景色にしか見えなかった。
 
天狗岳の辺りからいよいよお腹の痛みがやばくなり、もうこれ以上はちょっと人間やめる危機、と思って意を決して登山道を外れてちょっと裏手(?)の岩陰を探して回り込んだ。
一応西天狗に行く人達の姿が見えなくなったところで、携帯トイレを取り出しいざ、と思ってふと下を見たら、中山峠側からこっちに登ってこようとしている一団と目があった(気がした)。
 
…下降ろす前で良かったわ。
向こうもそう思ってるだろうけど。
 
そっか。。。ここだと、西天狗側からの視線と根石岳方面からの視線に加えて、中山峠側からの視線も気にしなきゃいけないんだ。。じゃあもう無理じゃん。後は本沢温泉方面の崖にぶら下がってするくらいしか選択肢ないし。
 
絶望しながら登山道に復帰し、再び3分に1度蹲踞の姿勢を取りながら黒百合ヒュッテを目指す。
 
この後この一団と思しき人々とすれ違ったときめっちゃ気まずかった(気がした)。
すみませんね。。。せっかくきれいな景色を見に来たんだろうに変なものを視界に入れそうになって。。。
でもこっちもちょっと、人間やめるかどうかの危機だったもので。。。
 
 
お腹の調子さえよければこの景色も楽しめたんだろうけどな。。。
 
今見返すとめちゃめちゃきれいだと思うけど、この時(お腹の危機をやり過ごすために座りこんでおりさらにその不審者感をごまかすために機械的に写真を撮っている状態)はそれを感じる余裕がなかった。
 
中山峠からは競歩並みの速足で黒百合ヒュッテを目指し、黒百合ヒュッテが見えた時には後光が差してみえた。
よかった。。。人間やめないで。
 
黒百合ヒュッテでしばらく休憩し更にストッパーを摂取した後、だいぶ(お腹と)気が楽になって下山開始。
さっきまで人間やめるかどうかの瀬戸際にいたので、気が抜けて抜け殻みたいな状態で9時10分、渋の湯着。
 
渋の湯近くの公衆トイレで身支度解除した後、臨時バス停までゆるゆると20分程下って週末山旅、終了。
 
腹痛という危機によって2日目の記憶があんまりないけど、でも楽しい山行だった。
 
レコを見返すと、根石岳山荘から1時間半で黒百合ヒュッテまで行けているし、そこまで疲れもしなかったから、根石岳山荘から北横岳まで、というのは行けなくもない気がするな。。。というのが今回の学びかもしれない。
 
8:00 中山峠
9:30 高見石小屋
10:00 高見石小屋
11:00 麦草峠
12:15 茶臼山
13:00 縞枯山
14:00 北八が岳ロープウェイ
 
…くらいで行けるのではないだろうか。ちょっと楽観的過ぎるかな。
自分の冬山の一日の行動時間の限界が6、7時間と言うことを考えると最後の登りでばてばてになってそうな気はするけど、それ込みでも15時には北八が岳ロープウェイには辿り着ける気がする。
 
根石岳山荘で出会った神も茶臼山と縞枯山、とてもいいと言ってたし、いつになるかわからないけど、赤岳から北横岳までの縦走、試してみたい。
 
 
先週末、本当は霞沢岳か白毛門を登ろうと思ってた。
でもどちらも前日まで結構な雪(そして当日も夜から雪)の予報を見て、目的地を八が岳に変更。
天気予報はこれ。
 
目的は去年ガイド先生に引率されて登った大同心稜を一人で登りなおすこと。
 
あるぺん号なら5時半に美濃戸口につく。
夜行バスで疲れているということを考慮しても、3時間半あれば赤岳鉱泉には着くだろう。
去年のガイドツアーでは赤岳鉱泉から台座の頭まで3時間12分。今回は一人で色々迷ったりすることを考えて3時間半と考えて(ややきついけど)、そこから3時間あれば根石岳山荘につけるだろう、と考えた。
後半ややきついな、と思いつつ、計画書はこれ↓で提出。
 
05:45 美濃戸口
09:15 赤岳鉱泉
09:30 赤岳鉱泉 大同心稜経由
13:00 台座の頭
14:00 硫黄岳
15:00 夏沢峠
16:00 根石岳山荘
 
かなり時間的にぎりぎりの計画であることは自覚していた。
一人では初めての大同心稜を3時間半で登れるのか、やや甘いんじゃないか、というのは自覚しつつ、もし体力がダメだと思ったら一般道で硫黄岳に登ろう、その判断は間違えないようにしよう、と思いながら金曜夜に竹橋を出発。
 
まぁ予想通りというかなんというか、ほぼ一睡もできないままに5時過ぎに美濃戸口に到着。
バスは運転手さんに申し訳なくなるくらいにがらがらだったのに、八が岳山荘の中は盛況だった。
 
ゆっくり身支度してごはんたべてストッパー飲んで5時半に出発。
 
赤岳鉱泉でアイスキャンディフェスティバル(?)があるからか、この時間から車も結構入っている様子。
 
夜行バスでここに来るのは3年ぶり2回目
意外だったのは、真っ暗ななか一人林道を歩くのが全く怖くなかったこと。
3年前は真っ暗な中ここを歩くのが怖くてたまらなかったのに。
 
ショートカットも何個か入るくらい精神的に余裕があったし、真っ暗な中20mくらい前を鹿が横切っていくのも落ち着いて眺めていることができた。
 
2,3年前は真っ暗な山の中にいるというだけであんなに怖かったのにな。。。ちょっとは大人になれただろうか。まぁさすがにもう40だしな。
 
と思いながら北沢と南沢の分岐に到着。
2週間前よりだいぶ雪が積もっているように感じた。
 
2週間前は南沢を行ったけど、今日は久しぶりの北沢を行く。
久しぶり過ぎて、大事なショートカット(小川沿いに登るところ)を見逃してしまい、結局ずっと林道を歩くことになった。
 
あるぺん号で寝られていないせいか、この分岐を過ぎるあたりから体が重くて息切れして仕方なくなった。
大同心稜を登れるのだろうか、と計画に黄信号が出始める。
2週間前と同じくらいの高度を上げるだから行けると思ってたけど、2週間前はここまで息切れしていない。
 
赤岳鉱泉に近づく頃にはもうへろへろの「へろ」くらいになってた。
 
しかも思ったより天気悪い。。。上が見えないんですが。。。
それがまた綺麗なんだけど。
 
赤岳鉱泉に着く前に息切れして何度も何度も立ち止まってしまう間に、(こりゃ無理だな)という諦めの気持ちが浮かんできた。
8時10分に赤岳鉱泉着。
 
ここでチェンスパを外しピーナッツクリームパンを胃袋に放り込みながら、落ち着いてよく考えてみた。
 
一応ここまで予定時間よりは一時間早く行動できている。
だから疲れていて大同心稜を登るのに4時間かかったとしても別にいいはずだ。
そもそも今回のこれは蓮華岳丸石尾根や西穂高西尾根に行くための修行みたいなものだから、ちょっとくらいきつい行程を頑張ることをしてもいいはずだ。。。
 
…しかしこの疲れ方は尋常じゃない。
さっきから体が重いし欠伸ばかり出ている。
大体前回、赤岳鉱泉に宿泊してそこから登り始めて3時間ちょいかかってる(しかもガイドさんに引率された状態で)のに、この状態で一人ここから手探りで登って4時間で済むのだろうか。
登れたとして果たして根石岳山荘に時間内に着くことができるのだろうか。
 
 
休憩しつつ悶々と考えた末に、うん、やめよう、となった。
午後になると風もちょっと強くなる予報だし、無理は禁物。
 
次に大同心稜を登るなら、やっぱり1日目に赤岳鉱泉泊にして2日目の朝から登り始めるほうがいいな、と思いながら、8時40分、赤岳鉱泉出発。
 
こっちを行けば大同心稜。
後ろ髪引かれるけど。。。また来よう。
 
硫黄岳のこの道を降りたことはあるけど登るのは初めて。
最初はそれほど急登ではないのに息が切れまくって、ほんと、10歩歩いては休み、みたいな状態だった。
 
そして眠い。めっちゃ欠伸が出る。
 
最初は麓の方は青空が見えていたけど、登るにつれて真っ白になってきた。
白い大同心稜、ほんと格好いい。行きたかったな。。。
 
まだ時間が早いからか、最初に1人に抜かされ、その後3人パーティに抜かされた以外は登る人には出会わなかった。
 
それにしても天気予報と実際のこの天気の差よ。。。
9時頃の晴れマーク、どこ行った????
 
しかも樹林帯を抜けかけるにつれ、雪がちらちらしてきた。
 
視界、悪。。。
 
いや、綺麗ではあるんだけど。。。
 
この辺りから山頂にかけて数組とすれ違っただけで、週末の硫黄岳とは思えないほんとに静かな道中だった。
 
人っこ一人見えない。。。
 
すれ違った親切な人に教えてもらった通り、この上の岩を通り過ぎたあたりから結構風が強くなる。
一応赤岩の頭の上でバラクラバに替えた上にハードシェルを着こんでるので寒くはないけど。
 
 
それにしてもなんも見えないな。。。
 
一応、晴れていればこれが見えるはずなんだけど。
 
11時過ぎ、山頂着。誰もいなかった。
 
予定よりだいぶ早いけど、何にも見えない所で長居しても仕方ないので、時間はまだ早いけど夏沢峠に向かって降りることにする。
かろうじて次のケルンは見えるかな、くらいの視界。
 
 
硫黄岳のだだっ広い尾根で、この視界の中、ケルンがすごく頼りになった。次のケルンを探しながらゆっくり降りる。
 
たぶん初めて来たところでこれだったら、スーパーチキンハートの私はぷるっぷるして半べそかきながら退散してたと思う。
でも一応どっちに行けばいいかはわかるし、寒いし風強いけど体力はまだ大丈夫だったから、自分でも意外なほど落ち着いていた。
 
しばらく降り続けたらガスの下に出た模様。
 
 
ガスの切れ目から夏沢峠が見える。
 
ここから夏沢峠までに、3,4組とすれ違いながら、11時40分、夏沢峠着。
歩いてる途中で、視界の端が白くなってきたので大体予想はしていたけど、降りて携帯で顔をみてみたら白いマスカラ厚塗りしたみたいな、面白いことになってた。
 
鼻から息吸ったら鼻の中が凍るような気がしたし、立ち止まってる時は下半身(モンベルのexpタイツとエクスカリバーのみ)がちょっと寒いとも思ったし、2週間前より寒かったのか。。。
 
夏沢峠で休憩がてら何人か登山者の方とお話する。
一人は硫黄岳に登ろうとして、でもこの視界なので途中で引き返してきた、と言っていた。
夏沢鉱泉から日帰りだしもう時間がないし、と。
もう一人は、同じく夏沢鉱泉から硫黄岳に登ってから根石岳山荘に泊まる予定だったけど、この天気なのでやめて本沢温泉に浸かってきます、と言って下っていかれた。
やっぱり眺めは重要だよな。。
 
20分程休憩してから、12時に夏沢峠を出発。
 
夏沢峠からの登り返しは案の定、ひいこら言いながら、5歩歩いては休み休み、登って13時過ぎ、根石岳山荘着。
早く着きすぎてちょうど山小屋の人たちのお昼の時間に当たってしまったっぽいのが申し訳なかったけど。。。
 
申し訳ないと思いつつオーダーしたお汁粉&コーヒー。
前回感動したプリンが食べたかったけど、残念ながら売り切れのようだった。
 
この日は直前予約にも関わらずちょうど運よくキャンセルが出た個室を予約することができた。
前回とは違う所だったけど、ちょうど厨房の上だったせいか、時間がたつにつれてあったかくなっていき、夜はめちゃめちゃ快適だった。
 
この日一番ヒヤリとしたのは、ここで携帯を充電しようと差そうとしたところ、コードを忘れたことに気づいた時。
バッテリーまで持ってきていたというのに、コードを忘れた。。。正確にはコードは持ってきていたけど、コードの口につける変換口みたいなのを忘れた。アホすぎる。
 
恥を忍んでスタッフさんにコードを売ってないか夕食時に聞いたところ、ちょうど隣に座っていた人が、貸しますよ、と言ってくれて、携帯がご臨終するという最悪の事態は免れることができた。
神。
 
この神は夏沢峠で少し話した(その後硫黄岳を諦めて本沢温泉に遊びにいかれた)人で、ドイツ・オランダ辺りの顔立ちに見えたけど、日本語があまりにも流暢で内心吃驚した。最初から最後まで全部日本語で話したけど、全然日本人と変わらなかった。
もしかしたらゲルマン系の日本人なのかもしれないけど。。。第二外国語でこの流暢さだとしたらもうひれ伏すしかない。
 
引き換え私のこのかすっかすの英語レベルよ。。。とちょっとしんみりしながら8時過ぎに就寝。

天気予報は確か曇り時々晴れだったと思うんだけど。。。

曇りっぷりが想像を超えてた。

天邪鬼な気質のせいか、流行に対する感性が低いのか、流行りものに対して流行ってから1,2年たって気になり始める、ということが多い。

 

直近の例でいくと、KATEのリップモンスター。

去年すごいすごいと騒がれてたときは「ふーん」としか思わなかったけど、何故か去年の終わりごろになって気になり始め、薬局を1日6件回ったりして探し求めた。

 

おんなじように、3年前雪山を始めたとき、確か「テムレスすごい!」みたいな記事を色々見た気がするけど、その時は全く気にならなかった。「クラシックこそ至高。作業用手袋なんて怖い。。。」くらいに思ってた。

そのうち、行く山行く山で色んな人が使っているのを目にしたり、憧れのまっつんさんがつけているのを動画で見たりして、当初の「怖い」という気持ちは消えたけど、何となく、玄人が使うもののような気がして、私みたいなヒヨコが使っていいものじゃない気がしていた。

あの真っ青な見た目も、なんとなく好みではなかった(愛用している皆様ごめんなさい)。

 

なのに今日、テント泊用の食料を石井スポーツに買いに行ったときに、テムレスがずらっと陳列された棚の前を通ってふと、(買ってみようかな)という気になった。

この前横岳でご一緒したKさんがテムレスの手袋をしていて、何の気なしに「それってやっぱりいいんですか?」と聞いたところ、「便利ですよ。滑らないのが何より一番便利」という回答が返ってきたのを思い出した。

 

別に今使っているセットで困ったことはないけど、そんなにみんながいいというものなんだから、ちょっと試してみようかな、と思い、買い物かごに放り込んでみた。

 

それがこちら。

 

テムレス02winter。

 

テムレスって一つしかないのかと思ったら、01から05まで色んな種類があって吃驚した。

01 と02の間で迷ったけど、ドローコードで裾を絞れるほうが良いような気がして02。

 

テムレス取った時に素手になるのはちょっと怖いので、新しくインナー用の手袋も買った。

 

スマホも押せる奴。

テムレスには裏にボアがついているので素手でも行けるのかもしれないけど、まぁKさんもインナー手袋してからテムレスするって言ってたしな。。。あって困ることはないだろう。

 

左が今回買ったセット、右が今使ってるウールの厚手の手袋と、寒い時に上に重ねるブラックダイアモンドのオーバーグローブ。

 

この右のウールの奴は優秀で、この前の風が結構吹き曝してた文三郎尾根でも、山頂に行くまではこれで登れてた。

山頂でご一緒になった人に「それ寒くないんですか?私はオーバーグローブしてても寒くて。。。」と聞かれたけど、登り始めは寒くても行動してるうちにぽかぽかになる(ただしさすがに山頂で立ち止まってる間に寒くなってオーバーグローブを重ねた)。

 

今週末の山行はこのセットで行ってみようかなと思う。いつも予備に持っていってるオーバーグローブとウールのインナーはお留守番。

 

色々読んでると、雪に手を突っ込むような時にはテムレスの防水性能が輝くらしい。

今回たぶんそういう場面はない気がするのでテムレスの性能を発揮してあげられるかわからないけど、今回は基本テムレスとスマートウールのセット。寒かったら中を厚手のウールのに変える。それでもダメなら、テムレスやめてブラックダイアモンドの奴。

…とやってみよう。

 

上でも書いたように、私の中でテムレスしてるのは慣れた人という謎のイメージがあるので、自分のような雪山4年目のピヨピヨのヘタレチキンが使うのは気が引けるというか恥ずかしい気持ちが正直まだあるけど。。。多分途中まではそんなに人に会わないはずだから、人のいないところで使ってみよう。。。

 

さて、初テムレスどうなるだろう。。。

2時半頃、稲子湯に到着して、少し早いかなと思ったけど普通にチェックインすることができた。

ランプが素敵な玄関。

 

 

素敵なお宿ですね、というとご主人は、古くて、と謙遜されてたけど、こういうの好きだなぁ。

 

部屋は正面に面した2階。このこたつが神だった。

エアコンはないけど、こたつの他にヒーターがあって、つけるとしばらくして寒くはなくなった。

 

こたつに潜り込み、お茶を入れて、お茶請けをぺろっと食す。

永遠にここから出たくない。

 

出たくはないけど、お風呂も気になるのでしばらくして勇気を出してお風呂に向かった。

 

お風呂は1階のすみっこにある。

私のほかに誰もいない。

 

お湯は硫黄の匂いが濃い茶色をしていたけど、源泉?は無色透明なのが面白い。

 

熱ければ蛇口(?)をひねって源泉を足す仕組み。

次の日に宿のご主人に聞いたところだと、源泉は7℃くらいとのこと。

 

最初私には熱くて入れなかったので、しばらく源泉を出してから入った。

とりあえずいえることは、

 

最高。

 

の一言。

 

久しぶりのガチ目のハイキングだったけど、結局この後筋肉痛にもならなかったのはこの温泉のおかげな気がする。

 

設備は必要最低限。

蛇口は幾つかついているけどたぶんお湯は出ない(源泉のみ?)っぽいし、シャワーはない。

でも湯桶にお湯組んで体を流せば別に不自由はないし、昔ながらの温泉という雰囲気で私は好きだった。

 

温泉の前に洗面台があったけど、ここもお湯は出ないようだったので、次の日朝顔を洗う時もこの洗い場で湯桶にお湯を組んで洗った。

 

お風呂を一人満喫した後、部屋に戻ってこたつの中でしばらく寝落ちし、6時に夕食のために食堂に降りる。

予想通り、今日の宿泊客は私だけのようだった。

 

ワカサギのフライと、豚肉のみそ焼きっぽいのと、おさかなの煮つけと、鳥団子鍋と。。。

有難いけどこれ絶対に完食できない。。。

 

胃袋ブースターとして日本酒をお願いする。佐久の地酒っぽかったけど、おいしかった。

次の日を気にせず飲むお酒ほど最高なものはない。

後、後ろのワカサギのフライがスーパーおいしかった。

 

一番感動したのがこのとろろそば。

 

おいしかったものの、結局夕食は完食できず。

申し訳なくて、まったく手がつけられなかったお鍋は翌日の朝出してもらうことにした。

 

ほろ酔い加減で部屋に帰ったらふかふかのお布団が敷かれていた。

最高。

もう一度お風呂を満喫し、この日は就寝。

 

翌日の朝食も結構な量が出た。

 

普段朝は食べないので、この日も夕食のみでお願いしていたけど、チェックインの時に「朝食はつけなくて大丈夫ですか?」と聞かれて迷い、結局お願いすることにした。

朝食残してしまうのが申し訳ない、と思う一方で、以前友達に聞いた「食事を頼まないと山小屋(稲子湯は山小屋ではないけど)にとってあまり得にならないんじゃない?」というのが引っかかっていて、残すことになったとしても二食お願いしたほうがいいのか。。。ほんと迷う。

 

頑張ったけど結構残してしまってすみませんでした。。。でもおいしかったです。

 

ご主人に松原湖駅まで送っていただく。

 

ちょっと時間が早すぎちゃったからとなりの有人駅まで行きましょうか、と言って頂いた。やさすぃ。

でも大丈夫です、タクシー呼ぶつもりだったので、送ってもらえるだけで有難い。

 

30分くらい駅舎の中でうとうとしながら電車を待つ。

 

昨日黒百合ヒュッテまで行ったであろうKさん達がちょっと羨ましいと思ったけど、でも満足な山行だった。

ちゃんと腹八分目の計画を立てられたし、久しぶりだけど自分で思っていたよりも体力はある気がしたし(気のせいかもしれないが)、計画通りにちゃんと行動できたし、稲子湯のお湯は最高だった。

 

勿論今回雪が少なかった、トレースもあった、という違いはあるだろうけど、体力的には一日目を天望荘泊にすれば黒百合ヒュッテまで行けそうだというのもわかったし、来年は2泊3日で美濃戸から北横岳まで抜けてみたい。

また来ます、八が岳。