海と山、時々きもの -12ページ目

海と山、時々きもの

ダイビング記録+きもの試行錯誤の覚書。…だったはずなのに最近は山歩きの記録簿と化しつつある。
23年秋から山のない国に滞在中のため山歩き頻度は低下中。

自分が最初にメンヒ(4,107m)に興味を持ったのはたぶん1年以上前だと思う。


そのころはまだ、せっかくヨーロッパに来たんだから「ヨーロッパといえばモンブラン」だろうしモンブラン登ってみようかな、でも私のような千年に一度のヘタレチキンに登れるんだろうか、とりあえずなんかめっちゃしんどそうだけど。。。といろいろyoutubeで三山縦走ルートの動画を探して眺めていたら、youtube君が「こんな山もあるで」とお薦めに出してくれたのがMonch(メンヒ)の動画だった。oはドイツ語のウムラウトのo。

サムネイルのこの素敵な稜線に視線が釘付けになった。


こっちはちょっと見てるだけで手汗がすごかった。。。


怖いけど、でもこの青空を登っていくような最後の景色を見てみたい、道中は岩場もあって楽しそう、ここ、登ってみたいな、と思い始めた。

日本語で「メンヒ」と検索すると結構Yamapやyamarecoをはじめ記録が色々と出てくるので割と人の多いルートっぽい。
記録を読んだりyoutubeの色んな記録動画を見てたら、ますます登りたくなった。


まずアプローチが簡単なのが良い。
ユングフラウヨッホまで登山電車でびゅんと上がってそこから取りつきまで40分歩くだけ。

最高だ。

登りは3時間、標高差は600mちょっとというのも体力に自信のない自分には良い。
モンブランの三山縦走ルートは往復の時間の長さ(往復11時間)に尻込みしていたので。

懸垂下降がある(場合が多い)、というのも私の中ではポイント高い。
蓮華岳丸石尾根でできなかった懸垂下降、実践でやってみたい。
ロープもちゃんと日本から持ってきている。

簡単に日帰りでアクセスできてちょっとスリリングな岩場歩きや懸垂下降が出来るって最高なのでは?

と行ってみたい思いがどんどん膨らんでいき、こちらにいる間にここは是非行こう、となった。

山に登る一番の目的はきれいな景色を眺めること。ずっとクライミングで這い上るような登山は好きじゃないけど、ところどころ三点支持で登るような岩場のある山は大好物」という自分の好みにとても合致していた。

メンヒについてはガイド登山は最初から考えなかった。
やっぱり私は一人で登るのが好きだ。

技術も根性もない奴がこんな偉そうなこと言う資格はないのわかっているけど。
こっちでも日本と同じように一人でのんびり登りたい、と思った。


タトランスカロムニツァやモンテペルディドのガイド登山があんまりいい思い出じゃなかったこと、楽しかったシャモニーのガイド協会の講習やツアーもロープでつながれて歩くのは正直好きじゃなかった(安全確保のためなのはわかってます技術もないのにごめんなさい)ことも、「ひとりで登りたい」という思いを強くした。


ただ、一人で行くことに不安もあった。

不安①クレヴァスに落っこちないか
シャモニー周辺の氷河歩きと違って、メンヒ取りつきまでは観光客向けの一般道(?)を歩き最後だけ取りつきに向かって氷河に踏み込むようだけど、そのとりつきまでの安全な道が見つけられるか、ということ。
人気のルートらしいので踏み跡があることに期待するしかないか、と思いつつ、yamapやヤマレコの他人の軌跡を見て、歩いても大丈夫そうなルートに目星をつけた。

不安②クライミングセンスゼロの私がメンヒの岩場を登れるのか
メンヒの岩場は2級ー3級程度、という表示をよく見かけたけど、クライミング経験がほぼない私はその「2級、3級程度」が自分に登れるのかどうかよくわからない。
動画で見ると簡単なような気もするし結構難しそうな気もする。
登りは良いけど下れるのだろうか。
懸垂下降支点は豊富にあるようだけど全部にあるわけじゃないだろう。
一人でこんな岩場を上り下りしたことのない私にルートファインディングがきちんとできて登り降りできるのだろうか、これが一番不安だった(この不安は結局的中した)。

不安③たぶん高所恐怖症の私にメンヒの最後のリッジが渡れるのか
今までの5年程度の登山経験でうすうす感じていたけど、私はたぶん高所恐怖症なんだと思う。

普通の岩場の登り降りとかは別にいいんだけど、両側に何にもない尖ったリッジは足が竦む。
6月のエギーユマルブレの後、あんな短いリッジでガイドに確保されてても足が竦んだのにあのメンヒの頂上手前の長いリッジを命綱なしで歩けるのだろうか、という不安は大きくなった。


ただ、この点はまぁ無理なら引き返せばいいか、とも思った(なので実際引き返したときにも別に悔しくはならなかった)。
山頂にはそんなに拘らない。

リッジ手前から、青空に向かって伸びていく白い道、あれが見られればそれでいい。
そこに行くだけでも十分楽しそう(実際楽しかった)。

不安④懸垂下降の実地経験がない
はるか昔に講習を受けたことはあるけど私には懸垂下降の実地経験がない。
唯一の機会は蓮華岳丸石尾根だったけど、撤退したので結局しないまま今に至る。
いきなり一人で懸垂下降するのは無謀だろうか、と思った。


ただこれはまぁ、なんとかするしかないか、とも思った。
誰にでも何事にも「初めて」はあるわけだし。
takemovieさんの動画を見まくり、行くまでの間に何度も家で風呂場の蛇口を支点に見立てて懸垂下降の練習やロープの捌き方の練習をした(蛇口ごめん)。

色々不安はあったけどできるだけ準備して、「無理はしない」と自分に言い聞かせながらグリンデルワルトに向かった。

グリンデルワルトへの3泊4日の山旅、無事に終わりに近づきつつある(後は飛行機に乗るだけ)。


グリンデルワルト、ほんと最高だった。

下の写真を妹に送ったら、「ハイジやん」って返ってきたけど私もまさに景色を眺めながら「ハイジやん」と呟いてた。



この旅の目的だったメンヒも美しかった。この写真のリッジの途中で足が竦んで頂上目前で引き返すはめになったけど、ここまで登れたんだからもういいかな、というのが個人的な感想。

ただメンヒはめちゃめちゃ登りがいがあって楽しかったと同時に色々と反省の多かった山行だった。

反省というか猛省。


シロッコが守ってくれてなかったら流血沙汰になってたかもしれない。
後、右のアイゼンをなくした。
ごめんよグリベル、、、そしてごめんなさいメンヒ。自然に還らないものをどこかに落としてしまった。

時間のあるときにゆっくり記録をつけようかと思う。







今回の旅は結構日程的に余裕があったので、シャモニーの登山用品店を色々回ってみた。

 

クライミング用品も含めて一番品揃えが豊富だなと思ったのは、Snell Sports.

 

ここは、ガイドさんにお薦めされて最終日に時間つぶしがてら行ってみたんだけど、確かにめちゃめちゃ品揃えが充実していて見た中では一番だった。

ちなみにウェアに関しては女性用と男性用で店の入り口が違う。それくらい大きいお店。

 

ピッケルについても、私が当初欲しいと思っていた初代と同じグリベルも色んな種類があった(2日目にこのお店を知りたかった。。。)。

ここから徒歩1分くらいの所にこじんまりしてるけどマムートやミレーのショップもあるので登山用品ショッピングには非常にいいエリア。

 

ピッケルについては2日目のラックブランの帰りにこのAlpina Electric Hotel & Spaホテルの1階に入っているRavanel&Coというショップで買った。

店員さんは非常に親切だったけど、ピッケルの種類はSnellに比べてだいぶ少なかったので、Snellを見てしまった後だとSnellで色々見てから買いたかったな、という印象。

 

このRavanelの近く、Place du Mont-Blancの角にはSanglard Sportsというレンタルショップがあって、レンタルのピッケルならばここで借りられるらしい。

ここも店員さんは非常に親切だった。

 

シャモニーの登山用品店やMammutみたいな登山ウェア店、レンタルできるお店については、以下のウェブサイトが目的別に色々載せてくれている(この国に帰ってきてから知った)ので、見やすいかもしれない。

 

 

今回のシャモニーの食事の記録。

 

今回、ホテルはポワンイザベル(Pointe Isabelle)という所に泊まった。

館内の至るところに山に関連した模様がある。

 

前回シャモニーに来たときにおいしかったラーメン屋さん、Tanpopoが徒歩30秒くらいのところにあったので、初日に部屋に荷物を下ろした後そこで夕飯を取ろうと思ったら、残念ながらその日は閉まっていた。

 

疲れているので代わりになんかもう近場で適当に、と思ってTanpopoのほぼ隣にあるハンバーガー屋さんにふらっと入ってオーダーしてホテルにテイクアウトしたんだけど、ここが大当たりだった。

 

The Roster。

 

大当たり、と言っておきながらハンバーガーの写真もお店の写真も撮ってないという駄目人間だけど。。。ここほんとおいしかった。

 

初日に何気なく頼んだのは、Patriotというハンバーガー。

お肉とチーズとスモークベーコンと玉ねぎのコンフィが入っている。

お肉がおいしいのは勿論この玉ねぎのコンフィが個人的にはめっちゃ効いていて、一瞬で全部平らげてしまった。

 

で、その味が忘れられず2日目の夜もPatriotを頼んだ。

初日疲れてたからおいしく感じたのかと思ったけどやっぱり2回目に食べても激うまい。

 

この日はフリット(フライドポテト)も頼んでみたけど、これは普通だった。。。

しなったポテトが非常に苦手で、この国で出るような2度揚げして外カリンカリン中ほくほくになったポテトが好み、という個人的趣向のせいかもしれないけど。。。とっても普通。

 

ポテト王国で2年間甘やかされてしまったからか、私はもうちょっとやそっとのフライドポテトでは満足できなくなってしまったかもしれない。。。

 

3日目のエギーユマルブレに登った後、ガイドさんに「ホテルの近くにRosterってハンバーガー屋さんがあるけど、あそこおいしいね」と言ったら、

 

「僕はあそこがシャモニーで一番おいしいハンバーガー屋だと思ってる」

 

との答えが返ってきた。

やっぱあそこおいしいか。おいしいよね。良かった、私の味覚間違ってなくて。

 

ガイドさんは私がリピートしたPatriotとは違う種類のハンバーガーをお薦めとして挙げてたけど名前を失念してしまった。。。

でも個人的一押しはやはりPatriotだな。

 

車の中でガイドさんが「君が泊ってるホテルのレストランは行ってみた?あそこ結構いいよ」というので、3日目のお昼は部屋に荷物を下ろした後ポワンイザベルのレストランで一人打ち上げランチを決定。

 

大好物のMagret du Canard(鴨)がメニューにあったので頼んでみた。

 

私が今住んでる国(ポテト王国)は首都ではフランス語がメジャーだしフランス文化の影響がだいぶ大きいんだけど、個人的に不思議なのはレストランで肉料理にmagret du canardがないこと。鴨を食べる習慣があんまりないんだろうか?

フランスだと大抵どこのレストランにもある気がする。

 

シャモニーはやはりフランスだからなのかメニューにこれがあったのは嬉しい。

が、失敗したな、と思ったのは頼んだときに焼き加減を聞かれて「a point(ミディアム)」と答えてしまったこと。

 

鴨の焼き加減を聞かれたことが今までになかったのでちょっと吃驚し、反射的にステーキの時にいつも答えるa pointと答えてしまったんだけど、これはだいぶ失敗だった。

勝手なイメージでmagret du canardっていつもレアで提供される気がしてたし、中が真っ赤なmagret du canardが個人的にも好きだったんだけど、「ミディアムのmagret du canard」は鴨の良さをだいぶ喪失している気がした。。。ミディアムが好きな人がいたら申し訳ないけど。

 

というわけでメインである鴨はいまいちだったんだけど、デザートに頼んだレモンのメレンゲタルトは大当たりだった。

 

鴨を私がちゃんとした焼き加減で頼んでたらきっと満足度はもっと高かった。

ホテルのレストランだからかサービスもめっちゃフレンドリーだったし、ピークの時間帯を外したせいか全く混んでなくてゆっくりできたし、また行くことがあれば再チャレンジしてみたい。

 

そしてこの夜、昼にこんだけ食べたにもかかわらず3度目のRosterに行きPatriotを頼んでシャモニーの食事完了。

 

Rosterはほんとにおいしいと思ったしガイドさん曰く「シャモニーで一番のハンバーガー屋」とのことなのでハンバーガー好きにはぜひお薦めしたい。

 

 

 

8日はシャモニー山岳ガイド協会のエギーユ・マルブレ(Aiguilles Marbress)のプライベートツアーを申し込んでいた。

 

シャモニー山岳ガイド協会のウェブサイトの表記だと、去年の2月に行ったコスミックリッジよりも体力度は同じレベル2、技術度は一段下がったレベル2(コスミックリッジはレベル3)。

 

 

ただ個人的にはコスミックリッジよりも結構怖かったし難しいと感じた。

 

朝、ホテルピックアップ(確か7時半くらい?)に来てもらいガイドさんの車でイタリア側Point Helbronnerに抜ける。

 

ちなみに天気予報はこれ↓だったので心配してたけどガイドさんによれば、上は晴れているよ、とのこと。

 

確かにガスの向こうにうっすら青空が見える。

 

2度目ましてのSky Wayのケーブルカー。

 

前回も思ったんだけど、こっちの達はケーブルカー内とかで特にピッケルにカバーせずに乗車する人が大半。

まぁよっぽどじゃない限りピッケルの先がピンポイントで顔面に激突するとかなさそうだから、まぁ、いい。。。のだろうか???

 

今回は前回帰りに使ったルートであるエレベーターを使って地下(山小屋方面)に下り、トンネルの出口で身支度してから出た。

前回、ここは一般登山者も使っていいのだろうか、と疑問に思ってたので今回のガイドさんに聞いたら「普通に使えるよ」とのこと(山小屋の宿泊客とかも使えるらしい。)

 

麓ではちょっと青空が見えていたけど、ケーブルカー出た瞬間これ。

 

夏用の手袋では寒すぎたので慌てて中綿付きテムレスに装備チェンジ。

ついでに耳も防寒のものを何にももってきておらず強風で寒すぎたのでパタゴニアのフードを被り、ジャケット(これは冬用ではなく夏用のただのレインジャケット)を羽織った。

 

しばらく歩いてると青空が見え隠れしてきた。

 

 

登山開始地点まではそんなにないんだけど前方がちょっと坂になっているのを発見しげんなりする。

 

あれ登るのかあ。。。あのちょっとの斜度も嫌だ。

 

取りつき。Marbreesの頂上自体は登山開始から10分もしないくらい。たぶんこの写真に見えている一番高いところがそれ。

 

写真を撮られ慣れないため、カメラを向けられとっさに謎のポーズを取るゴリラ。

 

後ろに見える格好いい岩峰はDent du Geant。

これも登ることができるらしい(たぶん私には無理)。

 

登山開始直後、結構大きな岩が出てきて「巻く?それとも登る?」と聞かれた。

巻くとすればこれを左に行くっぽい。

 

まぁせっかくだし苦手なクライミングにチャレンジしてみるか、と思い「登る」と答えたのが失敗だった。

ガイドさんはするすると登っていく。

 

一応下から見ていたつもりなんだけど、いざ自分が取りついてみるとうまくいかない。

上のガイドさんが足をかけている先をどうしたらいいかわからず、思ったよりも高度感があることにビビり、「え、ごめん無理だから降ろして」と速攻ガイドさんに声をかけた(ビビりチキンの本領発揮)。

 

僕が引っ張り上げるから

「いや、でも足を置くポイントがわからない」

ロープで確保してるから大丈夫

「ごめんなさい、でもほんとに無理」

引っ張り上げるから

「申し訳ないけどほんとに無理」

 

という前週のテイデ山に続く醜態を晒した後、最終的にはガイドさんの「もう後ろから人来てるから早く登って」という言葉に何とかかんとか這い登った(でも半分以上引っ張り上げられた)。

 

小岩でもたつく、クライミングセンスゼロのゴリラの図。

 

何とか登った(引きずり上げられた)後後ろを見たら続々と人が来ていた。

 

頂上まではもう一登り。ここは難しくはなかった。

 

登山開始してからあっという間にAigulle Marbreesの頂上(3535m)到達。

 

モンブランを背に頂上付近で一息つくゴリラ。

 

この、使わない時にピッケルを背中に刺す(ザックと体の間に斜めに挟む)というやり方は去年の雪山講習の時にガイドさんに教えてもらった。スロバキア登山の時もピレネー登山の時もガイドさんはそうしていたので欧州ではこういうやり方が一般的?なのかもしれない。

ちなみに私の上の写真はうまく挟めてない(本来はピッケルの歯がうまく肩にかかるような感じになる)。

 

 

Marbreesの頂上、大混雑。

 

で、ここからがコースの本番だった。

Marbreesのコースはこの2つ上の写真に見えるリッジを奥へ奥へ(写真の上の方)とひたすら歩いていき、最後は大きな岩(ジャンダルムみたいな奴)の手前で懸垂下降する。

 

リッジを歩き始めて少ししてから振り返った所。この辺りはまだ良かった。

 

写真撮る余裕もあった。

右を見て

左を見る。

 

でも最初は割と緩やかだったリッジが結構急になり岩々してきた。

ここは岩を巻いて進む。

 

雪が結構腐っているから気を付けてね、とガイドさんに言われた所。

まぁでもここまでも問題はない。

 

問題はここからで、基本岩にへばりついて巻くか降りるか、両側が超切り立ったリッジ歩くか、の選択肢しかなかった。

 

 

 

しかもこの日(私の中では)結構風が強かった。

強風の日にどっちに傾いても即・死・の細いリッジを歩くのは怖い。

途中でちょっと足がすくみそうになって、(あ、そういえば私高所恐怖症だったわ)と思い出した。

 

リッジも怖かったんだけど、途中で結構な大きな岩を降りる所があって、クライミング能力皆無の私は結局足場が見つけられずガイドさんに荷物のようにつるされて降りた。

 

恥。

 

下の写真は来た道を振り返った所だけど、中央付近の岩。降りてる人が見える。

 

風で揺られるリッジ上や岩にへばりつきながら写真を撮る技術は私にはなく、結局最後の懸垂下降ポイントにたどり着いてようやく上の写真が撮れた。

 

おもしろいけど怖かった。。。人が豆粒のようだ。

 

これは前日ラックブランから帰還後シャモニーのスポーツ用品店で購入したペツルのピッケル。

ほんとは初代と同じグリベルが良かったけど、行った店にはグリベルがなかった。。。

…なんて言っては失礼だな。

ペツル君、私のところに来てくれて有難う。

大事にするよ。これから末永く宜しく。

 

最後の大岩の手前に支点が打ってあって、ここから懸垂下降する。

 

 

大岩まで登る人達もいる様子。

 

懸垂下降の練習ちょっとできるかな、と期待したけど、単純にまたガイドさんが私を荷物のように降ろしてくれるだけだった(仕方ないとわかっているけどちょっと寂しい)。

 

結構な距離を下ろされたと思ったけどロープ何Mくらいあったんだろう。

岩場を過ぎて雪の斜面に着いたらロープ下降は終了。後は自力で降りる。

 

後は出発地点まで戻るだけ。

 

出発地点までの標高差数十mもない登りにへろへろになり俯いて歩くゴリラ。

 

これはだいぶ帰ってきてからAigulle Marbreesを振り返った所。

懸垂下降地点から戻ってくる大量の登山者と、更に懸垂下降地点の手前で順番待ちする大量の登山者が見える。

 

「時間が遅くなるとああやって順番待ちで時間ロスするんだよね。だからここ登ろうと思ったら早出が鉄則」とガイドさん。

なるほど。

 

あっという間にトンネル入り口まで戻ってきた。この時点で12時にもなってなかった気がする。

 

Aigulle Marbrees。

ちょっと途中で足が震えたけど、スリリングですごい楽しいコースだった。

 

これまでにこのシャモニーで登った雪山(エギーユデュトゥール、コスミックリッジ、エギーユマルブレ)の中では、私はエギーユマルブレが一番好きかもしれない。

但しコスミックリッジは一人でも登れる気がするけどエギーユマルブレを一人で登れる気はちょっとしない。。。

 

もっとクライミングが出来るようになれば一人で自信もって挑めるんだろうな。。。クライミング。。。好きじゃないけどミキ〇ツ登山教室でもやったほうが良いと言われたし(確かバランス感覚を掴むのに役立つからと言われたような。。違ってたらごめんなさい)やろうかな。。。うーんでも好きじゃないんだよな。。。

 

と悶々としながらシャモニー帰還。

ちなみに岩登りで四苦八苦している時に冬山登山の相棒だったモンチュラのエクスカリバーに穴を開けてしまいちょっとだけテンションが下がった。

 

今回楽しかったけど色々と反省も多かった。

クライミングスキル云々もあるけど、一番は装備不備。

久しぶりだから。。。というのは言い訳で色々と不備があった。

 

まず手袋の予備を忘れた。

夏用手袋1セットと冬用手袋(しかもワークマンのゴム手袋)1セットしかもっていかなかった。

途中、風でワークマンが飛ばされそうになってヒヤッとした。

雪山登山の鉄則である予備の手袋を持っていくこと、今回頭からすっぽりと抜けていた。

 

後、頭の防寒を忘れた。

冬はいつもバフのネックウォーマーを持って行って耳がすっぽり隠れるようにしているけど、今回、夏用の帽子だけだった。

早速耳がちぎれそうになりパタゴニアのフードを被りその上にレインジャケットのフードを被ったけど、もし天気が悪かったら耳がやばかった。

 

レインジャケットも失敗だったと思う。

(さすがに夏だし冬の用の雪山ジャケットはいらんやろ)と何故か勝手に思ってスリーシーズン用のジャケットにしたんだけど、完璧山をなめてたと思う。

この日の上半身の装備はミレーのアミアミ+モンチュラの冬用マグリア(裏起毛の奴)+パタゴニアのフーディ+レインジャケットだったけどレインジャケットはどう考えてもおかしい。

これも天気が悪かったらどうなっていたかわからない。

 

というわけで今度の大本命のメンヒ登山では反省点を踏まえてしっかり準備していきたいと思う。