7月にイタリアのマルゲリータ小屋にピザを食べに行った記録。
今回マルゲリータ小屋を目的地に選んだのは夏山の目的地をどこにしようかな、と色々探していた時にYoutubeのFTの”The ultimate escape: a pilgrimage to Europe’s highest hotel"という動画を見ていて
マルゲリータ小屋ってピッツァマルゲリータあるんだ。へー。
…。
…マルゲリータ小屋でピッツァマルゲリータ食べるの、なんかおもろ
と勝手に一人でうけてマルゲリータ小屋を目的地に設定した。
(単に小屋もピザも同じ王妃に由来してるだけなので、冷静に考えると別に何もおもろくはない)
マルゲリータ小屋にこれまで興味を持ったことはあった。
特に去年デュフールシュピッツェを目指した旅でモンテローザ小屋とマルゲリータ小屋をつなぐルートがあると知り、行ってみたいな、と思って帰ってきてから色々ルートを調べたりした。
ただ、マルゲリータ小屋とデュフールシュピッツェ間のリッジは私のような鈍くさい奴が1人で行ったら滑落死確実のルートに見えたし、マルゲリータ小屋とモンテローザ小屋を直接つなぐルートは氷河横断があり英語では記録があまり見つけられず1人で行けるような氷河かわからないのが怖かったので断念。
イタリア側から直接登るルートはなんか最近の日本語の記録があんまり見つけられず、アクセス方法もよくわからなかった。
日本語の記録は出発地点がチェルビニア(どこ?)だったり、シャモニーからガイドの車で国境超えてたりするし、youtubeの英語の登山記録をみると出発地点はAosta(どこ?)だったりStaffal(どこ?)だったりGressoney(どこ?)だったりAlagna(どこ?)だったりして本当によくわからなかったので、面倒くさくて一度は断念した。
今回、ピザ食べに行こう、と決めてから改めて色々調べた結果、私のように公共交通機関でアクセスするには空路でミラノ入りし、電車とバスを乗り継いでAlagnaを目指しそこからケーブルカーでアクセスするのが一番楽そうだな、と思った。
というわけで今回の旅程はこれ
1日目:ポテト王国ーミラノーアラーニャ
2日目:アラーニャープンタインドレン駅ーニフェッティ小屋
3日目:ニフェッティ小屋ーマルゲリータ小屋
4日目:マルゲリータ小屋ープンタインドレン駅ーアラーニャ
5日目:アラーニャーミラノーポテト王国
今回は仕事の関係で結構タイトな日程になってしまい高度順応日を設けていない。
ほんとはニフェッティ小屋で2泊くらいするのが高山病対策として望ましいらしいけど私の計画では1泊しか取れなかったので、今回行く前の一番の不安は高山病になったらどうしよう、というものだった。
2番目の不安は、そもそもミラノ空港から未知の土地アラーニャにたどり着けるのか、というもの。
【コースタイムと実際の所要時間】
2日目から4日目の山旅の標準コースタイムはAlagna地方や小屋のウェブサイトや動画を参照すると大体以下の通り。
プンタインドレン駅ーニフェッティ小屋:1.5時間
ニフェッティ小屋ーマルゲリータ小屋:5時間
私(千年に一度のヘタレ)の実際の所要時間は以下の通り:
プンタインドレン駅ーニフェッティ小屋:2時間
ニフェッティ小屋ーマルゲリータ小屋:6時間
ちなみにアラーニャからプンタインドレン駅まではゴンドラ/ケーブルカーを3つ(乗り換え2回)乗る必要があり、ケーブルカーは待ち時間が発生したりするので、時間は多めに見ておいた方が良いかもしれない。
私が初日アラーニャで立ち上げたYamapのログは初日の所要時間は4時間になっている(小屋到着後すぐに切らなかったのでそのせいもあるかもしれないけど)。
【ルートの感想】
今回のルートについて事前に色々Youtubeの動画で予習して、大体は想定通りだなと思ったけど、一つ大きく想定外だったのは、
クレバスの状態がめっちゃ悪い
ということだった。
悪いというか、結構心細いクレバスが多いというか。
プンタインドレン駅からニフェッティ小屋までは軽い氷河を2回渡るだけで基本は岩場を歩いていればつく。
ニフェッティ小屋からマルゲリータ小屋までクレバス地帯が多いのはわかっていたけど、クレバスが予想より「これ渡って大丈夫か」と思うものが多かった。
トレースはついてるんだけど、このスノーブリッジは私の体重に耐えられるんだろうか、と思ったクレバス。
(不安だったので巻いた)
ルートは基本歩いていれば着くルートだと思ったけど、こういう心もとないクレバスが結構あったので、一人はあんまり推奨されないのかもな、と思った。
実際に、今回の山旅で出会ったソロの人は1人だけだった。
後、すれ違ったパーティのうちガイドと思われるイタリア人に3回くらい「no rope? no good」と渋い顔をされた。
(最後の人にはno friend?とも言われた)
景色も料理も満喫した充実した山旅だったけど、旅が終わった後単独行について改めて色々と考えたりもしたので、少しずつ書いていこうかなと思う。



