丹沢・深緑とせせらぎの畦ヶ丸周回コース(西丹沢VC〜白石峠〜加入道山) | 単独行者の山行録

単独行者の山行録

歩いた山々の記憶を詳らかに。
山行中心の備忘録。

晴れ予報の連休も相変わらず好きなように行動できない私。
あわよくばワンチャン無いかな?なんて一縷の望みを抱いていたけれど、母のリハビリの進捗は思わしくないし、やっぱり今年の夏は全ての山行計画が白紙になりそうだ。
という訳で、連休中日の6月11日はトレーニングのため西丹沢へ。
用木沢から大室山、加入道山、モロクボ沢ノ頭、畦ヶ丸と縦走する計画は突然の変更を余儀なくされる羽目に···?
谷峨駅からバスに揺られて約40分、いつもの西丹沢ビジターセンターに到着。
準備運動をこなしていざ出発。
川沿いのキャンプ場も夏休み前だからか人は少なめ。
それにしても、緑に包まれた西丹沢は素敵だなぁ。
20分少々歩いて用木沢出合に到達。
工事の看板があり、どうやらこの先工事をしているようだ。
・・・えっ?まさかの通行止め?
早くも計画の見直しを迫られる私。
仕方無い、当初の計画が大幅カットになってしまうけれど、白石沢経由でモロクボ沢ノ頭、畦ヶ丸を周回しよう。
因みに先程の看板を改めて確認すると目立たない文字で通行止めの旨が記してあった。
もっと大きく目立つようにせぇや!
てな訳で、仕方無く行程を変えて用木沢出合から白石林道へと進んでいく。
用木沢出合から先の白石林道は未だに枝葉や石が散乱して荒れている様子。
林道終点から沢沿いの登山道へと入ると暑さが幾分か和らぎ、沢のせせらぎが耳に心地よくとても快適だ。
2年前の夏にヒルの生息調査を予め行っていたこともあり、(多少は)安心して歩くことができた。
ここの木の橋は割りと高さがある上に撓むので、結構怖い(笑)
両岸を行ったり来たり。
私が好きなタイプの西丹沢らしい登山道だ。
沢を離れると一気に標高を上げて急傾斜のトラバース道へ。
冬枯れの冬季でさえ梢に遮られて見にくい白石滝。
グリーンシーズンは崖下から流れ落ちる音が届くのみ。
先程まで崖下を流れていた沢と同じ標高まで登るとそこは白石沢の源頭部。
これまでとは一転、緩やかな地形で瑞々しい苔と深緑の木々、それに細流のせせらぎが耳に優しい心落ち着く場所だ。
フタリシズカ
せせらぎを聴きながら源流を詰めていく
滾々と湧き出る冷たくて美味しい水でリフレッシュ。
この時季ならではの山の恵みだ。
表流水最初の地点
白石峠手前の最後の登りは階段の連続でしんどいところ。
稜線まで一気に登り詰める。
10:21用木沢出合のゲートから90分程で白石峠に到達。
時間に余裕があるので、白石峠から直ぐの加入道山まで往復しよう。(当初登る予定だった大室山の往復はキツイの知ってるので勘弁な!)
稜線の鮮やかなヤマツツジ
10:40加入道山に到達。
用木沢が封鎖されているので誰もいないと予想していたけれど、山梨側から登ってくる人は案外多いようで、人出はまちまち。
特に何かあるわけでも無いので、白石峠へと戻って畦ヶ丸を目指す。