そこそこの人出で賑わう越前岳山頂にてパノラマを楽しみながらお昼休み。
広範な展望が広がるものの全体的に雲が多めで、特に標高が高い南アルプス周辺はガスが消えては湧いての繰り返し。
待てど暮らせど南アルプスのガスが晴れたのはほんの一瞬の一度きりだった。
南:大岳と伊豆半島。
達磨山付近はガスの中。
南西:駿河湾と富士市街
南西〜西:富士〜富士宮市街と天子山地南端、身延山地含む南アルプス
西〜北西:天子ヶ岳の背後に聖岳、赤石岳、悪沢岳。
更に右手には梢越しに塩見岳、間ノ岳、北岳が垣間見える。
以降はガスが消えては湧き、南アルプスの主要な山々が一度に見えたのはこの一瞬だけだった。
北西:南アルプス北部と富士山
アシタカツツジ
ハイブリッド?
ミツバツツジ
呼子岳と未踏の大岳
位牌岳と呼子岳
12:36呼子岳(1,310m)
呼子岳山頂から来た道を振り向けば木々の間に越前岳と富士山のツーショット。
割石峠へと下る途中の露岩より。
越前岳や鋸岳を経て位牌岳へと続く峻険な稜線、それに遠く丹沢方面のパノラマの展望が広がる。
以前に歩いたことがあるコースでも季節が異なればまるで別世界。
季節や天候、時間を変えるだけでも山は別の顔を見せてくれる。
これだから山登りは止められない。
冬季は剥き出しの岩肌が近寄り難い威容を呈する。
北東に目を向ければ、高曇りの空の下に御殿場市街と丹沢や矢倉岳の遠景。
12:49割石峠
稜線を真っ二つに断ち割ったような景色は相変わらずの大迫力。
ここからは稜線を離れて緑のトンネルの中を大沢へと下っていく。
冬は静まり返っていたこの道も、今の季節は小鳥の囀りが賑やか。
道中には時折花の姿も。
帰りのバスの時刻を確認すると走れば1時間早いバスに間に合いそうなので、所々ダッシュで。
ツルキンバイ
ウツギ
クワガタソウ
瑞々しい苔むした岩のロックガーデン
ポツンと大杉
周囲の木々に比べれば大きいだけで、明神ヶ岳山麓の最乗寺の杉に比べれば大したことないかな。
たった5時間程度の行程だったけれど、愛鷹山の初めての春は豊かな緑と種々の花々に彩られた素晴らしいものだった。
5月15日 29,962歩
愛鷹山登山口BS9:00→富士見峠9:41→黒岳9:58→越前岳11:25→呼子岳12:36→割石峠12:49→大杉13:18→愛鷹山登山口BS13:54
諸費用
横浜市内↔御殿場駅(往復)2,800円
御殿場駅↔愛鷹山登山口(往復)1,500円
昼食·水分500円
合計4,800円