3月10日はそろそろ再訪しようと考えていた北都留三山前衛の二峰、扇山と百蔵山へ。
理由は明白で、扇山と百蔵山は駅からのアクセスや展望の良さもあって人気が高いが故に、いつも人が多くてあまり足が向かなかったからだ。
これら二山とは対照的なのが権現山で、それらに比べて多少人が少なく、何より色濃い自然が残っていて個人的に気に入っていたから、気付けば2度も再訪していた。
この日は混雑が予想される日曜日だったが、後回しにすると次は何時になるか分からないので、人混み覚悟で扇山と百蔵山を未踏コースを組み合わせて再訪することにした。
本日のスタートは四方津駅。
駅前からバスに乗って登山口の安達野方面へアクセスする計画だ。
ところが、会心の晴れだというのに駅で下車したのは僅かで、北口のバス停には誰一人並んでいない。
それもそのはず、なんと利用する予定だったバスは季節運行で未だ運休中だったのだ。
スタート早々に面を食らう羽目になったので、桂川を挟んで向かいの秋山山稜への転向も頭に浮かんだ。
しかしながら、秋山山稜は昨秋歩いたばかりだったので、イマイチ気乗りしない。
少し歩くことにはなるけれど、致し方無く徒歩で登山口を目指すことにした。
桂川を右岸に連なる秋山山稜
好きな山域ではあるのだけど、比較的最近行ったばかりなのよねー。
道中立ち寄った大野貯水池から望む扇山
何だかんだで徒歩で正解だったかも。
疎らに野鳥の姿も
付近まで来たけれど地図を見ても登山口が分からない。
結局、道標も何も無い↑の踏み跡から入山して迷走する羽目に。
というのも、縮尺1/50000の山と高原地図では簡略化され過ぎていて当てにならないし、敢えてこのコースを使う人は少ないだろうから荒れ始めているのだろうと深読みしてしまったからだ。
結果、踏み跡は途中で消失し、仕方無く山腹をトラバースしながら登っていき登山道への合流を目指すことにした。
すると呆気なく明瞭な登山道に合流。
タイムロスは殆ど無かったけど、初っ端から派手に間違えたなぁ。
九十九折に登っていくと、小さな社がある広場からは高尾周辺や石老山などの山々に加えて
秋山山稜の背後に蛭ヶ岳や檜洞丸、大室山など丹沢の主要な山々が見渡せた。
眼下には道中立ち寄った大野貯水池も。
展望地にひっそりと鎮座するお社
9:29萩ノ丸(794m)
意識して尾根伝いに歩かないと巻いてしまう点に注意が必要だ。(尤も、こんな無名に等しいピークを態々踏む必要があればの話だが)
次いで犬目丸(861m)
ここも特に特徴は無いザコピーク。
その先には南側一帯の景色が広がる展望地。
人気がある扇山、百蔵山一帯でもメインルートから外れているので、今日みたいな快晴の日曜日でも展望を独り占めできるのが嬉しいところだ。
道志山塊に富士山
道志山塊東部に裏丹沢