道志・黄葉の秋山山稜(上野原駅〜鶴島御前山〜高柄山) | 単独行者の山行録

単独行者の山行録

歩いた山々の記憶を詳らかに。
山行中心の備忘録。

11月23日、晴天予報の木曜日。
近場の山で特に行く宛が思い浮かばなかったので、まだ紅葉が間に合いそうな低山が連なる秋山山稜へ。
今回歩くコースは6年前の春 に歩いた行程の完コピ。
一度歩いたことがあるけれどそれなりに久し振りだし、何より前回とは反対の季節の秋ということで退屈に感じることはないと思ったからだ。
舞台は先週 に続いてまたまた山梨県の上野原。
今回は桂川を挟んだ対岸の秋山山稜がターゲット。
桂川橋から望む縦走一座目の鶴島御前山。
右手に見えるのはいつか登る予定の栃穴御前山。
絨毯のような一面のイチョウの落葉に秋の名残を感じる。

住宅地最奥の防獣柵を過ぎると間もなく登山口。
かなり急坂の登山道なので登る前にじっくりとストレッチ。
ロープや木々を掴みながら急な尾根を登り切ると木の根元に小さな石祠。
前もあったっけ?と記憶が曖昧。
8:19鶴島御前山(484m)到達。
前もあったっけ?と思ったら、新しい標柱のようで。
無冠の山なのにこんな立派な標柱を立ててもらえるなんてね。
そして眺望も以前よりグレードアップしていて今後人気が出る予感。
権現山の山稜に長大な笹尾根の稜線
眼下を流れる桂川に上野原市街地。
上野原駅の駅舎もよく見える。
市街地のすぐ裏には先週歩いた聖武連山や能岳〜根本山の山稜。
春先に訪れた時に新緑とヤマツツジが美しかった山頂付近は秋の黄葉もまた美しかった。
栃穴御前山分岐のハサミ岩からは高柄山を始めとしたこれから縦走する稜線を一望。
最後に登る予定の倉岳山はまだまだ遠い。
他にも最奥の山並みには本社ヶ丸や滝子山
その右手には扇山や権現山など山梨百名山の面々が勢揃い。
そして黄色く色付いた山肌の美しいこと。
人里に程近い割りに自然林が多く残されているのが道志山塊の魅力の一つだ。

一度鞍部へとぐんと標高を下げ、登り返した地点に見覚えのある四阿。
前回は気付かなかったが、道標にはここが新矢野根峠とあった。
新矢野根峠から高柄山付近は特に木々の色付きが素晴らしく、つい何度も足を止めてしまったほど。


9:52高柄山(733m)に到達。
同じコースを辿った6年前に加えて2年前の初夏 を併せて3度目の再訪となった。