丹沢・4年ぶりの蛭ヶ岳山荘お泊り縦走(2日目:蛭ヶ岳〜塔ノ岳〜大倉) | 単独行者の山行録

単独行者の山行録

歩いた山々の記憶を詳らかに。
山行中心の備忘録。

12月4日、2日目は未明に朝食を済ませてご来光を拝観へ。
AM5:20、外へ出ると東には既に赤みを帯びた地平線

西側には薄明の空に浮かび上がる愛鷹山や富士山、それに昨日は見えなかった南アルプスが一望。
伊豆諸島の島々もくっきり
地平線の彼方に浮かぶ筑波山
御殿場市街の灯りも消え、明るさが増していく
昨日ガスっていた南アルプスオールスターズはもとより
同じく昨日は見えなかった八ヶ岳や金峰山も今日はバッチリ。
そしていよいよ待望の払暁の時。
辺りの空が一斉に明るくなっていく。
この光景を見るたびに太陽の偉大さと古来からあらゆる文明で神格化されていた理由を実感する。










さあ、日も昇ったことだし、そろそろ出発しよう。
赤焼けの富士山
鬼ヶ岩ノ頭の鎖場
ここを通る度に初心を思い出す(笑)
これまでに歩いた蛭ヶ岳や檜洞丸を振り返る

雲取山を中央に長大な奥秩父の稜線
日光ファミリーや足尾の山並みも薄っすらと
この日は本当に大気が澄んでいたので、那須連峰っぽいのも見えました。
広大な関東平野にどっしりと佇む筑波山
観光のイメージが強すぎるので登りたいという気にはならないけど、こうして眺めるとやっぱり百名山なんだなぁって。
眺める山という点では富士山と通ずるものがあるなぁ。
何度歩いても素晴らしい展望の主脈歩き



丹沢No.2なのに大体ただの通過点でしか無い不遇の不動ノ峰さん
これから通過する丹沢山と塔ノ岳
不動ノ峰の休憩所がめっちゃ新しくなってる!
蛭ヶ岳の山頂といい、一年の間に色々と変わりすぎだろ・・・
丹沢山手前のキレット
初めての時はこの精神衛生上良くないアップダウンに滅入ったけど、流石に折り込み済みでもう慣れた(笑)
不動ノ峰と蛭ヶ岳を振り返る
7:44丹沢山到達。
一応狭義での百名山扱いのくせにやっぱり地味w
さぁ、とっとと先へ行こう。
相変わらず笹原の稜線で展望は最高。
途中の休憩ベンチより今回の山行で初めての大山
朝日に輝く相模湾が素敵。
似たような写真ばっか
そしていつもの塔ノ岳。
時間は8:35。蛭ヶ岳から丁度2時間での到着。
マイカー組で既に賑わっていると思ったのに意外にも人は少な目。



さて、景色も存分に満喫したことだし下山しよう。
下山時には丁度良い時分。
ランチはやっぱりあそこだな!
紅葉もまだまだ見頃。
展望だけじゃなく紅葉も楽しめるとは紆余曲折あったけど何だかんだ良い山旅だったんじゃないかな。



10:48大倉バス停に到着。
帰りはいつもの阿闍梨でラーメンを啜って帰路に就いた。
当初の計画は日和って頓挫してしまったけど、蛭ヶ岳の山頂で日の入りや日の出の絶景を楽しんだゆったりと過ごした時間はとても素晴らしかった。
今度はグリーンシーズンに蛭ヶ岳山荘に泊まりに行きたいな。

12月3日 23,318歩
西丹沢VC8:21→檜洞丸10:37→臼ヶ岳12:06→蛭ヶ岳13時13分

12月4日 26,571歩
蛭ヶ岳6:34→不動ノ峰7:13→丹沢山7:44→塔ノ岳8:35→大倉BS10:48