高尾・高尾南稜を気楽に山歩き(峰の薬師入口BS~中沢山~大洞山) | 単独行者の山行録

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歩いた山々の記憶を詳らかに。
山行中心の備忘録。

1月8日に行ってきた、高尾南稜山散歩の記録。

数日前より祖母の容態が悪いとのことで、八王子にある施設に見舞いに行くついでに近くの里山を散歩することに。
今回は見舞いがメインで単なる里山歩きなので、普段着に近い装いで且つ山歩きにも適したマウンテンパーカーと私生活用の軽量ザック、水も500mlのみで余分な合羽や緊急用品は無しといった格好だ。

始発を乗り継いで橋本駅へ。
橋本を利用する最大の利点はバス待ちの間、駅近くの松屋で定食を注文出来ることだ。
普段、始発で山へ行く際は地元の松屋で朝食をとるのだが、5時前なので定食が選べないのだ。

朝食を終え、近くのローソンでチョコと500mlのお茶だけを購入し橋本駅北口のバス停へ。
登山口へは三ケ木行きを利用するのだが、数ある三ケ木行きの中でも上中沢を経由する路線のみ。
三ケ木行きは複数経由地が異なる路線があるので注意されたい。

バスが来るまで10分少々待つ。
しかしこれがとてつもなく辛い。
格好を完全に見誤った。
今日は普段山へ着ていくMILLETのアウターではなく、安っちい街中用のマウンテンパーカーなのだ。
マウンテンを冠するけど、山での実用性は如何に??
バスに揺られて峰の薬師入口バス停に着いた。
津久井湖を挟んで津久井城山が望める。
山側の入口から階段を上って山道へ。
参道をつづら折りに登って15分程で峰の薬師に到達する。
境内より津久井城山と背後に丹沢の山々
右手に石老山とその左奥に丹沢主脈北端の焼山、その間に大室山を望む。(画像では判らないが、大室山の背後には富士山の一部が見える)
峰の薬師境内。
トイレや売店もあり、お気軽ハイキングに最適。
境内②
東京や神奈川の都会を一望
峰の薬師(東慶寺というらしい)
都心部を望む眺望

社殿の横から中沢からの参道を分けて山道を登っていくと間も無く峰の薬師の奥の院。
奥の院。コンクリート造りの仏殿には似つかわしくない感じだ。

更に道沿いに歩いていく。
鉄の扉を開けて境内から出ると、アンテナ塔が立ち並ぶのをフェンス越しに見ながら進む。
関東ふれあいの道の一つでとても良く整備されている。
分岐を三沢峠方面へ緩やかに下っていく。
8:10、三沢峠を通過。
草戸山方面への分岐を分けて大垂水峠方面へ。
今回気軽に歩ける割りには眺望も良く楽しめたので、また寝坊した好天の休日なんかに草戸山方面も歩いてみたい。
殆どのピークに巻き道がついている親切仕様。
今回は殆ど標高差が無いので全て巻かずに尾根沿いに歩いていくことにする。
急な階段を登りきり8:25、泰光寺山(475m)通過。
下った先が西山峠
次のピークも巻かずに登ると眺望の良いお手製のベンチや荷物掛けがある休憩所へ。
遠く大山や大山三峰山等の東丹沢の山々が望める。
東丹沢の山々
お手製のベンチや荷物掛けなど

展望の良い休憩所を更に進むと径が交錯して判りづらい。
元の登山道の方角へ進んでいけばやがて巻き道に合流し、そこから暫くは平坦な巻き道が続く。
随所に設けられた休憩所。
老若男女誰でも気軽に楽しめそうなコースだ。
少し進んだ先の道標が無い分岐を巻かずに登ると入沢山。
ここもお手製のベンチや荷物掛けがあり、高尾山を眺めながらゆっくり休憩できる。
入沢山より高尾山と陣馬山へ続く稜線。
これから進む稜線。
西側は木立に阻まれ展望不良。
冬枯れしているので樹間越しに丹沢が見える程度。
縦走路へ戻り、引き続き高尾山方面へ。
トラバース道の途中にある展望台からの眺め。
正面に石老山が大きく見え、その背後に丹沢主脈や主稜の大室山。
富士山も山頂部が少しだけ見える。
相模川の流れ
ここもお手製のベンチ等があり、座りながらゆったりとパノラマを眺めることができる。
道中にある細かい心配りが嬉しい。
見晴台を後に、次の分岐を巻かずに登ったピークが中沢山(494m)。
9:14通過。
観音菩薩像が佇む厳かな山頂。
道なりに下った先が中沢峠で高尾山口駅方面へ下ることもできる。
再び登り返して9:30金比羅山(515m)。
展望は無いけれど、今の時季は冬枯れの空から日が差して心地よい。
鞍部へ下り登り返して9:42、大洞山(536m)到達。
アップダウンがあるとはいえ元々の標高が低いので大したことなく、登山道の殆どが巻き道となっているので悠々楽々とここまで歩くことができた。
このあとは大垂水峠を経て高尾山へと向かう。