オオゴキブリへの奉納 | 単独行者の山行録

単独行者の山行録

歩いた山々の記憶を詳らかに。
山行中心の備忘録。

今年産まれたオオゴキブリのベビーたちもすくすくと育ち、ある程度の大きさに成長。
非常に食欲旺盛で、朽ち木を次々に貪っていく。

成長した本種の幼虫

朽ち木の中に隠れる親

理想的な朽ち木、即ちある程度の湿り気を含み、中身が柔らかくほぐれるようなものは買うことが出来ないので自ら調達せざるを得ないのだ。
そのため、彼らには甲虫用の産卵木のような細いもので我慢して貰っている。
登山の際に理想的な朽ち木は良く見かけるが、ザックの容量の都合上、中々お持ち帰りは出来ないのだ。
先日、山中湖近くの山に登りに行った際に林道でオオゴキブリが喜びそうな朽ち木が落ちており、ザックの容量もギリギリあったので土産にもって帰ることにした。
彼らにとって、朽ち木はゼルダのゴロン族で言う特上岩ステーキのようなものだ。
ところが、やはりと言うかあまりに立派なものだったのでケースに入らない。

拾ってきた朽ち木

そこで膝で折ろうとしたが、中身の芯が案外固く折ることが出来ない。
仕方無く鋸で切断。
2/3程はオオゴキブリ樣に献上し、残りの1/3は同じく朽ち木を好むグロウスポットローチにあげることにした。

新たに追加されたオオゴキブリ樣の御所兼食事(手前)

切断した際、中からガガンボみたいな変な虫が出てきて驚いた。

中から飛び出したガガンボのような虫

後日、献上した朽ち木をどけるとまだ穿ってはいなかったがベビーを含め沢山張り付いていた。
気に入って頂けたようで何より。