日本大好き
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魂と心と体＆脳の幸せコンサルタント
加賀美新悟です
『～お母さんの詩～善玉王国２』
そかろの新悟先生の
お腹の中に
フローラ大陸という
とてもとても豊かな
世界が広がっているのを知っていますか？
フローラ大陸にも
『母の日
が
あります
そして
『母の日』
には
善玉王国も
悪玉帝国も
フローラ大陸にある
あらゆる国々で
必ず
「お母さんの詩」
が
歌われます
今日は
この「お母さんの詩」を作った
日和見族（ひよりみぞく）の太郎のお話です (笑)
フローラ大陸の山の麓（ふもと）
小さな森に日和見族の太郎が住んでいました
今日は5月の母の日
善玉族の子供たちは
てんでにきれいな色の花を持って
誇らしげに
「お母さん」
に
渡しています
さっき乳酸菌の子に聞いたところによると
どうやら今日は「母の日」らしいのです
日和見太郎は「お母さん」を知りません。
日和見族の母菌は
子供を産んだ後 自分で子供を育てずに
立ち去ってしまうからです
「お母さん」
って
いったい全体なんだろう？
太郎は不思議でしかたがありません
善玉族の子供たちの
あの嬉しそうな顔を見る限り…
よっぽど
良いものにちがいない！
太郎は見たことのない自分の
「お母さん」
を
探しに行くことにしました
最初に出会ったのは
シロタ株のおじいさんです
「すみません！僕のお母さん知りませんか？」
おじいさんは申し訳なさそうに
首を振りました
「すまんな…知らんよ。」
太郎は少しがっかりしましたが
氣をとり直して言いました
「おじいさん、お母さんってどんなモノなんですか？
ぼくはお母さんを見たことも 触ったこともないんです
どうか教えてください」
おじいさんは少し考えてから
こう言いました
「そうさなぁ…お母さんって言うのは
わしを産んで育ててくれた人のことだよ」
おじいさんはそう言って
何度もうなずきました
おじいさんにさようならを言って
太郎はまた歩き出しました
そうか・・・
「お母さん」って
産んでくれて
育ててくれるものなんだ…
しばらく行くと
ラブレ菌の奥さんに出会いました
この奥さんも
太郎の「お母さん」のことを知りませんでしたが
「お母さんって言うのはね
私が辛い時や苦しい時に
一番近くで支えてくれる人よ」
そう教えてくれました。
そうか・・・
「お母さん」って
産んでくれて、育ててくれて
一番近くで支えてくれるものなんだ…
ラブレの奥さんに別れを告げ
太郎はまた歩き出しました。
まだ太郎には
「お母さん」
の
ことは良く分かりませんでしたが
なんだか
「お母さん」
が
とても大切なモノのように感じられました
次に出会ったのは
ガセイ菌のお兄さんです
このお兄さんも太郎の「お母さん」のことを知りませんでしたが
「お母さんていうのはさ
いつも暖かい飯とベットを用意してくれてるんだ」
そう教えてくれました。
そうか・・・
「お母さん」
って
産んでくれて 育ててくれて
一番近くで支えてくれて
しかも暖かいご飯とベットを用意してくれるものなんだ…
太郎は歩きながら
まだ会ったことのない
「お母さん」
を
想っただけで
胸がトクントクンと高鳴るのでした
それからも太郎は歩き続けて
たくさんの人たちに会いました。
どの人も太郎の「お母さん」を知りませんでしたが
みんな嬉しそうに
幸せそうに
お母さんのことを教えてくれました
「お母さんって 私の健康を守ってくれているのよ」
「お母さんっていうのは いつだってオレの話をしっかり聞いてくれて
最後には 「あんたが思うようにしなさい」って味方してくれるのさ」
「お母さんはね いつも眠るときに 優しい声で子守唄を歌ってくれるの」
「お母さんはわたしに 「ありがとう」を教えてくれたんだよ」
「お母さんっていうのは そりゃあ恐ろしいんだ！
おいらがちょっと悪さをしただけで
イヤってほどホウキでお尻をひっぱたくんだぜ」
みんなの
「お母さん」
の
話が胸いっぱいにふくらんで
太郎はなんだかもう
たまらない氣持ちになりました
それからも太郎は
フローラ大陸を歩き続けました
あの山の麓の小さな森を旅立ってから
氣がつくと
ずいぶん長い月日が経っていました
太郎はもう
自分に「お母さん」がいないことを
寂しいと感じていません
胸の中に
出逢った人たちに教えられた
ずいぶんとたくさんの
「お母さん」
が
一緒にいるように思えるからです
「森へ帰ろう」
太郎は
自分の育ったあの小さな森へ戻る決心をしました。
ふと視線を上げると遠くの方に
おばあさんが
一人稲刈りをしているのが見えました
最後にあの人に聞いてみよう
太郎は遠くのおばあさんに声を掛けました
「すみませ～ん 僕のお母さんを知りませんか？」
手を止めて振り向いたその人の瞳は
太郎にそっくりでした！
日に焼けた
しわだらけの顔が
くしゃくしゃに歪むのが見えました
太郎にそっくりの瞳が
みるみる涙でいっぱいになって
太陽の光でキラキラ光っています
「お母さんっ！！」
太郎はあぜ道をけって
駆け出しました
力いっぱい抱きしめた「お母さん」の背中
想像していたよりもずっと小さくて
ずっと暖かいなぁ…
「お母さん」
の
背中を何度もさすりながら
ぼんやりと太郎は思いました
こうして太郎の
「お母さん探しの旅」は終わりました
森に戻った太郎は
いつしか
胸の中に住んでいるたくさんの
「お母さん」
の
ことを
歌うようになりました。
朝に晩に
優しい詩と綺麗なメロディは
太郎が生きている間中
ずっと森から聞こえてきました。
その歌は
人から人へと伝わり
やがて
フローラ大陸中に広がっていったのです。
今日は母の日
フローラ大陸中の家庭から
太郎の作った
「お母さんの詩」
が
聞こえてきます
おわり
『お母さんの詩』
産んでくれてありがとう
育ててくれてありがとう
支えてくれてありがとう
愛してくれてありがとう
健康な体をくれてありがとう
自由をくれてありがとう
意思を尊重してくれてありがとう
見守ってくれてありがとう
感謝を教えてくれてありがとう
優しい子守唄をありがとう
美味しいご飯をありがとう
暖かい寝床をありがとう
間違いを正す厳しさをありがとう
空の美しさ
春の緑の真摯な強さ
冬の厳しさに耐えてほころぶ花のひたむきさ
人を愛する強さも
みんなみんなあなたが教えてくれました
この世界に生きる素晴らしさを与えてくれたのは あなたです
今…私よりもこんなに小さい
あなたの手が
宇宙ごと私を包み込んでいるみたいに
大きく温かく美しく輝いています
お母さん
いつもありがとう
日和見 太郎 作
月曜日
心強い あなたの味方
火曜日
たくさんのお母さんの存在
水曜日
成功するための学習戦略
再生回数2000回突破！
本当に皆さまのお陰様です
You Tubeに初投稿したら
アッというまに 2000回再生された動画です
自分の氣持ちを相手に引きずられない方法！
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