知らないでは済まされない「足利市まちなか賑わいプラン(案)」 | あしかが@まちなか 浜田陽一のブログ

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新しい事業を心に秘めつつ
商店街の中での日々の活動を思いのままに書きます。

足利市まちなか賑わいプラン(案)という

まちなかに賑わいを創出することを目的として中心市街地の

グランドデザインを作成したという事ですが。

 

足利学校、鑁阿寺、織姫神社を核とした回遊性を重視し、

旧商店街地域の減衰を憂うような表現をされていると感じます。

 

●足利市まちなか賑わいプラン(案)

 

観光の活性化、商店街の活性化、都市基盤の整備、人口減少大作、空き家対策、

まちづくりの連携と協力などの耳障りの良い言葉で明るい未来が待っているような印象を受けますが、

具体的なビジョンの提示は無く、

今秋から始まり今後10年近く継続される足利市最大の事業「中橋の架け替え」

について発生する課題にもほぼ触れていません。

 

今回のプランについてパブリックコメント受付が

3月22日(金)締め切りとなっておりますが、ほとんどの市民は知らない状態というのも問題です。

(さらに受付FAX番号が間違っていたというお粗末ぶり)

 

<追記:不手際が発生したため3月25日に延期になりました)

 

とりあえず言いたいことはいっぱいあったのですが個人的にコメントを送りました。
(返事は無いのでブログに投稿して記録とします)

 

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令和6年3月25日

浜田陽一(ハマダヨウイチ)65歳

※納税義務を有し、パブリックコメントに関わる事案に利害関係を有する

 

【意見】

足利市のまちなかは長期間にわたる歴史の中で観光、文化、商業、生活において

最重要な地位に位置するものである。その地域の課題や問題点である人口減少、

高齢化、空き店舗の増加および地域活力の低下が叫ばれている事は以前よりも

周知の事実である。

 

その中で断行される中橋の架け替えについては最も懸念すべき行政の事業である。

 

本来であれば歩行者や車などの迂回用の仮橋を設営してからの通行止め工事を

行うべきところを、通行止めを10年近く

(中橋および跨線橋の工事も含めると仮定する)行うことは

著しく地域の生活と経済活動を停滞させるものである。

 

工事期間である空白の10年間の停滞を課題として受け止めず、

その後の賑わい創出を謳う事は本末転倒のプランであると言わざるを得ない。

 

10年間の停滞の期間にさらに加速される人口減少、店舗の減少、商店街組織の

存続の危機など当然発生するものであり「まちの魅力」として取り上げられている

小売業、飲食業の集積地域など考えられないと当然思うべきである。

 

歴史文化にまつわる観光名所が集積すると謳いながら、その観光地としての

魅力創出をアプールしてこなかった行政の企画力の無さは反省すべき点である。

 

それを今更のように今後の賑わい創出が訪れるような

耳障りの良い文言で飾るべきではなく、考えるべきは現実的に実現可能な

これからの大きな地域の魅力創出のビジョンである。

 

さらにエリアとして取り上げられている地域は、足利学校・鑁阿寺・織姫神社

という北仲通り中心のエリアを核として捉えられており、桐生岩舟線沿いの

旧商店街エリアはなおざりの扱いであることが明らかである。

 

地域活性化のキーパーソンが多数存在する地域は旧商店街の住人が多く

今後の活動についても強力な人材であるはずである。

 

すでに工事は断行されており地域住民への周知活動が

満足のゆくものであるとも思えず、近隣地域のみならず

足利市全市、他地域から来訪する人も含めて多くの人が中橋の通行止めに

想像以上の負荷を受けることに対してハッキリと周知活動を行う事を望むものである。

 

要望

●中橋通行止めの正確な日時の告知

 

●仮橋の設営の正確な日時(期間)と設営場所の告知

 

●仮橋の管理問題

 (夜間も使用できるか、照明はあるか、警備人は常駐するか、

 増水時はどうするのか、強風の場合はどうなるか、

 台風の冠水時はどうするか、転落の場合の補償はあるか)


●中橋通行止めのシミュレーションは行わないのか

 

●経済活動停滞に対する補償はあるか

 

●移転の際の保証はあるのか

 

●来年度以降の近隣地域の固定資産税の減免は行うのか

 

●高齢者に向けてのタクシーチケットの配布は行うのか

 

●観光事業推進の今後の対策はあるのか

 

●令和7年2月開催予定の「山姥切国広」展示の際の対策は行っているのか

 

以上