本日、9月25日の朝日新聞のデジタル版にて新しい市庁舎と市民会館の複合施設について、基本計画の素案を公表した。とありました。
建設費は298億円 栃木・足利市が新庁舎と市民会館の基本計画素案(朝日新聞) - Yahoo!ニュース 栃木県足利市は競馬場跡地(同市五十部町)に建設する新しい市庁舎と市民会館の複合施設について、基本計画の素案を公表した。施設全体の延べ床面積は約2万7千平方メートルで建設費は概算で約298億円。20news.yahoo.co.jp

足利市の現庁舎は、震度6強の地震で倒壊・崩壊の危険性が高いと診断されており、安全対策は急務です。
そのうえで、素案には次の懸念があると思います。
- 防災拠点を浸水想定区域に置くこと。
競馬場跡地は、想定最大規模の降雨で浸水深3~5m未満、一部は5~10m未満とされています。素案は盛土を予定しますが、その範囲と時期は未定です。
建物を守れても、周辺道路が冠水すれば職員の参集や物資の搬入に支障が出ます。建物だけでなく、アクセス路を含む災害時の機能継続を示す必要があります。陸の孤島になれば防災拠点の意味がなくなります。
- 298億円が最終的な市負担を示していないこと。
素案の約298億円は、近年の類似施設の単価を参照した「概算建設費」です。(市役所が1㎡あたり100万円、市民会館が1㎡あたり140万)財源ごとの負担、借入金の返済、管理運営費、大規模修繕費を通算した数字は、この素案では示されていません。盛土や道路対策などの費用がどの範囲まで含まれるかも、内訳を示すべきです。
どうせわからないだろうとおきらめているのか、なんとかなるという楽観的な試案なのでしょうか。
- 施設規模の妥当性を、利用見込みと結び付けて検証する必要があること。
延床面積は約2万7,000㎡。大ホールは旧市民会館と同程度の約1,452席、小ホールは約300席を想定します。大ホールの年間利用日数、客席の使用率、収支見込みを示し、規模を縮めた案との費用・サービス比較が必要です。
どうせならエリア内最大規模のホールを設置することが最大限の経済効果を発揮できるのではないでしょうか?
- 交通と駐車場の前提が楽観的になり得ること。
敷地は東武足利市駅・JR足利駅から約2.8kmです。駐車場約600台は、市民会館と庁舎の利用ピークが重ならないという想定に基づきます。平日の日中の催し、病院利用、余剰地の民間施設が重なった場合の交通量と駐車需要を検証すべきです。接続道路の混雑対策も検証すべきでしょう。
- 「複合化で節約」の効果が運用次第であること。
市は単独整備の約2万9,300㎡から、部屋などの共用で約2,300㎡を減らせると試算しています。一方、楽屋や練習室を庁舎の会議室として使う際の予約・貸出・警備のルールは未決定です。利用が重なれば、面積削減分を十分に生かせない可能性があるのではないかと懸念します。詭弁論のような気さえします。
最も重要な点は、浸水時にも使える防災拠点になるか、そして298億円を超える長期の市負担が可能かです。市には、浸水時の道路・庁舎の機能継続計画と、財源・維持管理・修繕を含む総費用を、規模や立地の代替案と並べて示すよう求めるのが有効です。
そもそも、市役所と市民会館の複合施設の移転、新設は決まった事のような表現。
では先日のパブリックコメントは何のためのものなのか?
詳細な素案があったのならパブコメの前に積極的に出すべきじゃないのでしょうか。
何を言っても意見が通らないなら我々市民はただ傍観するだけの存在なのですか?
という疑問がふつふつ、、、
無力感に襲われます。
いろんな意見が無視されて計画通り寸分たがわず進むなら我々市民の存在理由は何でしょうね。
それより行政は足利市をどういう街にしたいと思っているのか、
その前に我々は足利市をどういう街にしたいと考えているのか、、、
こういった意見交換と想像力を醸成させる場が絶対的に不足です。
























