天邪鬼が巻き寿司を作ったら | ~ゆるり~Precious Life with Venus

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カメラ片手に歩く愉しみを覚えてから、
いつもどこかで写真を撮っています
愛しきもの、美しきもの、心和ませてくれるものを探し求めて

 
 
節分に恵方巻きを食べ始めたのはいつからなのか?
3歳から大阪府内に住んでいた私だが、私の地域にはそんな風習はなかったように
記憶している。だが、この風習は関西から広まったらしい。
大阪府南部出身の友人が子どもの頃には、すでに恵方巻きを丸々一本、その年の恵方を向いて無言で食べるというのをやっていたそうなので、私の地域が例外なのかもしれないが、
兵庫県出身の夫も、恵方巻きを節分に食べた記憶はないとのこと。要するに、夫の実家も私の実家も、恵方巻きを節分に食べるという風習がなかったので、我が家でも、節分=恵方巻きという図式は全くなかった。しかも、私は天邪鬼ときている。だから、世間でそんなのが流行っていると、よけいに世間と同じことをしたくなくて、
「こんな寒いのに冷たい巻き寿司なんか食べたくないから、節分はシチューであったまろう」なんて毎年言っていた。
しかし、実は巻き寿司を自分で作ったのは今までたったの数回で、しかもうまくできた試しがないので、作りたくなかったのかもしれない。
それが、今年はNHKの『ためしてガッテン』で太巻き寿司の巻き方を特集してくれたので、突然、恵方巻きを作るスイッチが入り、節分に思い切って作ってみた。
 
一本目は具が偏って中心にいかず、失敗。
二本目も具がはみ出て、失敗。
待てよ、ロールケーキはわりとうまく巻けるのに、なぜ太巻きは失敗するのだ?
クリームは1種類だけど、太巻きは何種類も具を入れるからか。
自分の不器用さが嫌になり、諦めかけたが、
試行錯誤の末、ようやく具を中心に持っていくコツがわかり、なんとか形になった。
何年主婦をやっているのか、自分にも呆れる。
そういえば、ブロ友さんのご主人様が、何年か前にとても美しい恵方巻きを作って、
お写真をアップされていた。誠に恥ずかしい限りだ。
 
 
 
 
 
この恵方巻き、失敗が続いたので、
一本目と二本目には入っていた穴子がもはや入っていない。
 
 
 
 
 
まだまだ改善の余地があるが、失敗作をたくさん食べ続けたため、もう恵方巻きを見るのも嫌になり、また来年の節分まで作らないような気がする。
いや、来年の節分は、またシチューに戻っているような気さえする。
 
 
今年のブログ変化その3はショート・エッセイを書くことです。
日々のこと、昔の話、自分という人間のこと、少しずつ綴っていきたいです。
ですが、恥ずかしいので、新着には載らないようにこっそり過去記事に紛れて、アップします(笑)。