■2009年1月25日付
ttp://www.daily.co.jp/baseball/2009/01/25/0001670939.shtml
揺れる魔球で打者をいたぶる!?日本ハムの武田勝投手(30)が24日、千葉・鎌ケ谷の室内練習場で自主トレを行い、今季からナックルを導入するプランを明かした。「直球が130キロしか出ないんで、90キロぐらいの球を投げられれば」と魔球習得で2けた勝利を目指す。
すでに社会人時代から遊びでナックルを投げていたが、その変化は予想以上だった。次第に「キャッチボール相手が捕り損なって、つま先とかにボールを当てて痛がるのが見たくて」と、自らを「ドS」と語る武田勝はいつからかその光景に快感を覚えるようになったという。
今後は実戦に向け「ブルペンでもどんどん投げますよ」と精度を高めるつもり。通算防御率2点台を誇る技巧派左腕が“ドSナックル”で飛躍を狙う。
■2009年4月17日付け
ttp://www.nikkansports.com/baseball/news/p-bb-tp0-20090417-483825.html
日本ハム武田勝投手(30)が“開幕戦”でプロ初の完投勝利を挙げた。オリックスを相手に9回106球を投げ、6安打無四球1失点に抑えた。マウンド上でのハイタッチに「初めてなので、何をしていいのかわからなかった。(ナインを)待っていればいいのか、自分から(捕手の高橋)信二の方にいけばいいのか…」と戸惑った。オープン戦中の風邪が尾を引き開幕から2軍調整を続け、この日に出場選手登録されたばかりだったが、チームの今季完投勝ち第1号で飾った。
■2009年6月30日 紙面「担当記者Fサイドストーリー 12」
いつも淡々としている性格の武田勝が、珍しい行動を起こしていた。異変は帽子のつばの裏。黒いフェルトペンで、いくつか言葉が書かれていた。気になって聞いてみた。苦笑いしながら、ちょっとだけ見せてくれた。「クイック」、「怠慢プレー禁止」などと、したためられている。
あまり過去に執着しないタイプ、またはそう悟られないタイプだと、思っていた。だから、そんな目に見えるような行動は、私が接してきた中に限れば、これまではなかった。きっかけは6月16日阪神戦。先発して3回4失点で、4敗目を喫した一戦だった。一挙3失点した3回、三塁盗塁を2度も決められた。
(中略)
技巧派の武田勝は過去何度も、同様の他球団の攻略法をしのぎ、更にその上をいってきた。今回は今まで以上に、行動だけ見ても本気に見える。冒頭の話題中に今季、飛ぶ鳥を落とす勢いの菊地が「マサルさん、注意されていても(対策を)やってこなかったからですよ」とジョーク交じりで、クギを刺した。寛容に、笑って聞き流していた先発左腕エースの静かなる発奮に今、興味がある。
■2009年8月2日付け
ttp://www.nikkansports.com/baseball/news/f-bb-tp0-20090802-526447.html
日本ハム武田勝投手(31)が7回途中まで1失点の力投で5勝目を挙げた。1回無死二塁のピンチを3者連続三振でしのぐと、7回にソロ本塁打を許しただけの1失点でソフトバンク打線を封じ込んだ。約1カ月ぶりの白星のウイニングボールを大事そうに抱えたが、届ける先は愛妻ではなく、愛猫だそう。手でじゃれるマネをしながら「猫にあげます。2分くらいで(遊ぶのに)飽きてしまうんですけれどね」と会心の笑顔だった。
■2009年12月15日付け
ttp://www.nikkansports.com/baseball/news/p-bb-tp0-20091215-576106.html
日本ハム武田勝投手(31)が「猫セラピー」で英気を養う。14日、札幌市内のホテルで建山、紺田とともにファン対象のイベントに出席。「自主トレ以外は猫と遊んでいます」と、愛猫みーたろうとの触れ合いが、モチベーションアップにつながっていることを明かした。オフは一緒にいる時間も多く「(写真を)何枚もとっているので、(ブログで)どんどんアップしていきます」と声を弾ませた。年内はみーたろうとリフレッシュし、来季へ向ける。