●北ア穂高の稜線漫歩じゃ!(その3) | かものはしの中途半端な日々

かものはしの中途半端な日々

山登りと四駆とバイク、人生後半、あいかわらず中途半端にすごしている日々の記録です。

「おお、ヤニーナ!
お前の『髪飾り』、これから南稜テラスへ探しに行っててくるよ!

もしも、そこで見つからなかったら、奥壁バンドかもしれない…」

「気を付けてね、 パパ!」

「お前も来るかい? ヤニーナ?」

「だから、いかね~って!!」


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というわけで、すっかり日が昇った5時30分、正面にそびえる北穂へ向けて出発じゃ!

頂上まで、予定時間は3時間!


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で、10分ほどで涸沢小屋のテラスへ到着、
歩いたらウンコしたくなったので、トイレ行きましょう!


すでに、ロスタイムが始まっていますが、あまり気にしないようにしましょう…


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その後、ゼエゼエ言いながら登ること、1時間くらいでしょうか?

振り返れば、眼下には昨夜泊まった涸沢ヒュッテ
正面には、北ア屈指の稜線美と名高い前穂北尾根です。


(もちろん、ここもわたしが独りで歩けるようなとこではありません…)


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ほんでもって、森林限界を超えるあたりからは、
北穂南陵です。


(すまん、ヤニーナ! すっかり忘れてたけど、南陵テラスは素通りしてしまったよ…)


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今回、最初に合ったライチョウ君は、人間をちっとも恐れません!



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なぜか、昨日飲みすぎた割には順調に歩が進み、無事、登頂です。


(あいかわらず、頂上へ来ると調子に乗ってます…)


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さて、一休みした後は、涸沢岳へ向けての稜線、
日本で3番目くらい?に長い鎖場といわれてる奥壁バンドの通過です。
ペンキ印を外さないように
気を付けて辿れば、それほど問題ないのですが…
 
酔っぱらってたりすると、きっと死にます!(てか、そんなやつは、さすがにいません…)



この先は、岩場の登りが、これでもかというくらい延々と続きますよ…

 
これはこれで、とっても楽しいのですが、下りじゃなくてよかったとしみじみ思いました!
(下見ると、涙目になりそうで…)



はて、そういえば髪飾りは、どうしたんだっけ?


(つづく)