PlateCrack迷走の軌跡 -66ページ目

地球全体の地震活動

ご存知のように、地球全体で地震の活動が活発になっています。
これを下図のように視覚的に捕らえるいいフリーソフトウェアがあります。
下図はここ1週間で発生した地震の表示例です。ソフトウェアは3次元表示です。

$東北地方太平洋沖地震のメカニズム-Earthquake 3D

ダウンロードはRichard Wolton氏のホームページにて。

今年の4月頃は京都大学大学院理学研究科附属地磁気世界資料解析センターの地磁気速報値 (リアルタイム値)が表示されなかったのですが、いつのまにか見られるようになっています。
これによると、近いうちにアイスランドとロシア北部で何か動きがありそうに思われます。

厚木の大気イオン濃度、女満別の地磁気、女満別と鹿屋の地電流に異常

厚木の大気イオン濃度、女満別の地磁気、女満別と鹿屋の地電流の値に異常が出ています。
特に厚木の大気イオン濃度と女満別の地磁気は特に大きな異常が見られます。

東北地方太平洋沖地震のメカニズム-厚木イオン0623
出所:NPO法人大気イオン地震予知研究会

東北地方太平洋沖地震のメカニズム-女満別磁気0623
出所:気象庁地磁気研究所

地磁気の他に女満別と鹿屋の地電流の値にも異常が見られますが、これらは21日に発生したCME(コロナ質量放出)の影響かも知れません。

地磁気のデータ

予想注意日を過ぎましたが、地磁気のデータでは20日から地震が起きやすい状態が続いていると思います。


東北地方太平洋沖地震発生時の気象庁地磁気観測所、柿岡における観測データを見てみます。
(地磁気の変化はK指数AE指数を目安にすることもできます)

まずは前兆が捕らえられている2月28日から3月12日のデータです。時間はUTC(協定世界時)ですので日本標準時より9時間遅れています。

H、Z、D、Fの意味は以下のとおりです。

H: 水平分力(水平面内の分力)
Z: 鉛直分力(鉛直方向の分力)
D: 偏 角 (北からの方位角  東向きが+)
F: 全 磁 力(地磁気の強さ)

$東北地方太平洋沖地震のメカニズム-柿岡0208-0312

このグラフを見ると、3月1日に大きな地磁気変化が出ています。これが前兆と言えます。このような変化は大きな太陽フレアが出た翌々日にも見られますが、この時は太陽フレアとは関係の無い地盤の変化による前兆だと思います。

その後、2日から4日にかけてグラフに乱れがありますが5日から9日にかけては安定した状態となります。そして10日に再度乱れが生じ、6日の6時(日本時間15時)前に発震しています。

以下、3月9日から11日のデータです。
$東北地方太平洋沖地震のメカニズム-柿岡0309

$東北地方太平洋沖地震のメカニズム-柿岡0310

$東北地方太平洋沖地震のメカニズム-柿岡0311

これを見ると3月9日のグラフに比べ10日のグラフにスムーズさ(細かい上下)がないことがわかります。
3月1日に地磁気に乱れが生じ、電離層に影響を与え宇宙線がマントルに注ぎ込まれ流動性が徐々に増し(3月2日から4日)、流動化した(3月5日から9日)マントルが冷却され動きが悪くなってきたことが原因ではないかと思います。冷却により溶態化したマントルが凝固する際に体積変化が起こり、これがプレートに割れを生じさせるきっかけになるのではないかと考えています。これはあくまで仮説です。

次に6月4日から22日のデータです。
$東北地方太平洋沖地震のメカニズム-柿岡0604-0623

5月25日に地磁気に乱れが生じ、6月2日に発生したコロナ質量放出(CME)の影響により4日に地磁気の乱れが見られます。通常であればこの後7日から10日後に再度磁場に小刻みの乱れが生じ、発震しやすい時期となるのと思われるのですが、今回は20日に小刻みの乱れが生じています。これは6月7日に発生したコロナ質量放出(CME)の影響を受けているのかも知れません。

東北地方太平洋沖地震のメカニズム-柿岡0619

東北地方太平洋沖地震のメカニズム-柿岡0620

東北地方太平洋沖地震のメカニズム-柿岡0621

東北地方太平洋沖地震のメカニズム-柿岡0622

今現在、マントルの状態としては発震しやすい時期ではあるのですが、実際に発震するかどうかは、プレートにかかっている力、潮汐、気圧等の要因がありますので、断言することはできません。

$東北地方太平洋沖地震のメカニズム-潮汐0622

6月22日の潮汐、気圧(約1000hPa)は発震しやすいとは言えません。