「タンジェリン」
★★★★☆
【公開】2015年
【製作国】アメリカ
【上映時間】88分
【監督】ショーン・ベイカー
【原題】tangerine
全編iPhone5sで撮影されたという映画!
iPhoneあれば映画が撮れる時代ですよ。
観た時はiPhoneで撮影してるとは知らずに観てたんでけど、全く違和感なかったですね。まさか、iPhoneで撮影してるとは言われなかったらわからなかったと思います。
そして、この映画普通に面白い!
ストーリーは凄く単純で、ゲイの娼婦が彼氏の浮気相手を探して、彼氏に問い詰める。ただそれだけ。
刑務所から出てきたばかりのシンディは親友のアレクサンドラから自分の彼氏のチェスターが浮気してたと聞かされる。しかも女と!!
怒ったシンディはチェスターの浮気相手を探すため町中歩き回る。
相手を見つけたシンディだったが、今夜はアレクサンドラのライブがあることをすっかり忘れていた。
シンディは、浮気相手の女を連れて会場であるバーに向かう。
アレクサンドラのライブになんとか間に合ったシンディたちは、ついに浮気をした張本人であるチェスターに会い問い詰めるが。。。
みたいな内容。
最初の30分観て
「この映画こんな内容で1時間半ももつのか!?」
ってマジで思いましたが、ちゃんと最後まで面白かったです。
ゲイの娼婦2人組と、ゲイ好きのタクシードライバーの視点があって最終的には1つになるんですけど、タクシードライバーの視点もなかなか面白かったです。
主演の2人はどちらも演技経験のない素人を起用しているそうなんですけど、かなりかっこいい演技を見せてくれています。
日本でもそうだけど、ゲイの方って凄く器用ですよね。なんでも出来ちゃう感じがする。
性的マイノリティーである人々を可笑しくも、切ない視点で描いたなかなかな良作でした。
音楽もかっこよかったし、映画全編にわたってセンスの良さを感じた作品です。
気になった方はぜひご覧ください!
予告編
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