映画「ボビー・フィッシャーを探して」 | 渋谷宙希のブログ

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「ボビー・フィッシャーを探して」
★★★★☆

【公開】1993年
【製作国】アメリカ
【上映時間】110分
【監督】スティーヴン・ザイリアン
【原題】Searching for Bobby Fischer




実在の天才チェスプレイヤーであるジョシュ・ウェイツキンの少年時代を描いた映画です。


天才の話って結構好きなんです。


この映画はジョシュの父親が息子との生活を綴った本が原作になっているようで、かなり親の目線で描かれているのが印象的でした。


正直そんなに期待してなかったんですけど、この映画はかなり良かったですね。






アメリカ人で初めてチェスの世界チャンピオンになったボビー・フィッシャーは伝説的な天才チェスプレイヤーだったが、ある日行方不明となる。


しかし、人々は彼の存在を忘れる事はなく、いつか戻ってくると信じていた。


7歳のジョシュは野球好きの普通の少年だったが、公園で行われている賭けチェスを見て、チェスに興味を抱くようになる。



息子にチェスの才能があると気付いた母親は、その事をジョシュの父親に伝え、父親はジョシュとチェスで対戦してみることにした。


しかし、ジョシュはわざと負けるようにゲームをすすめる。


ジョシュは、父親を負かしたくないという気持ちからわざと負けていた。


その事に気付いた父は本気を出していいぞ、と促しついにジョシュの才能を垣間見る。


ジョシュがチェスの天才だと確信した父はかつてチェスの名人として名を馳せたブルースにコーチを頼む。


ブルースはジョシュにかつてのボビー・フィッシャーを感じコーチを引き受ける。


ブルースの元でコーチを受けたジョシュはチェスの大会で連戦先勝を重ねる。


しかし、次第にジョシュは常勝のプレッシャーや、対戦相手を負かすことに耐えられなくなり、チェスから離れていってしまう・・・・・・・






といった内容です。


まず、この映画の見どころはなんと言っても主人公であるジョシュのかわいらしさ!



男の子でも、女の子でもかわいいは正義ですな。


実際のジョシュがどんな感じの子だったのかは知らないんですけど、この映画の中で描かれているジョシュは凄く心の優しい子で、優しさゆえに勝負に徹底することができないんです。


でも、才能はズバ抜けているので、めちゃくちゃ強い!


その設定が凄くいいな、と思いました。


そして、何と言ってもジョシュの両親の息子に対する目線がいい。



特に母親の視点は凄く愛情があって、なによりも息子の幸せを最優先に考えている感じが凄く良かったです。


父親は、ジョシュがチェスの大会で連勝しだすと、息子が優勝していることに喜びを感じ、どんどん有名になってもらいたいって願うようになり、それがジョシュのプレッシャーにもなっていくんです。


しかし、そのことに気付いた父親はちゃんとジョシュにチェス漬けの日々から普通の少年がするような遊びをしたり、コーチから禁止されているストリートのチェスをさせたりして、とにかくジョシュがチェスを楽しめる環境を作ってあげるんですよね。


結局この映画には悪い人は一人も出てこないんです。


ライバルの少年は愛想悪いけど、ただチェスで強くなりたいだけの子で性格が悪いってわけでもないんです。


ちなみに、ライバルの子もかわいいです。





この手の感動的な映画って苦手だったんですけど、最近年のせいか結構グッときます。



自分はチェスは全然できないので、チェスとかできる人が凄く羨ましいです。


めっちゃ頭いいんだろうな、って思いますね。


気になった方は是非ご覧になってみてください。




予告編












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