「六つの心」
★★★★★
【公開】2006年
【製作国】フランス
【上映時間】125分
【監督】アラン・レネ
【原題】PRIVATE FEARS IN PUBLIC PLACES
2006年ヴェネチア国際映画祭で銀獅子賞を受賞した作品。
監督はフランスの巨匠アラン・レネです。
いやー、これはよかったです。
最初から最後までズーっと面白かったです。
映像も凄く良かったし、何より脚本が素晴らしかったです。
パリに住む、孤独な6人の心を描いた物語。
不動産やを営む中年のティエリーは、年の離れた妹と2人で暮らしている。
ある日、信心深い同僚の女性シャルロットから、宗教色の強い音楽番組のビデオを借りる。
宗教にはあまり興味のないティエリーはあまり気は進まなかったが一応番組を見てみることに。
番組はあまり面白くなかったが、番組が終わってから始まった映像には過激な衣装でセクシーなダンスを踊っているシャルロットと思われる女性の姿だった。
そんな、シャルロットはバーテンダーの男性ライオネルの家でライオネルの父親の介護を手伝っていた。
口の悪い父親を相手にしても、聖書を片手に気持ちを静めるシャルロット。
ライオネルが働くバーのに通うのはダン。
ダンは元軍人の無職男。
ダンの恋人のニコールはダンと一緒に住むための新居をティエリーの不動産屋で探していた。
しかし、いつまでたっても仕事をしないダンに愛想を尽かしている。
ティエリーの妹ガエルは出会い系で色々な男と知り合う孤独な女性。
ある日、知り合ったのはダンだった。
2人は意気投合し仲を深めて行くが・・・・・
といった内容です。
6人の登場人物が少しずつ重なって物語が展開していく。
1つの出来事を様々な視点から見れるという点で面白いです。
この手の演出はよくあるのですが、やはりこの映画に関しては脚本が非常によくできているので最初から最後まで飽きることなく面白かったです。
見せ方もとてもよくて、映像的にも登場人物の心理描写に合わせたような映像の作り方をしているのが印象的でした。
場面が変わる時に必ず雪の降るイメージが挿入されるのも面白かったです。
登場人物も全員どこにでもいそうなんだけど、みんなにそれぞれ個性があって、凄く親しみやすい感じでした。
個人的には、なんといってもシャルロットが凄くいいですね。
信心深い女性の隠れた趣味(?)というのが凄くいい。
彼女からしたら、その行為ですら神へのリスペクトなのかもしれないって思わせる感じがとても良かったです。
そんなシャルロットに密かな恋心を抱くティエリーもかわいらしかったですね。
人と人との繋がりのようなものをおもしろく、なんとなく文学的に描いた作品です。
とてもお勧めです。
気になった方は是非ご覧くださいませ。
予告編
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