「アンチヴァイラル」
★★★☆☆
【公開】2012年
【製作国】アメリカ
【上映時間】108分
【監督】ブランドン・クローネンバーグ
【原題】Antiviral
ブランドン・クローネンバーグの長編デビュー作。
ブランドン・クローネンバーグの父は鬼才デヴィッド・クローネンバーグ。
実は、そのことを知らずにこの映画観たんですが、観終わってからデヴィッド・クローネンバーグの息子の監督作品だって知って妙に納得してしまいました。
お父さんの変態的なセンスが息子にも受け継がれてるんだな。
って。
しかし、お父さんの映画と違って、割とちゃんとした構成の映画で、ラストもオチがあり、意味もちゃんとわかる内容だったので、お父さんの映画の反省点を生かしているのかな?とも思いましたね。
その世界では、人気のセレブに感染した病気と同じ病気に感染したいというマニアが続出していた。
人気のセレブのウィルスは高値で売買され、専属の企業も何社もある。
そんなセレブのウィルスを取り扱う会社で注射技師として働くシドは、価値の高いウィルスを自らの体内に注射し、闇市に流していた。
ある日、自身も憧れる究極の美女ハンナが謎の病気を発症。
そのウィルスを採取するためハンナの元へ向かうシド。
血液を採取したシドはその血液を自らの体内に注射してしまう。
それから、シドの体は異常な幻覚に悩まされ、さらに謎の組織からその身を狙われることになる・・・・・
といった内容です。
まずこの世界観の謎過ぎる設定ですよ。
セレブと同じ病気になりたい
って!
さらに、この世界では商用の肉にセレブの遺伝子を注入しちゃって、もう食べちゃいたいって感じになってます。
うーん、変態ですね。
このヘンテコな世界観はお父さんと共通する部分もあるような気がしました。
まぁ、現実の世界でもセレブと同じ服着たい、とか同じメイクをしたい、とかあるのでその延長線上なんでしょうかね。
独特の映像世界もこの映画の特徴でした。
ほとんどの背景が白くて、主人公の着ている洋服も基本は白シャツに黒いパンツとネクタイといったスタイルです。
そんな、モノトーンの世界に大量の血が飛び散ることで、赤い色が凄く鮮烈な印象を与えます。
スタイリッシュでかっこいい映像感覚でした。
さらに、ウィルスの解析をするマシンがあるんですけど、それが本当にヘンテコ!
人間の顔みたいなのがディスプレイに表示されてそれを操作するんです。
この顔が、クリス・カニンガムが撮ったエイフェクスツインのMVに登場するような顔で、人間が不快に思う造形なんですよね~。
この辺の世界観の作り方が流石だなって思いました。
主演のケイレブ・ランドリー・ジョーンズの病的な感じがまた物語に凄くマッチしていてかっこいいんですよね。
ラストもちゃんとしたオチがついていて、しかもやっぱり変態的でなかなか良かったと思います。
気になった方は観てみてください。
予告編
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